更新日:2019/05/22
お金の勉強をはじめよう!税金を学ばないなんて百害あって一利なし
税金って身近だけど、よく分からない。払わなきゃいけないから仕方なく。お金の勉強って難しそう。そう感じてる方は少なくないのではないでしょうか。その状態、放置しておくのはもったいない!この記事ではお金の勉強、特に税金について学ぶメリットとその方法を説明します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
税金って難しい…お金の勉強ってどうすればいい?
私たちは日常生活において、さまざまな税金を支払っているのですが、この「税金」について詳しく理解している方は多くはないでしょう。
どちらかといえば、わからないことが多すぎて、「税金って難しい」とお感じの方のほうが多いのではないでしょうか?
「できればお金や税金について勉強し、得ができるのならしたい」「税金を理解していないことで損をしたくない」とお感じの方も多いはずです。
そこで、この記事では
- 段階ごとのお金の勉強法にはどんなものがあるの?
- 税金について学ぶことのメリットってどんなこと?
- 税金を知ることによってできる節税にはどんなものがあるの?
段階に合わせたお金の勉強法を紹介
私たちが日常生活を送るために欠かせないものの一つに「お金」というものがあります。
このお金については様々な情報が絡んでいて、「お金の勉強をしたいが、何から手を付けていいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか?
お金の勉強をするには、まずお金のどのようなことについて勉強したいのかという具体的な領域を見つけることが最も重要であるといわれています。
逆にこの具体的な領域を見つけることができれは、あとはその領域についての勉強法を見つければよいのです。
お金の勉強法としては、「本を読む」「勉強会に足を運ぶ」「プロ(専門家・税理士等)に聞く」「お金に関する職場で働く」「資格を取る」などの様々な方法があります。
このような方法の中から、自分に合った方法を選択すればよいわけです。
とはいえ、人それぞれ、お金や税金に関する知識には差があるのも事実ですので、次の項からはそれぞれのレベルに合った、お金の勉強法について解説していきたいと思います。
はじめての人は初心者向けの本がおすすめ
お金の勉強をするにあたっては、まず、自分がどのくらいのレベルの知識を持っているのかを確認しておくことも重要です。
もし、はじめてお金の勉強をするといったレベルであれば、まずは初心者向けのお金に関する本を読むことをお勧めします。
本を読むというのは、お金の勉強をするという意味では1番手っ取り早い方法であるだけでなく、自分のペースで学べるというメリットがあります。
また、初心者向けの本は数多く発売されており、中には漫画化されたものもあるくらいですし、本であれば費用もそれほど掛かりません。
ただし、本で勉強するにあたってはいくつかの注意点もあります。
まずは、自分に合ったレベルの本を見つけるということで、最初に読んでみてよくわからないというものはレベルに合っていないということになりますので、注意が必要です。
次に大事な点は、途中で投げ出さず、時間がかかったとしても最後まで、あるいは繰り返し読み、理解できるようにするということです。
少しずつ分かってきたら実践してみよう
様々な方法でお金の勉強をし、お金や税金の仕組みを理解したら、次にすることは自分の状況を確認してみることです。
具体的には、税金における控除が最もわかりやすいといえます。
申請することにより受けられていたはずの税金の控除を逃していないかを確認してみるとよいでしょう。
そして、実際に確定申告や年末調整等によって申告し、控除が受けられたかどうかを確認してみることです。
頭で理解しただけでなく、実践することによって、お金の勉強で得た知識が役に立つということが言えるのではないでしょうか。
お金の勉強、特に税金について学ぶメリット
ここまでは、お金の勉強の方法や、実践することの重要性にについて解説してきました。
ここからは、お金の勉強、特に税金について学ぶメリットについて解説していきます。
お金の勉強をすることのメリットは大きく2つあり、1つ目は「時間と手間が大きく省ける」というもの。
そしてもう1つは、「節税により手取り収入が大きく変わる」ということです。
また、この2つのメリットに加え、お金や税金の知識、特に控除制度等を知っておくことは重要で、知らないと国は何も言ってはくれません。
ここからは、お金の勉強の2つのメリットについて詳しくご紹介していきます。
時間と手間が大きく省ける
お金の勉強や税金の勉強をする1つ目のメリットが、「時間と手間が大きく省ける」ということです。
例えば、会社勤めではなく、自営業で収入を得ている場合、翌年の税金の額を確定させるために確定申告という作業をしなくてはなりません。
この確定申告は、その年の収入から諸経費を引いて計算されるため、経費を集め帳簿もしっかりつけていたとします。
確定申告をするために、申告書を作成するのに初めての場合であればかなりの時間を有してしまい、それが例えば丸2日であったとします。
しかし、この場合、経費の額が65万円以下であれば、家庭内労働者特例制度という制度が活用でき、必要経費が65万円まで認められる制度が適応できるのです。
この制度を活用すれば、経費も帳簿も必要ではなく、作成時間もせいぜい30分といったところだと考えられます。
また、場合によっては、差し引く経費の額が65万円よりも少なく申告してしまい、翌年の税金が高く計算されてしまったということにもなりかねません。
このように、家庭内労働者特例制度という制度を知っておくだけで、時間と手間が大きく省けたということになります。
節税しよう!知らなきゃ損だらけ
お金の勉強や税金の勉強をし、知識を増やしていっても、それだけではあまり意味はないのかもしれません。
やはり、実践をし、少しでも手元に残るお金(実際に使えるお金)を増やしてこそ、勉強する意味があるのではないでしょうか。
実践に際して、最も手軽で効果が高いのは実は節税で、特に所得税の節税は手が付けやすく、効果も出やすいとされています。
所得税とはその字からもわかるように、その人個人の所得に対して課税される税金のことです。
会社勤めの場合、この所得税は給与天引きという形で会社が徴収し、納めてくれています。
しかし、この場合には様々な所得控除(生命保険料控除や医療費控除など14種類)が考慮されていないため、年末調整でこの控除を反映させることになります。
ですので、節税の方法の一つとして、所得控除をきちんと申請し、所得控除を上げるという方法があります。
もう一つの方法が、税額控除を上げる方法です。
税額控除とは、所得税の計算をした後、最後の差し引かれる控除のことで、住宅を買った時に受けられる、住宅ローン減税や個人型確定拠出年金の掛け金などが含まれます。
つまり、所得税における節税を考えた場合には、「所得控除を上げる」「税額控除を上げる」の2つの方法があるわけです。
まとめ:税金、特に節税は勉強しないと誰も教えてくれない
- 段階ごとの勉強方法として、初心者は初心者向けの本がおすすめであり、わかってきたらその段階に応じて実践してみることが大事
- 税金について学ぶことのメリットにはは、「時間と手間が大きく省ける」「節税により得することができる」の大きく2つがある
- 所得税の節税を考えた場合、「所得控除を上げる」「税額控除を上げる」の2つの方法がある