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がんの遺伝子検査は有効なの!?その特色と注意点を詳細解説!

がんの遺伝子検査とは、5年先までの「がん予防」を見越した最先端の血液検査です。画像検査や内視鏡検査等の従来型検査では発見できない、微細ながん細胞も見つけ出せます。しかし、がんの遺伝子検査は公的医療保険が適用されず、検査費用が高額になる場合があります。

がんの遺伝子検査とは

がんの遺伝子検査とは、5年先までの「がん予防」を見越した最先端の血液検査です。画像検査や内視鏡検査等の従来型検査では発見できない、微細ながん細胞も見つけ出せます。


従来型がん検査は、がんが最低でも5mmくらいの大きさに成長しなければ、がん細胞と認識できず異常と指摘されません。


つまり、画像だけによるがんの発見には限界があります。この見逃されている「がん」の発見を可能とするのが、最先端の検査「がん遺伝子検査」です。


この検査は血液中の遺伝子から、がんを発見します。遺伝子解析を行うことにより、5mm以下の微細ながん細胞を分子レベルで見つけることができます。


今回は、がんの遺伝子検査のメリット・デメリット、そして費用について説明します。




遺伝子検査の目的や遺伝子検査の種類

がん遺伝子検査は、正常細胞の「がん化」に関与する遺伝子の状態を調査し、画像診断では発見が難しい微細ながんのリスクの評価を目的とします。

遺伝子検査の種類としては主に次の4種類があります。(参照:がん遺伝子検査のご案内


  • FreeDNA:血中に含まれるDNA濃度を測定する検査方法です。濃度が高いと、がんあるいは何らかの異常を反映している可能性があると考えられます。
  • 遺伝子発現解析:がんを増殖させる遺伝子の活性度合いを調査する検査方法です。様々ながんにかかわる47の遺伝子を解析し、がんリスク評価に反映します。
  • 突然変異・メチル化解析:がん抑制遺伝子の壊れ具合を調べる検査方法です。正常細胞に異常があると、がん化しやすくなったり、がん細胞を抑制できなくなったりすることになります。
  • がんリスク評価:FreeDNA濃度と遺伝子発現解析の結果、その他の患者のデータを用いてがんリスクの数値化を行う検査方法です。

遺伝子検査の値段

遺伝子検査には、公的医療保険制度が適用されず自由診療(診療全てが自己負担)または先進医療(先進医療分が自己負担)」となります。

がんの遺伝子検査は全身の場合は20万円以上、肺または乳房等の部位の場合は7万円程度となります。

がんの遺伝子検査の”5つのメリット”

がんの遺伝子検査により早期のがんリスクの評価、早期治療、治療率の向上が期待されます。こちらでは遺伝子検査のメリットを説明します。

メリット1:がんを効果的に予防することができる

がんを発症する前段階からの遺伝子変異の発見を行い、ご自分が、どの臓器にがんが発症するリスクが高いか、現在がんができやすい状態なのかの評価を継続的に行います。


これにより、ご自分のライフスタイルに応じた、オーダーメイドの予防管理指導が期待できます。更に、がん発症リスクが高いと判断された場合は、予防のための具体的なアドバイスで発症を回避することができます。

メリット2:簡単に個人で受けることができる

遺伝子検査は、ご自分が医療機関で長時間にわたって検査のために拘束されるわけではなく、採血を行うだけの簡単な検査で終了します。


日頃、医療機関で行われている一般の採血と、何ら変わりない方法なので手軽に検査できます。

メリット3:超早期発見から治療、再発予防ができる

遺伝子検査では、大きさが5mm以下の微細ながん細胞を発見できます。この方法により、がん未発症段階での早期発見や、早期治療が期待できるため、がん治癒率向上につながります。


また、がん治療後であっても、定期的な遺伝子検査を行うことで、がんに関連する遺伝子の突然変異をいち早く発見し、がん再発の有無を判定します。この検査で、早い段階から再発防止の対策を打ち出すことができます。

メリット4:放射線の被ばくや身体的負担がない

採血を行うだけの簡単な検査なので、PET-CTをはじめとする画像検査のように、撮影時間は30分程度ですが、検査施設に到着してから帰宅まで2~5時間程度かかるなど、長時間を要してしまう検査ではありません。当然のことながら被ばくの心配もありません。


また、内視鏡検査のように胃カメラを体内に入れて検査する方法ではないので、不快感はありません。そのため、身体的負担もほとんどありません。

メリット5:遺伝子検査によって抗がん剤の効果や副作用についてある程度予測できる

抗がん剤等の治療前後に遺伝子検査を行うことによって、その治療効果を予測することができます。


抗がん剤副作用は従来から指摘されていますが、個人ごとにその副作用のあらわれ方には差異があります。患者各自の健康状態や体質に大きく影響されます。


どのような副作用が出るか下表を参考にしてください。


治療時期副作用の症状
治療開始アレルギー反応、 吐き気、嘔吐、 発熱、便秘等
7日以内倦怠感、食欲不振、不快感、嘔吐、下痢等
7日~14日後肝障害、腎障害、貧血、口内炎、下痢、食欲不振、胃もたれ等
1ヶ月後肝障害、腎障害、貧血、脱毛、皮膚のしみ、手足の痺れ、膀胱炎等

