子宮筋腫でも保険に入れる?加入基準や告知ポイントを解説【女性保険の悩み】

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子宮筋腫は女性の8人に1人が発症すると言われる病気の1つです。検査や手術など医療費が高額になることがあるため保険の種類や保障内容を正確に確認しておく必要があります。持病保険では種類や告知を間違えると手術歴のある高額な保険料で加入させられてしまうかもしれないので事前にプロへ相談することがおすすめです!

内容をまとめると

  • 子宮筋腫でも加入できるがん保険は多い
  • 子宮筋腫になっても条件次第では、保険の加入は可能
  • 3割負担でも高額で、入院・手術で20万円以上の費用がかかる
  • 子宮筋腫の保険加入でお悩みなら女性FPの多いマネーキャリアの保険相談を有効活用することがおすすめ!
監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

目次を使って気になるところから読みましょう!

子宮筋腫でも保険に加入できますか?

子宮筋腫と診断されたら保険に加入できないんじゃないかな?

こんな不安を持った方に向けて記事を書いています。


結論 子宮筋腫と診断された方でも保険に加入できる可能性があります! 

ただ保険加入時の状態や病気の経歴によって加入できる保険の種類が異なるため、検討するべき保険の種類ごとに解説していきます。一般的に子宮内膜症と診断された方が検討すべき保険の種類は2つあります。

  • 通常の生命保険や医療保険
  • 引受基準緩和型保険
2つの保険の加入のしやすさをまとめていきます。

保険の加入でお悩みならマネーキャリアの無料保険相談がおすすめです。女性FPも多く在籍しているため「男性に相談するのは恥ずかしい、、」などの不安もありません。

何度でも無料で相談可能なので気軽にご利用ください!

生命保険(医療保険)の加入可否

子宮筋腫と判断されたことがあっても一般保険に加入できる可能性があります。

以下に加入時の状態とポイントをまとめます。

加入時の状態加入可否のポイント
手術後かつ全治後通常通り加入できる可能性が高い
入院なし、入院1か月以内通常通り加入できる可能性が高い
治療中、経過観察中通常通り加入できる可能性もあるが治療状況などによっては通院保障に制限がかかる可能性がある
未手術通常通り加入できる可能性もあるが治療状況などによっては通院保障に制限がかかる可能性がある

子宮筋腫は症状がある場合、手術や薬で治療していきます。また検査で子宮筋腫と診断されたが、症状がない場合にも半年~1年の通院が必要になります。そのため、通院リスクがあると判断され、保障が限定的になる可能性があるのです。


上記の方は一般の保険でも加入しやすいため、一般の生命保険(医療保険)から検討しましょう!

子宮筋腫でもがん保険に加入できる場合

子宮筋腫はがんではないため、一定期間において変化がなければ問題なくがん保険に加入できることが多く、医師による指示のもと日々を過ごしているのであればがん保険の加入に対して必要以上に心配する必要はありません。

  • 健康診断で指摘されただけで再検査などの指示は受けていない
  • 1年以上前に子宮筋腫と診断され経過観察となっている
  • 子宮筋腫の治療を6ヶ月以上が経過している
  • 手術で完治してから一定期間が経過している

子宮筋腫を告知すると保険会社はがんになる可能性を加入可否のポイントとしているため、診断されてから一定期間を経過していればがんを罹患するリスクが減少し、子宮筋腫を患っていてもがん保険へ加入しやすくなる傾向があります。


手術を受けた場合は、細胞検査によって子宮肉腫ではないことが確定診断されるため、保険会社によって手術後3ヶ月から1年という期間の違いがあるものの、がん保険への加入は可能だといえるでしょう。


気づいていないだけで『ある日突然子宮筋腫と診断された』ということもよくあるため、慌てず診断から数ヶ月経過してからがん保険へ加入することも1つの方法だといえます。

子宮筋腫でがん保険に加入できない場合

子宮筋腫と診断されてからすぐにがん保険へ加入しようとすると、告知によってがん保険へ加入できない可能性があるので注意が必要です。


がん保険に加入するとき、がんに羅漢していないことやリスクが低いことが前提条件となるため、次のような場合はがんに罹患している、またはリスクが高いと保険会社が判断し加入できない場合があるので覚えておいてください。

  • 子宮筋腫の治療をはじめて6ヶ月を経過していない
  • 子宮筋腫と診断されてから1年を経過していない
  • 手術により完治してから間もない
  • 3ヶ月以内に通院し診察や投薬を受けている

