逆流性食道炎でも保険に入れる?告知のポイントなど徹底解説

逆流性食道炎の方が医療保険に入る場合、逆流性食道炎であることを告知した上で医療保険に加入することが基本となります。まずは、自分の入りたい保険が疾患があっても入れるのかどうかを調べた上で申し込みしましょう。ここでは逆流性食道炎であってもが入れる保険を解説します。

内容をまとめると

  • 逆流性食道炎でも入れる生命保険や医療保険はある!
  • 告知義務違反には注意が必要
  • 引受基準緩和型保険や無選択型保険は逆流性食道炎でも加入しやすい
  • ただし保険料が高いので、まずは通常の生命保険への加入を検討する
  • 逆流性食道炎の保険加入でお悩みなら持病保険専門のマネーキャリアの保険相談を有効活用することがおすすめ!
監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

逆流性食道炎の罹患経験者は医療保険に加入できるのか


逆流性食道炎という病気は、日本古来の生活様式であれば発症することが少ない病気でしたが、近年の食事や生活習慣の欧米化、またストレスなどによって、罹患する人が増えてきています。


逆流性食道炎は継続的な通院が必要になる場合も多く、逆流性食道炎の治療中または最近まで治療していた場合、医療保険に加入できるか不安に思う方も多いのではないでしょうか?


確かに、逆流性食道炎の罹患経験がある人は医療保険に加入しづらくなることが多いのですが、加入できる保険もあります。


そこで、この記事では、逆流性食道炎になった人の保険加入について

  • 逆流性食道炎の人が保険に入りづらいのはなぜ?
  • 逆流性食道炎の人が保険に加入するときに注意すべきこと
  • 逆流性食道炎の人でも加入しやすい保険とは?
  • 逆流性食道炎でも、通常の保険に入れる場合はある?
  • 逆流性食道炎が完治したら、通常の保険に入れる?

以上のことを解説していきます。


この記事を読んでいただければ、逆流性食道炎の人が医療保険を検討するときのポイントがわかるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

逆流性食道炎・バレット食道とは

逆流性食道炎

逆流性食道炎は、胃液や胃の内容物が食道に逆流することによって、食道の粘膜がただれたり、胸やけ、呑酸(酸っぱい液体が上がってくる感じがある)などの不快な症状が現れたりする病気です。


逆流性食道炎の診断は、患者の自覚症状と内視鏡検査(胃カメラ)によっておこなわれるのが一般的です。


治療方法は主に生活改善薬物療法で、これらの治療で改善が見られない場合は手術を行うこともあります。

バレット食道

通常、食道は扁平上皮、胃や腸は円柱上皮という粘膜に覆われているのですが、食道下部の粘膜が変化してしまい円柱上皮に置き換えられている状態を、バレット食道と言います。


バレット食道は逆流性食道炎を原因として起こることが多いとされていて、欧米では食道がんに移行するリスクが高くなると言われ、問題視されています。

逆流性食道炎の罹患者は医療保険に入りづらい

逆流性食道炎の患者は保険に入りづらいですが、加入できる保険もあります。
逆流性食道炎の人が医療保険に入りづらい理由として、
  • 通院が定期的に必要であることと、
  • 完治しづらい疾患であることが挙げられます。
  • 放っておくと食道がんになるリスクもある

等があります。


そんな逆流性食道炎ですが、罹患経験者は保険に入れないという訳ではありません。 


持病があっても入れるタイプの保険がありますし、条件によっては通常の保険に加入できる場合もあります。


ここから、保険申し込みの際の注意点と、逆流性食道炎の方でも加入しやすい保険の種類やその特徴などについて紹介していきます。

逆流性食道炎の方は告知義務違反に注意!告知のポイントとは

保険会社によって内容に多少の違いはありますが、医療保険に加入する際には既往症の告知を行わなければなりません。

逆流性食道炎は告知が必要になる場合が多く、正確に記入せずに医療保険に加入してしまうと告知義務違反とみなされ、保険金が支払われなかったり、契約自体が解除になったりすることがあります。

告知書は必ず指示に従って正確に、できるだけ詳しく記入しましょう。

逆流性食道炎の人が告知書に記入する際の重要なポイントは、
  • いつ発症したのか 
  • 完治したのか 
  • 内視鏡検査の結果 
  • 投薬内容 
  • 手術の有無 
  • 医療機関名
などです。

罹患歴があっても完治してある程度の期間が経っていれば、通常の医療保険に加入できる可能性も高くなります。

内視鏡検査の結果が重要なのは、この検査結果によって逆流性食道炎の状態がわかり、また食道がんバレット食道でないことも確認できるので、保険会社の大きな判断材料になるからです。

内視鏡検査をすることで逆流性食道炎の重症度(グレード)が判断できますので、告知の際にわかるようであればグレードも記入します。

逆流性食道炎の治療中で内視鏡検査を受けたことがないという人は、内視鏡検査を受けて診断を確定することをおすすめします。

とはいえ、保険加入の際の告知について、「あまり理解できていない」、「どこからどこまで告知すればよいのかわからない」という方は多いです。


ほけんROOMでは、告知審査について詳しい保険のプロが、無料で皆さんの保険相談に乗っています。


告知についてもっと詳しく理解してから保険に加入したいという方や、告知についての理解を深め、保険を見直したいという方は、1分程度で完了しますので、以下のボタンから無料相談に申し込んでみてください。

