更新日:2018/08/01
自賠責保険の加入方法について!場所・書類・注意点を徹底解説!
自賠責保険の加入方法について解説します。自賠責保険は加入場所や必要書類が決まっているので、しっかり準備しなくてはなりません。また、250cc以下のバイクの場合は、意外な場所で便利に加入できるのをご存知ですか?記事の最後では、注意点についても解説しています。
目次を使って気になるところから読みましょう!
自賠責保険への加入方法について詳しく解説!
この記事をご覧の方は、きっと自賠責保険の加入方法について知りたい!と思っておられることでしょう。
自賠責保険は、私達が車を運転する上で欠かせないしくみなのですが、まだ日常生活で車を利用していないという方は、加入方法や自賠責保険の仕組みなど、基本的な部分について理解していない、という方は少なくありません。
もし、あらかじめ自賠責保険の加入に関してきちんと把握しておくなら、これから必要な手続きを行うときも、スムーズに行うことができます。
そこで、この記事では『自賠責保険への加入』というテーマに基づいて…
- 自賠責保険に加入するときの大まかな流れとは?
- 自賠責保険はコンビニでも加入できるって本当?
- 自賠責保険に加入するとき注意するべきこととは?
これらの点を取り上げていきます。
自賠責保険に加入するにあたって、最低限どのような準備が必要になるのか、という点が、この記事をご覧いただければご理解いただけると思います。
ぜひ、最後までご覧ください。
自賠責保険の加入までの流れ
ではまず、自賠責保険の加入について、大まかな流れを把握しておきましょう。
この一連の流れを覚えておけば、自賠責保険へ加入する手続きにおいて、何も迷わずに済みます。
自賠責保険はどこで加入できる?
自賠責保険は、いくつも存在している保険会社を通して、加入することになります。
任意保険とは異なり、あくまで交通事故の被害者を救済することが自賠責保険の目的です。
ですから、自賠責保険によって保険会社が損失を被ったり、利益を得たりしないような仕組みになっており、基本的にはどの保険会社で加入しても、保険料や補償内容に変わりはありません。
では、それら保険会社が提供している自賠責保険は、どのような場所(手段)で加入手続きを行うことができるのでしょうか。
それは、以下の場所です。
- 保険会社(損保)の窓口
- ディーラー(販売店)
- 整備工場
陸運局 - ※インターネット上での手続き
- ※コンビニエンスストア
- ※郵便局
自賠責保険の加入に必要な書類
次は、手続き時に必要となる書類です。
自賠責保険へ加入手続きを行う際に必要となる書類は…
- 車検証
- ※自賠責保険証明書
基本的にはこの2つの書類が必要となります。
車検証は車検が完了した際に交付されるもので、運転時はいつも携帯している必要があります。
そもそも自賠責保険は、車を新車・中古車問わず購入した際や、車検を行った際に加入(更新)することができます。
その車検費用の中に、自賠責保険の保険料も含まれていることが多いのです。
そして自賠責保険は、 車検期間(車検を受けてから次の車検までの期間)< 自賠責保険への加入期間 である必要があります。
ですから、自賠責保険の加入・更新を車両購入時、または車検と同時に行うようにすると、車検の期間と自賠責保険の契約期間を合わせることができ、自分でわざわざ手続きを行う必要性がなくなります。
※ちなみに、自賠責保険証明書は、すでに自賠責保険に加入している段階で、更新時に必要となる書類です。
自賠責保険の保険料一覧表
では次に、自賠責保険の『保険料』について取り上げていきます。
自賠責保険は必ず加入しなければならないとはいえ(だからこそ)、保険料はできるだけ安く抑えたい、という方は多いでしょう。
実際のところ、自賠責保険の保険料は、地域によって一律となっており、その地域は以下の4つに分けられます。
- 沖縄県
- 沖縄県に属する離島
- 沖縄県以外に属する離島
- それ以外(全国)
そして、これらの地域の保険料は、次のようになっています。
【『基準料率』契約期間:24か月(1年)の場合 単位:円】
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/04relief/resourse/data/ryouritsuhyo-1.pdf
車種/契約期間 | 沖縄県 | 沖縄県属の離島 | 沖縄県外の離島 | 沖縄・離島以外(全国) |
---|---|---|---|---|
普通自動車 | 12,540 | 8,750 | 8,750 | 25,830 |
軽自動車(検査対象車) | 12,540 | 6,060 | 7,940 | 25,070 |
原動機付自転車 | 5,280 | 5,280 | 5,280 | 9,950 |
小型二輪自動車 | 5,310 | 5,310 | 7,000 | 11,520 |
上記の表を見ていただければお分かりになるかと思いますが、自賠責保険の保険料は沖縄県や離島地域が比較して安くなっていますね。
自賠責保険は、車検の期間をカバーしている必要がありますので、支払い金額が大きくなっても、多くの方は数カ月や一年といった期間ではなく、長期で契約される方が多いです。
ただし、海外へ引っ越す予定がある等、短期間のうちに確実に車を使わなくなる予定のある方は、あえて短期での契約にすることも可能です。
ちなみに、自賠責保険は契約期間が残っているうちに車を使用しなくなり解約する場合、残りの期間に応じて払い戻しをしてもらうことが可能です。
自賠責保険はコンビニでも加入が可能
自賠責保険は、運転者にとって加入が義務付けられているものです。