子宮筋腫と診断されてから自分の都合で病院へ行くことをやめたという場合は、特にがん保険への加入が難しいといっても過言ではなく、一定期間において医師に経過を診てもらっていることは必須です。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            


一定期間を経過したことでがんへのリスクが低いことを保険会社に判断してもらう必要があるため、子宮筋腫の診断や手術で完治したときから間もない場合はがん保険への加入が難しくなります。


がん保険に限らず、保険に加入しようとするときは  通院や治療中の疾患があると加入は困難で、子宮筋腫の手術予定がある場合は手術後一定期間が経過するまではがん保険への加入は難しいといえるでしょう。

子宮筋腫でもがん保険加入できる3つのケース


子宮筋腫と診断を受けて、現在保険に加入しておらず、今後に不安を抱えている。

そういう方もいらっしゃると思います。

実は、子宮筋腫になっても以下の条件であれば、保険に加入できるんです。

  • 子宮筋腫と診断後、1年以上経過観察をしている
  • 子宮筋腫の手術を行い、3ヶ月以上が経っている
  • 子宮筋腫の治療を行い、半年が過ぎている
内容を見ていただくと、過去に子宮筋腫になったことがある

というような方であれば加入できることが分かるかと思います。

では、上記3つのケース別に、詳しい内容についてご紹介していきます。

ケース①:子宮筋腫が見つかったあと1年以上経過観察中

子宮筋腫と呼ばれる病気は、良性の筋腫である一方で、同じ筋腫でも悪性のものは子宮肉腫とよばれます。

子宮肉腫は稀な病気ではあるものの、よく似ていることで知られています。

そのため、検査には慎重を要し
  • 内診
  • 血液検査
  • MRI検査
  • 超音波検査
といった検査を通しても、なかなか断定した回答に結びつかないことがあり、検査には一定の期間がかかります。

小さい子宮筋腫だと尚更で、経過観察後に分かるケースもあるため、良性と思っていても結果的には悪性だった。

ということも考えられます。

つまり、1年間の検査を含めた経過をみて、子宮筋腫となれば保険会社としては、健康リスクは少ないもののと判断し、保険加入ができるということになるのです。

ケース②:手術後に完治してから3ヶ月以上経過

子宮筋腫の摘出手術を行ったあとに、筋腫が細胞検査へと進み、良性なのか悪性なのかを調べます。

つまり、摘出手術直後に良性・悪性かの判断はできないということです。

保険に加入する時点では、子宮筋腫の手術直後で、後々悪性と分かった場合には、保険会社はその方を今後の病気リスクがあるものとし、加入を拒否されてしまう恐れがあります。

保険会社も、告知の審査時に後々問題が出てくるリスクは背負いたくないため、子宮筋腫の手術後3ヶ月の様子見の期間を設けている

ということなのです。

もちろん、3ヶ月以上でなくても子宮筋腫と判明し、今後の病気リスクがないということであれば、加入時の審査には問題はありません。

ケース③:手術は受けずに治療開始から6ヶ月以上経過

子宮筋腫の治療には、手術を受けずに行う投薬治療があると、前述でご紹介しました。


診断から日数も経過しており、子宮筋腫としっかり診断をされているのであれば、保険に加入できるケースとなります。


もちろん、保険会社により捉え方が変わるため、一概に加入できるということはないのかもしれませんが、投薬治療は長期間を有すること。


それに加え、投薬治療を長期間しているとなれば、筋腫は小さくなっていると思われます。


よって、悪性の病気のリスクは低いと判断される。


という結論にいたり、保険加入が可能となります。


ただ、子宮筋腫以外にも、他の病気を治療していたりとなると、それも加味されてしまうため、注意が必要です。

子宮筋腫によりがん保険加入が難しい4つのケース


ここまでは、子宮筋腫になっていても、保険加入ができるケースについて、ご紹介してきました

しかし、子宮筋腫と診断を受けて加入できないケースも存在します。

それが、以下のような場合です。

  • 加入する3ヶ月以内に通院・診察・投薬を受けている 
  • 子宮筋腫の治療を始めて6ヶ月以内 
  • 子宮筋腫の摘出手術の予定が控えている 
  • 子宮筋腫と診断後、治療を行っていない

