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自賠責保険の最長契約期間はなぜ37ヶ月?中途半端な数字の深いワケ

自賠責保険の加入や更新をする人は「なぜ最長契約期間が中途半端な期間なんだろう」と思う人は多いはずです。実はこの中途半端な最長契約期間には深い訳があるのです。もしこの自賠責保険のルールを知らないと損するかもしれません。この記事では深いワケを皆さんにお教えします。

自賠責保険の最長契約期間はどのくらい?

車やバイクを運転するときには、必ず加入の義務がある自賠責保険。 

あなたは、自賠責保険の最長契約期間がどれくらいなのかをお調べなのでしょう。 


長いとそれだけリーズナブルにもなりますし、最長契約期間は気になるところですよね。 


この記事では自賠責保険の最長契約期間について、 


  • 車種と車検の長さによる契約期間の違い 
  • 中途半端な最長期間の謎 
  • 車検のないバイクの自賠責保険で気をつけたいこと 

以上のことを中心に、お伝えしていきます。 


この記事を読んでいただければ、あなたが加入すべき自賠責保険の期間がしっかりご理解いただけるはずです。 


ぜひ最後までご覧になってください。


車種によって自賠責保険の契約期間が異なる

自賠責保険の最長期間は、その車種と車検の期間によって異なっています。 
車検期間車種保険期間の種類 
なし商品自動車5日、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、最長6ヶ月の7区分
なし検査対象外軽自動車及び原付12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月、48ヶ月、最長60ヶ月の5区分
なし小型特殊自動車1~最長25ヶ月の25区分 
車検期間車種保険期間の種類 
1年車検が必要な車両1~最長13ヶ月の13区分
2年車検が必要な車両1~最長25ヶ月の25区分
3年車検が必要な車両1~最長37ヶ月の37区分

車検のある車は、その期間に合わせて最長期間が設定されています。 


一方で車検の必要がない250cc以下のバイクは、60ヶ月を最長としてそれなりに自由な期間を選ぶことが可能なのですね。 


ちなみに商品自動車とは、 車検切れの車・抹消済の車・未登録の車を「専門業者が許可証を得て」移動のため運行する場合の呼び方です。 


車両1台分の保険料で、複数の車を運行することができます。 


日常的に乗るのが目的ではないため、ごく短期間から最長でも6ヶ月の設定となっています。 

最長契約期間の37ヶ月、25ヶ月、13ヶ月はなんで中途半端な期間?

ところで、上の表を見て不思議に思いませんか? 

なぜ最長期間が、37ヶ月や25ヶ月といった中途半端な数字なのでしょうか。 


実はこの半端な期間は、車検の期間と関係しています。 


たとえば新車の車検期間は3年ですよね。 


自賠責保険の期間も3年(36ヶ月)でいいのではと思えるのですが… 


実は「36ヶ月」ではダメな理由があるのです。

車検と自賠責保険は有効期間満了の時間が異なる

その理由とは、車検と自賠責保険の有効期間が満了するタイミングのささいな違いです。 

それぞれの期間満了の時刻が、以下のように異なっているのです。 


  • 車検…有効期間満了日の夜24時まで 
  • 自賠責保険…有効期間満了日の正午12時まで 

このたった12時間のズレが問題となります。 


自賠責保険がかかっていない無保険の12時間が生まれてしまうのです。 


無保険の車は車検を通すことができないため、この日の午後には車検が通らなくなります。 


そのため新車の自賠責保険最長期間は、車検期間より1ヶ月多い「37ヶ月」加入することが望ましいのです。 


「ちょっと待って!なんで1日じゃなくて1ヶ月も多くなるの?」 


と思われるかもしれませんね。 


自賠責保険の契約期間の単位は、原則1ヶ月単位になっています。 


ゆえに、36ヶ月よりも1ヶ月多い「37ヶ月契約」が必要となってしまうのです。 


うっかり忘れていた場合には余計な出費が出るかも

また、もう一つ怖いのが「うっかり車検を受けるのを忘れていたとき」です。 

もし車検と自賠責保険が両方切れていたら、車検業者まで自走するためにナンバープレートと自賠責保険の両方を取得する必要があります。 


ナンバープレートは陸運局で仮ナンバーを交付してもらうとして… 


自賠責保険はどうしましょう? 


このようなケースで、最小単位である「1ヶ月」のみ加入する必要が出てくるのです。 


この自賠責保険の1ヶ月契約は、とても不経済です。 


1ヶ月のみの契約がいかに損なのかをお分かりいただくために、 


  • 自賠責保険を1ヶ月単月契約をしたときの保険料 
  • 自賠責保険を最長の25ヶ月契約したときの、24ヶ月分の保険料との差額 


これらを比較してみました。


車種保険料 1ヶ月単月分25ヶ月分と24ヶ月分の差額 
自家用乗用車5,600940 
軽自動車(検査対象車)5,540870
自家用小型貨物自動車5,6701,100 
二輪車 250cc超5,000370


うっかり忘れていたために、5千円程度の痛い出費となります


こういった事態を避けるためにも、自賠責保険は最長期間で契約しておくべきなのです。  

注意:車検が必要ないバイクは自賠責保険のシールを貼らないと罰金

250cc以下のバイクや原付は、車検を受ける必要がありません。 

ただしこれらのバイクを運転するときは、ナンバープレートに自賠責保険のシールを貼っておく義務があります。  


シールを貼らずに運転した場合は30万円以下の罰金が科せられてしまいます。 


自賠責保険証を携帯せずに運転した場合も同様です。


確実に貼っておかなければならない自賠責のシールですが、もしこれを無くしてしまったらどうすれば良いのでしょうか。 

自賠責保険のシールを無くした場合の手順

自賠責保険のシールは、正式には「自賠責保険標章」といいます。 

この保険標章を無くしたり汚損してしまった場合は再発行が必要となります。 


再発行の手順は以下の通りです。 


  1. 自賠責保険証明書と印鑑を用意する。 
  2. 保険会社の営業店に直接行く(保険代理店はNGです)。 
  3. 保険会社の窓口にある「保険標章再交付申請書」に記入捺印する。
  4. 申請書・自賠責保険証・シール(汚損の場合)を窓口に提出する。 

残念ながら、郵送での手続きはできません。 


保険会社の営業店に、営業時間内に出向きましょう。


まとめ:最長契約期間には意味があった

自賠責保険の最長契約期間についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。 

この記事のポイントは、 


  • 車種や車検の長さによってに、自賠責の最長期間は異なる 
  • 自賠責最長期間が中途半端な理由は、車検期間との絡み 
  • 車検のないバイクは、自賠責のシールを忘れずに 

以上のことでした。 


37ヶ月・25ヶ月という半端な自賠責の最長期間には、ちゃんと意味があったんですね。 


「自分は必ず期限1ヶ月前に車検を受けているから、1ヶ月多くする必要はない」 


そう考える方もいるかもしれませんが… 


2年後のあなたはとてつもなく多忙で、車検に行く暇がなくなっているかもしれません。 


また、車に致命的な故障が見つかって修理に時間がかかるかもしれません。 


ささやかな保険料の差ですから、お守りとしてもう1ヶ月加入しておくことをお勧めします。 


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ぜひご覧になってください。

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