遺伝子検査を行いどのような症状が本人にあらわれるか、ある程度予測できます。ただし、がんになって抗がん剤治療を行う場合に、副作用があっても大きな効果も期待できるならば、抗がん剤は投与される可能性が高いです。


最近では副作用を抑制する薬の注射・投与で症状の改善が図られているので、このような薬の併用を踏まえた治療措置がとられることでしょう。


がんの遺伝子検査の”2つのデメリット”

がん細胞の迅速な発見と、迅速な治療、再発の有効な防止方法として遺伝子検査は非常に優れています。

しかし、デメリットもまた存在します。こちらではデメリットを2つ説明します。

デメリット1:心理的な負担が増え、確実性がない

がんになるリスクが早期に予測できる反面、検査結果によっては、必要以上にがんに対する恐怖心から心理的な負担が増えるおそれがあります。


また、検査結果で遺伝子の異常等が見つかったからといって、必ずがんを発症するわけではありません。確実性という面では、更なる進歩が求められている検査方法と言えます。

デメリット2:検査費用が高く、保険診療の対象外なので全額自己負担である

前述しましたが、遺伝子検査は精度が高いものの、公的医療保険は適用されず3割自己負担で、検査を受けることはできません。

遺伝子検査は、多く医療機関で自由診療として取り扱われています。そのため、この診療では本来、保険診療とされている医療サービスまで全額負担をしなければなりません。


また、自由診療である以上、診療報酬が法定されているわけでは無く、各医療機関で自由に報酬を設定できることになります。


つまり、各医療機関によって報酬に差があり、遺伝子検査に20万円~60万円程度がかかる等、やはり費用に開きがあります。


ご自分が、遺伝子検査を望む際には、医療機関側の説明をしっかりと聞き、その検査内容と費用に納得した上で、検査をするかどうかを判断しましょう。

参考:遺伝子検査法が先進医療として認められ、がん保険の適用外となる

厚生労働省では2018年2月に、がん遺伝子検査法が先進医療として指定したことを報告しています。(参考:毎日新聞

このがん関連遺伝子を網羅的に調べる遺伝子検査は、遺伝子を調べて最適な治療法を選ぶ「がんゲノム医療」の中核となる技術です。4月9日より保険診療との併用が可能になりました。


つまり、自由診療とは異なり公的医療保険が適用される診療部分については、先進医療を伴う治療のため、適用の範囲内となります。


しかし、先進医療分については自己負担となります。仮に民間のがん保険に加入していても、がん保険の主契約だけでは、当該検査について保障の対象外になります。


この様な検査も利用してみたいなら、先進医療特約の追加を検討してみることが必要となるでしょう。

がんの遺伝子検査を病院で行うときの流れ

がんの遺伝子検査の流れについては次のようになります。
  1. 遺伝子検査の説明と同意書の記入:医師から検査説明書・検査同意書をもとに検査の説明が行われます。質問や確認したい点があれば、必ずこの時点で行っておきましょう。
  2. 検査開始:ご自分の血液(約20cc)を採取します。検査当日はこれだけで終了です。後は検査結果を待ちましょう。
  3. 検査の報告:4週間程度経ってから、医師から直接検査結果が手渡されます。結果により、がんの有無、がんのリスクが今後ともあるのか、今後の予防・管理等のアドバイスを受けます。
  4. (遺伝子検査でリスクのあることがわかった場合)前がん状態が認められた際は、いろいろな治療法を用いて正常細胞に戻す措置がとられます。

前がん状態であることが発見された場合の主な治療法は次の通りです。


  • 高濃度ビタミンC点滴治療:高濃度ビタミンCを投与するがん治療法です。特に膵臓がん、悪性黒色腫、大腸がん、骨肉腫の培養細胞は、ビタミンC濃度が400mg/dLに達すると死んでしまうことが報告されています。つまり、この治療法は栄養補給ではなく抗がん剤として作用し、かつ免疫力を高めることにもつながる治療法です。(参照リンク:医療法人 龍志会 IGTクリニック
  • インスリン強化療法:がんの特性を利用した最先端のがん治療です。がん細胞は、正常細胞の約16倍も糖を取り込む特性があると言われています。その糖と共に抗がん剤であるアミグダリンを取りこませることでがんを治療する方法です。(参照リンク:医療法人 健若会 赤坂AAクリニック
  • 血液バイタル療法:ボトルに採取した血液にオゾンを加えて反応させ、抗酸化力が飛躍的に増した浄化血液にしたものを点滴で体に戻す治療法です。こちらは、がんのみならずアルツハイマー等の神経変性疾患、糖尿病のようなメタボリック症候群にも効果があると言われています。(参照リンク:医療法人 健若会 赤坂AAクリニック

まとめ:がんと診断される前にがん保険に加入しましょう

がんは検査も大切ですが、日本人の死因の3割を占める厄介な病気であるため、発病した場合のために民間の「がん保険」に加入しておきましょう。

がんが発見されたら、迅速な治療がご自分の命を左右することになります。そのための金銭的サポートとして、がん保険は非常に頼もしい備えと言えます。


がん保険は保険内容によって、医師からがんと診断確定されたら高額な一時金が受け取れることや、入院給付金の支払限度日数が無制限になる等、様々な保障が約束されています。


また、保障プランや加入年齢にもよりますが、毎月の支払保険料は1,000円を下回る保険商品もあります。


健康な時期にこそ、治療のための万全な準備を行っていたいものです。

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