更新日:2020/11/14
一人暮らしへの仕送りにおすすめな食べ物は?食品以外だと何が良い?
子供が大学に進学し一人暮らしをしている、子供が留学しているから食べ物でも仕送りをしたいと考えるのが親の性ではないでしょうか。この記事では、一人暮らしをしている人に仕送りするのにおすすめな食べもの、食べ物以外のものについても解説します。ぜひ最後までご覧ください。
目次を使って気になるところから読みましょう!
一人暮らしに仕送りするのにおすすめな食べ物は?
進学や就職などの関係で離れて暮らしている息子さんや娘さんに、定期的に食料品などを仕送りしている親御さんは多いのではないでしょうか。
一人暮らしをしていると、忙しさにまかせて食生活が乱れてしまうことが多々あります。手間を惜しんでコンビニ弁当や外食がメインになってしまうと、栄養が偏る上に、出費もかさんでしまいます。
そんな時の親からの仕送りは、本当にありがたく感じるものです。
とはいえ、食べ物なら何を送っても喜ばれるかというと、そうではありません。特に野菜や果物などは、あまりたくさん送ってしまうと食べきることができず、無駄になってしまいます。
そこで今回は、離れて暮らす子供への仕送りについて、以下のポイントを中心に解説します。
- 仕送りして喜ばれる食べ物
- 食べ物以外の喜ばれる物
- おすすめの仕送り方法(配送手段の紹介)
一人暮らしへの仕送りにおすすめなのは懐かしくて嬉しいもの
一人暮らしを始めた直後は、慣れない生活でとかくバタバタしがちになります。しかしある程度慣れて落ち着きはじめると、不意に寂しさを感じ、実家や故郷を懐かしく思ってしまうタイミングが訪れるものです。
そんなとき、故郷や実家を思い出すような食べ物が送られてくると、助かるのと同時に、とても嬉しく感じます。
まずは、そんな懐かしくて嬉しい食べ物の仕送りから紹介していきます。
実家で子供がよく食べていたもの
実家に暮らしていた頃によく食べていたお菓子や果物が不意に送られてくると、本当に嬉しいものです。「おふくろの味」を再現できるような、普段遣いしていた「しょうゆ」や「みそ」などの調味料を送るのもおすすめです。
とはいえ、物によっては送る量や頻度を考える必要があります。お菓子や果物ばかりが大量に送られてきても、困ってしまうでしょう。
おすすめは、最初はダンボールの隙間に少量を忍ばせる程度で様子を見る方法です。その後、実際に子供の意見を聞いて必要な量を確認すれば、送りすぎを防ぐことができます。
実家を思い出させてくれる地域の名産物
地元や実家を代表するような特産品などがある場合は、ときどき仕送りに含めてみるのもおすすめです。特に地元でしか手に入らないような、子供にとって希少性の高いものは非常に喜ばれます。
こちらもはじめは少量だけ送って感想を聞き、好評であれば量や頻度を増やすと良いでしょう。
ここで注意しなければならないのは、果物や野菜のような生鮮食品です。
近所付き合いがあれば余った分を配ることもできますが、都会での一人暮らしでは近所との関係が希薄になりがちです。会社の寮などで暮らしているならまだしも、そうでないなら基本は自分だけで食べることになります。
1人で無理なく食べ切れる量を目安にして、若干少なめを送るくらいが良いでしょう。
一人暮らしへの仕送りには実用的な食べ物も
日持ちして保管ができるもの
忙しいときは、そもそも食事に時間をかけることができません。そのため仕送りで新鮮な食材を送ってもらっても、調理する暇がなく腐らせてしまうことが多々あります。
子供の忙しさを確認した上で送ることができればいいのですが、なかなかそうもいかないでしょう。そのため食料品を選ぶ基準は、日持ちがきくかどうかという点を基本にすると間違いがありません。
以下、代表的な2例を紹介します。
例①:お米
一人暮らしの間で「もっとも助かる」と人気なのが、お米です。お米は主食である上に保存がきくので、いくらあっても困りません。とはいえ、自分で買おうにも重さがあり、非常に手間がかかります。
そんなお米が実家から送られてきたら、子供はとても喜ぶでしょう。特に無洗米は研ぐ手間が省けますので、本当に助かります。
ただし、保存がきくといっても限度はあります。保管場所に困ってしまう可能性もありますので、送りすぎには十分注意してください。
例②:乾麺
乾麺も保存がきき、便利なので喜ばれます。パスタやそばなど、乾麺といってもさまざまですが、基本的には子供の好みに合わせるのが良いでしょう。
とはいえ、袋ラーメンについてはわざわざ送る必要がないかもしれません。地元でしか手に入らない希少性の高いラーメンなら別ですが、どこでも買える一般的なものであれば、送るまでもなく常備されている可能性が高いからです。
忙しいときにすぐ作れる調理が簡単なもの
保存がきくというのも大事ですが、食べたいときにさっと食べられる気軽さも、一人暮らしにとっては見逃せない要素です。
1日中忙しく夜中にようやく帰宅したような場合には、くたくたで何も作る気が起きません。そんなときに、レンジでチンするだけで用意できるような、手軽な食べ物があると非常に助かります。
例①:レトルト食品
レトルト食品は、忙しいときにさっと食べることができる便利な食品の代表的な存在です。おなじみのレトルトご飯だけでなく、100円前後で買えるカレーやパスタソースも充実していて、家計が苦しいときにも大活躍です。
もし仕送りするのなら少しだけ高くて買いにくいような、200円や300円以上のレトルト食品が喜ばれるでしょう。
例②:冷凍食品
こちらも調理不要の、代表的な食べ物です。
湯せんする、フライパンで軽く温めるなどの一手間が必要になるものもありますが、普通に料理するよりは圧倒的に手軽な上、保存もきくので非常に便利です。
こちらもレトルト食品と同様、仕送りするなら少しだけ高めのもの(300~500円)が喜ばれます。ハンバーグなどの手料理を冷凍して送るのもおすすめです。
例③:その他、フリーズドライ食品など
ほかにはフリーズドライ食品や缶詰などが定番ですが、ゼリー系飲料、野菜ジュースも朝食代わりになる上、意外と保存がきくので(10ヶ月など)おすすめです。また手軽に食べられるシリアルなども、忙しい朝にうってつけの食事になります。
一人暮らしへの仕送りで食べ物以外におすすめなものは?
