年収が高い職業ランキング!給料が高いとデメリットもあるため注意!

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給料に納得できず年収が高い職業に憧れていませんか?誰しも給料は高いと嬉しいもの。ですが、高いとデメリットもあるのです。その理由を年収が高い職業ランキングでご紹介します。また、優良企業のランキングなどもまとめましたので、年収が高いとどうなるのかを今すぐ確認です!

▼この記事を読んでほしい人

  • 年収が高い職業を知りたい人
  • 年収が高いとなにが問題になるのかを知りたい人
  • 年収が高い仕事に就くにはどうすればいいのかを知りたい人
  • 年収が高い企業に優良企業はあるのかを知りたい人


▼この記事を読んでわかること

  • 年収が高い職業ランキング
  • 年収が高い職業は低い職業に比べて税金が高い
  • 年収が高い職業は必ずしもブラック企業とは限らない
  • 年収が高い職業でも働きやすいホワイト企業もある
  • 年収の低い職業を知ることができる

内容をまとめると

  • 年収が高い職業は「航空機操縦士」「大学教授」「医師」など。
  • 年収が高い企業1位はM&Aキャピタルパートナーズの22,699,000円。
  • 年収が高いと所得税率が上がる。 年収が高いと給与所得控除が少なくなる。
  • 年収が高いと基礎控除・配偶者控除・住宅ローン控除・児童手当が受けられないケースもある。
  • 年収が1,000万円を超えても日々の生活費や税金で貯金できないケースもある。
  • 年収が高い職業には優良なホワイト企業もある。 

目次を使って気になるところから読みましょう!

年収が高い職業ランキングTOP10!第1位から第3位までは詳しく紹介!


年収が高い職業といえばなにをイメージするのでしょうか。


身近な職業では有名な貿易商社や証券会社、はたまたプロ野球やサッカーのようなスポーツ選手など、思いつくものはいろいろあると思います。


ここでは令和2年賃金構造基本統計調査を基に年収が高い職業ランキングTOP10を表にまとめましたのでご紹介します。


順位職業年収
第1位航空機操縦士16,074,000円
第2位大学教授(高専含む)15,028,000円
第3位医師14,025,400円
第4位公認会計士,税理士
12,921,800円
第5位管理的職業従事者
12,412,700円
第6位大学准教授(高専含む)12,231,500円
第7位小・中学校教員10,489,200円
第8位高等学校教員10,396,700円
第9位法務従事者10,095,700円
第10位その他の経営・金融・保険専門職業従事者 10,072,900円

第1位の航空機操縦士から第3位の大学教授までは次項で詳しくご紹介するのでそれ以外から入ります。


第4位の公認会計士,税理士はどちらも会計を専門としています。会計士は監査の専門で財務諸表(企業の経営成績など)をチェックするのが仕事です。


一方で、税理士は税務の専門で税務調査や税務署の作成など主に税務に関する仕事になります。


第5位の管理的職業従事者は課長や工場長など部署のまとめ役になり、大学准教授、小・中学校教員、高等学校教員と続いています。


法務従事者は簡単にいえば法律関係の職業で弁護士や裁判官などの司法を生業とする専門家です。

第1位:航空機操縦士


平均年収16,074,000円
平均年齢45歳
平均労働時間155時間

最も年収の高い職業である航空機操縦士は、運航するにあたり以下3種類の資格が必要になります。 


  • 自家用操縦士
  • 事業用操縦士
  • 定期運送用操縦士 

自家用操縦士は飛行機やヘリコプターを運航するのに必要な資格で、3つの中で一番初めに取得しなければなりません。ただ、運航できても報酬はもらえない決まりがあります。


事業用操縦士は航空会社では副操縦士の運航に必要な資格で、自家用操縦士を取得することで挑戦できます。また、このクラスから報酬がもらえるようになります。 


定期運送用操縦士は航空会社では機長に必要な資格で、事業用操縦士を取得することで挑戦できます。3つの中で一番上のクラスになり、運航経験専門知識など高い水準を求められます。


