車両保険の保険料を無駄にしないためには理解しておくべきこと

車両保険は保険料が高いです。使う車両によっては、契約しても無駄に思える契約もあります。高額な車両をお持ちの方は、修理が高額になることも考えられます。契約した車両保険を無駄にしないよう「どんな補償、いくらの補償」をしてほしいかを理解して契約をしましょう。

車両保険の保険料を支払うのは無駄なのか?

車両保険は必要な保険でしょうか。

色々な意見があると思いますが、新車や高額な車両に関しては車両保険は必要であるといえますが、中古車は必要性が低いといえます。


その判断は、現在の自動車保険の仕組みを知ってから、車両保険を検討しましょう。

高い保険料を無駄にはしないようにしましょう。

自動車保険の車両保険とは、「自分の車両に対しての補償」

自動車保険の種目はきちんと理解されていますか?

まず対人賠償責任保険、対物賠償責任保険といった他人に対する補償の保険があります。

他に、乗っていた方を補償する「人身傷害保険」「搭乗者傷害保険」といった保険があります。

そして、車両保険という「自分の車両に対しての補償」となる保険があります。


車両保険は、あくまでも自分の車両のために契約する保険です。

自分のための契約で、保険料を無駄になるような契約はしたくないですよね。

任意自動車保険における車両保険の加入率を比較してみる

車両保険の加入率をどのくらいかご存知ですか?

任意保険の加入率として「対人」と比較してみましょう。

「対人賠償責任」は73.8%

「車両保険」は43.2%となります。


「他人をけがさせた時」を考えた保険に比べると、やはり加入率は低くなっています。

車両保険の加入率だけ相対的に低い理由は何なのか?

車両保険の加入率が低くなっているのには、保険料の高さをいう問題があります。

特に車両保険にはオールリスクといわれる「一般」の車両保険と、「車対車+エコノミーA」という2種類になります。


保険料は当然「一般」のほうが高く設定されています。


そして保険料は、車両保険を付帯したとたんに「倍?」というほど保険料が増加します。


また、保険の仕組みとしてノンフリート等級別料率があります。

これは、事故があった人には、保険料負担を大きくし、公平性を保つというものです。

過去は等級の変更による保険料割増引きだけでしたが、現在は、保険料のテーブルも変更となっており、一度事故が発生し、保険金の請求を行うと、3年間保険料が上がります。

事故発生時の等級にもよりますが、その保険料の額は「1.5倍」ともいわれています。


当然保険料が高いことについては、保険を契約することにおいて考慮されるべき項目です。


特に自動車に運転に自信を持っている人や、賠償だけを重要視している人は「ぶつけたら自分の責任だから」といって「自車の修理代」は自分で負担をしようとします。


つまり、他人への賠償に関する保険契約はできますが、自分の車両のための契約で、しかも高い保険料の支払いとなる契約をすることが少なくなります。

補償という面では、契約をしておきたい車両保険ですが、掛け捨てであることから、事故がなければ保険料が無駄になる、という思いが消えません。


中古車を購入した方、運転に自信のある方は保険料が無駄になる可能性もあるが…

中古車等といった価格の低い車両の場合、保険契約が無駄になる可能性があります。


中古車は、車両価額が低くなります。

そのため、契約できる保険金額は当然低いものとなります。

さらに、事故があった場合に受け取ることができる保険金額も低くなります。


そして、運転技術があり、事故を起こさないような方であれば、保険料が無駄だったと思えることでしょう。


自動車保険料は、掛け捨てで無事故であっても戻ってくることはありません。それも保険料が無駄に感じられるでしょう。


車両保険の価値を感じられるのは、高級な自動車、新車を運転する方です。もし、全損をしたときに「また新しい自動車になる」といえますが、中古車の場合は「中古車価格」までしか契約ができません。

