がんの平均治療費用はいくら?がんに備えるために知るべき制度と保険

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もし、がんになってしまった時に心配になることの1つとして、どのていどの治療費が必要になるのか、というものがあると思います。そこで今回はがんの平均治療費用はいくらになるのか調べました。合わせてがんに備えるために知っておいた方がよい制度と保険もまとめました。




▼この記事を読んで欲しい人

  • がんの平均治療費がどれくらいなのか知りたい方
  • がん治療のときに費用を抑える方法を知りたい方
  • がんになったときどうすればいいか漠然と不安を抱えている方

▼この記事を読んでわかること


  • がんの平均治療費、部位、治療方法ごとの治療費
  • がんの治療のときにどんな保障が使えるのか
  • がんに備えるための方法


内容をまとめると

  • がんの治療にかかる費用は平均120万円ほど
  • がんの治療費は部位や進行度、治療方針で変わってくる
  • 無理のない範囲でムダのない組み合わせで保険に入ることが大切
  • 保険だけでなく健康の不安からプロに相談したほうがよい
  • マネーキャリアなら保険やお金の悩みを無料でプロに相談できる

がんの治療にかかる費用の相場


自身ががんと診断されたときには、さまざまな想いがあると思いますが、高い治療費がかかる、ということも不安の1つとしてあるのではないかと思います。


ということで、がんの治療にかかるのはどの程度の費用が必要なのか、相場を調べてみましたが、統計データによると平均して約120万円前後ということがわかりました。


しかし、実際にがんの治療にかかる費用は、がんの進行度や部位、治療法によって大きく異なりますので一概にいくらというのは難しいということがわかりました。


今回は治療法ごとの平均治療費用や、部位ごとの平均治療費用だけでなく、どういった治療法や選択肢があり、どういった保障があるのかまで合わせてまとめてみました。

がん治療費の統計データ|治療にかかる平均は約120万円

先にご説明した通り、治療にかかる平均は約120万円となっております。これは平成30年度に行われた医療給付実態調査から点数を計算し、平均的な金額を算出したものです。


しかし、金額としては年間に支払うがん治療の費用は50万円以下から500万円以上と大きく差が開いています。これは治療方法や部位、進行度、期間によって大きく変わってきてしまうため、平均的な金額を準備していたとしても足りない、といった可能性もあるため注意が必要です。


逆に言えば、保険などで備えたうえで、できるだけ早期発見をすることで、早めの対処をして、がんの進行を防ぐことで、医療費の上昇を防ぐことができれば、平均よりも少ない治療費で治療することもできるということができます。

がん治療費用の内訳

それでは、がん治療費用はどういったものが費用としてかかってくるのでしょうか。実際に公的医療保険によって保障されている部分やそれ以外の費用がかかってきます。


まず、国民健康保険や社会保険などで保障されるものとしてあげられるものは大きく分けて6つです。

検査費用

MRIやCT、超音波といった方法でがんの有無やがんの治療方針を決定するためにおこなわれる行為に対する費用です。

診察費用

医師による診察や投薬、注射などの費用です。

外科療法費用

手術費用です。切開手術や内視鏡手術、腹腔鏡手術など手術方法によっても費用が変わってきます。

抗がん剤治療費用

手術前にがんを小さくしたり、手術だけではすべてのがんを取り除けないとき、手術後の再発予防など抗がん剤を使用した治療を行うための費用です。

放射線治療費用

エックス線、電子線、ガンマ線などの放射線をつかって、がんを治療する方法をおこなうための費用です。

その他費用

入院費や調剤薬局で支払う薬代も保障される費用のうちの1つです。

その他にも、入院時の食事代や1~4人部屋に変更した際のベッド代、通院交通費、抗がん剤治療などで抜けてしまった髪の毛の代わりのウィッグ代などは保障対象にはなりませんが費用として掛かってくる点には注意が必要です。

治療法別に見るがん治療費用


一概にがん治療の費用と言ってもさまざまな方法があります。今回は

  • 外科療法(手術)
  • 化学療法(抗がん剤治療)
  • 放射線療法(放射線治療)
  • 先進医療

の4つに分けて、どういった治療法なのかも合わせてご説明いたします。


本来、それぞれの治療法を併用して行い、診療報酬として計算されて費用が決まるので、手術分だけで終わり、といったことや、抗がん剤治療費だけで終わる、といったことは無いことには留意していただければと思います。

①外科療法(手術)

