ボーナスの貯金の割合ってどのくらい?平均割合と賢い使い方を解説!

ボーナスは何割を貯金し、いくら使っていいのでしょうか?しかし、年代別ライフイベントがあるために、ボーナスをどのくらいの割合で貯金すればよいか一概は言えません。この記事では、ボーナスの平均的な貯金の割合とライフイベントのためにいくら貯金すればよいかを紹介します。

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

ボーナスの何割を貯金に回すのがいい?

ボーナスが入ると嬉しいですよね。こんなときくらいは自分へのご褒美に使いたいと考える人も多いようです。


一方で、しっかり貯蓄をしておかないといけない、でもみんなどのくらい貯金しているのか気になるところでははないでしょうか。


実は、ボーナスの貯金の割合は世代やライフスタイルによって、全く異なります。


そこで、今回の記事では、「ボーナスの貯金の割合」について、

  • ボーナスの貯金割合の平均
  • 理想的なボーナスの使用割合
  • ライフイベントに合わせた年代別貯金額
  • 賢いボーナスの使い方

以上のことを中心に説明いたします。


この記事を読んでいただけたら、ボーナスから貯金に回すべき割合だけでなく、使っていい割合も知ることができます。


また、ボーナスの賢い使い方もわかるので、無駄に使ってしまい、あとになって後悔することもありません。


ぜひ最後までご覧ください。

ボーナスの平均的な貯金の割合は約5割ほど!

他の人の平均的なボーナスの貯金割合を知っておきたいですよね。


消費者庁「平成 30 年 12 月物価モニター調査結果(速報)」によると、冬のボーナスの使い道について、48%の人が「貯蓄」と答えています。


そこで、別のデータをご紹介します。こちらのデータは、ボーナスの何割を貯金したいかという意識調査です。


株式会社ロイヤリティ マーケティング「第31回Ponta消費意識調査2018年10月」によると、ボーナスの半分以上を貯金したい人は、56.8%でした。

ボーナス貯金割合回答者割合
75%以上28.4%
50%~75%未満28.4%
25%~50%未満29.5%
25%未満13.7%

第31回 Ponta消費意識調査 2018年10月


25%以上を貯金する人の割合を含めると、86.3%に上ります。


さらに、30代・40代で独身の場合は、ボーナスの貯蓄の割合が多くなり、7割以上貯金する人も少なくないようです。


ボーナスは貯金に充てるという人が多いことが分かります。

ボーナスの理想的な使い道の割合は?

ボーナスの黄金比率を紹介!

ボーナスの使い道は、以下のような割合が理想的です。


貯蓄:自分へのご褒美:自己投資:金融資産への投資=4:3:2:1


たとえば、ボーナスが40万円だとすると、


貯蓄:40万円×0.4=16万円

自分へのご褒美:40万円×0.3=12万円

自己投資:40万円×0.2=8万円

金融資産への投資:40万円×0.1=4万円


という金額が目安になります。


貯蓄は、定期預金や貯蓄性の高い保険などです。また、いつ大きな出費があるとも限りませんから、そのために残しておくのがいいでしょう。


自分へのご褒美や、自己投資は現在の自分に使うためのお金ということです。


先に、自己投資への費用を検討してください。取りたい資格や勉強、スキルアップのために受ける講座などが該当します。そこで使う分を考え、残った分をご褒美分として、好きなように使いましょう。


趣味と実益をかねているなら、まとめてしまうのいいかもしれません。


金融資産への投資は、株式や投資信託などを指します。これまで投資をしたことがない人は、自己投資の分と合わせて、勉強しながら少しずつやってみましょう。


もちろん、多少の変動は大丈夫です。しかし、少なくとも貯蓄は全体の4~5割を目指し、自分へのご褒美と、自己投資は5割までに抑えてください。


投資は、そのときの状況に応じて、増減させて、余裕があれば貯蓄に回すようにすると、しっかり貯金できます。

目的別に口座を分けるのがおすすめ

全てのお金を同じ口座に入れていると、しっかりとボーナスの黄金比率通りに使うことは難しいです。また、全て同じ口座で管理していると、自分への甘えでつい無駄な出費をしてしまいます。


