ジープ・ラングラーの維持費はいくら?実際のオーナーの声も紹介!

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ジープのアイデンティティを色濃く表現した車 ジープ・ラングラー、元祖SUVといっても過言ではないラングラーの維持費はいくらなのでしょう?この記事では4つの項目ごとにラングラーの維持費をシミュレーション。また、オーナーの声や1ナンバー車についても解説します。

ジープ・ラングラーの維持費は?

アメ車にあこがれて、この車に行きつく方もいらっしゃるのではないでしょうか。


ジープ・ラングラーは元祖SUVといっても過言ではないといわれています。


みなさんはそんなジープ・ラングラーの維持費がどのくらいかかるのかご存じですか?


そこで今回は

  • ジープ・ラングラーの維持費はどのくらい?
  • ジープ・ラングラーの実際の乗り心地は?
  • 維持費を安くするには?
この3点について詳しく解説したいと思います。


知らない方も多く、購入前と購入後にイメージのズレが生じる人も多いです。


この記事を読んでいただければ維持費に関する基本的な情報を抑えられるのことでしょう。


ぜひ、最後までご覧ください。


ジープ・ラングラーの4つの維持費をシミュレーション

ジープ・ラングラーなど車を所有する時に必ず維持費がかかります。


大まかな項目はこの4つです。

  • ガソリン代 
  • 自動車税
  • 車検 
  • 任意保険
他にも費用はかかりますが、初めに代表的なこの4つの維持費について、ひとつずつ解説したいと思います。

ガソリン代

毎日通勤などで車を使う人はどうしてもガソリンの消費も激しく。走行距離が延びてしまいますよね。


ちなみにジープ・ラングラーのカタログ燃費は9.0~9.2 km/Lですが、実燃費を調べてみると6.22 km/Lでした。


走行距離でどのくらい年間のガソリン代に影響が出るのか疑問に持ちませんか。


走行距離別の年間のガソリン代を表にまとめたので参考にしてください。

年間走行距離年間 ガソリン代月間 ガソリン代
3,000~
5,000㎞
67,524円~
112,540円
5,627円~
9,378円
5,000~
10,000㎞
112,540円~
225,080円
9,378円~
18,756円
10,000~
15,000㎞
225,080円~
337,620円
18,756円~
28,135円

ガソリンの値段:140円/L


やはり走行距離で大きな差が出てしまっているのがよく分かりますよね。


月間の金額はそこまででも年間に直すと10万円以上の差額が出てしまいます。

自動車税

自動車税とは、自動車を所有している人が納める税金の一種です。
 

税金の金額は排気量で分類されています。

ジープ・ラングラーの排気量は3600ccなので、現在、年間にかかる税金は66,500円です。
 

国民には納税の義務があるので、車を所有している人は必ず支払わなければならないので必ず納付するようにしましょう。

2019年10月1日以降は自動車の税金制度が見直され、「自動車税」の名称が「自動車税種別割」になります。

それに伴い税額も変更されます。

2019年10月1日以降に購入したジープ・ラングラーが新車だった場合のみ、65,500円に引き下げられます。

車検

車検の費用は大きく分けて「法定費用」と「車検基本料」の2つがあります。


まず最初に「法定費用」について解説したいと思います。


法定費用

「法定費用」は、さらに3つに細分化できます。


その3つとは、

  • 重量税 
  • 自賠責保険料
  • 検査手数料(印紙代)
です。

重課税とは?

重課税とは、その車体ごとの重量により変わる税金の一種です。

ジープ・ラングラーの場合、グレードがアンリミテッド ルビコンであれば2.5tに分類されます。

初年度〜13年目まで、41,000円が年間にかかる費用です。

それ以外のグレードの場合は、2t以下の分類になるので32,800円です。

自賠責保険料とは?

強制保険」とも呼ばれ、必ず加入しなければなりません。

基本的に車検を依頼する工場などを窓口として加入します。

期限切れや申告漏れは基本的にありませんが、万が一そのような場合があれば処罰の対象なので注意しましょう。

そもそもこの保険は、補償の対象としているのは、相手方のみです。

自身が人身事故を起こしてしまった場合、
  • 相手方が死亡してしまった場合:最大3,000万円
  • 後遺症や介護が必要な場合:最大4,000万円
の補償がされます。

あくまで補償の対象は相手方のみなので、自身のけがや愛車の修理は補償の対象ではないので注意しましょう。

自身も保険の対象ないにするには、別途任意保険に加入すれば問題ありません。

任意保険については、任意保険の項目で詳しく解説しています。

自賠責保険料の気になる保険料は保険期間により異なります。

下表を参考にしてください。

保険期間保険料
12ヶ月15,520円
13ヶ月16,380円
24ヶ月25,830円
25ヶ月 26,680円
36ヶ月 35,950円
37ヶ月 36,780円

検査手数料とは?

