がんは昔からあるって知ってた?がんはいつからあるのか歴史を遡る

人類の歴史上いつから「がん」という病気はあったのでしょうか。昔の人は、がんにかかっていたのでしょうか?それとも最近になってできた病気なのでしょうか?実はエジプトやペルーのミイラからがんと思われるものが見つかっています。人間とがんとの歴史をみていきます。

がんの歴史はいつから?実は4000年も昔からある!

現代において「がん」は誰もが知る疾病の一つですが、一体どのくらい前からあるものなのでしょうか? 


一説によると、がんの歴史は4000年あると言われています。


一気に昔に遡りますが、紀元前2600年頃のエジプトの医者イムホテプの記録によると、「どんな治療をしてもよくならない『乳房にできた膨らんだ塊』」というものが出てきます。 


これはおそらく乳がんを指しているであろうことは現在の私たちであれば予測がつきます。 


さらに、2016年には、南アフリカで170万年前のヒトの化石から最古のがんが発見されました。
 

ヒトの足指の骨を3次元撮影してみたところ、骨肉腫の存在が確認されたと発表されました。 


「がんは現代病」というイメージのある中で、170万年前の大気汚染のない環境で、質素な食生活を送っていたヒトでもがんになっていたことから、がんは生活環境に関わらず、体内に罹患の芽を宿していることが分かりました。 


現代はがん治療が進歩したこともあり、「がんは治る」といったイメージが持たれるようになってきましたが、「がん」という認識がなかった昔は「とても恐ろしい病気」と恐れられてきたことでしょう。 


現在において、がん治療を行っている人やがんに備えておきたい人などにとって、がんの歴史を知っておくことは非常に大切なことです。 


そこでここでは、がんの歴史について、 

  • がんの名前の由来 
  • がんに関わる歴史上の人物 
  • がん治療の歴史 

以上のことを中心に解説していきます。 


この記事を読んでいただければ、がんについての歴史やがん治療の進歩についてお分かりいただけると思います。 


ぜひ最後までご覧ください。 



がんの名前の由来はギリシャ語から来ている

がんは英語で「Cancer」といいます。

cancerはかに座のことでもあります。


どうして、かに座ががんと結びつくのか不思議です。


cancerは「carcinos」という蟹を意味するギリシア語が語源です。これがラテン語訳されcancerとなったのです。


では、どうして蟹なのでしょう?


乳がんに侵された部分が蟹の甲羅や足にみえるという外観から、また切り取ったがんの転移している様子が蟹が足を伸ばしているようだからとか言われています。


こう命名したのは、ギリシアの紀元前460年頃~370年頃のヒポクラテスという医者です。

日本の歴史の中での「がん」はどうなのでしょう。


岩のように硬い塊ができることから、岩を表す漢字「嵒」の字に病垂を合わせて「癌」となりました。


上皮の変化したものを「癌」といい、骨や筋肉・血液細胞・リンパ球が悪く変化したものや癌など全部を合わせたものの表記は「がん」です。


国立がんセンターや日本対がん協会などひらがなで表記されています。


このように日常で、ひらがなの「がん」と漢字の「癌」を区別し使用されているのを意識してみると、がんに対する感じ方が変わるかもしれません。


がんは紀元前300年ころのミイラからも発見された

がんの痕跡のあるミイラはエジプトだけではなく、ペルーのミイラからも見つかっています。紀元前3000年の頃のミイラです。

しかし、多くのミイラを調べても、がんを患っていたミイラが少数なのはやはりがんを発症するまで長生きすることができなかったからでしょう。

がんに関わってきた歴史上の人物達

がんは4000年以上前からありましたが、長い歴史の中でがんを最初に認識し名前を付けたのは前述の紀元前460年頃~370年頃のギリシアの医者ヒポクラテスです。

ローマの医者C・クラリスマスが肉腫の名付け親

その後、西暦200年頃ローマの医者C・クラリマスが骨と肉にできるかたまりを肉腫(sarcoma)と名付けました。

ミイラにがんがあった時から、3000年も経っています。


病理学者J・ミュラーが初めて正常な細胞とがん細胞を区別できた

通常の細胞は、規則正しく増殖していきます。

形も整っています。

それに比べて、がん細胞は不規則にかたまりになるように増殖していくのです。


正常な細胞とがんを区別したのは、19世紀になってからドイツの病理学者J・ミュラーでした。


昔はがんが未知の病気だった!

