ユーザー車検は本当にお得?ユーザー車検と自賠責保険の関係について

ユーザー車検のメリットや必要書類についての疑問に答えます。ディーラや整備工場での車検なら一緒に行って貰える自賠責保険手続きは、ユーザー車検ではどのような扱いになるのでしょうか。ユーザー車検と自賠責保険について詳しく解説していきます。

ユーザー車検とは?自賠責保険は車検当日でも加入できるの?

ユーザー車検という言葉を耳にしたことはありませんか?

普通の車検と何が違うのか、疑問に思っているかたもいることでしょう。

普通の車検だと簡単にできる自賠責保険の更新や加入は、ユーザー車検ではどうなるのか気になるところだと思います。

そこで、この記事では「ユーザー車検」と「自賠責保険」について、
  • ユーザー車検とは
  • ユーザー車検で用意するもの
  • ユーザー車検での自賠責保険について

以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、自賠責保険とユーザー車検について考えるときに役立つかと思います。

是非最後までご覧ください。

ユーザー車検とは?お得な車検の更新方法について!

まず、ユーザー車検というものについて説明していきます。

ユーザー車検というのは、車の持ち主が検査項目に従って、自ら行う車検です。

特に難しくはありませんが、車に何か問題があった場合には自分で直さないとならないので、少しハードルがあがります。

特に、1回の検査申請で、検査コースへに入場できる回数は3回までです。

その間、車に起きていた問題が解決できないと、また車検に行かないといけないので面倒に思うかもしれません。

しかし問題なく検査が終われば通常の車検より時間がかかりません。

メリットは、自分で車検ができるようになるので、遠出をする際なども、その都度検査ができるようになります。

そして自分で検査をするぶん、少しお金が浮きます

次に、料金について詳しく説明していきます。


通常の車検とユーザー車検の料金を比較!

どこで車検をするにしても、「法定費用」と呼ばれている「重量税」「自賠責保険」「手数料(印紙代)」の3点は必ずかかります。

業者に頼むと法定費用に加えて、手数料や点検整備代、工賃などがかかります。

例えば、自家用車のエコカーで重量は~2,000kg以下とします。


ユーザー車検素通し
ディーラー車検
重量税10,000円10,000円
自賠責保険(24ヶ月)27,840円27,840円
手数料(印紙代)1,800円10,000円
点検整備代
×40,000円
部品代×5,000円
検査代行手数料
×14,000円
合計39,640円106,840円

部品代にはブレーキオイル交換のだいたいの値段を入れてあります。
他にエンジンオイルやエレメント交換、ワイパー交換、エアコンフィルター交換などがあります。

料金はお店にもよるところですが、大体このような金額になると思います。多くて15万円くらいする場合もあります。

このような結果から、ユーザー車検を行ってから部品の交換だけをディーラーや整備工場で行ったとしても、ユーザー車検の方がお得だということがわかります。

ユーザー車検で用意するものや当日の流れについて

ここまでユーザー車検の料金を見て来ました。
次に、必要な書類や当日の流れについて説明していきます。

持ち込む場所は自動車検査登録事務所です。
陸運局事務所とも言われているところで、通称「りくじ」です。

陸運局事務所の営業時間は、午前9時~12時と、午後1時~4時があります。
午前と午後、どちらかに予約をして行くようにしましょう。

また、平日営業なので、注意しましょう。

予約は電話でもインターネットでも可能です。

まずは事務手続きを行い、その後で車検に入ります。
終了したら検査表を係員に渡して、ハンコを貰います。

最後に、書類を全て車検証交付窓口に提出、車検証やステッカーを貰ったら終わりになります。

持ち物はかなりあります。
  1. 使用者の認印
  2. 車検証
  3. 自動車損害賠償責任保険証明書 ※新旧2枚が必要なので、検査までに更新が必要です。
  4. 自動車検査票
  5. 自動車重量税納付書
  6. 継続検査申請書
  7. 自動車税納税証明書(継続検査用)
  8. 定期点検整備記録簿

7番の税納税証明書は、自動車税を滞納していない場合や、自動車税を納付してから3週間は経過している場合は省略可能です。

8番の定期点検整備記録簿は、法定点検が終わっている場合のみ必要です。

ユーザー車検の場合は自賠責保険も自分で手続!

ここまでユーザー車検について詳しく説明をしました。
次に自賠責保険について説明していきます。

ディーラーや整備工場で車検を行う場合は、一緒に自賠責保険の加入や更新ができます。
しかしユーザー車検の場合は、自分で手続きをしなければなりません。

自賠責保険を扱っている損害保険会社や、共済などで加入しましょう。
自賠責保険は強制保険なので、どこで加入しても補償内容も料金も変わりません。

次に、どこでいつまでに更新をするのかについて説明をしていきます。

自賠責保険はどこでいつまでに更新すべき?陸運局でも可能?

上記の持ち物のところで少し触れましたが、ユーザー車検の場合は車検前に新旧両方の自動車損害賠償責任保険証明書が必要なので、自賠責保険は車検前に更新が必要です。

もちろん、陸運局や自宅の近くに自賠責保険の代理店があるようでしたら、当日に更新してから行くことも可能です。
とにかく、陸運局で書類を提出する前に揃えておきましょう。

更新できる場所は、ご自身の自賠責保険の会社の代理店で行って下さい。陸運局では出来ませんので注意が必要です。

250cc以下のバイクの場合はネットやコンビニでも加入できる!

ここまで車検と一緒に自賠責保険について確認をしてきましたが、車検が不要な車検の自賠責保険について説明していきます。

車検が不要な250cc以下のバイクについては、コンビニや郵便局、インターネットでも自賠責保険に加入ができます。

郵便局以外は24時間利用することができるので、更新期限ぎりぎりでも間に合うこともありますので、とても便利です。

しかし車検が必要な車両については、コンビニなどでは自賠責保険の加入や更新はできません。
ディーラーや整備工場、代理店で行って下さい。

高すぎるバイク保険に加入していませんか?

バイクに乗っている方であれば、自賠責保険だけではなく、バイク保険(任意保険)にも加入しているのではないでしょうか。


自賠責保険だけでは賄えないたくさんの補償をしてくれるので、必ず入るべきですよね。


ただ、その保険料について見直したことはありますか?バイクを購入する時のショップで言われるがままに加入していたりしませんか?


実は、バイク保険は少し条件を見直すだけで年間の保険料が1万円近く安くなることがあるのです。


ただ、自分で多くの保険会社で見積もりをして比較するのは大変ですよね。


そんな時は一括比較サービスを利用してみましょう。一括比較サービスであれば、一度の入力で多くの保険会社の見積もりを取ってくれます。


しかも何度利用しても無料です。一度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

ユーザー車検と自賠責保険について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回のこの記事のポイントは、 
  • ユーザー車検とは自分で車検をするシステムなので安上がり
  • ユーザー車検には必要な書類が沢山ある
  • ユーザー車検での自賠責保険は自分で加入し、車検前に更新が必要 
です。 

ユーザー車検な慣れてしまえば1時間ほどで可能なので、お金も時間も節約が可能です。車を購入した場合、ひとつの選択肢として考えてみて下さい。

しかし書類を自分で揃えたり、自賠責保険にも自分で契約する義務が出てきます。 
メリットデメリットをしっかり把握して、安全な走行を心掛けて下さい。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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