内容を見る限り、子宮筋腫と診断を受けて、すぐに保険に加入したいと焦っても加入ができないことが分かるかと思います。

良性の腫瘍の病気であるとはいえ、治療や手術にリスクがあるからというのが理由なのですが、ここからはケース別に詳しくご紹介していきます。

ケース①:3ヶ月以内に通院・診察・投薬を受けている

保険に加入したいと望んでいる時に、子宮筋腫での通院・診察・投薬を行っている場合は、保険の加入は難しいといえます。

これは、悪性の筋腫である子宮肉腫である恐れがあるからです。

子宮筋腫と一旦診断されても、結局良性でなく悪性だったとなる可能性を秘めている病気のため、保険会社は加入を断る可能性があります。

ただ、医師の診断書などを持参し、今後の悪性へと変わる可能性が無い

とはっきりとした証明があれば、審査時に加入OKが出ることもありえます。

しかし、どんな病気でも治療中となれば、リスクが高いため審査に落ちる可能性がある

ということは覚えておきましょう。

ケース②:治療を始めてから6ヶ月以内

こちらも前述した内容と近いところもありますが、再発のリスクや悪性だった時のリスクが考えられるため審査に落ちてしまう場合があります。

投薬治療は、だいたい半年は続けられ、筋腫の経過を観察します。

投薬治療をしても、結果的に小さくならず手術の流れになることもあり、加入時に手術のリスクがあるのであれば、手術の給付金が手に入る保険などは、断られてしまうことも考えられます。

保険会社も、今後手術があるかもしれないのに、加入をOKしていたら、同じ保険商品に入っている加入者との平等性が保てないため、仕方のないことなのです。

それに加え、保険加入時に条件がつけられることもあるため、保険加入のハードルは高くなってしまいます。

ケース③:子宮筋腫の摘出手術を受ける前

子宮筋腫が見つかり、摘出手術を受けることが決定している。


となれば、手術での給付金を受け取りたいがために、保険に加入することは、審査に通る前に断られてしまうケースとなります。


どんな保険でも、加入時には告知が必要になります。


告知は、過去の病歴や治療、現在通院しているかなどを聞き取ることなのですが、この時点で手術が確定しているのに、加入を考えているとなれば、保険会社は手術費用や入院費用を支払うことが確定です。


そのような方は、保険の「いざという時に必要」な商品であるという根本的なところから外れており、「ただお金がほしい人」と保険会社は判断します。


そうなれば、いざという時に加入している他の方と不平等となりますので、加入できないとなる訳です。


当たり前ですが、告知を正しく行わないと告知義務違反となり、契約の解除や給付金が支給されませんので、告知は正しく行いましょう。

ケース④:子宮筋腫が見つかったあと医師の診察を受けていない

子宮筋腫と診断されたあと、医師の診察を受けずに、そのままにしているのであれば、保険の加入はできません。


その場では、子宮筋腫であったとしても、結局は子宮肉腫だった


となる可能性を秘めているのであれば、健康リスクがある方と判断されるのは、仕方のないことです。


ただ、保険の加入よりも前に、子宮筋腫と診断されたということであれば、診察をしっかりと受け、治療することが優先です。


黙っていても、告知義務違反で支払いがされないどころか、貴方の体にも影響が及びます


子宮筋腫は良性だから大丈夫!


と思わず、投薬・手術と医師の支持に従い治療を行ってください。

子宮筋腫でがん保険に加入する際の注意点

子宮筋腫は良性の筋腫であるため、がん保険の保障はうけることができません。

ただ、女性特有の病気である子宮筋腫をカバーする保険は、保険会社により販売されています。

この場合、医療保険などで女性特有の病気をカバーすることが可能な特約をつけることで、保障を受けることが可能となります。

つまり、がん保険の適用は悪性である子宮肉腫であるときには保障されますが、子宮筋腫では保証されません。

名前だけだと、少しややこしい感じもしますが、加入時には注意しましょう。

子宮筋腫の治療にかかる費用は医療保険加入で保障される

子宮筋腫の治療は、社会保険や国民健康保険といった、どなたも加入している医療保険で3割負担とすることができます。


しかし、3割負担となっても、治療費は高額です。


以下は、様々な医療機関の公表している、子宮筋腫の手術費用をもとに、おおよその金額でまとめています。

手術名手術・入院費用
※3割負担額
腹腔鏡下子宮全摘出術
(入院日数6日間)
約26万円
子宮全摘術
(入院日数7日間)
約22万~26万円
子宮筋腫核出手術
(入院日数6日間)
約20万~25万円

どの手術であっても、入院を含め20万円以上が負担となり、更に1週間入院するにあたり、交通費や日用品の購入費、手術後の通院費など、さらに負担は大きくなっていきます。


