自賠責保険の保険料が安い条件!原付でのお得な加入方法とは?

自賠責保険の保険料は原付なら安い?原付における自賠責保険の保険料を、お得にするテクニックはないの?自賠責保険の保険料は通常一律ですが、契約内容や方法を工夫することで安い場合があります。この記事では、その方法について詳しく解説します。

自賠責保険の保険料は一律!?原付の保険料は安いのか?

原付も加入が必須である自賠責保険。

どうせ入るなら、少しでも安い保険料で加入したいですよね。


原付の自賠責保険の保険料も、やっぱり損保間で一律の金額なのでしょうか?


この記事では原付自賠責保険の安い加入方法について、

  • 契約期間による保険料の違い
  • 住む地域による保険料の違い
  • どこで加入すればお得なのか

以上のことを中心にお伝えしていきます。


この記事を読んでいただければ、かなり安い経費で原付の自賠責保険に加入する知識が身に付きます。


ぜひ最後までご覧ください。


自賠責保険は強制保険!原付でもしっかり加入しよう!

自賠責保険は、すべてのドライバー・ライダーに加入義務がある強制保険です。 

もし自賠責未加入で運転すると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。


また自賠責未加入運転は交通違反にもなるため、違反点数6点で即免許停止となります。


ちょっとそこまで原付に乗るだけだから、加入しなくても…という理屈は通用しません。安いどころか大幅な損失を被ることになります。


原付ドライパーのみなさんも、自賠責保険には必ず加入するようにしましょう。


それでは、まずは原付の具体的な保険料をご覧ください。

原付(125cc以下のバイク)の自賠責保険料一覧

125cc以下と定義される、原付(一種・二種)の自賠責保険料はいくらなのでしょうか。

原付の自賠責保険料は、契約期間によって以下の5区分に分かれています。

12ヶ月7,500円
24ヶ月9,950円
36ヶ月12,340円
48ヶ月14,690円
60ヶ月16,990円

原付は自動車とは違って車検がありません。


自賠責の期間を車検に合わせる必要がないため、長期間加入しておくことが可能です。

自賠責保険料は各損保間で一律:ノーロス・ノープロフィットの原則

自賠責保険料は、どの損保会社で加入しても保険料は同じです。

保険料を決めるのは損保会社ではありません。金融庁の「自動車損害賠償責任保険審議会」で決定します。


自賠責保険料を決定する上で守らなければならないのが「ノーロス・ノープロフィットの原則」と呼ばれるものです。


この「ノーロス・ノープロフィットの原則」は、法律で以下のように規定されています。


「責任保険の保険料率及び責任共済の共済掛金率は、能率的な経営の下における適正な原価を償う範囲内でできる限り低いものでなければならない」


つまり、自賠責保険は利益(プロフィット)も損失(ロス)も生じないように運営すべし、ということです。


利益のない自賠責保険ですが、その引受は損保会社の義務となっています。


自賠責保険を扱わなければ、任意保険の販売をすることができません。

自賠責保険の保険料が安くなるお得な情報2つ紹介!

自賠責保険は、保険会社が儲けるために売っているのではないのですね。

できる限り安い金額が設定されているのなら、現状の負担額は仕方ないのかもしれません。


そうはいっても、更に安い保険料を目指したい。


節約のために原付に乗っているのだから、自賠責にあまりお金をかけたくない。


そう考えるあなたのために、少しでも安い金額で済ませる二つのコツをお伝えします。


自賠責保険は契約期間が長期だと安い!

自賠責保険の契約期間は、5区分に分かれているんでしたね。

各区分の、1ヶ月あたりの保険料を比較してみましょう。

契約期間保険料1年あたりの保険料
12ヶ月7,500円7,500円
36ヶ月12,340円4,113円
60ヶ月16,990円3,398円

いかがでしょう。


長期契約では、保険料が大幅に安くなります。契約期間1年と5年では、実に倍以上の差が出ました。 


もし5年間契約し続けるなら、1年契約を5回繰り返せば37,500円。5年契約にすれば16,990円。 


なんと2万円以上も安いことになります。


もし、契約期間中にそのバイクに乗らなくなった場合には、解約手続きを行えば未経過分の保険料が戻ってきます。

自賠責保険は沖縄や離島だと安い?沖縄料率とは?