ここまで食べ物に注目して紹介してきましたが、食べ物以外に送るとしたら、どういったものが喜ばれるのでしょう?
ここからは仕送りすると喜ばれる、食べ物以外の品物を紹介します。
日常的に使う洗剤や柔軟剤
毎日使う洗濯用洗剤やハンドソープなどは、定期的に送ってもらえると非常に助かります。
また食器洗い用洗剤やスポンジ、置くだけのトイレ用洗剤といった掃除用品もおすすめです。あると便利だけど自分では買わないような道具も喜ばれます。
ただし柔軟剤の香りなど、本人の好みがあるものに関しては、何を送ったら良いかあらかじめ確認しておくか、あえて送らないようにするのが無難です。
ほかには、除菌シートやウェットティッシュ、ラップやアルミホイルなど、その子供の生活スタイルで利用頻度が高くなるであろう日用品を送ると喜ばれるでしょう。
風邪を引いた際にも安心な家庭で使っていた薬
一人暮らしでもっとも困る出来事の1つが、風邪などの病気です。
あらかじめ常備薬を用意しておいて備えておきたいところですが、市販の薬は値段が高く、積極的に用意しにくいこともあります。
そんなときに実家にいた頃から使い慣れた、風邪薬などの常備薬を送られてくると、親も子供も安心できます。発熱時に使う冷却シートやマスクを添えるのも良いでしょう。
また若干趣旨からは外れるのですが、気持ちを伝える手紙などもおすすめです。
大学生への仕送りにおすすめな方法を紹介
実際に品物を仕送りする方法は、さまざまなものがあります。初めて仕送りする場合には、どんな方法で送ればいいのか迷ってしまうかもしれません。
まずはもっとも代表的な、ゆうパックや宅配便を利用する方法から試してみると良いでしょう。
ゆうパックや宅配便は、荷物のサイズによって料金が変わってきます。スーパーなどでもらえるダンボールを利用する際には、必要以上に大きさのものを選ばないように注意してください。
以下は、日本郵便の「ゆうパック」での大きさの基準です。
- 60サイズ:60cm以下(荷物の縦・横・高さの合計。以下同様)
- 80サイズ:80cm以下
- 100サイズ:100cm以下
- 120サイズ:120cm以下
- 140サイズ:140cm以下
- 160サイズ:160cm以下
- 170サイズ:170cm以下
参考:日本郵便『運賃・料金計算(ゆうパック)』
常温で送りにくい食べ物が含まれる場合には、必ず冷蔵・冷凍配送ができるサービスを利用してください。冷蔵・冷凍配送はヤマト運輸(クール宅急便)、日本郵便(チルドゆうパック)、佐川急便(飛脚クール便)の3社が取り扱っていますが、配送料が若干高いほか、荷物をあらかじめ冷やしておくなどの準備が必要になります。
また最近では、ネット通販サイトを利用するのもおすすめです。特に1つのダンボールに入る分だけまとめて購入・配送可能な「Amazonパントリー」は、仕送りにうってつけのサービスです。
実際に試しながら、自分に合ったサービスを探してみてください。
仕送りのお金を捻出するためにライフプランを相談する
仕送りを続けるのは、決して容易なことではありません。特に大学生の子供に仕送りをする場合には、学費の負担も重くのしかかってきます。
不足している分だけ収入を増やすことができるならいいのですが、そう簡単にいかないのが現実です。貯金を切り崩して急場をしのげたとしても、その後の生活が成り立たなければ意味がありません。
こういった場合には、根本的に家計のあり方を見直すのがおすすめです。
自力で問題点を見つけ出すのが難しい場合には、無理せずにファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談をしてみましょう。仕送りが終わったあとのライフプランも見据えて見直すことができれば、安定だけでなく安心も得られます。
まとめ:仕送りにおすすめな食べ物と物について
最後に、離れて暮らす子供への食べ物などの仕送りについて、説明したポイントをまとめてみます。
- 食べ物を送る場合には、保存がきいて手間のかからないものが良い
- 子供がよく食べていたもの(子供が買いにくいであろうもの)や、地元の特産品なども良い
- 食べ物以外なら日常的に使う洗剤や、もしもの際の常備薬などがおすすめ
- 家計が苦しいと感じるなら、無理をせずに専門家に相談