自賠責保険とナンバープレートの関係とは?自賠責ステッカーについて

自賠責保険とナンバープレートの関係について解説します。一部のバイクには、自賠責保険への加入を証明するシールをプレートに貼る必要があります。この記事では、そのステッカーの貼る位置やプレートの種類について、ステッカーについての注意点などを解説しています。

自賠責保険とプレートの関係を解説

自賠責保険とナンバープレート。 


この二つには、実は密接な関係があります。 


特に250cc以下のバイクと原付にとって、名札ともいえるナンバープレートと運行許可証である自賠責保険は、ともに生きる運命にあります。 


ポイントは、プレートに貼られた7色のステッカーです。 


この記事では自賠責ステッカーとプレートの関係について、 


  • 自賠責保険のステッカーはどこに貼ればいいのか 
  • ステッカーの色や数字に込められた意味とは
  • 自賠責保険とプレートにまつわる注意点 


以上のことを中心にお伝えしていきます。 


この記事を読めば、自賠責保険ステッカーとプレートについて、必ず知っておくべきことをお分かりいただけます。 


ぜひ最後までご覧ください。

自賠責保険へ加入を証明するステッカーはプレートに貼る

自賠責保険ステッカーは、その加入を証明する大事な運行許可証です。 


ステッカーは車体のどこにでも貼っていいわけではありません。 


もっとも目立つ場所、平坦でではがれにくいところ… 


そう、ナンバープレートに貼るように決められています。

対象となるのは原付バイクなど、車検が不要な自動車

すべての車種に、自賠責保険ステッカーが発行されるわけではありません。 


原付・250cc以下のバイクなど、車検が不要な車種のみが対象となります。


250ccを超えるバイクは、代わりに車検ステッカーが交付されます。 


この自賠責保険ステッカー、正式名称は「保険標章」といいます。 


ステッカーの貼り方は、国土交通省によって以下のように定められています。 


  • 原動機付自転車…ナンバープレートの見えやすい位置 
  • 250cc以下のバイク…ナンバープレートの左上部 


ちなみに250cc以上のバイクが車検ステッカーを貼る場所も、プレートの左上です。 


更新の場合、必ずしも今までのステッカーを剥がさねばならないわけではありません。 


実際、上から重ね貼りをする方も多いようですね。 


しかしこれには、新しいステッカーが剥がれやすくなってしまうという難点があります。 


見た目もイマイチですし、できれば完全に剥がしてから貼ることをおすすめします。 


とはいえさすが重要なステッカー、ちょっとやそっとでは剥がれません。 


シール剥がしの溶剤とヘラを使い、プレートに傷をつけないよう丁寧に剥がしましょう。

自賠責保険加入の証明だけでなく有効期限も表す

自賠責保険のステッカーは、加入を証明すると同時にその有効期限も示しています。 


2011年まで自賠責保険のステッカーは青一色で、有効期間の最終年月を示す数字だけが変わるだけのシンプルなものでした。 


しかし2012年から、ステッカーの色は期限年ごとに 


「青・オレンジ・紫・黄緑・赤・黄・緑」 


これら7パターンに分けられています。 


以後7年のサイクルで、同じローテーションを繰り返していきます。 


色を変えることによって、自賠責未加入の無保険車を識別しやすくするのが目的です。 


自賠責保険の期間は、原付や250cc以下のバイクでは最長5年です。 


ステッカーの色分けを7年単位としたことで、2019年以降は色だけで有効期限年が一目瞭然となります。 


ちなみに今年、平成30年に期限を迎えるステッカーは青色。 


来年の31年に期限を迎えるのはオレンジとなっています。 


中心に大きく書かれた数字は期限月を表しますが、「期限はこの月いっぱい」という意味ではありません。 


当月中に期限日があるということです。 


つまり現在が数字の月内でも、切れてしまっているということもあり得ます。 


ステッカーを見て安心せず、自賠責保険証で正確な日にちを把握しておきましょう。 


更新は1ヶ月前からできますので、なるべく早く手続きしておきましょう。

ステッカーをプレートに貼っていないだけで30万円以下の罰金となる

自賠責ステッカーを貼らずに運転することは、立派な法律違反です。 


自動車損害賠償保障法第9条の3で、 


  • 車検の対象外となっている車両は、国土交通省令で定めるところにより、保険標章(ステッカー)を表示しなければ運行してはならない。


と定められています。 


ステッカーを貼らずに運転すれば、30万円以下の罰金が科せられます。


(道路交通法違反には該当しないため、減点はありません) 


