更新日:2022/12/12
小学生からできるお金の勉強方法とは?子供のお金教育について解説!
子供の時から、小学生くらいからお金の勉強をさせたいと思う親御さんもいると思います。実は、お金の勉強は、早くからしておくと大きなメリットがあります。そこで今回の記事では、小学生からできるお金の勉強法と、子供がお金について学ぶ必要性と、そのポイントを解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
4~5歳児や小学生にオススメのお金の勉強方法は?
この記事を読んでいらっしゃるあなたは、未就学児や小学生にお金の勉強をさせるか悩んでいるのだろうと思います。
まだお金に対して十分な知識を持たない子供に、お金の勉強をさせるのは早い気がしますよね。
しかし、4~5歳の年齢からお金の勉強をさせることは決して早くはありません。
むしろ、早いうちからお金に対して適切な知識を身に付けることで、正しい金銭感覚を養うことができるのです。
それでは、幼少期からお金の勉強をさせることはどのようなメリットがあるのでしょうか。
4~5歳や小学生のうちから社会に目を向けるきっかけになるかもしれないお金の勉強ですが、この記事では「4~5歳児、小学生から始めるお金の勉強のメリットと学習方法」について
- 早めのお金の教育は子供にとってメリットだらけ!
- 親子で楽しくお金の勉強!家庭で学べる教材
- 小学生向けのお金の学校
親子で楽しくお金の勉強!家庭で学べるオススメ教材を紹介
ここまでは、子供にお金の勉強をさせるメリットをご紹介させていただきました。
学校では教わらない知識が得られることと、世の中に関心を向けるきっかけになることをご理解いただけたと思います。
しかし、早いうちからお金の教育が必要だとわかっていても、どのようにお金の勉強をさせれば良いかわからないですよね。
以下では、簡単に入手でき、家庭で楽しく親子で学べる教材として
- 本を読んでみる
- ゲームで楽しく学ぶ
- プリントで手軽に
- アプリでどこでも
①:本を読んでみる・読ませてみる
一点目は、お金に関する本を読んでみることです。
子供向けのお金に関する本は、主要な書店に行けば販売されているため手軽に手に入れることが可能です。
筆者がおすすめする本は、
- 池上彰『池上彰のはじめてのお金の教科書 親子で学ぶ絵本』/幻冬舎
- 井上純一『キミのお金はどこに消えるのか』/KADOKAWA
②:ゲームで楽しく学ぶ
二点目は、ゲームでお金の勉強をすることです。
ゲームは子供にとって身近な遊び道具なので、身構えずに楽しく学べることがメリットです。
筆者がおすすめするゲームは
- 財務省キッズコーナー「ファイナンスらんど」
- 日本銀行「にちぎん★キッズ」
③:お金の計算プリントで学ぶ
三点目は、お金の計算プリントを活用することです。
これは小学生向けのツールですが、4~5歳児でも十分勉強が可能だと考えます。
ぷりんときっずでは、こうしたお金の計算プリントを提供しており、無料でダウンロードができます。
小学校では算数の時間に計算方法を習いますが、お金の数え方と結び付けて学ぶ機会は少ないでしょう。
こうした形で学校で学んだことを活かせるので、子供にとってやる気が出る勉強方法になっています。
また、プリントは枚数を積み重ねられるので、勉強をしたことが可視化しやすいことがメリットです。
④アプリでどこでもお金の勉強
四点目は、お金に関するアプリを使用することです。
これは、スマートフォンやタブレットでダウンロードができ、簡単に持ち運びができるので、どこでも勉強することが可能なメリットがあります。
筆者がおすすめするアプリは、
- 「知らないと損するお金の知識」(iPhone対応)
- 「能力+支払い検定」(iPhone・Android対応)
- 「お金の学習『いくらかな?』」(iPhone対応)
小学生などの早い時からお金教育をしたほうがいい理由
日本では昔からお金の話はタブー視されがちで、家庭や学校でしっかりとお金の勉強をした記憶がない方も多いと思います。
そのせいで「お金のことについて、もっと早く知っておきたかった。」そう感じたことがある方もいるのではないでしょうか。
海外では、未就学児や小学生のうちからお金教育を当たり前のように学ばせています。
小学生や未就学児でもお金教育をしたほうがいい理由は、お金教育によって得られるメリットが多くあるからです。