検査手数料は印紙代や証紙などの手数料のことです。

普通車である3ナンバーであれば、下表の金額が必要です。
項目金額
印紙400円
証紙1,400円
合計1,800円

車検基本料

車検基本料は整備や点検などの際に生じる費用のことです。

車検を依頼する工場によって金額に大きく差があるので注意しましょう。

民間企業による相場は30,000円~50,000円です。

金額については気にせず、安心感や質の良い整備・点検を希望する方には「ディーラー車検」をおすすめめします。

ディーラー車検とは?

ディーラー車検は、自動車に関しての専門家が対応してくれるので、質の良いサービスが受けられます。

メリット
  • 質の良いサービス
  • 純正パーツの使用
  • 質問や相談ができる

具体的にどのような整備内容なのか目安の金額とともに項目を下表にまとめたので参考にしてください。
項目金額
点検・検査料45,000円 
バッテリー交換22,000円
下回り洗浄・錆止め20,000円
オイル交換9,000円
ブレーキオイル交換5,600円
エアコンフィルタ交換 4,800円
ブレーキメンテナンス3,500円
合計109,900円
金額は高いですが十分なサービスは受けられます

車検センターとは?

「ディーラー車検」では高額ではありますが、それに伴ったサービスは受けられるようです。

しかし少しでも安く抑えたいという方には、なかなか利用できないですよね。

金額を優先する方には、車検センターの利用をおすすめします。

この車検センターでは、整備や点検を最低限しか行わないので費用も1万円程度に抑えられます。

しかし、最低限しか行われないので自身で交換やメンテナンスを行わなければならないケースもあります。

知識があまりない方は民間の平均相場の車検を受けたほうがよさそうですね。

悪徳業者に注意!

また、依頼する工場を選ぶ際に注意してほしい点は、悪徳業者が中にはいることです。

言葉巧みに話を誘導して何十万もの金額を請求してくる業者も存在します。

必ずいくつかの業者に見積もりを出してもらってから判断しましょう。

任意保険

先ほどご紹介した自賠責保険は対象が空いてのみでした。


任意ですが、自身にもけがや車の修理も保険を利用したい方は加入しておくべきでしょう。


また、「対物賠償」「搭乗者補償」もあるので、もしもの時に備えられますよね。


任意保険にもいろいろな種類がありますが、保険料は「年齢と等級」、「走行距離」で設定されていることがほとんどです。


いくつか例を出して解説します。


年齢・等級別の年間保険料

例として条件を下記のように設定します。

  • 車種:ジープ・ラングラー
  • 年間走行距離:11,000㎞
  • 免許の種類:ブルー  
  • 運転者限定:本人限定 
このような条件にして年齢等級のみを変更した場合の保険料をまとめてみました。

下表をご覧ください。

年齢・等級金額(年間)
21歳以上・15等級82.600円
26歳以上・15等級49.800円
30歳以上・15等級47.700円
21歳以上・10等級107.900円
26歳以上・10等級65.000円
30歳以上・10等級62.200円
年齢が若いほど事故の発生率も高いと考慮され保険料も高いですよね。

次に走行距離に注目してみましょう。

走行距離別の年間保険料

走行距離が違うだけで保険料も変動します。

違う例を使って解説したいと思います。
  • 車種:ジープ・ラングラー
  • 年齢:30歳
  • 免許の種類:ブルー 
  • 等級 :13等級
  • 運転者限定:本人限定 

この条件の下で走行距離だけを変更した場合の金額はこのようになっています。
走行距離金額(年間)
3000km42,000円
5000km44,400円
7000km 46,300円
9000km 
50,100円
11000km 
52,300円
16000km 
61,300円
無制限63,800円
走行距離が16000kmと3000kmでは19,300円も年間で差が生じています。

実際にかかる年間維持費は?