実際に罰金を払うことはなく、見逃してくれるなんて話もよく聞きます。 


しかし近年、自賠責や車検切れに対する取り締まりはどんどん厳しくなってきています。 


対応する警察官の対応次第では、即罰金となる可能性もあります。 


たとえ捕まらなくとも、何度も呼び止められて自賠責保険証を提示するのは面倒ですよね。 


更新日した日にすぐ、忘れず貼っておきましょう。

プレートは通販サイトでの購入や自作したものでも有効

ナンバープレートにステッカーを貼っていなければ違法、というのは分かりました。 


しかし、必ず「ナンバープレートに直接」貼らなければならないわけではありません。 


ナンバープレートの金具に共締めできるタイプの自賠責ステッカー用ミニプレートが、ネット通販などで売られています。 


自賠責ステッカ用のミニプレートを自作している人もいます。


「自賠責保険 ステッカー プレート」などで検索すれば、商品画像を見られます。 


こういった通販や自作のミニプレートを使えば、空きスペースが狭い原付でもきれいにステッカーを貼ることができますね。 


特にご当地ナンバープレートの絵柄を隠したくない人などにはおすすめです。  

自賠責保険とプレートに関して確認してほしいこと

自賠責保険とプレートは、切っても切れない関係にあるのですね。 


しかし自賠責保険とナンバープレートについて、気をつけておきたいこともあります。 


特にコンビニで自賠責保険に加入する場合は要注意です。


手軽ゆえの落とし穴があるのです。

コンビニでの加入はナンバープレート番号や車台番号の記載ミスに注意

原付や250cc以下のバイクは、コンビニで自賠責保険に加入できます。 


Loppiなどの店頭端末から、手軽に契約することが可能です。 


加入には以下のものが必要です。


  • 更新の場合…自賠責保険証・保険料 
  • 新規加入の場合…軽自動車届出済証(軽二輪)または標識交付証明書(原付)・保険料 


保険料は現金でのみ支払いできます。 


ただしセブンイレブンのみ、nanacoでの支払いが可能です。 


必要事項を入力し、出力される申込券をレジに持っていき清算すればもう終了です。 


すぐにステッカーと自賠責保険証を受け取ることができます。 


手軽で便利なコンビニ自賠責ですが、だからこそ入力ミスにはご注意ください。 


もしも車台番号やナンバーをプレート番号を間違ったままで契約してしまったら、修正の手続きはかなり大変になります。 


とはいえ間違ったままにしておけば、最悪の場合保険金が下りなくなります。 


ではもしも入力を間違って契約してしまったら、どうすればいいのでしょうか。 


内容を訂正した証明書を再発行する必要があります。 


残念ながらコンビニや保険代理店で、自賠責保険証の再発行はできません。 


保険会社の営業店に出向く必要があります。 


基本的に郵送での手続きには対応していません。 


再発行には、以下のものが必要です。 


  • 訂正が必要な自賠責保険証明書 
  • 軽自動車届出済証・標識交付証明書など車台番号が確認できる書類 


加入は簡単ですが、訂正にはその何倍もの労力を要してしまうのです。 

参考:プレートに貼るステッカーの紛失は、コンビニでの再発行はできない

ステッカーを後で貼ろうと思っていたけど、気がついたら無くなっていた… 


そんなこともあるかもしれませんね。 


自賠責保険ステッカーを紛失したときにも、すぐに再発行の手続きをしましょう。 


ただし自賠責保険証同様、ステッカーもコンビニで再発行はできません。 


保険会社の営業店に行く必要があります。 


自賠責保険証と印鑑を持って行けば、すぐにステッカーを再発行してもらうことができます。

高すぎるバイク保険に加入していませんか?

バイクに乗っている方であれば、自賠責保険だけではなく、バイク保険(任意保険)にも加入しているのではないでしょうか。


自賠責保険だけでは賄えないたくさんの補償をしてくれるので、必ず入るべきですよね。


ただ、その保険料について見直したことはありますか?バイクを購入する時のショップで言われるがままに加入していたりしませんか?


実は、バイク保険は少し条件を見直すだけで年間の保険料が1万円近く安くなることがあるのです。


ただ、自分で多くの保険会社で見積もりをして比較するのは大変ですよね。


そんな時は一括比較サービスを利用してみましょう。一括比較サービスであれば、一度の入力で多くの保険会社の見積もりを取ってくれます。


しかも何度利用しても無料です。一度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

自賠責ステッカーとプレートの関係についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。 


この記事のポイントは、 


  • 自賠責保険のステッカーは、ナンバープレートの決められた場所に貼らなければならない 
  • ステッカーの色と数字には、さまざまな情報が盛り込まれている 
  • 自賠責保険はコンビニでの加入も可能だが、もし再発行するならば保険会社の営業店まで行く必要がある 


以上のことでした。 


原付と250cc以下のバイクとにおいて、自賠責保険のステッカーとナンバープレートは一心同体の関係にあります。 


貼ってなくても、期限切れしていても大丈夫だろうという考え方は危険です。 


特にステッカーが7色になってからは、かなり目立っていますよ! 


もし期限切れなら、今すぐコンビニに走って加入の手続きを行ってください。 


紛失しているなら、保険会社の場所と営業時間を今すぐ調べましょう。 



ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されています。 


ぜひご覧になってください。

ランキング