※航空機操縦士になるには航空大学または、航空会社にて飛行経験を積み、資格を取る必要があります。

第2位:医師


平均年収14,025,400円
平均年齢49歳
平均労働時間178時間

医師は臨床医と研究医に分かれていて前者は病院や診療所にて患者の病気の治療にあたる勤務医と、自分で病院を立ち上げて診療を行う開業医があります。


後者は研究機関や大学で医学の研究にあたり、原因不明の病気を研究する基礎研究医と研究と診療を行う臨床研究医に分かれます。


必要な資格は医師免許ですが、大学の医学部で6年学んだ後に国家試験を受けて合格しなければなりません。


それから初期研修に入り2年以上は臨床研修医として働き、後期研修を経て医師に進みます。

第3位:大学教授


平均年収15,028,000円
平均年齢58歳
平均労働時間166時間 

大学教授は自身が専門とする分野の学問を研究する一方で、学生に講義をするのが仕事です。


また、テレビ番組のコメンテーターとして出演する場合もあります。有名人ではiPS細胞を専門とする山中伸弥教授のように最先端の研究に取り組んでいます。


資格については小学校・中学校・高校の先生のような教員免許は不要ですが、専門分野に精通している必要があります。


そのため、大学で学士を取得してから大学院に進み修士号、博士号を取得しなければなりません。そこから助教、准教授と段階を経て大学教授になります。


ただし、博士号がない人でも専門分野に特化した知識があると大学教授になるチャンスがあります。

年収が高い職業の男女別ランキングTOP10

年収が高い職業ランキングTOP10を見てきましたが、これが男女別になるとどうなるのか。

男性は定年まで働くことが多く、女性は結婚すると家事や育児などで早期退職するケースが出てきます。

先ほどは「航空機操縦士」「大学教授」「医師」がTOP3を占めていましたが、男女別ではどうなるのか、そんな男女の違いを「男性編」「女性編」に分けてご紹介します。

年収が高い職業ランキング【男性編】

順位職業年収
第1位航空機操縦士16,119,500円
第2位大学教授(高専含む)15,091,400円
第3位医師14,643,300円
第4位公認会計士,税理士13,778,500円
第5位管理的職業従事者12,583,000円
第6位大学准教授(高専含む)12,375,700円
第7位小・中学校教員11,478,800円
第8位音楽家,舞台芸術家11,204,200円
第9位その他の経営・金融・保険専門職業従事者  11,031,100円
第10位法務従事者10,889,000円

令和2年賃金構造基本統計調査による年収が高い職業ランキング男性編は先ほどの男女合計のランキングとほぼ同じような順位となっています。


異なる点は8位にランクインしていた「高等学校教員」「音楽家,舞台芸術家」に変わったところです。


「音楽家,舞台芸術家」に関しては年収をみると企業規模計「1000人以上」が4,879,200円と最も高い金額で、反対に「10人以上」が2,404,300と低い金額になっています。


労働者数では企業規模計「10人以上」が10,140人と一番多く、「1,000人以上」が1,480人と一番少ない割合になっていました。


他は「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」と「法務従事者」の順位が入れ替わっている点と、それぞれの年収に少し差が生まれている点です。


表から読み解けることは男性がメインの職業になっているところでしょう。 

年収が高い職業ランキング【女性編】


順位職業年収
第1位大学教授(高専含む)14,707,500円
第2位大学准教授(高専含む)12,014,000円
第3位医師11,873,300円
第4位航空機操縦士10,922,600 円
第5位管理的職業従事者10,631,100円
第6位公認会計士,税理士10,485,100円
第7位高等学校教員9,373,000円
第8位小・中学校教員9,102,000円
第9位法務従事者7,878,200円
第10位大学講師・助教(高専含む)7,654,100円

令和2年賃金構造基本統計調査による年収が高い職業ランキング女性編では1位と2位に「大学教授」「大学准教授」とともに大学(高専含む)関連の職業になっています。


女性の「大学教授」は平均年収が14,707,500円で平均年齢は59歳となり、男性と比べて15,091,400円、58歳とともに近い数値になっています。


続けて「大学准教授」の平均年収は12,014,000円、平均年齢は50歳になり、男性と比べて15,091.400円、48歳とこちらも近い数値です。


また、女性では第10位に「大学講師・助教」と大学関連の職業が3つも入っています。


ランキングは男性編と職業の違いはあまりないですが、第3位の「医師」で11873.300円、第4位の「航空機操縦士」で10922.600円は男性だと14643.300円、16119.500円と平均年収に大きく差が出ています。


