海外でのレンタカー利用は事故が心配!海外旅行保険でカバーできる?

海外でのレンタカー利用は事故が心配、でも海外旅行保険に入るから安心、と思っていませんか?海外で自動車を運転することは、あまり一般的には想定されない状況とも言えますよね。そんな海外レンタカー利用時の事故が、海外旅行保険の補償対象になるのかについてご説明します。

海外で旅行中にレンタカーで事故を起こした場合、海外旅行保険で補償できるの?

行きたい時に行きたい場所に行けるレンタカーは、海外でもフリープランの旅行者を中心に人気があります。でも心配なのは、やはり事故などのトラブルが起きた時ですよね。


旅行中の「もしも」のために、最近は加入するのが一般的となっている海外旅行保険ですが、補償内容を漠然としか理解していない人も多いのではないかと思います。


レンタカーによる事故も海外旅行保険で補償されるのでしょうか。気になる内容について確認していきましょう。



海外旅行保険の自動車運転損害賠償責任特約でレンタカー事故も補償される

海外旅行中のレンタカー事故については、海外旅行保険で補償されることとされないがあり、その違いをしっかり押さえておくことが、レンタカー利用に海外旅行保険を活用するポイントとなります。


また一部の海外旅行保険には、自動車運転時の損害賠償に対する特約をつけられることがありますが、条件が付いている場合があります。


レンタカー事故の際に必要な補償が受けられるように、内容をよく確認しておきましょう。

事故に遭遇したときの自分自身のケガの治療費については海外旅行保険で補償される

海外でレンタカーの運転中または搭乗中に事故に合った場合は、海外旅行保険でケガの治療費が補償されます。

ただし、海外旅行保険の被保険者以外の同乗者のケガについては対象外です。


また、無免許運転や飲酒・薬物等を使用した状態の運転で起きた事故、自動車を使った競技やその練習中に起きた事故などについては保険金が支払われません。

海外旅行保険では、自動車の使用や管理上の賠償責任については補償対象外になる

一方、レンタカーの事故により生じた対人・対物賠償責任や、レンタカーの破損・盗難などについては海外旅行保険の補償対象外です。


レンタカー利用時の賠償責任補償に関しては、現地レンタカー会社等で別途保険に加入するのが基本となります。


海外旅行保険の中には、レンタカーの運転による事故で発生した賠償責任を補償する特約をつけられるものもあります。

しかし、適用となる国やレンタカー会社が指定されている場合があるので、補償の範囲等とあわせて確認が必用です。

カード付帯保険にはレンタカー保険サービスは存在しない!

多くのクレジットカードには、申し込み・保険料不要の保険が自動的に付帯されています。

クレジットカードの種類によっては海外旅行保険が付帯されているものがあり、海外旅行中もしものことがあった場合に補償を受けることができます。


補償範囲は一般的な海外旅行保険と同等であり、レンタカーに関するトラブルをすべてカバーするようなものではありません。


クレジットカード付帯保険の具体的な内容について確認していきましょう。

カード付帯保険の賠償責任補償ではレンタカー使用時は対象外になってしまう

クレジットカード付帯の海外旅行保険では、旅行中の事故などが原因の死亡や後遺障害・ケガや病気の治療費用・他人への賠償責任・携行品損害・救援者費用などが補償されます。


海外でのレンタカー事故に関しては、被保険者のケガの治療費用は補償されますが、事故により発生した対人・対物賠償等は対象外です。


また治療費用の限度額は、クレジットカードの種類によって1事故あたり100~300万円程度が相場となっています。

しかし実際に海外でケガの治療などを受けて、治療内容や入院日数などにもよりますが、数百万~1千万円以上の治療費がかかってしまったケースが多く報告されています。


治療費の補償を考えるだけでも、海外でレンタカーを利用するのであれば、クレジットカード付帯の海外旅行保険のみでは非常に心もとないと言えます。


クレジットカード付帯保険の中には、事前にクレジットカード決済がされていることなどを保険金支払いの条件としているものもあります。


一般の海外旅行保険で補償が不足だった場合にそれを補えるなど、クレジットカード付帯保険にもメリットはありますので、補償内容や条件を確認しておくと良いでしょう。

海外でレンタカーを借りるときは事故に備えて渡航先で現地の保険に加入する

海外でのレンタカー事故に備えるには、現地でレンタカー用の保険に加入するのがやはり一番心強いでしょう。


レンタカー保険の内容としては、運転者や搭乗者のケガや死亡に対する補償、レンタカーの破損・携行品盗難などに対する補償、事故の相手への対人・対物賠償などがあります。


現地のレンタカー会社で補償内容を確認して申し込むのが一般的ですが、出発前に日本国内で保険も含んだレンタカー予約を受け付けている旅行代理店などもあります。


日本国内での予約は指定のレンタカー会社の営業所がある国や地域に限られますが、海外での手続きが不安と言う人には安心のプランです。

まとめ

海外でレンタカーを利用する場合、結論として現地でのレンタカー保険加入が最も確実ということになるようです。


レンタカー利用に特化した保険だけあり、搭乗者全員の傷害に対応しているなど手厚い補償が受けられるプランもあるので、必要十分な保険金額のものを選ぶようにしましょう。


旅行中を通してもしもの場合の補償を受けられる、一般的な海外旅行保険とあわせて加入することで、安心して旅行を楽しめると思います。

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