更新日:2018/08/05
意外と知られてない!自賠責保険が免責になるのはどんな場合?
自動車を運転する方なら誰でも加入する義務がある自賠責保険。実は免責になる場合があることをご存知ですか?「事故を起こしたら必ず保険金を出してもらえる」と思ってる方もいますよね。この記事では、意外と知られてない「自賠責保険が免責になるケース」について説明します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
自賠責保険における免責とは?自賠責保険が免責になる場合がある!
- 「悪意事故」と「重複契約」
- 悪意事故の免責
- 重複事故の免責
自賠責保険が免責になるのは「悪意事故」と「重複契約」のみ!
- 悪意事故の場合
- 重複契約の場合
自賠責保険は法律で免責事由を制限している
- 保険会社は、第82条の3に規定する場合を除き、保険契約者または被保険者の悪意によって生じた損害についてのみ、てん補の責めを免れる。(第82条の3は「重複契約の場合の免責」)
- 悪意事故
- 重複契約
仮に保険会社が約款でこれら以外の免責事由を定めていても、無効になる
悪意事故の免責について
- 悪意事故
- 重複契約
- なぜ「悪意事故」の場合だけ保険金が支払われるの?
- 「悪意」ってどういう状況を指すの?
- 「わざと」「故意」とは何が違うの?
悪意事故の場合、免責により保険金が全く支払われない
- 保険契約者または被保険者の悪意によって生じた損害についてのみ、てん補の責めを免れる
「悪意」と「故意」では異なる
- 保険者は、保険契約者または被保険者の故意または重大な過失によって生じた損害を填補する責任を負わない。戦争その他の変乱によって生じた損害についても、同様とする。
- 責任保険契約(損害保険契約のうち、被保険者が損害賠償の責任を負うことによって生ずることのある損害を填補するもの)に関する前項の規定の適用については、同項中「故意または重大な過失」とあるのは「故意」とする。
- 「人を轢く目的で車を発進し、確定的故意犯として有罪判決を受けた」
- 車を使って無理心中を計り、殺人罪が成立した」
- 他者を傷つける目的はないが、傷つけても構わないという気持ちで車を発進した
重複契約の免責について
保険金が支払われるのは”一番最初”の1契約分のみ
最も早い契約が2つ以上ある場合はどうなる?
- 100万円(自賠責保険で支払う総額)÷2(重複契約数)=50万円
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バイクに乗っている方であれば、自賠責保険だけではなく、バイク保険(任意保険)にも加入しているのではないでしょうか。
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まとめ:自賠責保険における免責
- 免責に該当するのは「悪意事故」と「重複契約」の2つのみ
- 「悪意」と「故意」は異なり、「悪意事故」のみ免責の対象となる
- 重複契約の場合、最初の1契約に対しては保険金が支払われる