1つ目の治療法としてあげられる外科療法は、早期発見のがんの治療には有効な治療方法の1つです。3大治療法の1つで公的医療保険で保障されるものになります。


がん治療の外科療法はがんを切除することになります。がんの性質として大きくなったり、他の臓器に転移するなどの性質があるので、がんがある臓器を大きめに切除したり複数の臓器を切除しなければならない場合があります。


手術内容によって開腹手術や開胸手術、腹腔鏡や胸腔鏡などの手術の方法や規模によって大きな違いがあり一概にいくらということはできません。


例えば、胃粘膜の手術であれば平均30万円ほどで済みますが、胃の一部切除などとなると平均120万円もの費用がかかってくる可能性があります。手術部位や手術内容、手術方式などによって大きな差が出てしまうため、なるべく早期に発見し、簡単な手術で抑えることができれば治療費用を抑えることもできそうです。


医療の進歩によって体への負担が少ない手術方法や必要な入院日数は減ってきてはいますが、今のところ日帰り手術というわけにはいきません。手術する場合は手術以外にも前後に入院が必要であれば入院費なども必要なってくることには注意すべきでしょう。

②化学療法(抗がん剤治療)

抗がん剤やホルモン剤を使って全身に転移しているがんを治療したり、手術後の再発防止のためにつかわれる治療法が化学療法です。先ほど紹介した外科療法や、後ほど紹介する放射線治療の補助療法としてもつかわれることが多い治療法です。


薬によっては、髪が抜けるなどの副作用があるのがこの治療法で、がん細胞への作用が正常な細胞にも働いてしまうため、患者への負担が大きい治療法とされています。しかし、副作用を抑える薬も開発されたことで、通院治療も可能な点はおおきなメリットとなるでしょう。


しかし、治療が長くなることで、がん細胞に対して抗がん剤が効きにくくなるなどのデメリットがあり、再発を繰り返した際に治療が難しくなっていくことの1つの要因でもあります。


こちらも、がんの症状や進行度、処方される薬の種類によってさまざまで、胃がんの場合数万円から80万円といわれていたりしますが、治療が繰り返されていけば、それだけ治療費は多くかかっていくことになります。


転移や再発を抑えるために使用することも考えると長期間の治療になっていきますので、一概にいくらというのは難しくなっていきますが、化学療法も公的医療保険の保障内となっています。

③放射線療法(放射線治療)

放射線を利用して治療する方法が放射線療法といわれる方法です。がんの病巣がまだ狭い範囲だった場合や骨転移などによる痛みの症状の緩和に使われる場合があります。


放射線治療は複数の角度からエックス線、電子線、ガンマ線などの放射線を照射し、がん細胞にダメージを与えて破壊することでがんを治療する方法です。正常な細胞へのダメージも多少はありますががん細胞ほど強く影響は受けません。


サイバーナイフといわれる従来よりも細く、複数の放射線照射が可能な装置を使うことで、より正常な細胞へのダメージが少なく、がん細胞への高エネルギーを照射し治療することができるようになるなどの進歩を続けています。


上記のような、外部から放射線を放射し治療する外部照射といわれる方法のほかにも、放射性物質を体内に挿入したり、飲み薬や注射で投与することで、内部から照射を行う内部照射といわれる方法もあります。


放射線治療もがんの症状や進行度、場所によってさまざまで、さらに回数によっても変わってきます。多い場合は約150万円60万円などともいわれます。がんの種類や進行度によっては放射線治療単独で治療が可能な場合もあり、公的医療保険の保障内となっています。

④先進医療

これまでは、公的医療保険の保障内となっている3大治療法をお伝えしてきましたが、それ以外にも、がんに対する治療法はさまざまな方法が研究されています。3大治療法までの安全性や有効性が確認できてはいませんが、厚生労働省が定める高度な医療技術のことを先進医療といいます。


例えば、陽子線治療といわれる陽子線をがん細胞に照射して治療する方法は約250万円~約300万円、そして、炭素イオン線をがん細胞に照射して治療する重粒子線治療は300万円前後となっています。


また、がん細胞に対しての免疫機能を強化させたり、がん細胞によって抑えられてしまった免疫機能を回復させ、がんを治療する、免疫療法といわれる方法は約400万円ていどの費用がかかるといわれています。