ただ、今回ご紹介した3割負担の医療費は、世帯年収などにより高額療養費制度の利用ができますので、厚生労働省のホームページ、またはお近くの自治体や社会保険の組合へご確認ください。

子宮筋腫の保険加入をプロに相談したほうがいい理由

がん保険へ加入できるかどうかは保険会社によって審査に違いがあるため、同じように告知しても問題なく加入できる場合と不利な条件が付加される場合に分かれることがあります。


どのがん保険なら問題なく加入できるのかを判断することは一般のひとには難しく、加入手続きをしてはじめて結果がわかるという状況になるのは明らかです。


その点、保険のプロなら豊富な経験や知識をもとに、子宮筋腫を患っていても健康状態によって不利な条件にならないがん保険を選択することができるのです。


子宮筋腫と診断され手術をして完治している場合や、経過観察で一定期間を経過している場合は、ぜひ保険のプロに相談してみましょう。


現在、子宮筋腫の治療中のひとが今後がん保険に加入したい場合も、いまから保険のプロに相談しておくことで、どの時点でどのようながん保険に加入できるのかという悩みを解決することができますよ。


ですので子宮筋腫の保険加入についてお悩みならがん保険の専門家が多いマネーキャリアの加入診断してみてください。また女性FPも多く在籍しているので「これは男性に話しにくい、、」なんてこともありません。無料で診断可能なのでぜひご活用ください。

子宮筋腫とは30歳以上の女性の20%~30%が罹患する病気


女性特有の病気として、一度は聞いたことのある病気の一つ子宮筋腫

子宮筋腫は子宮にある、平滑筋斗呼ばれる筋肉の部分にできる腫瘍のことで、この腫瘍は陽性のため(悪性の場合は子宮肉腫と診断されます)、健康診断や人間ドックなどで、発見されるのがほとんどです。

症状はなく、年齢を問わず子宮筋腫は起こりえます

そこで、ここからはもっと詳しく子宮筋腫について

  • 子宮筋腫は3種類に分かれ、発生部位により異なる分類がされる
  • 子宮筋腫になる女性は増加傾向にある
といった2つのポイントにしぼり、解説していきます。

子宮筋腫は発生部位によって3種類に分類される

子宮筋腫は発生部位により、3種類に分類されます。


以下では、その種類ごとにどのような筋腫なのかについてご説明します。


粘膜下筋腫


粘膜下筋腫は、子宮内膜の直下部分にできる筋腫のことで、その筋腫は子宮の内側へと向かい大きくなっていきます。


子宮筋腫と診断された5~10%が粘膜下筋腫にあたり、ひどくなると、筋腫が膣内へと飛び出す恐れもある病気です。


筋層内筋腫


筋層内筋腫とは、筋腫が子宮筋層内にできてしまい、子宮筋腫と診断された70%ほどがこの診断を受けます。


特徴として、筋層内筋腫は多発しやすいことが挙げられます。


漿膜下筋腫


漿膜下筋腫とは、子宮の外膜である漿膜(しょうまく)に筋腫ができ、外に向かい大きくなっていきます。

筋腫が巨大化するのも特徴で、子宮筋腫と診断される10~20%が漿膜下筋腫にあたります。

症状がないことが殆どで、巨大化した時点で見つかることもあるんです。

また症状が悪化し、筋腫格がねじれてしまう茎捻転になると、その時点で手術が必要となります。

以上、3つの種類についてご紹介しましたが、子宮筋腫となった場合の症状としては
  • 月経の異変
  • 下腹部にしこり
  • 下腹部の圧迫感
  • 不妊症
  • 流産
  • 発熱
などが挙げられます。

上記のような異変を感じた際は、すぐに産婦人科医に診察するようにしましょう。

子宮筋腫の患者数は増加傾向にある

子宮筋腫の患者は、年々増加傾向にあり、人間ドッグや健康診断でも検査項目として受ける方も多くいます。


では、どれほどの増加傾向なのか厚生労働省の平成29年度まで患者調査(傷病分類編)のデータから下記のように結果をまとめました。

入院患者数(千人)外来患者数(千人)総患者数(千)
平成8年 4.5
9.7
14.3
平成11年  3.2
 9.1  12.2 
平成14年  2.7  9.3  12.0
平成17年  2.2  9.2  11.3
平成20年  1.8  10.9  12.7 
平成23年  1.9  10.4 12.3
平成26年  1.5  10.6  12.2
平成29年  1.7  11.8  13.5 