逆流性食道炎の罹患経験者でも入りやすい医療保険

逆流性食道炎にかかったことがあっても、引受基準緩和型の医療保険なら比較的入りやすくなっています。

疾患があっても入れると言う医療保険は多くなっていますので、逆流性食道炎の診断を受けた場合には、告知が少なくても入れる医療保険を選択しましょう。


告知が不要な無選択型保険も逆流性食道炎の患者には適しています。 


もちろん逆流性食道炎は程度も個人によって大きく異なるため、通常の医療保険でも入れることがあります。

引受基準緩和型

引受基準緩和型は、健康状態の問題で通常の保険に入れない人でも基準を緩くすることで入りやすくなった医療保険です


もちろん告知は必要になりますが、審査が通りやすいので逆流性食道炎であっても加入できるケースが多いのです。 


この緩和の基準は保険会社によって違うので、引受基準緩和型であれば必ず加入できるかと言えばそうではありません。


申し込んでみないと分からないこともありますので、通常の保険に入れなかった場合に試してみるようにしましょう。

無選択型

無選択型の医療保険は、告知が必要ないタイプの医療保険です。

ただし、ほとんどの人が入れるようになっているため保険料が割高になっていることが特徴でもあります。 


逆流性食道炎の診断を受けて他の保険に入れない場合でも、対応が可能です。


どうしても医療保険に入っておきたい時には、検討しておきましょう。

引受基準緩和型と無選択型の注意点

引受基準緩和型の医療保険は、審査があるため状況によっては入れないケースも出てきます。

無選択型の医療保険の場合には、通常の保険に比べて保険料が高いため、利益を得ることが十分にできないケースもあります。


逆流性食道炎であり、通常の保険に入れない場合に検討することが大切です。 

逆流性食道炎の方もまずは通常の医療保険への加入をトライしよう

逆流性食道炎であっても、程度によっては通常の医療保険に入れることがあります。

また保険会社によっても対応はさまざまです。


医療保険を申し込むだけならお金もかかりませんので、まずは通常の医療保険を申し込んでみましょう。



いくつか申し込んでみれば、審査に通ることもあります

逆流性食道炎は保険会社によっても扱いが異なることが多いので、チャレンジする価値はあると言えるでしょう。

加入できるかどうかは保険会社次第

逆流性食道炎の患者であっても、保険会社によっては何の問題もなく加入できることがあります。

保険会社によって審査基準が異なるため、まずはいろいろな医療保険を申し込んでみることが、条件の良い保険に加入するための方法となります。


通常の保険の方が、疾患がある人向けの保険より、保険料も割安で見返りも大きいからです。 


医療保険は非常に多くの商品がたくさんの保険会社から販売されているため、一つの保険会社で加入を断られたからといって医療保険に加入することをすぐに諦めたりはせずに、複数の保険会社に申し込んでみることをおすすめします


A社の医療保険では断られたとしても、B社の似たような内容の医療保険では加入できたという例も少なくはありません。


ほけんROOMでは持病持ちの方でも加入できる保険に精通している保険のプロが、保険相談無料で行っています。


持病持ちで、これから保険の加入を考えている方や、保険の見直しを検討してる方は一度無料相談に申し込んで、プロの意見を参考にしてみるのも良いでしょう。

逆流性食道炎の完治後は通常の保険に入ることができるのか

保険を引き受けるにあたっての判断基準は保険会社によって違いますので、申し込んでみないとわからないというのが実際のところです。


一般的には、治療が完了して2年以上が経過し、その2年間で逆流性食道炎での通院が一度もないような場合であれば、通常の保険でも加入できる可能性は高くなると言えるでしょう。


治療が完了して2年以内の場合は、一定の期間、食道など特定の部位に関して保険金を支払わないなどという条件付きでしか保険に加入できない可能性が高くなります。

逆流性食道炎が完治したのに保険に加入しづらい場合について

逆流性食道炎が完治して数年たっているのに保険に加入できない、または条件付きでしか加入できないといった場合もあります。


それは、逆流性食道炎の他に別の既往症がある場合です。


逆流性食道炎が完治していても、他に将来的にリスクのある病気があれば、当然保険の加入は通常より難しくなります。


また、逆流性食道炎で入院・手術をした経験がある人も、完治したとはいえリスクが高いと判断される可能性は高くなります。


既往症が複数ある場合の判断も保険会社によって様々なので、この場合も複数の保険会社に申し込みをしてみて、最も良い条件で加入できるところを見つけるとよいでしょう。

逆流性食道炎の検査に保険金はおりる!

逆流性食道炎の症状があり、検査が必要だと医師が判断した場合は、検査に保険が適用されます。


内視鏡検査の場合は、3割負担の場合で4千円から5千円ほどの検査費となります。


ただし、検査によって炎症や潰瘍などが見つかり、さらに検査を追加する場合には、1万円前後の検査費用になる場合があります。

まとめ|逆流性食道炎の方でも保険に入ることはできる

ここまで、逆流性食道炎の人の保険加入について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • 逆流性食道炎の罹患歴があると、通常の医療保険には加入しづらい
  • 医療保険に申し込む際は、病状を正確に告知することが重要
  • 引受基準緩和型や無選択型は選択肢になるが、それよりも前にまずは通常の医療保険に申し込んでみる
  • 保険会社によって審査基準は異なり、逆流性食道炎でも通常の医療保険に加入できる場合もある
  • 逆流性食道炎が完治して2年以上通院がない状態であれば、通常の保険に入れる可能性も高い
  • 逆流性食道炎の他に既往症がある場合は、逆流性食道炎が完治していても保険に加入しづらくなる

でした。

逆流性食道炎の罹患歴がある人が保険加入を検討するときは、できるだけ多くの保険から納得できる内容で加入できるものを探すことをおすすめします。

多数の保険会社の保険を一人で比較検討するのはとても大変ですので、保険に詳しい専門家に相談するとよいでしょう。

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