自賠責保険の「点数」について2つ解説!診療点数の問題点とは

自賠責保険が適用となる場合は、一般的に自由診療となりますが、まったく治療費の基準がないわけではなく「自賠責診療報酬基準」という点数基準が用意されています。意外と知られていない自賠責保険の点数について、この記事では徹底解説していきます。

目次を使って気になるところから読みましょう!

自賠責保険の「点数」に関する疑問を2つ解決!


病院に行って治療を受けても治療費の3割しか負担していないのは、自分(または家族)が健康保険の保険料を支払っているからです。

交通事故で被害者になった場合はどうでしょうか?加害者の過失100%なのに、自分が支払っている保険料の健康保険を使用するのは納得がいかないと思います。

実は、交通事故によって被害を受けた場合は、自由診療という健康保険を使わない診療を行うことがあります。

自由診療は医療機関によって治療費が異なりますが、まったく基準がないわけではなく、「自賠責診療報酬基準」という基準が用意されており、健康保険の点数とは異なる点数となっています。

この記事では、自賠責保険の点数について以下の2点をポイントにして解説していきます。
  • 自賠責保険の点数(自賠責診療費算定基準)には基準がある!
  • 自賠責保険の点数基準を超えた場合は保険会社から支払いを拒否される?
  • 自賠責保険に加入していなかった場合はどうなるのか?
この記事をご覧いただければ、万が一交通事故にあった際の役に立つと思いますので、是非最後までご覧ください。

自賠責診療費算定基準について

自賠責保険が実施された昭和 31 年以降、交通事故による治療は自由診療扱いとされ、医療機関による独自の金額設定が治療費に格差を生じさせてきました。

平成元年に自動車保険料率算定会(現・損害保険料率算出機構)・日本損害保険協会日本医師会の三者間により、手挙げ方式による自賠責新基準が導入されたのが「自賠責診療費算定基準」になります。

自賠責保険の診療点数あたりの単価について

自賠責保険の診療点数あたりの単価は労災保険診療費算定基準に準拠していり、下記の通りになっています。

薬剤等の料金については健康保険の1.2倍の金額としているため、健康保険で点数1=10円のところが点数1=12円となります。

薬剤等以外の料金(技術料、初診料、再診料)については労災保険の1.2倍の金額とされていますので、健康保険と比較すると自賠責保険の基準は1.44倍(点数1=14.4円)くらいとなります。

なお自賠責保険診療費算定基準を採用するかどうかは、それぞれの医療機関に任されているため、賠責保険診療費算定基準は「手上げ方式」と言われています。

自賠責診療費算定基準を超える治療費の請求は拒否される!?

交通事故による治療費は加害者側の保険会社が支払いますが、実は自賠責診療費算定基準を超える治療費の請求は高額診療とみなされて支払いの拒否をされる場合があります。

そもそも「要かつ相当な実費全額」が賠償対象とされているため、かかった治療費が適正な支出であることを主張する必要があります。

自賠責診療費算定基準の点数を超えていた場合には、社会一般の診療費水準に比べて著しく高額とみなされ治療費が支払われなくなってしまう可能性があります。

自分は治療費を支払わないからと思っていると、後でトラブルになってしまうかもしれません。

自賠責保険に未加入だった場合

そもそも、すべての自動車は自動車損害賠償保障法により、自賠責保険に加入していなければ運転することもできません。

原動機付自転車には車検がないので、自賠責保険の期間が切れていたという可能性もゼロではありません。

自賠責保険に未加入だった場合どうなるのかを見ていきましょう。

自賠責保険は強制保険!

自賠責保険に加入せずに人身事故を起こすと、当然ですが、本来自賠責保険から支払われる賠償金自己負担しなければなりません。

任意保険に加入しているから大丈夫と考える方もいると思いますが、支払われるのは自賠責保険の補償限度額を超えた金額のみなので、自己負担金がなくなるわけではありません。

自賠責保険は加入しなければならないものなので、国土交通省では、自賠責保険未加入の車を失くすために、街頭取締りや街頭監視活動に加えて、無車検車・無保険車通報窓口も用意しています。

無保険の場合は罰則!もちろん違反点数も引かれます

無保険の場合は罰則が科せられ、違反点数も引かれてしまいます。罰則などは下記の通りです。
  • 自賠責保険に未加入で運転した場合は1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。
  • 自賠責保険の証明書を所持していなかっただけでも30万円以下の罰金が科せられます。
  •  懲役や罰金だけではなく、無保険での運転は交通違反となり、違反点数6点が付いてしまい、その時点で即座に免許停止処分となります。
また、事故を起こした場合、損害賠償として数千万~場合によっては億単位で請求されることもあります。

自賠責保障は、加害者が損害賠償金が払えず、被害者が損をすることがないようにという役割も持っています。絶対に加入するようにしましょう。

高すぎるバイク保険に加入していませんか?

バイクに乗っている方であれば、自賠責保険だけではなく、バイク保険(任意保険)にも加入しているのではないでしょうか。


自賠責保険だけでは賄えないたくさんの補償をしてくれるので、必ず入るべきですよね。


ただ、その保険料について見直したことはありますか?バイクを購入する時のショップで言われるがままに加入していたりしませんか?


実は、バイク保険は少し条件を見直すだけで年間の保険料が1万円近く安くなることがあるのです。


ただ、自分で多くの保険会社で見積もりをして比較するのは大変ですよね。


そんな時は一括比較サービスを利用してみましょう。一括比較サービスであれば、一度の入力で多くの保険会社の見積もりを取ってくれます。


しかも何度利用しても無料です。一度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

自賠責保険の点数について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

今回のこの記事のポイントは、
  • 自賠責保険の点数は自由診療だが基準となる「自賠責診療費算定基準」が定められている
  • 点数が高額すぎると高額療養とみなされ、保険会社からの支払いを拒否される可能性がある
  • 自賠責保険は強制加入!加入していない場合は罰金や違反点数が付与され免停になってしまう
です。

どうせ保険会社が支払うからと言って自賠責保険の点数を気にしていないと後でトラブルに巻き込まれる可能性があります。

また、自賠責保険に加入しなければ罰則や罰金が課せられてしまいます。必ず加入するようにしましょう。

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この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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