こちらは公的医療保険の保障外となっているので治療費の全額を負担しなければならないことには注意が必要です。


やはり、それぞれの治療法を見ていくと多額の費用がかかることがわかります。また、入院などで収入が低下することも考えなければなりません。つぎに、色々な方法で費用を補う方法をご紹介していきます。先進医療のように制度によっては使えない物もありますので注意してください。

がん治療費に利用できる公的制度|100万円を超える手術でも自己負担は3割の30万円


がん治療費に利用できる公的制度はどういったものがあるのでしょうか。実はがん治療費が100万円を超える手術でも自己負担は3割の30万円に、そこからさらに負担額を減らすことができる方法があります。

  • 高額医療費制度
  • 公的医療制度
  • 傷病手当金
の3つの制度と手当金です。こちらの3つの方法を使えば、100万円の治療費を数万円まで下げる事もできます。

重ねて申し上げますが先進医療には利用できないことは注意してください。

①高額療養費制度

1つめは高額医療費制度です。


高額医療費制度とは、医療機関や薬局の窓口で払った額が、ひと月で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給してもらえる制度です。支給額と上限額は年齢と年収で変わります。


以下は69歳以下の方の上限額です。

適用区分ひと月の上限額(世帯ごと)
年収約1,160万円~252,600円+(医療費-842,000)×1%
年収約770~約1,160万円167,400円+(医療費-558,000)×1%
年収約370~約770万円80,100円+(医療費-267,000)×1%
~年収約370万円57,600円
住民税非課税者35,400円

例えば、年収400万円の方が100万円の医療費を請求された場合、3割自己負担になるので30万円です。計算式に医療費100万円を入れて計算すると87,430円になり、実際には87,430円の負担で済むようになります。


しかし、支給されるのが少なくとも3か月後であるということには注意が必要です。

②公的医療制度

69歳以下は医療費の自己負担が3割になる、その残り7割を負担してもらえる制度が公的医療制度です。日本国民は国民健康保険、後期高齢者医療制度、健康保険組合や共済組合などの被用者保険、いずれかに加入することが義務付けられています。


公的医療制度に加入していることで、医療費の7割が免除されます。例えば、100万円の治療を受けた場合は3割の30万円の自己負担額で行うことができます。残りの7割は、保険料の支払先である審査機関によって支払われます。


一部先進医療や試験的な薬、希望して個室や少人数部屋のベッドで入院した場合の差額ベッド代などには公的医療保険が適用されない点には注意が必要ですが、公的医療保険が適用されない治療やサービスなどについては、実施前に説明があることがほとんどです。


公的医療保険は、加入している団体や組合によって、窓口や受けられるサービスに差がありますので事前に確認しておくとよいでしょう。

③傷病手当金

会社員の方が、保険傷病手当金制度は業務外の理由で療養のために仕事ができなくなってしまった時に、1日分の給与の3分の2が支給される制度です。


仕事を3日間連続して休み、4日目以降が療養の対象となることには注意が必要です。仕事ができないかどうかは医療機関の意見や仕事内容をもとに判定されます。


支給される期間は支給開始日から最長でも1年6か月となっています。しかし、その間に復帰し、再び同じ病気やケガの再発で仕事にができなくなった場合は復帰していた期間もあわせて1年6か月と計算されることには注意が必要かもしれません。


また、療養中に給与の支払いがあった場合は支給されません。傷病手当金よりも少なかった場合は差額が支給されることになります。


傷病手当金の制度は健康保険に加入してる方のみの制度になります。自営業の方や個人事業主の方が加入している国民健康保険には傷病手当金の制度は無いので注意しなければなりません。

公的制度を利用した場合の自己負担額の相場

ここまで紹介した公的医療制度と高額医療費制度を使えば、かなり医療費の支払いを減らせることがわかっていただけたと思います。


平均在院期間が15日~20日未満ほどであれば、ほとんどの治療方法の治療費が高額医療費制度適用後の自己負担額は平均9万円ほどに抑えることができます。


便利な公的医療制度と高額医療費制度ですが、高額医療費制度の方にはちょっとした落とし穴があります。高額医療費制度は月ごとの医療費を計算するので、月をまたいで入退院した場合、翌月分の医療費が免除金額にならず、自己負担になることがあります。


このため、入院時期については気を付けて決めた方が良いかもしれません。とはいえ、早期に治療を行う事は大切ですので医師と話し合って決めるべきでしょう。


また、先ほども申し上げた通り、先進医療の技術料、1~4人部屋などに入院することで必要な差額ベッド代や食事代などは公的医療制度の保障外になりますので注意してください。