残りの順位も同様のことがいえ、これは女性の結婚や出産などが関係している可能性もあると考えられます。  

年収が高い企業ランキング!TOP10を紹介


順位企業名年収
第1位M&Aキャピタルパートナーズ 22,699,000円
第2位キーエンス17,518,000円
第3位ヒューリック17,082,000円
第4位三菱商事16,784,000円
第5位伊藤忠商事16,278,000円
第6位三井物産14,825,000円 
第7位野村HD14,146,000円
第8位ソフトバンクグループ14,050,000円
第9位日本テレビHD13,846,000円
第10位ストライク13,574,000円

ダイアモンドオンラインを基に年収が高い職業ランキングTOP10をご紹介します。


第1位は中小企業のM&Aをターゲットに事業展開する「M&Aキャピタルパートナーズ」です。同社は平均年収が22,699,000円と調査対象の企業の中で唯一2000万円を超えているのがポイント。従業員数は122人と少数精鋭で平均年齢が31.4歳と若いです。


第2位は自動制御機器やセンサー、測定器などを製造し販売する「キーエンス」、常に年収が高い職業ランキングではトップクラスの年収を誇ります。


他社を寄せつけない独自のビジネスモデルで高い利益率を生み出しているのがポイントです。授業員数は2,607人で平均年齢が35.8歳になります。


第3位は商業施設やオフィスビル、ホテル、高齢者施設など多方面に事業展開する「ヒューリック」です。従業員数は184人と少なめで平均年齢は39.4歳になります。


第4位はインフラやエネルギー、金属資源の供給など複数の事業グループを持つ総合商社の「三菱商事」です。従業員数は5,725人と多く平均年齢は42.7歳になります。


第5位は先ほどの三菱商事と並び五大商社に数えられる「伊藤忠商事」です。こちらもエネルギーや金属ななど幅広い事業展開で従業員数は4,215人で平均年齢は42歳になります。


第6位は同じく五大商社の「三井物産」が続き、投資・証券がメインの「野村HD 」、スマートフォン販売で波に乗る「ソフトバンクグループ」と1,000万円を超える企業が続きます。

年収が高いっていくらが基準なの?平均年収から考えてみよう

会社やプライベートでよく「年収」というワードを耳にする方は多いのではないでしょうか。


年収は職業や勤続年数などで人それぞれ上から下まで差があるかと思います。その中で自分の年収は人と比べて高いのか、それとも低いのか。


ここではそんな問題を 

  • 年代別平均年収
  • 業種別平均年収
  • 日本全体の平均年収
と日本の平均年収だけでなく、年代別、業種別に分けてその基準をご紹介します。

①年代別平均年収


年代年収
19歳以下1,349,000円
20代3,167,000円
30代4,274,000円
40代4,877,000円
50代5,214,000円
60代3,673,000円
70歳以上2,823,000円

年代別平均年収について一見すると50代が一番年収が高く、19歳以下が最も低いことがわかると思います。


年代別でなぜこのような差が付くのか、19歳以下から70歳以上まで年代別にグループ分けした表を基にそれぞれの特徴を解説します。


まず、19歳以下から見ますと高校生を卒業して就職する人、アルバイトや派遣、学業とアルバイトの掛け持ちなど学生が少なくない傾向があります。


これは20代の前半にもいえることですが、新卒で入社するとゼロからのスタートなので仕事を覚える必要があります。そのため、成長するための研修期間を経由するので年収が高いとはいえません。


しかし、20代は大卒だと高卒よりも初任給が高く、仕事を覚えることで徐々に給料も上がり昇給につながるケースが見込めます。


30代になると後輩が入社する割合が増えることから、係長など徐々に責任のあるポジションを任され年収に差がつき始める頃合いになるでしょう。


40代は部長など30代と比べてより責任の重いポジションに昇進するかどうかで年収の増加にも直結すると思われます。


表の中で最も年収が高い50代は社長や部長など上役が増えるのもありますが、日本古来から続く年功序列の影響も強いとされています。


60代以降は定年や再雇用を経由してのパートなどで年収が一段と下がり、70歳以上になるとさらに下がる傾向があります。

②業種別平均年収


業種年収
電気・ガス8,242,000円
熱供給・水道業 金融業・保険業6,270,000円
情報通信業5,985,000円
学術研究・専門5,175,000円
技術サービス業、教育、学習支援 製造業5,130,000円
建設業4,906,000円
運送業・郵便業4,355,000円
不動産業・物品賃貸業4,236,000円
複合サービス事業4,110 ,000円
医療・福祉4,008,000円
卸売業・小売業3,759,000円
サービス業3,590,000円
農林水産・鉱業2,969,000円
飲食サービス業・宿泊業2,596,000円