決して新車にはなることはありません。同程度の中古車が手に入るだけです。そこでも、保険料の無駄を感じることになります。


保険料を無駄にしないための考え方として、事故によって保険金請求をするのか、を考えておく必要があります。


たとえば、車対車での事故であれば、過失割合が発生します。

ご自身にも過失がある場合には、相手からの補償では完全に修理できません。しかし対物賠償で相手へ支払いを行うのであれば、等級はそこで下がることが決まります。車両保険も利用して、きちんとした修理を行いましょう。


また、車両保険を限定的に使う等も検討しましょう。

車両保険の種類(一般車両保険と車対車+限定A)を確認しておきましょう

車両保険の種類は理解されていますでしょうか。

車両保険には、オールリスクという「一般車両保険」と保険料を抑えるため補償範囲を「車対車の衝突」や「いたずら」にせばめた「車対車+限定A」の補償があります。

あなたはどちらの車両保険ですか?

もし、「一般車両保険」と思っていたのに・・・なんてことがあると、保険料が無駄になってしまいます。

きちんと、理解した状態で契約されていますか?

一般車両保険と車対車+限定Aでどのくらい保険料が違うのか

補償に差がありますので、保険料にも差があります。

まず補償の差について確認しましょう。

「一般車両保険」にあって、「車対車+限定A」にはない補償は以下のようになります。


  1. 自転車や電柱、建物などに接触した際の車両の損害
  2. 単独事故により転覆、墜落、転落の事故による車両損害

保険料としての差はどのくらいになるか、「一般車両保険」に比較して4割程度安くなります。

それを高いとみるか、無駄とみるかは、どんな事故が発生するかを想像してから決めましょう。


車両保険に救われた具体的な接触事故・自損事故のケース

車両保険に救われる事故とはどのような事故でしょうか。

相手車両がある事故の場合は、それぞれの過失分となりますので、過失0対100以外は、保険金では修理が終わらない状態となります。

接触事故で0対100は、追突、逆突という、自車が停車しているときに接触される、以外にはありません。


数字を入れた例をだしてみます。

あなたの車両の修理が80万円かかる状態で、過失割合が50:50であった場合には、相手の方からの補償は、40万円となります。


車両保険は、そこで不足する40万円を支払うものとなります。

このような事故は、「一般車両保険」「車対車+限定A」であっても補償される事故です。


では、「一般車両保険」でしか補償されない事故を考えて見ましょう。

単純に、自動車を運転していて、ハンドル操作を誤ったことにより、ガードレール等に接触する場合があります。

ガードレールに関しては、「対物賠償責任保険」にて補償されます。

車両は、「一般車両保険」でしか補償されません。

自損事故が発生した場合「車対車+限定A」では補償されませんので、理解せずに「車対車+限定A」では保険料は無駄となります。

ただし、車両保険は使用すると翌年から保険料が上がるので使わない方が良いケースがある

現在の自動車保険は、「ノンフリート等級」という制度によって運用されています。

事故で保険金を請求すると、等級が下がってしまい3年間保険料が高い状態となります。


少額の損害の場合、保険料の上がってしまうため、保険金の請求が無駄となることがあります。


保険金5万円を請求したために、3年間で保険料が10万円上がってしまう、ということが発生したりします。


これは、保険金請求が無駄であったということになります。


相手への補償(賠償金)と、3年間の増額分を比較したときに、増額分のほうが高いというような場合は、保険金請求を行うと損をするkととなります。


無駄にノンフリート等級を下げる必要はありません。

無駄な保険金請求はやめてしまいましょう。

まとめ:車両保険の保険料は無駄ではないが、個々人に合った保険料額を!

車両保険については、保険料が高いこともあり、事故で保険金請求をしないと契約が無駄になると思われがちです。

でも、実際には、保険料の値上がりを考えると、請求しなければよかった、と思えることも沢山あります。


無駄な契約としないためにも、自分が諦められる事故や金額、どうしてもほしい補償と金額を明確にして契約をしましょう。

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