車検のある車種は車両の購入時や車検時に加入・更新することが可能ですが、では「車検のない」車種に関しては、どこで手続きを行うのが一番便利なのでしょうか。
実はそれは、ほかでもない『コンビニ』でした。
原付(125cc以下)または軽二輪自動車(126〜250cc以下)が対象
人間に定期検診が必要なように、車も健康を保つために、定期的に『車検』という検査を行わなければなりません。
私達が一般的に利用している『普通(軽)自動車』には車検があり、初回は3年、2回目以降は2年ごとに行う必要があります。
しかし、以下の車種はそもそも『車検』を行う必要がありません。
- 原動機付自転車
- 250cc以下のバイク
車検の不要なバイクはネットでも加入が可能
車検がない車種は、コンビニに加えて、ネットでも自賠責保険の契約が可能な場合があります。
この場合も、直接保険会社の窓口に行って手続きをする必要がないため、非常に便利です。
ただし、すべての保険会社がネットでの契約に対応しているわけではないので、加入しようとしている保険会社がネットでの手続きに対応しているかどうか、調べておきましょう。
自賠責保険へ加入にあたり必ず注意するべきこと
すでに車を日常的に利用しており、自賠責保険や任意保険にも当然加入している、という方であればまだしも、これから初めて、自賠責保険や任意保険に加入しなければならない、という方はいろいろな不安を感じておられるかもしれません。
では最後に、保険に安心して加入するため、自賠責保険へ加入するにあたって私達の側で注意しておきたいことについて、取り上げます。
ここから取り上げることは意外にもかなり重要で、それは保有している『免許』の資格そのものにも影響してきます。
自賠責保険証明書は必ず所持しておく
1つ目に注意したい点として挙げられるのは、自賠責保険に加入すると交付される、『自賠責保険証明書』に関することです。
この証明書は車検時に交付され、自賠責保険の更新時に必要になる、という点はすでに取り上げた通りですが、この証明書は私達が運転しているとき、常に所持し、提示を求められた場合はすぐに提示できるようにしておく必要があります。
これが大切なのは、ただ証明書を所持していない(し忘れていた)だけで、罰則の対象となるからです。
ですから、自賠責保険証明書は、車検証と同様、車のダッシュボードに入れておくなどして、車を利用中は常に携帯しているように心がけましょう。
コンビニで加入するバイクにはステッカーが必須
バイクの場合、車検の必要な250cc以上の車種と、車検が必要ない250cc以下の車種、それぞれ以下のステッカーを、ナンバープレート部分に貼り付けることが義務付けられています。
- 250cc以上のバイク:車検ステッカー
- 250cc以下のバイク:自賠責保険ステッカー
車検ステッカーは車検時、自賠責保険ステッカーは自賠責保険に加入した際に交付されます。
これらはいわば、普通自動車における車検証、自賠責保険証明書と同様のものであり、貼り付けていないとやはり罰則の対象となりますので、30万円以下の罰金となる可能性もあります。
自賠責保険の加入や更新は車検切れに注意
車検は一定年数ごとに期間が決められていますから、期間が満了するまでに次回の車検を済ませておかないと、その車両は公道を走れなくなってしまいます。
もちろん、車検を通していない車を走らせていると罰則の対象となり、6点が違反点数として加算されます。
これは自賠責保険に加入していない場合でも同様で、無車検の場合と同様、免許停止処分を受ける可能性があります。
- 自賠責保険未加入→6点加算→免許停止処分
- 未車検車両使用→6点加算→免許停止処分
本来、車検を通すためにはそもそも『自賠責保険に加入している』ことが条件となりますから、両方をセットで考え、どちらの期間も切れることがないようにする必要があるのです。
コラム:自動車保険の保険料が3万円も安くなる?
皆さんは自動車保険の一括比較見積もりサービスをご存知ですか?
普通、自動車保険の見積もりは各保険会社でそれぞれ行わなければなりませんが、一括見積もりを使えば、20社近くの保険会社を一気に見積もることができるのです。
その上、自動車保険の保険料が年間にしておよそ3万円以上も安くなる可能性もあります。
無料で見積もることができるので、契約しなくてはならないことは全くありません。
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まとめ
ここまで『自賠責保険への加入』について取り上げてきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事で最もポイントとなる点は…
- 自賠責保険に加入するには、車検と同時に行うか、他の手続きが可能な場所で、必要書類を用意して自分で行う必要がある
- 自賠責保険にコンビニで加入が可能なのは、車検がない『原動機付自転車』や『250cc以下のバイク』等である
- 自賠責保険に加入してからは、走行時、自動車は証明書を携帯する、バイク等はステッカーを常時貼り付けている必要がある
- 自賠責保険の契約期間は、車検の期間と合わせると良い
これらの4つの点が重要なポイントとなります。
自賠責保険に加入すること自体は、そこまで難しい手続きを必要とするものではありません。
今回取り上げた加入の方法に加えて、加入後どのような補償を受けられるのか、保険金を請求するときはどうすれば良いのか、という点も、併せてしっかり理解しておくようにしましょう。
ほけんROOMでは、それらの点に関する記事も含め、役に立つ記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。