そこで、貯蓄用、自己投資用、投資用の3種類の口座を作ります、そして、ボーナスが支払われた日に上記で紹介した黄金比率に従って、ボーナスを分配しましょう。


このようにすることで、自分が何にいくら使っているかが明確にわかります。少し手間のかかることですが、貯蓄をするには欠かせないことです。

実際のボーナスの使い道

ここでは実際にボーナスが支給されている人の中で、何にボーナスを使っているのかを紹介していきます。


約9割以上の人がボーナスをもらっている中、どのような使い道が一番多いのでしょうか。

以下で見ていきましょう。

ボーナスの使い道で最も多いのは貯蓄!

ボーナスの使い道で最も多いものは、貯蓄です。ボーナスの使い道として貯蓄をしているという方は、実際の調査で80%程度の方が見られました。

また、その半数ではありますが、自分へのご褒美や、生活費という回答も多いようです。


一方少数意見では、決まっていない方や、ローンやクレジットカードなど負債に当たる部分の返済という回答が見られました。



毎月の給与で貯蓄ができていない人は8割貯蓄

毎月の給与だけでは、日々の家計がギリギリの方はボーナスをもらったら必ず7~8割は貯蓄すつようにしましょう。

そして、同時に家計の見直しを行うことも重要です。


ある程度の貯金がたまったら、ボーナスの金額のうち今自分のために使う割合を増やしていって良いです。

しっかりと有意義なものにお金を使うことだけは忘れてはいけません。

年代別ライフイベントとおすすめの貯金額


平均的なボーナスの貯金割合をご紹介しましたが、実際のボーナスの貯金割合は、年代によって大きく異なります。


考慮するべきことは、年代別のライフイベントです。


実は、ボーナスの貯金割合は、ライフイベントを意識して決めると貯金に成功しやすいのです。  


ライフイベントではまとまったお金が必要になるため、これに合わせて貯金計画を立てることをおすすめします。必要な費用からの逆算でボーナスの貯金割合を決めることが大切なのです。


そこで、次から、年代別の「ライフイベント」と「費用」をご紹介しています。


今回は「30歳で結婚する」と仮定して、おすすめの貯金額をご紹介しますので、あなたのライフプランに合わせて参考にされてください。

20代:結婚資金

20代で貯金しておきたいのは、まず最初に訪れるライフイベント「結婚」の資金です。


結婚式の平均費用は約463万円と言われています。


 30歳で結婚するならば、貯金目標は毎年約50万円。 


また、結婚とは別に、予備資金も必要です。予備資金とは、万が一働けなくなった時用の生活費。半年分から1年間分は常に貯めておくと安心です。


その他、人によっては、車も必要かもしれませんね。


これらを合わせると、30歳までに700~800万円の貯金が目安となります。年間約80万円の貯金を目指しましょう。


これらの資金は、結婚するときに2人で出し合う費用ですから、一人で負担するわけではありません。


まだ20代だと将来設計がイメージしづらいかもしれませんが、将来パートナーと合算すると考えるならば、ひとまず、半分を自分で貯金しておくと良いのではないでしょうか。

30代:教育資金や住宅資金

30歳で結婚すると、その後、子供ができたり、それに伴って家を購入したりするでしょう。最も大きな資金を必要とする年代とも言えます。


30代は、「教育資金」「住宅ローン」を見据えた貯金が必要です。


必要な資金は、

  • 教育資金:約993万円
  • 住宅資金:約3340万円

と言われています。


どちらも、将来的に長い期間必要となる資金のため、年間100万は貯金が欲しいところです。ボーナスから70万円近く貯金できると、日々の家計が楽になるでしょう。


家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成29年)によると、30代の平均貯蓄額は、二人以上世帯で470万円独身で589万円という結果が出ています。

家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成29年)