小学生でも理解できるお金教育もたくさんあります。
ここからは、お金教育によるメリットを具体的にご説明します。
お金の大切さを知るため
一つ目は、お金とは何かを学び、お金の大切さを知ることができます。
例えば、小学生のお子さんがお母さんとスーパーへ行ったときにもお金の大切さを学ぶことができます。
子供は、
- お店で見つけたお菓子が食べたくても買わなければ食べられないこと
- 買いたくても、お金がなければ買うことができないこと
- お金を貯めれば欲しかったお菓子を買えること
- お金は使うとなくなること
- お金は働くことで得られるもの
と、経験を通してお金とは何かを学び、お金の大切さを知るようになります。
小さいうちにお金の大切さを知ることは、子どもが大きくなったときの金銭感覚にも役立ちます。
お金の価値や使い方に対する感覚がきちんと身についていれば、欲しいものがあるときにはどうすれば買うことができるのか、本当に必要なものなのか等、正しい判断ができるようになります。
お金の大切さを知ることが、お金教育の第一歩と言えるでしょう。
お金を含む数の仕組みを理解するため
二つ目は、お金の種類や数の概念を理解することができるようになります。
キャッシュレス化が進む現代では、クレジットカードをお金だと思っていて、カードがあれば何でも買えると認識しているお子さんもいるようです。
お金には紙幣と硬貨があることを知り、お金は、4種類(1万円・5000円・2000円・1000円)の紙幣と、6種類(500円・100円・50円・10円・5円・1円)の硬貨の組み合わせによって、同じ金額でも何通りもの表し方があることを学ぶことができます。
例
500円=100円玉が5個
500円=500円玉が1個
また幼いうちは、紙幣1枚よりも硬貨が10枚の方が枚数が多いため、金額も高いと思ってしまいがちですが、学ぶうちに数字が大きい方が金額が高いことを理解し始めます。
そして、40円のものを買うには、100円で買うとお釣りは60円というようなお金を含む計算についても理解が深まっていきます。
我慢することを覚えるため
子供へのお金教育の中で大事なポイント
小学生や就学前の早いうちからお金教育を取り入れたほうがいい理由については、理解していただけたかと思います。
そうは言っても、小さい子供にお金を闇雲に与えたり、一から十まですべて親が教えたりするのでは、正しいお金教育にはなりません。
ここからは、子どもへのお金教育を行う中で心がけておきたい大切なポイントについてご説明していきます。
お金を与えるだけではだめ
お金教育として、お小遣いを取り入れる方も多いと思います。
お小遣いをお金教育の一つとして取り入れることは効果がありますが、ただお小遣いを与えて好きに使わせるだけでは意味がありません。
お小遣いを学びにするためには
- お小遣いルール
- お小遣いチェック
自分の力で考えさせる
お金教育をする中では、子供に自分の力で考えさせることも大切です。
お小遣いルールを決めた後は、子供が買うものにあれこれ口出しをすることは止めましょう。
子供がやる気を失うことにもつながり、親御さんが言わないと行動できないようになってしまう可能性もあります。
例えば、子供がカルピスを買いたくて、500mlのペットボトルと250mlの紙パックで迷っているとします。
親御さんは、「紙パックは98円で安いけれど、ペットボトルの半分の量だね」「ペットボトルはフタがあるから残しておいて後でも飲めるけれど、ちょっと高いね」などと、購入の決め手となる考え方をアドバイスしてあげると良いでしょう。
また、子供が考えて選んだものが、親御さんの思っていたものと違う場合でも、子どもの意見を尊重してあげることが大切です。
参考:お金の勉強ができる小学生向けの本
お金の勉強ができる子供向けの本も多数あり、お金教育の理解を深めるのに役立ちます。
今回は、小学生向けのおすすめ5冊をご紹介します。
まとめ:子供のお金の勉強は早いうちから!
この記事では、「4~5歳児、小学生から始めるお金の勉強のメリットと学習方法」をご紹介させていただきましたが、いかがでしたか。
記事の要点は、
- 早めのお金教育により、お金の大切さや数の理解が深まり、自己コントロール能力も身に付けることができる
- お金の勉強をするには、本・ゲームやアプリ・プリントなどの学習方法がある