ドイツの病理学者J・ミュラーが、人類の歴史の中でがんとつきあってきた長い時間の後、やっとがんの姿をとらえたのが19世紀でした。

しかし、治療にまで結びつくものではなく、がんは未知の病気だったのです。

19世紀末までも仮説はあれど、何も分かっていなかった

がんの原因については、精神的なもの、遺伝的なもの、有害な物質が原因で起こるなど、様々な説がとなえられました。

このように仮説はありましたが、どれも仮説の域を出ず、また治療法も見つかっていませんでした。

何年前からがんは治る病気になったの?歴史をみてみよう!

がんの歴史の中では最近といえると思いますが、19世紀の半ばになってウイルスによるがんの可能性にも着目されました。

このような進歩はあったものの、1950年代にはまだまだ治療不可能とされ、がんと診断されたら死を覚悟しなければならない病でした。


がん治療の歴史がめざましく進歩したのはここ30年の間です。

1990年代に転移していないがんを取り除けるようになった

1990年代になって、転移していないがんを手術で取り除けるようになりました。

死を待つだけでなく、がんを治療できるということは大きな進歩です。


がんの歴史上かなり昔から、外から見えるがん、例えば乳がんなどは切除されていましたが、麻酔をしないで切除するというかなり乱暴なものでした。


世界で初めて全身麻酔でのがんの除去手術をしたのは、日本の医師華岡青洲です。


乳がんの手術でした。


有吉佐和子さんの小説「華岡青洲の妻」にも描かれ、舞台や映画・テレビドラマも制作されています。


がん患者の5年生存率は大幅に上昇した

その後、がん手術の技術の進歩、また開腹しないで手術を行う腹腔鏡手術の進歩で、がんの手術をした場合でも短期間での退院が可能になりました。

放射線治療や抗がん剤による化学療法も進歩し、「手術・放射線治療・化学療法」の3つの治療で大きな効果を得ることができるようになりました。


がん治療の歴史の中で大きく前進したここ30年ですが、直接の治療の進歩だけではなく、がんの早期発見も大きく影響しています。


医学の進歩とそれに伴う早期発見・早期治療により、がん患者の5年生存率は大幅に上昇しました。


医療の進歩により、がんとの向き合い方が変化する中、がん保険の内容も変わっていきます。


今では、がんと共存して生きていくためのがん保険ができています。


がんと人類の長い歴史の中で、がん治療に関する医療は急激に進歩しています。


ここまでで、「がん保険が必要かもしれない」と思われた方は、まずは保険のプロに相談するのがおすすめです。 


本当にがん保険が自分に必要なのか、必要ならどのがん保険がいいのかを納得できるまで無料で何度も相談できるので、大変おすすめです。 


>保険のプロに無料相談はこちら



まとめ:がんは何年前からあった?歴史をたどろう

がんの歴史について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。 


今回のこの記事のポイントは、 

  • がんの歴史は4000年あると言われている 
  • 歴史上、がんに関わってきた人達の功績がある 
  • がん治療がめざましく進歩したのはここ30年の間 
  • 医学の進歩に伴う早期発見
  • 早期治療により5年生存率が大幅に上昇している 

です。 


紀元前の昔から、人類は「がん」という未知の病を恐れるとともに、「がん」の正体や治療法を探るべく、多くの人が研究をし続けてきました。 


「がんは治らない病気」「死を待つしかない」と思われてきたがんは、現代において「治る病気」となり、がんを未然に防ぐ生活習慣の確立や、罹患した場合に大きな助けとなる保険商品が提供されるようになりました。 


現在がん治療を行っている方も、今後罹患した場合に備えておきたいという方も、生活環境や習慣に気を配りながら、がん保険なども視野に入れて万全な対策を取ることをおすすめします。 


それとともに、がん治療における先人の努力を知っておくことも大切なことですね。 


なお、ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

   

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

ランキング