業種別平均年収について、「電気・ガス・熱供給・水道業」から「飲食サービス業・宿泊業」まで年収の高い順に表にまとめました。


「電気・ガス・熱供給・水道業」は街のインフラに欠かせない業種で平均年収が8,242,000円と最も高い数値になっています。


次いでお金や老後の生活などに備えたサポートをする「金融業・保険業」が6,270,000円。


3位がインターネット社会の主役である「情報通信業」の5,985,000円。こちらに関しては今後も需要が見込まれるプログラミングなどがあり伸び代が高い業種です。年功序列が色濃く残る日本でも技術を磨けば20代でも高年収が期待できるのがポイント。


少し飛びますが「運送業・郵便業」の4,355,000円について、コロナウイルスが流行する昨今では外出を控える傾向があるため、通販でモノや食料を取りよせる人が増えている傾向があります。こちらに関しても当面は需要が続く可能性が高いと期待できます。


最後に「卸売業・小売業」や「飲食サービス業・宿泊業」になりますが、スーパーマーケットや飲食店は正社員よりもアルバイトが多い傾向があるので、全体的に年収が低い状態になっていると考えられます。

③日本全体の平均年収

日本全体の平均年収について、民間給与実態統計調査によると給与所得者の1人当たりの平均給与は436万円(基本給366万円、平均賞与70万円)となっております。


このうち、平均給与(基本給/平均賞与)を男女別に分けると男性が540万円(449万円/91万円)、女性が296万円(253万円/43万円)です。


平均給与は前年比でマイナス1%ですが、女性が0.8%伸びている特徴があります。


事業所規模別では従事員10人未満の事業所をピックアップすると 340万円(男性424万円、女性247万円)です。


給与階級別分布で見ると100万円超から200万円以下は22.4%と最も多く、次いで200万円超から300万円以下は19.6%になっています。


企業規模別では資本金2,000万円未満の株式会社だと374 万円(男性 453 万円、女性 250 万円)です。


続けて給与階級別分布をみると、200万円超から300万円以下が18.7%と最も多く、300万円超から400万円以が18.6%となっています。


なお、個人事業所の場合は257万円(男性 314 万円、女性 230 万円)とり、給与階級別分布では100万円超 から200万円以下が30.0%と最も多く、200万円超から300万円以下が22.9%で続きます。