癌治療のトレンド


がん治療も医療の進化と共に変化してきました。近年では、がん=「不治の病」ということも無くなり、がん患者の60%以上が治る時代になりました


そういった中で、新しい治療方法や検査方法を使い、高いQOL(クオリティオブライフ=生活の質)を維持しながら、がんを治療しつつも、その後の生活に支障がないようにしていく事が課題になってきています。


現在、がんは高齢化に伴い、日本人に2人に1人が付き合っていかなければならない病気になってきています。その中で現在はどういった治療方針や方法をとることが多いのか、いくつかご紹介いたします。


もちろん、全ての人がこの治療方針や方法をとっているわけではありませんが、現在ではこういった考え方が主流になりつつあります。

入院より通院治療

近年のがん治療は医療の進歩などにより、入院治療の期間を減らし、薬物療法や放射線治療などにで通院による治療をすることが増えてきています


住み慣れた場所で自分らしく過ごすことができ、家事や趣味が自分のペースでできることなど、不安やストレスが軽減され、気持ちが安らぐ生活ができ、仕事を継続しながら治療が可能な場合は経済的な不安や負担が減ることなどのメリットがあります。


反対に、通院のための移動手段の確保や、副作用が起こった時の対処、ケガや感染の予防、食生活の管理など本人や家族、周りのひとの負担が多くなる可能性があることは考慮に入れなければいけません。


また、がん保険の保障内容の中に入院保障があった場合は入院保障が受けられなくなるといったこともありますし、通院保障と呼ばれる通院日数に応じて保障を受けられる制度も増えてきていますので、自身の保障内容と比べつつ入院か、通院か選んで治療を受ける必要もありそうです。

新しい治療法:免疫療法と遺伝子検査

近年では、遺伝子検査や免疫療法と言われる検査法や治療法が新しくできてきました


遺伝子検査は肺がん、乳がん、大腸がんなど一部のがんで、薬物療法のときに薬が効果的に作用するか、副作用がでやすいかなどの判断を医師が必要と判断したときに行われる検査です。


今までよりも効果的に作用する薬を早い段階で選択することが可能なので進行が進むことを抑えることができます。


免疫療法は人体に備わっている免疫の力を利用してがんを攻撃する治療法です。がん細胞によって免疫にブレーキを掛けられている免疫細胞のブレーキを外すことによって本来の力を取り戻した免疫細胞の力でがん細胞を攻撃する方法と免疫を取り出し、がんに対する免疫力を上げて体内に戻すことでがん細胞を攻撃する免疫細胞を作りだす方法の2種類があります。


しかし、免疫療法はまだまだ研究段階の治療法で保険の適用外になることも多いことが現状です。治療法として選択する場合は治療効果、安全性とあわせて費用の面も慎重に検討して選択する必要があるので注意が必要です。

部位別の平均がん治療費


ここまでは治療法ごとの治療費やその治療費を抑えるための方法をお伝えしてまいりました。次に、発症部位別の平均がん治療費について簡単にまとめてみました。

厚生労働省が平成30年度におこなった医療給付実態調査をもとに総費用を分類ごとに割り、1件当たりの費用を算出しました。
部位治療費3割負担額

女性特有

(乳がん、子宮頸がん)

60万円
18万円
直腸がん74万円22万円
胆管がん60万円18万円
すい臓がん64万円19万円
肺がん67万円20万円
こちらは入院の場合となっており、一部を抜粋したものですが、平均治療費は約65万円となっています。3割負担の場合の平均治療費は19.4万円となりました。

つぎに同じ方法で算出した通院の場合がこちらです。
部位治療費3割負担額
女性特有
(乳がん、子宮頸がん)
4万円1万円
直腸がん6万円2万円
胆管がん4万円1万円
すい臓がん4万円1万円
肺がん9万円3万円
平均治療費は5.4万円ほどで3割負担の場合の平均治療費は1.6万円となっています。

こちらの治療費については、1回の治療ごとの費用が平均されたもので、先進医療や自由診療などの全額自己負担がのものに関しては反映されていないので、特に安く感じるかもしれません。