入院患者数は年々減少傾向にありますが、外来患者数が増えており、この理由として子宮筋腫の切除手術を日帰りで可能とする病院が増えてきている。


という理由も挙げられます。


子宮筋腫が増えている理由としては、子供を産まない選択肢を選んだ女性が増えたというのもあるようです。


子宮筋腫の原因には、女性ホルモンにさらされている時間が長くなると起きやすい傾向にあり、女性ホルモンの形成が止まる妊娠期間中の無月経期間が短くなった


というのも理由の一つとしていわれています。

子宮筋腫の主な2つの治療法

子宮筋腫と診断された際に、治療する方法はどのようになるのでしょうか?

基本的に子宮筋腫の治療は2種類

  • 子宮を全摘出、もしくは核となる部分を切除
  • 腫瘍を小さくする薬物療法
といったような方法をとります。

手術もしくは、薬での治療となるのですが、具体的な内容がわからないと、いざ治療となると不安しかありません。

では、この2つの治療方法について、細かくご説明していきます。

治療法①:単純子宮全摘術や筋腫核出術などの手術をして取り除く

子宮筋腫の手術には単純子宮全摘術筋腫核出術の2種類の切除手術の方法があります。

各手術の特徴は以下のようになっています。


単純子宮全摘術

  • 診断された子宮筋腫が大きい場合に行う
  • 子宮筋腫が悪性(子宮肉腫)のものと疑わしい場合
  • 手術後は出産・妊娠は望めない
手術の方法は、腹部を大きく切る開腹手術となり、手術痕が大きく残ってしまいます。

また、回復の経過や術後の様子を見るため、3週間~1か月程は完全復帰には時間がかかります。

子宮が全摘出となるため、術後のがん検診は不要

そして、月経も終了し子宮としての役目は終わってしまいます。

筋腫核出術 

  • 子宮の筋腫のみ取り除く
  • 不妊症治療としても行う
  • 術後に妊娠・出産は可能
筋腫核手術の場合は、お腹を切らない腹腔鏡下手術と単純子宮全摘術と同じ開腹手術の2種類。

腹腔鏡下手術の場合は、開腹手術でないため傷跡が目立たないのですが、子宮筋腫が小さい場合に限られます。

手術は難しく、手術の失敗により子宮が破裂してしまったケーもあるようです。

一方開腹手術は、MRIで発見できなかった、より小さい筋腫も取り除くことも可能ですが、前述したとおり手術痕は目立ってしまいます。

治療法②:薬物療法で腫瘍を小さくする

子宮筋腫を、薬物療法で治療する場合GnRHアゴニストと呼ばれる治療方法で行います。

これは、薬を4週間毎に注射するか、点鼻薬を毎日する方法があり、価格や体のことを考えて、医師との相談により決定していきます。

もちろん副作用も人それぞれのため、相談は定期的に行うことが重要です。

投薬を開始すると、女性ホルモンの分泌を抑え、子宮筋腫を徐々に小さくしていきます。

ただ、投薬を自己判断で止めてしまうと、子宮筋腫はまた大きくなりますので、必ず医師の支持に従ってください。

薬物療法中は月経が止まりPMSといった月経に関する諸症状も緩和します。

またこの治療は、連続投与に関しては半年間保険療養が認められています。

まとめ:子宮筋腫と診断されたら早めに保険に備えることが大切

今回は、子宮筋腫でも保険に加入可能な条件や、子宮筋腫の治療法から詳細までご紹介しました。


名前だけ聞くと、命に関わりそうな子宮筋腫ですが、筋腫が良性であれば子宮筋腫という名前になり、悪性の場合は子宮肉腫と呼ばれるのは、前述した通りです。


しかし、良性とはいえども人によっては、症状がハッキリと現れ、日常の生活も辛いものとなってしまいます。


症状が現れて、違和感を感じたら早めに産婦人科にかかることが大切です。


また、治療は長期間に及び、健康保険の適用を受けても、費用は回数を重ねるたびに負担となりますので、私には関係ないと思わず、今ある保険の見直しをすることをオススメします。


ただ、保険は毎月の掛金との折り合いをつけながら考えるため、家計の支出から見直したい。


と思っている方は、保険のプロに相談してみてはいかがでしょうか?


FPに相談するのは、基本無料ですが、質の高い相談を行いたいですよね。


実績があり、来店不要のマネーキャリアであれば、あなたにピッタリの保険が見つかるかもしれません。

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