任意保険の自動車保険を解約するときに損をしないための注意点!

自動車を所有していれば、当然自動車保険に加入していることでしょう。自動車が無くなれば保険を解約することでしょう。任意保険は、車両を所有したままでも解約することができます。任意保険の自動車保険を解約すると、どんなことが起こるか説明します。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

自動車保険の任意保険を解約したい!意外と知らない3つの知識

自動車保険の任意保険は、加入するかどうかは個人の自由です。任意保険へ加入していても、様々な理由で解約を考える方もいるかと思います。

では、任意保険を解約したらどの様なことが起こるのでしょうか?また、解約した場合、支払った分の保険料は戻ってくるのでしょうか?

ここでは
  • 任意保険を解約した際の解約返戻金について
  • 任意保険を解約した後の等級について
  • 任意保険を途中解約した場合の等級について
  • 任意保険の解約時に違約金などを支払う必要はあるのか?
についてご紹介します。

この記事をお読みいただければ、任意保険の解約について詳しくお分かりになるかと思います。ぜひ最後までお読みください。

1:自動車保険(任意保険)の解約で解約返戻金はもらえる?

自動車保険(任意保険)を解約する際に気になることが、余分に支払った保険料が戻ってくるのか、「解約返戻金」はあるのか、ということではないでしょうか。

基本的には、損害保険会社が定めるところにより解約返戻金が支払われます。ただし、解約返戻金は任意保険の支払方法によって若干違いが出てきます。解約時期によっては、ゼロになることも考えられます。


保険料の支払い方法は月払いと年払いがあります。それぞれ解約返戻金がどうなるのか、詳しく説明します。

解約返戻金は保険料支払の方法が月払いだと「月割り方式」でもらえる!

月払いで保険料を払っている場合は、月割り方式で解約返戻金が戻ってくる、ということになります。

例えば、任意保険を5か月で解約するという場合は、5ヶ月分の保険料を支払えばいい、ということになります。仮に1か月分余分に保険料を支払っている場合、その分の保険料が解約返戻金となります。

ただし、保険開始日が1月10日だった場合、毎月10日を1日でも過ぎてしまうと、1か月分の保険料を支払わなくてはなりません。日割り計算されることは基本的にないため、解約を考えている場合、保険開始日が何日だったかも確認するようにしましょう。

保険料支払の方法が年払いだとどうなる?「短期率」とは?

では、任意保険の保険料が年払いだった場合、解約返戻金はどうなるのでしょうか?どれくらい返金されるのか、気になる方も多いと思います。

任意保険の保険料の支払い方法が年払いだった場合、残りの期間に応じた保険料を、「短期率」をもとに計算し、解約返戻金として支払われる仕組みになります。

では、短期率とはどのようなものなのでしょうか。保険会社によって多少差があるかもしれませんが、チューリッヒの短期率をご紹介します。
経過期間短期率
7日まで10%
15日まで15%
1か月まで25%
2ヵ月まで35%
3か月まで45%
4か月まで55%
5か月まで65%
6か月まで70%
7か月まで75%
8か月まで80%
9カ月まで85%
10か月まで90%
11か月まで95%
12か月まで100%

こちらの表をもとに、年間保険料が5万円を年払いで払い、7か月で途中解約した場合の解約返戻金を計算してみましょう。 

50,000円-(50,000円×75%)=12,500円 

となり、12,500円が解約返戻金として保険会社から返金される、ということになります。表を見て分かるように、任意保険の契約期間が残り1か月未満の場合、解約返戻金が支払われることはありません。 


2:自動車保険(任意保険)を解約するとき等級で損しないための知識

自動車保険(任意保険)の途中解約をすると、解約返戻金が支払われることをご紹介しました。解約返戻金が支払われるなら、途中解約してもいいかな、と思う方もいるかもしれませんが、任意保険を解約する際の注意点がいくつかあります。
  • 任意保険の途中解約をすると等級が上がらない
  • 任意保険を解約し、一定期間以内に再契約しないと、等級が引き継げない
になります。

それぞれどのようなことなのか、詳しくご紹介します。

満期直前に解約すると等級が上がらずもったいない!