がんの治療費に備えられる保険


治療方法や発症部位、によって大きく変わるがんの治療費ですが、がんに発症することによって治療費がかかることには変わりありません

そこで自身ががんにかかったときに備えるために保険や保障制度のあるものをいくつかご紹介いたします。

  • がん保険
  • 医療保険
  • がん保障付き団体信用生命保険
  • 就業不能保険

の4つの保険をご紹介します。


組み合わせて適切に加入することで、がんにかかったときにもきちんとした保障を受けることができます。

①がん保険

がん保険は、がんの治療費に備えることができる基本的な保険の1つです。がんに対する備えと聞いたときに一番初めに思い浮かぶ方も多かったのではないでしょうか。


近年では、がんの再発や入院、通院といった治療方法の多様化にあわせて、通院に対する保障やがん再発時の保障など、各保険会社がさまざまな保険プランや特約を導入しています。


特にがん保険では、まだ公的医療保険の保障範囲外である、先進医療に対する先進医療給付金や、がんと診断された時点で支給を受けることができる診断一時金など、がん特有の保障を受けることができるプランが多くあります。


また、がん保険の場合、闘病期間が長くなることも考えられ、入院給付金の日数が無制限であったり、と手厚い保障を受けることができるメリットがあります。


反対に、がん以外の治療や保障は無いので、がん以外の保障に関しては別の方法で対策を立てるなど、行わないといけないというデメリットには注意が必要です。

②医療保険

がんの治療費に備えることができる方法の2つ目は、医療保険です。医療保険ではがんの治療では役に立たない、と思ってらっしゃるかたもいるかもしれませんが、医療保険でも、がんの治療を保障内容にできるものがあります。


もちろん、ベーシックな医療保険のみで、がん治療にかかるすべての費用をまかなうことは難しいかもしれませんが、ほとんどの医療保険なら入院や手術に対する保障は、保障対象内となるので、支給を受けることができます。


医療の進歩により高齢化が進んだことで、がんにかかる人の割合が増え、医療保険でもがん治療をカバーできるものは多くなりました。現在では、特約を付けたり、保障内容を大きく拡張することで、がんに対する保障を付けられる保険も多くなってきています。


保障内容を増やせば増やすほど支払い金が増えるということには注意が必要です。特に複数の保険に加入している場合は保障内容の重複などには注意して加入するようにした方がよいでしょう。

③がん保障付き団体信用生命保険

がんの治療費だけががん治療中にかかる費用ではありません。住宅ローンなどを払っている方は、がん治療中でもローンの返済などを行わなければならないでしょう。そんなときの備えとなるのが、がん保障付きの団体信用生命保険です。


団体信用生命保険は、住宅ローンの債務者が返済中に返済をできない状況になったときに、その保険金で、住宅ローンの残高が完済される保険です。その中にがんと診断された時点で団体信用生命保険が利用できるものもあります。


住宅ローンが完済され、毎月の住宅ローンの返済がなくなるということは、それだけ、家計の負担を減らすことができます。その分を、がんの治療費に充てるようにすることで、がんに備えることができます。


加入前に、保障分の金利が上がってしまう事やがんの種類によって保障されないケース、回数などによって保障されないケースもあることには十分注意したうえで加入を検討しなければなりません。

④就業不能保険

入院等で就業不能になったときに、支払われる保険として就業不能保険があります。会社員や公務員等の社会保険に加入している方であれば傷病手当金などがありますが、国民健康保険に加入する自営業や、個人事業主の方には傷病手当金は支給されません。


自営業者や個人事業主が、がん治療で入院し、就業不能状態になってしまった場合に、多くは収入が減ることを気にかけており、就業不能保険の場合、毎月一定の保障が受けられるので不安を減らすことができます。


傷病手当金の場合、期間が1年6か月と限られていますが、就業不能保険は長期間にわたり生活費をサポートでき、傷病手当金と合わせて、保障を調節することが可能なものもあるのでがんの治療費として備えることができる保険となっています。


デメリットとしては、就業不能の範囲が各社さまざまなことと、支払い対象外期間があるので、短期間の入院では保障が出ない場合などもあることには注意が必要です。

がんに対する備えを無駄なくするならまずはマネーキャリアで無料相談!


