持病がある人が留学保険に加入する時に知っておくべき情報まとめ

「留学保険」という保険をご存じでしょうか。これは、海外留学する際に加入する保険ですが、持病がある方が留学保険に加入したい場合、どのような経路で保険に加入すればよいのでしょうか。今回の記事では、留学保険に加入される方で持病がある方が知っておくべき情報を解説します

持病がある人が留学保険に加入する時に知っておくべき情報まとめ

通常の生命保険は、持病がある人は基本的に生命保険に加入できないか、できても特別な条件がついてしまう場合があります。

それでは、そのように持病がある方が留学保険に加入される場合、知っておくべきことを、まとめておきます。

持病があると留学保険に制限がかかる

持病があると、やはり通常の生命保険同様に、ある程度の制限がかかってしまいます。

例えば糖尿病・高血圧や心臓疾患などの完治の難しい病気だと海外旅行保険への加入は難しくなりますし、ちょっと風邪を引いて病院に行ってたというだけでも加入できないケースもあります。

でも加入しないまま留学することができないですよね?


海外で病気になれば、もちろん日本の健康保険証は使うことはできませんし、治療費が非常に高額に上る可能性があります。


しかも留学保険に加入していないと、留学ができない国もあります。


だからこその留学保険なのです。


そこで、持病があっても留学保険に加入する方法ついて、次から解説していきたいと思います。

持病があっても留学保険に加入する方法

では、持病があっても留学保険に加入する方法について、以下3つのポイントからみていきたいと思います。

  1. 窓口で持病を申告して留学保険に加入する
  2. 既往症の方は応急治療・救援費用担保特約で補償を受けることができる
  3. ネット加入型のAIG保険会社なら持病があっても加入できる

窓口で持病を申告して留学保険に加入する

通常、留学保険はインターネットからでも気軽に申し込むことができますが、持病のある方は、インターネット経由で、留学保険に加入することができないことが多いです。


そこで、そのように持病があっても、留学保険に加入したい場合には、保険代理店や旅行会社、旅行代理店の窓口で、持病を申告して手続きを行ってもらいます。

短期旅行ならすぐに入れますが、長期の旅行だとその場では加入できないこともあります。


「引受申請」といって保険会社に「○○という病気があるのですが、加入を許可してもよいでしょうか?」という引受の確認をするのです。


この引受基準は保険会社によっても様々で、A社で入れたけどB社ではダメだったということもあります。もちろんこの申請は窓口で販売している保険会社の保険しか選択できません。



注意点として申請をしても結果が「加入不可」となることもありえますので、窓口には旅行出発のずっと前に必ず時間の余裕を持って行くようにしましょう。


ちなみに、窓口加入はネット加入に比べて保険料は少し高めになる傾向があります(人の手間が発生しているので当然ではあるのですが)。

既往症の方は応急治療・救援費用担保特約で補償を受けることができる

既往症の方は、「応急治療・救援費用担保特約」という特約を留学保険に付加することで、もともともっていた持病が発生したとしても、この特約により、補償されます。


ちなみに、留学保険の「応急治療・救援費用担保特約」とは、海外旅行中に生じることについて保険の対象となる方があらかじめ予測できず、かつ、社会通念上払うべき注意をもってしても避けられない症状の変化に対しての治療費を保険会社が負担してくれるものになります。


ただし、保険期間31日までの契約で「疾病に関する応急治療・救援費用担保特約」がセットされているご契約の場合にお支払いの対象となります。


しかもこの「応急治療・救援費用担保特約」も、インターネット経由で加入できることが少なく、特約を付加するのであれば、加入予定の保険会社の窓口に行かなければなりません。

こちらも留学日までに余裕をもって、窓口にいきましょうね。

ネット加入型のAIG保険会社なら持病があっても加入できる

実は、インターネットで加入できて、かつ持病があっても加入できる保険会社があるのです。

ほとんどのインターネット海外旅行保険では、持病のある人の加入をNGとしているのでが、唯一AIG保険会社が持病でも加入できてその持病悪化まで補償してくれる海外旅行保険を販売しています。


ただし、旅行期間は31日までと日数制限がついてます。32日以上の旅行の場合には上述の窓口加入を検討しましょう。ちなみにインターネットで加入したからといってサポートに違いが出ることはないです。ネット加入も窓口加入も同じサポートが得られます。AIG保険会社は外資系ではありますが、日本でも事業の歴史はかなり長く、特に海外留学の保険ではAIGを選ばれる人が多いですね。


AIGの海外旅行保険はかなりお得です。


なぜなら、持病がある人もない人も保険料が同じなのです。

医療保険や自動車保険に加入した人なら分かると思いますが、持病があったり自動車事故を起こしてしまったときの保険契約にはそれに応じた高い料金が設定されますよね。


でもこのAIGの海外旅行保険ではそのようなことがなく、健康な人と同じ価格で保険に入れてしまうのです。これってものすごく大きなメリットだと思います(逆に言えば、健康なのにAIGに加入されている人にとっては多めに保険料を払っているということになります)。

留学保険に加入する際の告知義務違反に注意

これは、通常の生命保険にも同じことが言えますが、持病があることを隠して海外旅行保険に加入すればバレないんじゃないか?と考えるかもしれませんが、絶対に止めましょう。ほぼバレます。

これは海外旅行保険だけでなく生命保険や自動車保険でもそうですが、保険会社では保険金支払いの際にそれが正当なものなのかどうかを専門の調査会社を使って調べます。


健康保険の履歴などから病院や服薬の状況は把握されてしまいますから、嘘の申告をして保険加入するのは止めましょう。

持病を隠して加入した場合、保険金詐欺になる場合がある

もし、上記のように、持病を隠して留学保険に加入した場合、保険金が受け取れないどころか、もしそれが故意による悪質な行為と認められた場合は、警察に届けられ保険金詐欺として逮捕されることになります。

これを、「告知義務違反」といいます。


このようなことからも、保険会社の窓口の方には、ご自身の持病についてありのまま告知しましょう。

持病がある人の旅行準備のポイント

では、持病がある人の旅行の準備のポイントについて、少しお話しをしておきましょう。

  • かかりつけ医に相談しましょう
  • 薬は余裕をもって多く持っていきましょう


かかりつけ医に相談しましょう

環境が急激に変わる海外では、何が起こるかわかりません。持病が悪化する恐れもあるかと思います。

海外渡航前には、かかりつけ医に相談してから出発するようにしましょう。

薬は余裕をもって多く持っていきましょう

さらに、現地で持病の薬を手にいれるのは容易ではないかと思います。

そんなときに備えて、持病の薬など必要なものは、多めにもっていくようにしましょう。

まとめ

持病があっても留学保険に加入できる可能性はあります。


むしろ持病があるからこそ、保険は必要です。


きちんと保険会社に告知を行い、しっかりと準備をおこなってから旅立つようにしましょう。

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