沖縄や離島の自賠責保険は安い、というのは有名な話です。はたして原付の自賠責保険も安いのでしょうか?

原付については、沖縄も離島も自賠責保険料は同額です。


その衝撃の額をご覧ください。


契約期間保険料1年あたりの保険料
1年5,150円5,150円
2年5,280円2,640円
4年5,540円1,385円
5年5,660円1,132円

なんと1年も5年も保険料にあまり差がないという、驚きの結果になりました。まとめ買いバーゲン価格ともいうべき大盤振る舞いです。 


沖縄で当面は現在の原付に乗り続ける予定なら、迷わず長期契約を選ぶべきでしょう。


ちなみに任意保険でも、 沖縄県は本土よりも大幅に安い保険料が設定されています。およそ20~30%程度は安いようですね。


任意保険料の算定において、沖縄でのみ適用される保険料率を「沖縄料率」と呼びます。かといって保険料のために沖縄や離島に転居するのも、あまり現実的ではありませんね。

原付等250cc以下のバイクはネットやコンビニで契約可能!

車検のある車種は、損保会社・保険代理店などで自賠責保険に加入する必要があります。


しかし原付や250cc以下のバイクは、もっと手軽に自賠責に加入できます。


なんと一部の保険会社では、インターネットやコンビニでも手続きが可能なのです。

ネットやコンビニで契約できる損保会社を紹介!

近場で加入できれば、損保会社へ行くまでの交通費や労力を省くことができます。結果的に、加入の経費は安いと言えるかもしれませんね。

ただしすべての損保会社の自賠責がネットやコンビニで加入できるわけではありません。


ネットやコンビニで加入できる損保会社をご紹介します。


インターネット 

  • 三井住友海上
  • 損保ジャパン日本興亜
  • 東京海上日動

これらの損保会社では、インターネットで申込みすることが可能です。


自賠責保険証明書とステッカーは後日送付されます。支払い方法はクレジットカード・銀行振込など、会社によって異なるのでご注意ください。


コンビニ 

店内の端末で申し込み、レジで支払う形となります。


基本的にクレジットカードでの支払いは不可ですので、保険料を現金で用意しましょう。


どのコンビニかによって、 引受保険会社は以下のように異なります。

  • セブンイレブン…三井住友海上
  • ローソン…あいおいニッセイ同和損保
  • ファミリーマート…東京海上日動
自賠責保険証やステッカーは、その場で受けとることができます。

これらネットやコンビニでの加入は、どうしても入力ミスをしがちです。


新しい自賠責保険証が手に入ったら、記載項目が正しいかどうかの確認を忘れないようにしましょう。

コラム:自動車保険の保険料が3万円も安くなる?

皆さんは自動車保険の一括比較見積もりサービスをご存知ですか?


普通、自動車保険の見積もりは各保険会社でそれぞれ行わなければなりませんが、一括見積もりを使えば、20社近くの保険会社を一気に見積もることができるのです。


その上、自動車保険の保険料が年間にしておよそ3万円以上も安くなる可能性もあります。 


無料で見積もることができるので、契約しなくてはならないことは全くありません。


自動車保険の見直しを考えている方、初めて加入する方は下のボタンからどうぞ!

まとめ

原付自賠責保険の安い加入方法についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。

この記事のポイントは、 

  • 長期契約なら、1年あたりの保険料がかなり安い
  • 沖縄県や離島にに引っ越せば、保険料はいっそう安い
  • ネットやコンビニなら、保険加入が安くて便利

以上のことでした。


車検のない原付などの自賠責保険は、とかく更新を忘れがちです。たとえ原付でも、与えられるペナルティは自動車と変わりません。


満期が近づいていないか、ステッカーがはがれていないか、などのチェックを普段から怠らないようにしましょう。


ほけんROOMでは他にも保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひご覧ください。

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