自動車保険には、ノンフリート等級別制度が設定されています。これは、毎年無事故(自動車保険を使わない)であれば、等級が進み、割引率が大きくなっていきます。安全運転をしていれば保険料が安くなるシステムになっています。

下の図は等級満期日の関係を表したものになります。等級は満期日になると1等級上がます。満期日を待たずに解約してしまった場合、等級は上がりません

任意保険の解約返戻金は、短期率だと月割りで計算したよりも少ない金額しか戻って来ないため、場合によっては満期を迎え、等級が進んでから解約した方がお得かもしれません。


再加入予定があるなら「中断証明書」を忘れずに!

様々な理由で一時的に車両を手放すために任意保険を解約する場合、中断証明書を取得しておくことをおすすめします。中断証明書を利用することで、任意保険の再契約時に、等級を維持したまま再開することが可能になります。

また、再契約する可能性が無くても、子供や親族に等級の引継ぎを行うこともできるため、中断証明書を忘れずに発行しておきましょう。

中断証明書の発行には基本的に料金はかかりません。安心して中断証明書を発行してください。

先ほどご紹介しましたが、満期から一定の期日が経過すると「等級は消滅」します。これを避けるために自動車保険の任意保険では「中断」という方式ができました。


ただし、経済的な理由で車両を所有したまま解約をした場合には、「中断証明書」が発行されないことがありますので、扱いの代理店に確認されることをお勧めします

3:自動車保険は解約しても違約金は無いです!

携帯電話の契約などでは、2年縛りの割引等があり、更新月以外に解約をすると違約金を支払わなくてはいけない場合があります。任意保険の場合は契約途中で解約を行うと、違約金などが発生してしまうのか、心配な方もいるのではないでしょうか。

自動車保険の任意保険は、契約を途中で解約しても、違約金が発生することはありません。自動車保険の任意保険を解約した場合、解約返戻金がある場合は、解約返戻金が支払われて終わりとなります。任意保険の必要が無くなったとき(車両が無くなったなど)には、誰にも遠慮をすることなく解約ができます。

任意保険の解約には書類などが必要になります。詳しい解約手続きはこちらでご紹介していますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。(自動車保険解約手続き

コラム:解約後の自動車保険、どうする?

自動車保険を解約した場合、車の運転を続ける方は万が一に備えてまた新たな自動車保険に備えると思います。 


加入するとしたらロードサービスや万一の時の対応力等を見た上で保険料が安い自動車保険に入ろうと思っているのではないでしょうか?


しかし、全ての保険会社で見積もりをしようと思うと大変面倒です。
 


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まとめ


いかがでしたか?ここでは任意保険の解約について、説明をしてきました。 

ここでご紹介したことは、 
  • 自動車保険の任意保険を途中で解約すると、解約返戻金を受け取ることができる 
  • 任意保険の解約返戻金は保険料が月払いの場合は月割り方式で、年払いの場合は短期率をもとに計算した金額が受け取れる 
  • 任意保険を解約する際の注意点は、途中解約の場合等級が上がらない、中断証明書を発行しておく 
  • 任意保険を途中解約しても違約金は発生しない 
になります。

任意保険を解約することは自由ですが、途中解約の場合等級が上がりません。さらに、任意保険を再契約したいと思ったときに、等級が6等級からのスタートとなってしまいます。


特に車両保険を付けたい場合、保険料が高くなってしまうため、等級の維持は重要になってきます。

任意保険は1度解約するけれど再契約を考えているという場合、等級を維持しておくためにも、中断証明書を発行しておくことをおすすめします。

ほけんROOMでは他にも自動車に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。

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