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車両保険を請求する流れを解説!修理しなくてもお金は受け取れる?

車両保険を使いたいとき、いつどのように請求すればいいのでしょうか。請求の流れやいつすべきなのかどうかについても見ていきましょう。また、車両保険は必ずしも修理しなくても保険金を受け取ることが出来ます。その方法についてもご紹介していきます。

車両保険はどのように請求するの?いつ請求すべき?

車の修理などをして車両保険を使いたいとき、いつどのように請求すればいいのでしょうか。

車両保険の請求の流れについて見ていきましょう。

そもそも車両保険とは

そもそも車両保険というのはどのような保険なのでしょうか。

車両保険は、自分の車の損害を補償してくれる保険です。一般型かエコノミー型かによって補償範囲も変わってきますが

  • 車同士の事故
  • 盗難
  • いたずら、落書き
  • 台風、洪水
  • 当て逃げ
  • 車以外のものへの衝突、接触

などによって車が損害を受けた場合、その修理費用もしくは買い替え費用を補償してくれる保険です。

車両保険の請求の流れ

実際に事故などで自分の車に損害が合った場合、どのように車両保険を請求すればいいのでしょうか。まずは基本的な流れを見ていきましょう。

まずは警察への届け出を

車通しの事故の場合は当然警察に届け出を出すと思いますが、車両保険の一般型の場合、車以外のものに衝突、衝突した場合も請求対象になります。

  • 電柱
  • ガードレール
  • 車庫

などにぶつけた場合は「事故」と呼ぶには大げさな感じがするかもしれませんが、まずは警察に届けを出しておく必要があります。警察に届けていない場合は絶対に保険が下りない、ということではありませんが保険会社から届けるように指示されることもあります。


自宅の車庫にぶつけた場合などでも、警察に届け出が必要かどうか、保険会社に相談してみるとよいでしょう。

車両を修理してから修理費を保険会社に請求

車を修理に出して、修理工場から見積もりをもらいます。修理が完了したら保険会社から修理工場へ保険金が支払われます。


基本的には、被保険者の口座に振り込まれるのではなく、直接修理工場へ支払われるというのが原則になっています。


車両保険請求の基本的な流れをまとめると

  1. 事故発生
  2. 警察に連絡
  3. 保険会社に連絡
  4. 修理に出す
  5. 見積もりを保険会社に提出
  6. 修理完了、納車
  7. 修理会社へ保険金の支払い

となっています。

保険金請求に必要な書類

車両保険を請求するには、下記の書類が必要です。

  • 保険金請求書
  • 修理見積書
  • 事故証明書
  • 事故車両の写真

ただし、場合によっては不要なものもあれば、他の書類が必要なケースもあります。保険会社の指示に従うようにしましょう。


保険金請求書というのは、保険会社から送られてきたものに記入して送り返す形になります。ですから特別難しい書類はないと考えていいでしょう。

免責によって修理費の一部を自腹で負担することも

車両保険には免責金額という自己負担額があります。

保険金額100万円、免責金額5万円、修理費40万円だった場合、自己負担が5万円で保険会社から下りるのは35万円といういことになります。


保険会社から修理会社へ振り込まれるのは35万円なので免責金額(この例では5万円)を別途支払うということになります。


※全損や相手に過失がある場合など事故によっては免責金額を設定していても支払いがなくなるケースもあります。

自動車を修理しなくても保険金は請求できる?