4つの維持費について解説してきましたが、人によっては駐車場代などもかかりますよね。

月極駐車場の平均料金が月額8,288円なので、年間99,456円がかかります。

他にもオイルやタイヤ交換、高速料金代もあるのでその他に15万円ほどかかると思います。

そのことも踏まえてジープ・ラングラーの年間維持費を計算してみました。
項目維持費
ガソリン代(5,000㎞) 
112,540円
自動車税45,000円
車検費用25,830円
任意保険97,500円
そのほか150,000円
合計426,870円
駐車場はあくまで全国の平均値なのでもっと金額が上の場所も多数あります。

かならず、購入前に近所の駐車場の月々の金額も調べておくとよいでしょう。

【オーナーの声】アメ車だから壊れやすい?乗り心地は?

壊れやすい?

アメ車だから日本車と比べ壊れやすいと思われている方もいるかもしれません。


しかし、特にアメ車だから壊れやすいというわけではありません。


実際のオーナーの方のお話でも、車検の際にメンテナンスを行っていれば問題ないとのことでした。


しかし交換が必要な場合、アメ車なので純正のパーツを入手するのに時間がかかるそうです。


乗り心地は?

もうひとつ気になるのは実際に乗車して運転する時の乗り心地ですよね。


基本的にシートも座りやすく大きな問題はないようです。


しかし人によりけりですが、運転に慣れるまで少し時間がかかる人もいるそうです。


慣れるまでに時間がかかる理由

  1. 揺さぶられる感覚
  2. ステアリング


1つ目の理由はジープ・ラングラーはオフロード走行を想定されているので、上下左右に揺さぶられる感覚がするそうです。


初めて車自体を運転する方はさほど気にならないかもしれませんが、違う車種から乗り換えた方は、気になるかもしれません。


2つ目の理由は他の車種よりステアリングを常に修正、微調整しなければならいので気になる人も多いようです。


しかし、運転になれてしまえば問題ないので、この車のデザインやジープマニアの方には十分愛される車種ではないでしょうか。

1ナンバー登録をすると維持費が安くなる?

少しでも維持費を安くしたい方もいるでしょう。


そのような方には、ジープ・ラングラーを1ナンバー登録すれば維持費も抑えられます。


基本的に1ナンバーは、貨物自動車が登録できるナンバーです。


つまり、ジープ・ラングラーを貨物自動車として登録するということです。


1ナンバーにすることで税金関連の費用を抑えられます。


自動車税

自動車税の項目時に排気量で税額が決まると説明しましたが、貨物自動車の場合は最大積載量により税額が決まります。

  • 2人乗り:8,000円
  • 2人乗り以上:16,000円

となり、通常では66,500円かかっていた税金よりもやすいですよね。


重量税

重量税も同様に通常の3ナンバーと1ナンバーでは税額が異なります。


通常時では、グレードが アンリミテッド ルビコンであれば2.5tに分類され、初年度〜13年目まで41,000円が年間にかかる費用でした。


それと比べて1ナンバーの場合は初年度〜13年目までは13,000円と費用を抑えられます。


大きく金額に差が生じているのが見てわかりますよね。


条件

しかし、1ナンバーにするにはいくつか条件があります。

  • 後部座席の半数以上を積載可能にする
  • 車検が毎年必要になる
  • 任意保険料が通常より高い
  • 高速料金代が通常より高い
貨物自動車として登録されるので貨物自動車ならではのルールも抑えておかなければなりません。

このような条件はあるのですが、年間で見ると1ナンバーのほうが維持費を安く抑えられるので検討してみてはいかがでしょうか。

登録するには?
実際に変更・登録するには陸運局で行わなければなりません。

1次審査は書類の提出です。
  • 車検証のコピー 
  • 改造自動車等届出書 
  • 改造等概要説明書 
  • 改造箇所の添付書類
これらの資料を提出して審査されます。

審査に通れば、次は2次審査です。

この2次審査では実際に車を持ち込み、条件をクリアしているかチェックされます。

この審査に通ることで1ナンバーとして登録ができます。

審査に通るためにも素人では判断が難しいのでショップの方やディーラーの方に任せるのが確実な方法です。

気になる方は実際にお話を聞いてみてはいかがでしょうか?

まとめ:ジープ・ラングラーの維持費とオーナーの声

今回の記事ではジープ・ラングラーの維持費とオーナーの声について解説しましたがいかがだったでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • 年間の維持費の目安は42万円である
  • 年間維持費には、ガソリン代、税金、車検費用、保険料等がある
  • 乗りやすいが少しクセもある
  • 維持費を安くするには1ナンバーがおすすめ
以上の点です。

工夫次第では維持費を削減できるので、任意保険や車検など改めて見直してみてはいかがでしょうか。

ほけんROOMでは自動車に関する記事を他にも多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。

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