年収が高い職業に就職もしくは転職する2つの方法

現在働いている職場の年収が安い、上がる見込みがないなどの理由から年収の高い職業に憧れを抱いている方。

大企業や外資系企業に就職または転職できていれば、満足のいく給料がもらえ生活も余裕のある暮らしができていた。と考えてしまうのではないでしょうか。

年収の高い職業に就くにはなにをすればいいのか疑問に思う方は少ないと思います。

そこで年収の高い職業に就くには、以下の2点
  • 専門資格の取得
  • 専門知識の習得
が重要になってくるのでこれからそのご紹介をします。 

方法①:専門資格を取得する


専門資格を取得することで年収の高い職業に就ける可能性が出てきます。


すでにご紹介していますが、航空機操縦士の場合だと事業用操縦士、定期運送用操縦士の取得、医師の場合は医師免許を取得することでその職業に就くことができました。


すでに持っている資格を活用して就職する方法もあります。


たとえば、現在簿記の資格を持っている人を例に挙げると、経理や財務方面に進める可能性があるので、公認会計士や税理士の道を切り開くこともできます。


ただし、税理士のように受験資格に大卒または簿記1級取得済みなど条件がついているものもあるので、資格に必要なものを調べてから準備しましょう。


さらに、航空機操縦士や医師にもいえますが、実務経験も必要となる場合があるのも忘れてはいけません。


専門資格を取得すればすぐに就職できる訳ではなく、ある程度の実務経験もみられるので、就職試験では専門資格を活用した経験をアピールできると説得力が増すでしょう。

方法②:専門知識もしくはスキルを身につける

専門資格の取得以外では専門知識もしくはスキルを習得して就職する方法もあります。


これもすでにご紹介しましたが、大学教授の場合は博士号がなくとも専門分野の知識に精通しているとチャンスがありました。


本題から少しずれますが年収の高い職業というよりも、スキルを基に実績を積み重ねて高い報酬が得られる可能性がある職業をみたいと思います。


クリエイティブな職業になりますが、プログラマーやイラストレーターなどはまさに各々のスキル次第で高い報酬が期待できます。


作品をアピールすることでどれだけのスキルがあるのか、どんなことができるのかなどその人を表すアピール材料になります。

ほけんROOM編集部がおすすめするお金を稼ぐためのスキル

「今よりも快適な暮らしがしたい」、「貯金をしてマイホームを購入したい」など、夢や理想を持っている方は多いかと思います。

ですが、今の給料ではそれが叶えられそうにないので、なんとかしてお金を稼ぎたい。と考えている方に以下のスキル習得を提案します。

  • プログラミングスキル
  • 語学スキル
どちらも個人で稼げるスキルであり、プログラミングはアプリやゲームなどのプログラムを構築する将来有望なスキルです。

語学スキルも読み書きはもちろん日常会話できるレベルでも十分期待できるスキルになります。
これから
以上の2点を詳しくご紹介します。

具体例①:プログラミングスキル

今すぐ手に職をつけたいと考えている人におすすめなのがプログラミングスキルです。


プログラミングとはコンピューターにしてもらいたいことを代わりに実行させる暗号のようなものです。


たとえば、自動販売機はお金を入れて商品のボタンを押すと商品がでてきます。お金を入れた上でボタンを押すと商品が出てくるように設定するのがプログラミングの役割です。


他に例を挙げると改札機やレジなどがあり、スマホのゲームやアプリなども含みます。このようにプログラミングは日常生活のあらゆるシーンで活用されています。


興味のある人はネット上に無料で使えるサイトがあるので、そちらで体験してみてはいかがでしょうか。


在宅ワークにも対応でき、スキルがあれば個人で活躍も可能なので、プログラミングスキルは習得すると大きな武器になります。

具体例②:語学スキル

語学スキルはプログラミング同様、お金を稼ぐ上で武器になるスキルです。


身近な例だとアパレル企業のユニクロですが、グローバル化に対応するために社内の公用語を英語にしているのは有名な話しでしょう。


語学をおすすめする理由は、その国の言語を話す、書くことができると現地で商談や取り引きできる可能性が高まるからです。


製造業を例にすると海外は人件費が安いことから、そちらに製造拠点を置き仕事をする企業も少なくありません。


読み書きできないと指導すらできないので語学スキルは習得できれば重宝します。職業で例を挙げると通訳や翻訳家など、スキルの有無で選択肢は一段と広がります。

年収が高い職業に就く人の生活を公開!年収1,000万円でも意外ときつい!

年収が1,000万円あればどれだけ裕福な暮らしができるのだろうかと夢や希望が膨らむのではないでしょうか。

年収が1,000万円以下の方であれば誰もが理想とする金額だと思いますが、実際のところ余裕があるように見えてそうとも限らないのです。

これからその理由を
  • 結婚している男性(妻は専業主婦)
  • 独身男性
の2種類の生活スタイルに分けてご紹介します。

事例①:片働きの夫が年収1,000万円を稼ぐ家庭の場合


項目費用
家賃135,000円
食費45,000円
水道光熱費15,000円
通信費26,000円
消耗品費24000円
医療費8,000円
保険料
30,000円
趣味・娯楽20,000円
家具・家電 5,000円
20,000円
教育費95,000円
夫の小遣い40,000円
交通費3,000円
支出計466,000円


片働きの夫が年収1,000万円を稼ぐ家庭において、月収は625,000円で手取りが466,000円の場合をみましょう。


費用が高い項目について、家賃からですが135,000円と手取りの約3割ほどを占めています。立地も関係しているかもしれませんが、賃貸ということもあり家賃が高めになっているのでしょう。


教育費の95,000円ですが、私立の大学は授業料が高めで、理系だと実験の費用などでさらに上がっていると思われます。


前野家はこの2点が貯金をする上でポイントになりそうです。


ただ、表以外にも貯金を圧迫するポイントがあります。年収1,000万円以上だと累進課税の影響により所得税が大幅に上がるため、手取りの減額につながります。


片働きではなく共働きであれば年収ベースで手取りが50万円ほど増えるようです。


本題に戻りますが、家庭によって食費や水道光熱費、夫の小遣いなどは変わってくると思いますが、このように年収1,000万円あっても簡単に貯金できない現実もあります。


補足ですが、年収1,000万円以上でも子どもが中学生までなら児童手当で一律5,000円支給されていました。

事例②:年収1,000万円を稼ぐ独身男性の場合


項目費用
家賃147,000円
食費60,000円
水道光熱費12,000円
通信費14,000円
消耗品費25,000円
医療費2,000円
保険料20,000円
趣味・娯楽50,000円
家具・家電10,000円
60,000円
交際費50,000円
支出計450,000円