ここまで、がんに対する治療費や保障などをまとめてまいりました。とはいえ闇雲にいろいろな保険に加入すればよいというわけではありません。保障を多くすればそれだけ保険料は高くなります。


いろいろなリスクに備えすぎて、月々の保険料が家計を圧迫したり、日々の暮らしがたちいかない、となれば、それこそ本末転倒です。


もしくは、がん保険や医療保険の保障内容が重複して、先進医療特約などがついていたりするとどちらからも支払われますが、医療費以上に支払われることは無いので無駄に保険料が高くなったりしてしまいます。


必要な保障は受けたいが必要以上に保険料は払いたくありませんよね。マネーキャリアなら保険の相談からお金の相談まで、経験豊富な専門家に無料で相談することができます。


自分の今の収入から、必要な保障やライフプランを最低限の保険料で最大限の保障を受けられるように見直すところから始めると不安を減らすことができそうです。

がん保険を選ぶときに重要なポイント


がん保険を選ぶときに重要なポイントがいくつかありますが今回は3つほどお伝えします。

  • 診断給付金、一時給付金の有無
  • 長期間の通院治療にも備えられる
  • 一生涯の保障がある
の3点は重要なのではないかと思います。

もちろん、保障が必要なポイントはそれぞれの環境や治療方法などによって大きく異なるのでこちらのポイントを抑えてないからダメというわけではありません。

しかし、治療によって生活環境が変わること、がんという病気が再発リスクが高いということを考えると、診断時や入院時に一時的にまとまった金額を受け取れたり、何度も受け取れることは大切です。

また、がんの治療は抗がん剤による治療や放射線治療など長期間になることが多く、その期間途中で保障が切れてしまえば、生活がたちいかなくなってしまうことも考えられます。長期間の治療に備えられることは重要なポイントになります

そして、がんの発症率を考えた時に高齢になればなるほどがんの発症率は高くなることを考えれば、高齢になってから保障が切れてしまっては意味がありません。きちんと一生涯備えて、保障を受けられる状態にしておくことが大切でしょう。

コラム①クラウドファンディングでがんの治療費を募集している事例もある


近年、海外ではがん治療費をクラウドファンディングで募集している事例もあります。クラウドファンディングとは主にインターネットに目標を提示し不特定多数から小額ずつ資金調達を行う事で目標を達成する方法です。


海外でも、がんの治療費の高騰や高額な治療費の支払いが不可能な場合の1つの方法として、クラウドファンディングという方法がとられることが増えてきているようです。


お伝えしてきた通り、がんの治療は長期間、方法によっては公的医療保険制度の範囲外になることもあり、高額になることが多くあります。仕事をできなくなる場合もあり、その場合の資金調達方法の1つとしてクラウドファンディングという方法がとられることがあるようです。


寄付に近い形とはいえ、クラウドファンディングを募る場合は資金の使い方を明確に、プロジェクト内容以外には使えず、支援者に対してリターンとして何か返さなければならないなどの制約があるので気軽に使える方法ではないかもしれません。

コラム②がんの治療費が原因で借金を抱える人も…


先に申し上げた通り、がんの治療費は長期間になることが多く、また、抗がん剤治療や手術、放射線治療などで対応が難しくなり、公的医療保険制度の範囲外である先進医療などに頼らざるをえなくなってしまった場合は全額自己負担となり、300万円や400万円の治療を受けなければならない場合などもあります。


保険に加入しておらず、貯蓄もない状態で治療を受けることでがんが治っても返済に追われる、又は返済することができず、大きく生活水準を下げなければならなくなるといったことが起こることがあります。


治療が終わり、完治して同じように働けるようになればすぐに返せる、と思っていても、がんの場合は再発率や長期にわたり治療が必要な場合も多く、なかなか同じように働くとはいかない場合も多くあります。


結果的に借金を抱えて、債務整理や悪循環が続いてしまい、大きく生活水準を下げなければならないといったこともあるので万が一に備えておきたいですね

がんの平均治療費費用に関するまとめ


ここまで、治療法やがんの部位によってどれくらいの差があるのか、また、どういった保障があるのかなど、それぞれのがんの平均治療費用についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?


全体の平均治療費としては120万円ほどでしたが、がんの部位や進行度、入院するか通院するかなどの治療方針、手術や抗がん剤、放射線、先進医療などの治療方法の選択、さまざまな選択によって治療費は変わってきます


状況によって治療費は変わってきてしまうので、平均といっても大きな差が出てきてしまいます。可能な限り、リスクに対処できるよう、無理やムダが無いように計画性をもって保障を付けることで、突然の事態にも対応できる余裕を持つことが大切です。


まず、自分自身がどの程度の保障を付けることができるのか、どういった保障を付けるべきなのか、保険相談の経験豊富な専門家にまずは相談してみることで、不安を取り除くことができるのではないでしょうか。

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