更新日:2020/05/19
【初心者でもわかる】全損でも車両保険が満額もらえないのはどうして?
車両保険に加入する際保険金の額を決められますが、全損になった場合に満額受け取ることができない場合があります。そこで今回は、車両保険で満額補償されない場合について詳しく解説します。また、修理や盗難に遭った場合の保険金は満額出るのかについても紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
車両保険の保険金は満額でない場合がある?
事故やいたずらなどの傷を修理する際はもちろん、盗難や当て逃げによる損害も補償してくれる車両保険。
そんな車両保険は加入時に、保険金の金額を設定します。全損などの場合、車両保険の保険金が全額受け取れると思っていますが、実は満額でない場合もあるのです。
そこで今回は、
- 車両保険の保険金が満額でない場合
- 全損の場合保険金を満額もらえるのか
- 支払われる保険金はどのように決められているのか
車両保険金額とは支給される補償金額の上限のこと
全損の場合でも満額でない場合がある?
全損の場合は、契約時に決めた保険金が満額もらえると考えてしまうかもしれませんが、実際はそうではありません。
それは、取り決めた車両保険金額と事故時点での時価額のズレに原因があります。 車両標準価格表というのは、あくまでその車の時価額を予想して作られたものです。
全損になっても修理して乗り続ける場合はどうなるのか
車が全損になっても、その車に乗り続けたいと思う方もいるかと思います。全損となった場合、修理の補償はどうなるのでしょうか?
車の全損には経済的全損と呼ばれるものもあります。修理費が車の時価額よりも高額となった場合、経済的全損と呼ばれます。経済的全損となると、多くの人は廃車にしてしまいますが、修理して乗ることも可能です。
修理して乗る場合の保険金額も、全損で廃車とする場合と同じになります。車両保険金は満額ではなく、車の時価額を上限として保険料が支払われます。しかし、修理費の方が高くなってしまうため、その分は自己負担することとなります。
自分の車が気に入っていて、事故を起こしても修理するつもりという場合は、「車両全損修理時特約」を利用してみましょう。車両保険の上限を超えてしまった場合に修理費を補償してくれる特約です。
上限はありますが、付帯しておくと修理時の負担が少なくて済みます。もしも車両保険金額が安いけれど修理をしたいと思っている場合、この車両全損修理時補償特約の付帯を検討してみることをおすすめします。
新車の場合でも車両保険の保険金が満額出るわけではない
車両保険金額はどうやって決まっているの?
- 車両標準価格表から決められる
- 時価額から決められる
- 新車時の購入価格
車両保険金額の決まり方①:車両標準価格評価ら決められる
車両保険金額の決まり方②:時価額から決められる
車両保険金額の決まり方③:新車時の購入価格から決められる
車両保険金額は契約中に金額の変更ができる
車両保険の保険金額は契約時に加入者が設定しますが、契約期間中でも「設定できる金額の範囲」であれば、いつでも変更は可能です。
1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?
皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?
もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。
- 加入してから一度も自動車保険を見直していない
- 車を購入する代理店で加入した
- 会社の団体割引で自動車保険に加入している
が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。
心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
以下のボタンから簡単にシミュレーションできるので、ぜひどうぞ!
まとめ
いかがでしたか?ここでは車両保険金額が満額が支払われれない理由、についてご紹介しました。
ここでご紹介したことは、
- 車が全損しても車両保険金額が満額もらえないこともある
- 車両保険金額が満額で無いのは、車の時価額と関係している
- 全損の修理時も時価額が上限で保険金が出る
- 新車で全損となった場合でも、保険金を満額受け取ることは難しい
- 車両保険金額は、車両標準価格表・時価額・新車時の購入価格の3つから決められている
- 車両保険金額は契約中でも変更することができる
になります。
車が全損し、廃車となってしまった場合、多くの方は車両保険金額の満額が貰えるものと思っているのではないでしょうか?しかし、多くの場合、保険金が満額貰える可能性は少なくなります。
保険金は車の時価額を基準にしているため、契約してからも徐々に時価額が下がってしまっています。そのため、保険金を満額受け取るのは難しいでしょう。
ほけんROOMでは他にも自動車に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。