年収1,000万円を稼ぐ独身男性の場合は前野家と比べて手取りが16,000円少なくなっています。


これは扶養親族(16歳以上の子ども)がいると所得税が年間で約170,000円、住民税が約80,000円ほど節税できることから差が生まれています。


出費については、こちらも家賃が147,000円と高めです。食費は外食メインで自炊をしないスタイルのため60,000円になっているようです。


車の60,000円ですが、こちらは趣味で車を改造することから高くなっています。交際費については彼女のデート費用を含めての50,000円。


前野家では大学生の子どもを含めた3人の出費ですが、支出は加藤さん一人と変わっていません。


ともに年収は同じですが、費用が多くどちらも貯金までには至らない状況になっています。

年収が高い職業に就くことのデメリットや注意点

先ほどは年収が1,000万円を超えていても実際の生活は余裕があるとはいえない状態でした。

そんな年収が高い職業に就くことでデメリットが発生してしまうケースがあります。

以下の5点になるのですが、
  • 所得税率が高くなる
  • 収入に対する給与所得控除額が少なくなる
  • 基礎控除・配偶者控除・住宅ローン控除が受けられなくなる
  • 児童手当が廃止される可能性がある
  • 年収が高い職業は仕事がきつい可能性が高い

これからその理由を解説します。

デメリット①:所得税率が高くなる


先ほど年収は高いほど所得税率が高くなるとお話しましたが、どのくらい違いが出るのか所得税の速算表を用いて実際に計算していきます。 

10,000,000円×0.33-1,536,000円=1,764,000円

 7,500,000円×0.23-636,000円=1,089,000円

5,000,000円×0.2-427,500円=572,500円

2,500,000円×0.1-97,500円=152,500円

1,000,000円×0.05=50,000円

所得金額が増えるにつれて税率や控除額も変わり所得税が高くなっているのがわかると思います。


特に、10,000,000円では1,764,000円と1,000,000円の場合が50,000円であるのを比較すると非常に差がでます。 

デメリット②:収入に対する給与所得控除額が少なくなる

年収が高くなると次第に給与所得控除額は少なくなります。


上限は850万円を超える場合で、給与所得控除は一律195万円になりどれだけ年収が高くなってもこれ以上は下がりません。


例として1000万円の場合の給与所得控除額を給与所得控除の表を用いて計算します。


給与所得控除額10,000,000円の場合だと、8,500,001円以上の区分になるので、 給与所得控除額は上限の1,950,000円になります。

10,000,000円-1,950,000円=8,050,000円

年収が高いと低い人に比べて給与所得控除額は大きな負担になります。また、給与等の収入金額が対象となる区分の金額を少し超えただけで損するケースもでてきます。

デメリット③:基礎控除・配偶者控除・住宅ローン控除が受けられなくなる

年収が高くなると基礎控除や配偶者控除、住宅ローン控除が受けられない可能性があるので、順番に超えると受けられない金額について解説します。


年間所得と控除額についてはそれぞれ項目の下に表として簡潔にまとめています。


基礎控除は所得控除の1種で、所得税や住民税を求めるときに納税者の所得から差し引きます。

年間所得控除額
2,400万円超~段階的に減額される
2,500万円超~0円

配偶者控除は納税者の結婚相手である配偶者が所得控除を受けられるものです。

年間所得控除額
900万円超~段階的に減額される
1,000万円超~0円

住宅ローン控除は住宅購入のとき、控除を受けられる条件でローンを組むとその年の年末のローン残高を基に返ってくる税金です。

年間所得控除額
3,000万円超~0円

※控除の条件は他にもあるのでローンを組むときに要チェックです。


このように、基礎控除や配偶者控除、住宅ローン控除はそれぞれ基準となる金額は異なりますが、控除額が0円になるラインを少しでも超えると受けられない点は覚えておきましょう。

