更新日:2019/10/20
自賠責保険のレセプト請求について!レセプト請求の流れを解説
被害者が事故でケガをしたとき、加害者側の保険会社の方から治療費に関して自賠責保険を「一括対応」してくれる場合や、被害者自身も自賠責の請求ができます。いずれの場合もレセプトが重要になります。今回は自賠責保険のためのレセプト請求の流れを解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
自賠責保険のレセプトの流れとは?
- 自賠責保険のレセプト請求の流れ
- 自賠責保険のレセプト請求手続き
- 自賠責保険のレセプト請求の注意点
決まった流れを知っておいたほうが対応もスムーズ!
交通事故の被害者であっても、治療費は窓口で支払う
事故で受診すると、任意の自動車保険会社が診療費に関して仲介する
自賠責は被害者請求・加害者請求という形が基本である
請求方法比較 | 内容 | 被害者のメリット | 被害者のデメリット |
---|---|---|---|
加害者請求 | 交通事故の加害者が被害者へ支払った賠償金額を限度として、自分が加入している自賠責保険会社に、必要書類を提出して請求する方法 | 被害者は請求手続き等を何もしなくて良い | 加害者の言い分が通り、被害者に有利な後遺障害認定がなされない危険性がある |
被害者請求 | 被害者自らが加害者の加入する自賠責保険会社に対し、直接保険金請求を行う方法 | 後遺障害の認定時、被害者に有利となる資料を提出できる | 請求手続きが面倒 |
実際のレセプトの流れは?
請求する保険会社を確認する
会計のときは保険会社からの事前連絡の有無で決まる
翌月にレセプト請求を進めながら、医師から自賠責用の診断書を作成してもらう
- 自賠責保険支払請求書:加害者側の保険会社から取得します。
- 交通事故証明書:自動車安全運転センターから取得します。
- 事故発生状況報告書:加害者側の保険会社から取得します。
- 印鑑証明書:ご自分の住む市区町村から取得します。
- レセプト(診療報酬明細書)
- 医師の診断書
審査後に入金がある
- 加害者側の保険会社は、提出された書類を受け取りチェックする
- その書類を今度は自賠責損害調査事務所へ送付
- 自賠責損害調査事務所は、事故発生状況・事故当事者等の障害の程度を調査
- 自賠責損害調査事務所は損害査定を行い保険会社へ報告
- 保険会社は損害査定を基に審査、保険金額を決定し被害者へ支払う
健康保険を利用する場合は注意しよう
高すぎるバイク保険に加入していませんか?
バイクに乗っている方であれば、自賠責保険だけではなく、バイク保険(任意保険)にも加入しているのではないでしょうか。
自賠責保険だけでは賄えないたくさんの補償をしてくれるので、必ず入るべきですよね。
ただ、その保険料について見直したことはありますか?バイクを購入する時のショップで言われるがままに加入していたりしませんか?
実は、バイク保険は少し条件を見直すだけで年間の保険料が1万円近く安くなることがあるのです。
ただ、自分で多くの保険会社で見積もりをして比較するのは大変ですよね。
そんな時は一括比較サービスを利用してみましょう。一括比較サービスであれば、一度の入力で多くの保険会社の見積もりを取ってくれます。
しかも何度利用しても無料です。一度利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 交通事故の被害者であっても、原則として治療費を窓口で支払う
- 被害者が治療する医療機関へ、加害者側の保険会社から治療費に関して「一括対応」が行われる場合もある
- 「一括対応」の場合は、医療機関から保険会社へレセプト(診療報酬明細書)が提出される形になる
- 一方、自賠責に関して被害者も被害者請求が可能だが、その際もレセプトは必ず添付しなければならない
- 健康保険を利用した場合、医療機関からレセプトは取得できない