住宅ローンの頭金を支払った後の世帯は貯金額が減っていますから、この貯金額以上あれば安心ということではありません。


意識的にボーナスを貯金するように心がけたいですね。

40~50代:老後資金

40~50代では、老後資金について考える必要があります。


60歳が定年の場合、老後資金として、独身で一人暮らしの場合3000万円夫婦で5000万円必要だと言われています。


総務省の家計調査報告によると、二人以上世帯の月の平均支出額は27万円。年金などの社会保障給付が月19万円だとすれば、月8万円の不足が出る計算になります。


この不足分8万円を貯金で補うことを意識して貯金すると良いでしょう。


そのためには、年間150万円の貯金ができると余裕が生まれます。


40代ともなるとボーナス額がかなり増えているでしょうから、80~90万円は貯金に充てたいところです。

参考:賢いボーナスの使い方

ボーナスが入ると、なにに使おうかと、ワクワクした気持ちになりますね。


しかし、あれもこれもと使ってしまうとすぐになくなってしまいますから、しっかり考えて使うことが大切です。


そこで次は、ボーナスの賢い使い方について解説します。


将来に備えたり、スキルアップに使ったり、節税したりと、適切な使い方を知れば、「ボーナス、どこに消えたんだろう」ということにはなりません。


ボーナスを計画的に使って、まわりと差をつけましょう!


ボーナスの使い道のランキングについてまとめた記事がありますので、多くの人がボーナスをどう使っているか気になる方はそちらの記事を参考までにご覧ください。

使い方①:ローンなどの繰り上げ返済

自働車やマイホームなどを、ローンで購入している人は多いですね。そんな人は、ボーナスで繰り上げ返済をしてはどうでしょうか。


金利が安いとはいうものの、ローン払いに利子はつきもの。少しでも早めの繰り上げ返済をすることで、利子分を節約すると効果的です。返済期間や返済額を軽減できるのは嬉しいですよね。


インターネットでの繰り上げ返済は手数料が無料のところも多くありますので、毎月支払っている分とは別に、早めの返済を心掛けましょう。

使い方②:資格取得などの自己投資

ボーナスが入ったら、資格取得や勉強のための自己投資に使うのも有効です。


問題集や参考書などの購入費や、難易度の高い資格であれば、思い切って講座を受講するのに充てるのがいいでしょう。


資格取得などは、自分の将来のライフプランを考えるきっかけにもなりますし、会社によっては資格を取ることで手当てが出たり、人事評価に影響するところもあります


また、たとえば英語やマーケティング能力などのスキルは、磨いておくことで、あなたの力を発揮できる場が増えるでしょう。


興味のある勉強会やセミナーに参加して、刺激をもらうのも効果的です。ボーナスが入り、経済的に少し余裕のあるタイミングで、チャレンジしてみてください。

使い方③:ふるさと納税

節約のことを考えて、ふるさと納税をしてみるのはどうでしょう。生まれた場所や、好きな地域の自治体に寄付することで、その地域を応援することができます。


地域の特産品や普段は高くて買えないものが、返礼品としてもらえるのも魅力ですが、税金の控除にも使えるのが大きいですね。


納税した合計金額から2,000円を引いた金額が、税金から控除されます。


控除方法は所得税からの還付と住民税から控除する確定申告か、住民税を減額するワンストップ特例制度のどちらかです。


自営業者は医療控除などを利用する人は確定申告しなくてはいけませんが、ワンストップ特例制度なら、確定申告は必要ありません。


納付先が5自治体しか選べませんが、その都度書類を提出するだけでなので、手軽に始められますよ。

まとめ:ボーナスの貯金割合は自分の状況に応じて決めよう!


ボーナスの貯金の割合について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは、

  • 半数以上がボーナスの50%以上を貯金している
  • 漠然と貯金せず、目標を立てることが大切
  • ボーナスの使い方は、「貯蓄:自己消費:投資=4:4:2」を目指す
  • ボーナスの貯金割合は年代別ライフイベントに合わせて決める

でした。


ボーナスは、いまの自分のために使うのもいいですが、将来の自分のために貯めたり使ったりするのが理想です。


もらえて嬉しい、だけで終わらせるのではなく、計画的に、賢く使うことであなたの生活がより充実したものになっていきます。


もちろん、自由に使いたいという気持ちもあるでしょう。


しかし、目的や目標のためには多少の我慢や努力が必要です。そのため、ボーナスの貯金割合はしっかり守りましょう


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