デメリット④:児童手当が廃止される可能性がある

児童手当は子どものいる家計をサポートする制度ですが、年収が高いと減額、もしくは給付されないケースがあります。


児童手当の対象は中学生までの子ども一人一々で、年齢と支給金額は以下になります。

年齢支給金額(月額)
3歳未満15,000円
3歳以上10,000円
3人目以降
(3歳から小学校卒業まで)
15,000円

ただし、こども家庭庁HPによると所得制限があり、限度額を超えると月額一律で5,000円になる点に注意してください。

デメリット⑤:年収が高い職業はきつい可能性が高い

次の項目で詳しく述べていますが、年収が高いとその分の仕事量も比例することから体力的、精神的にきつい可能性は高くなると考えられます。


たとえば、医師は人の生命に関与する責任重大な職業であることから年収も高いです。


一方で、日々患者の治療や診療をこなし、緊急時には休みであっても対応する必要があるので休むタイミングがないように思う人も少なくないでしょう。


他には外資系金融業やコンサル業など、成果主義の場合は個人のパフォーマンスを上げるために、勉強や調査などで多忙を極めています。


世の中にきつい仕事はいくらでもありますが、特に年収が高い職業は資格取得に割いた労力、そこに至るまでの勉強量も含めると職業的にきついイメージがつきそうです。

年収が高いけれどブラックな仕事とは?2つの具体例を紹介!

世の中には膨大な仕事量をこなしても給料が低い職業はどこにでもあります。

普通は仕事量が多ければ多いほど、お金も増えるのが定石ではないかと考えると思います。 

 実は年収の高い職業ではそのパターンが見受けられ、中にはブラック企業のラベルを貼られているところもあるようです。

その職業は以下の2種類になります。 

  • 外資系金融業
  • コンサル業 
これらが本当にブラックであるのか、外資系金融業から解説します。 

具体例①:外資系金融業

外資系金融業といえば、年収の高い職業であると同時に激務ブラックな印象を持つ人は少なくないのではないでしょうか。


おそらく、外資系特有の各々の成果が会社の業績に反映される点が関係しているかもしれません。


実力市場主義であるため、パフォーマンスに必要な労力、勉強や下準備など、その分他の業種に比べて仕事量も多いと予想されます。


また、外資系金融業は投資銀行や証券会社、保険会社など区分もあり、それぞれ仕事量や働き方に違いはあると思うので、その点も関係してくるでしょう。


ただ、サラリーマンのように定時退社する人もいれば、夜遅くまで残る人もいるようなので、全てがブラックと決めつけることはできません。

具体例②:コンサル業

企業が抱える悩みや問題を解決に導くコンサルタントも激務でブラックとみられているようです。


コンサル業は取引先の企業では解決できない問題を対応するので、その業種の専門知識や業界動向などを調べる必要があります。


調査には膨大な時間を必要とすることから必然と仕事量も増えるでしょう。ちなみに、仕事はプロジェクトごとに進められるので、忙しさはその都度異なるようです。


ですから、短期間で対処しなければならない案件は激務になりがち。反対にプロジェクト終了後は休暇に入る人もいるので、仕事量は一定というより波の激しい業種といえるでしょう。

年収が高くてホワイトな企業もある!ホワイト企業ランキングTOP5を紹介!

年収が高いとブラック企業である可能性が高いと警戒している人に朗報です。年収が高い企業でも決してブラックではないところも存在します。


そこで、これから優良企業の証であるホワイト企業ランキングにリストアップされている企業をご紹介します。ここでは5社を対象にホワイト企業ランキングTOP5でまとめました。

順位企業年収
第1位サントリーホールディングス 11,000,000円
第2位NTT東日本9,000,000円
第3位田辺三菱製薬8,400,000円
第4位常陽銀行7,200,000円
第5位丸井グループ6,500,000円
  • いずれも共通している点は「健康経営優良法人」「くるみん」「プラチナくるみん」を取得しています。
健康経営優良法人は長時間労働やパワハラなど職場環境が悪い企業とは対照的に、従業員の健康管理に力を入れている企業に与えられる賞です。

くるみんは女性が子どもを産むと子育てや家事などの理由で会社を退職するケースが少なくないことから、仕事と子育てを両立できるようにサポートする制度になります。また、男性も育児休業を取得しやすい環境にもつながっています。

さらに、プラチナくるみんは育児休業の取得率などがより高い企業になるので、女性にとって働きやすい環境といえるでしょう。

丸井グループ以外はえるぼし認定を受けており、こちらも女性の働く環境の改善に力を入れた制度になります。

代わりに丸井グループは「安全衛生優良企業」の認定を受けています。過去3年間において労働安全衛生関連に関わる大きな法違反がないなど、安心・安全な職場環境づくりに取り組む企業に与えられます。

このようにホワイト企業は従業員への待遇や福利厚生が充実していることが特徴で、従業員の成長につながる職場ともいえるでしょう。

ちなみに、日本人の平均年収は約440万円であることから年収も十分に高い金額です。

お金が欲しければ資産運用も重要!お金のことならマネーキャリアに相談!