車両保険は車を修理しないと保険金が受け取れないと考えている人が多いかもしれませんが、じつは修理をしなくても補償金を受け取ることが出来ます。車を修理してもしなくても、契約車両に損害が起こったという事実は変わらないからです。「修理はしないのでお金だけください」と伝えればOKです。

ただし、修理しない場合でも保険金額を決定する必要があるので、修理工場へ見積もりのみ依頼してください。見積もりを取ったからと言って必ずしも修理しなくてはいけないということではないのです。


  1. 事故発生
  2. 警察に連絡
  3. 保険会社に連絡 
  4. 修理会社に見積もりを依頼、修理は断る
  5. 見積もりを保険会社に提出、修理しない旨を伝える
  6. 契約車へ保険金の支払い

という流れになります。


見積金額から

  • 消費税
  • 損害調査費用(修理工場の手数料)

を引いた金額を受け取ることが出来ます。

車両保険の請求はいつするべきか


車両保険の請求は必ずしもすぐに行わなくても大丈夫です。請求はいつするのがいいのでしょうか。

通知義務について

保険を使用する、しないに関わらず事故が発生したら契約車は保険会社に通知をする義務があります。これを「事故発生通知義務」といいます。

保険の請求はすぐにしなくても構いませんが、通知だけはすぐにしておかないと事故の事実関係や修理代金などの調査が困難になるからです。トラブルの元にもなりかねませんので、通知だけは速やかに行いましょう。

車両保険の期限は保険金が請求できるようになった翌日から3年

車両保険の請求期限は、事故発生日の翌日から3年間です。次の章で詳しく説明しますが、保険を使用すると保険料が高くなってしまいます。ですから小さな損害の場合は保険をすぐに請求せず、時間が経ってから請求するという人もいます。

ただし、時間が経ってから保険を請求するとどうしても事実関係の確認が難しくなります。年月が経過すると傷が大きくなり、どこまでが事故による傷なのか分からなくなるケースもあるからです。請求期限ギリギリで請求すると、実際の損害額よりも少ない金額しか補償されないというケースもあるので注意しましょう。


また、請求期限を過ぎてしまうと一切お金を受け取ることはできません。手続きにも時間がかかりますので、ギリギリに請求する場合でも余裕をもって行いましょう。あらかじめ、保険会社に相談しておいてもいいでしょう。

車両保険は請求しないで自腹で修理した方がお得なケース

車両保険を請求すれば、修理費用は安く済みますが必ずしも請求したほうがいいとは限りません。修理費が安い場合は自腹で修理をしたほうがお得なケースもあります。

車両保険を請求するとノンフリート等級が下がる場合がある

自動車保険にはノンフリート等級というものがあります。1等級から20等級まで、さらに事故あり、事故なしに分かれ等級によって保険料が変わります。保険料が64%増しから63%引きまで変わってきます。

1年間保険を使用しなければ1等級上がりますが、保険を使用すると等級が下がります。事故によって、

  • 1等級下がり、1年間事故あり割引率
  • 3等級下がり、3年間事故あり割引率

になってしまいます。


特に3等級下がると保険料が3万円ほど変わってしまうケースもあります。修理費が安いと、保険を使わなかった場合の保険料との差額が修理費を上回るケースもあります。この場合ですと、いくら修理費が安くても結果的には損をしてしまいます。


ですから、車に損害が起こったからといってすぐに保険を請求するのではなく、保険料がどのくらい上がるのかを考慮して請求するようにしましょう。

まとめ

車両保険とは、自分の車の損害を補償してくれる保険です。

車両保険の基本的な請求の流れは以下の通りです。

  1. 事故発生
  2. 警察に連絡
  3. 保険会社に連絡
  4. 修理に出す
  5. 見積もりを保険会社に提出
  6. 修理完了
  7. 納車
  8. 保険金の支払い

免責を設定している場合は、免責金額分だけ自分で支払いをする必要があります。


ただし、修理をせずにお金だけ受け取ることもできます。その場合は修理会社に見積もりのみをもらい、保険会社には修理をしない旨を伝えましょう。


保険金の請求は事故発生から3年間可能です。ただし、保険会社に事故の報告だけはしておきましょう。突然請求をするとトラブルの元になりかねません。


また、修理費用が安い場合は保険を使用するとかえって損をしてしまうケースもあります。保険を使うとどのくらい保険料が上がるのかまで考慮して請求するようにしましょう。

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