更新日:2019/03/20
自動車保険における解約の必要書類や注意点について徹底解説!
自動車保険を解約する場合の必要書類って何だろう?保険の解約と聞くとなんだか難しそうですが、実はとても簡単で、必要書類を準備するだけです。問題は、自動車保険の解約時期や等級の引継ぎにあります。この記事では、具体的な書類例から解約の注意点まで幅広く解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
自動車保険の解約にあたり、必要書類について解説!
解約と言っても、どのような手続きがあるのか、必要書類は何か確認しておきたいのではないでしょうか。
いわゆる下準備ですね。
そこで、ここでは下記のように自動車保険の解約手続きにかかる必要書類等を中心に解説いたします。
- 自動車保険解約の必要書類の具体例
- 自動車保険解約の手続きがいらないタイミング
- 自動車保険を解約する際に保険料を節約できる小技
この記事を読んでいただければ、自動車保険の解約時に必要書類などについて役立てることができます。
ぜひ最後までお読みください。
自動車保険の解約に必要書類の例
届いたその書類は、保険会社によって異なります。
例えば任意保険の場合、以下の書類どちらかが届きます。
- 解約申し込み書
- 契約内容変更依頼書
Aさんの例ですが、
「Aさんは、車を廃車したので、自動車保険(任意保険)を解約することにしました。
Aさんが契約者なのでAさんが連絡をします。
保険会社に連絡して<解約したいので必要書類を送ってください。こちらで用意するものはありますか?>と伝えました。
保険会社からは、保険証券と印鑑を用意しておいてくださいとのこと。
必要書類として解約申し込み書が届きました。
この解約申し込み書に記入捺印し、保険証券を同封して返送して解約手続きは完了です。
意外と簡単に終わったのでびっくりした半面ホッとしました。」
要注意ですが、解約は必ず車を手放してから手続きしましょう。
また、乗り換えの場合は空白期間を作らないよう気をつけてください。
では、具体的に「解約申し込み書」「契約内容変更依頼書」を紹介いたしますね。
自動車保険解約の”解約申し込み書”
保険会社によって名称・仕様は異なりますが、同じ意味を持つ書類です。
入手方法は2つあります。
- 保険会社又は代理店に連絡をする場合→郵送または代理店から受け取る
- 通販型ダイレクト保険に連絡する場合→郵送またはwebサイトからダウンロードする
ほとんどがAさんのように契約者が連絡し、必要書類「解約申し込み書」を入手します。
自動車保険の”契約内容変更依頼書”
この「契約内容変更依頼書」は、自動車保険(任意保険)の内容について変更がある場合に使用します。
- 契約者の変更
- 氏名の変更
- 住所等の変更
- 車両入替
- 年齢条件の変更
- 解約
例えば、氏名・住所変更、車両入替など用途は様々です。
参考:自動車保険を”満期日で解約する”場合は解約手続きは不要
解約をするタイミングが自動車保険の満期日の場合、解約手続きは不要です。
必要書類を取り寄せなくても大丈夫です。
もし、乗り換えを検討している場合は、先にも述べましたが、空白期間をあけないで加入してください。
自動車保険の満期日で解約することを検討している廃車や譲渡が理由の場合は、解約する前に車を手放してくださいね。
しかし、一部の自動車保険にある自動継続特約は満期が来ると自動的に同じ内容で更新してしまう場合がありますので注意してください。
この場合、前もって保険会社に連絡を入れましょう。
自動車保険の解約から再加入を検討しているなら”中断証明書”は重要な必要書類
「中断証明書」とは、解約前に年々積みあげてきた等級(割引)を保存し、一旦解約しても再度加入する際に解約時の等級を引き継ぐことができる仕組みです。
この「中断証明書」で、再加入時に保険料の節約ができるので、ぜひとも解約時は「中断証明書」を発行しましょう。
「中断証明書」は、解約時の重要な必要書類と言えます。
しかし、「中断証明書」を発行するには条件があります。
どのような人が等級を引き継ぐことができるのでしょうか。
自動車保険の再加入時に7等級以上の方は”等級を引き継げる”
6等級(19%引)が一般的に新規スタートの等級ですから事故がなければ、翌年から7級(30%引)になりますね。
最大で、20等級(63%引)ですので、もし、「中断証明書」を発行しないで解約したら非常にもったいないですね。
Bさんの例ですと、
「Bさんは、車を人に譲ったので自動車保険の解約をしようと考えていました。
無事故でせっかく等級が16等級まで上がったのにもったいないと思っていたんです。
16等級と言えば、割引率は52%!
次回もし再加入すると6等級になってしまうのを懸念していました。
すると、保険会社から等級を保存し、再加入する時その等級を引き継ぐことができる中断証明書の存在を聞きました。
実際に解約時に中断証明書を発行してもらったのです。
数年後、転勤で都心に引っ越していたBさんが、地元に帰ってきました。
等級を引き継いだ自動車保険に再加入して保険料の節約が出来たのです!
いつ車に乗るようになるか、再加入することになるか将来はわからないもの。
Bさんは、中断証明書取っておいて良かったですね。」
ですから、この必要書類「中断証明書」はとても重要です!
ただ、中断証明書は期間について条件があります。
中断証明書の発行は自動車保険”解約時から13ヶ月”なので注意すること
中断証明書について検討する時間があります。
しかし、およそ1年の間に発行し忘れていたら、13ヶ月過ぎて無効になってしまいます。
それは非常に残念ですね。
中断証明書は、最長10年有効ですので、まだ見ぬ将来のこと、どうなるかわからないので念のため発行しておくのが賢明です。
自動車保険を解約するための必要書類の中に「中断証明書」も含めてくださいね。
自賠責保険の解約は”別で必要な書類”も忘れずに
- 自賠責保険証明書
- 解除事由証明書
- 廃車または譲渡をした証明書:登録事項証明書・解除事由証明書等いずれか1点
- 本人確認書類:運転免許証・健康保険証・印鑑証明書等いずれか1点
- 解約返戻金を受け取る振込口座情報
保険会社により多少の違いはありますが、以上の必要書類を確認して手続きをします。
ただし、車に保険がついていない状態を避けるため、車を手放してから自動車保険と自賠責保険を解約してくださいね。
コラム:解約後の自動車保険、どうする?
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まとめ
今回、この記事のポイントは、
- 自動車保険(任意保険)の解約の必要書類は解約申し込み書か契約内容変更依頼書と保険証券
- 満期時の解約は手続き不要
- 解約時は中断証明書を発行しよう
- 自賠責保険(強制保険)の解約必要書類
くどいようですが、自動車保険の解約は車を手放してから手続きしましょう。
そして、保険会社に連絡して必要書類を入手してくださいね。
もちろん、保険料が節約できる中断証明書を発行してもらうことをおすすめします。
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