年収が高い職業に就くことでメリット、デメリットがあることがわかりましたが、その点はどのようにお金を管理して生活するかで将来的に個人差がでてきます。


というのは年収1,000万円の人の月々の生活費をみましたが、節約できるポイントはありました。


ただ、どこを省くかはその家庭の考え方もあるので一概にはいえませんが、資産運用でお金を貯蓄する手段もあります。


個人年金保険やiDeCo(個人型確定拠出年金)など、資産を運用して利益を得る一方で、控除もあるので税金対策にもなります。


これまでお金に関してあまり気にせず生活していた人、年収は高いとはいえないが貯蓄に興味のある人など。


資産運用やお金に関する疑問があれば「マネーキャリア」が無料で相談に乗ります。お金のプロであるFPが些細な問題もしっかりアプローチします。

参考:年収が低い職業ランキング


順位職業年収
第1位スーパー店チェッカー 2,106,900円
第2位調理士見習2,117,900円
第3位ミシン縫製工2,135,600円
第4位理容・美容師2,243,900円
第5位ビル清掃員2,291,600円
第6位洗たく工2,443,900円
第7位給仕従事者2,670,100円
第8位軽電機器検査工2,698,200円
第9位警備員2,822,300円
第10位タクシー運転者2,848,400円

年収が低い職業ランキングを10個まとめましたので、第1位のスーパー店チェッカーからみます。


スーパーは日常生活において食料を必要とする点からなくてはならない存在でしょう。ただ、全国どの地方にも出店していて、従業員数の大半がアルバイトやパートなどの非正規労働者が占めていることから平均年収はあまり高くないと思われます。


第2位の調理士見習は見習いだと料理の腕を磨くことから掃除などの雑用もあり、調理士になるための下積み期間になるので年収も低めです。


第3位のミシン縫製工(ほうせいこう)は取引先から注文を受けて衣服や下着など、生地を工程に沿って縫い合わせてつくりあげる仕事です。


服の製造に関しては人件費の安い海外を生産拠点にする企業も少なくないことから、日本国内での年収も低めになっていると考えられます。


第4位の「理容・美容師」は実力主義の業界で有名なスタイリストだと高い年収が期待できますが、なれるのは限られた少数の人で大半はアシスタントのように安い収入になるようです。


飛びますが、第10位の「タクシー運転者」は日常生活でよくみるかと思いますが収入は低い方です。歩合制とはいえタクシーは何台もあり、電車やバスなどの公共交通機関もあることから人を乗せないことには給料も上がらないようです。  

年収が高い職業ランキングや高年収のデメリットに関するまとめ


ここまで年収が高い職業ランキングやデメリットなどご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。


誰しも年収が高い職業に憧れはあると思いますが、その分責任や仕事量も比例して激務になる傾向も否めません。


とはいえ、どんな仕事もお金をもらう以上は責任を持ってやり遂げる必要があり、楽な仕事はないのが現実です。


きついけどやりがいがある、目標のために少しの間は我慢して働くなど考え方はいろいろあると思います。


ですが、必ずしもきつい仕事ばかりかというと、そうでなく優良なホワイト企業もありました。女性が働きやすい環境づくりを推進する企業、従業員が安心して働けるところなど。


近年は企業が長く勤めてもらいたい想いから従業員の健康面を考慮した働き方改革を掲げるところも少なくありません。


最後に年収が高いと税金や控除の面で不利になるケースがありましたが、資産運用で貯蓄を進めると将来の心配も少なくなるでしょう。


人生100年時代ともいわれる世の中、待っているだけではなにも始まりません。なにごとも行動しなければ望む結果は得られないのです。


お金は適切な管理をしなければ増やすのは難しく減る一方です。改めてお金の相談があれば「マネーキャリア」が悩みの解決に尽力します。 

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