更新日:2020/06/04
自動車保険の3年契約は途中で解約できる?乗り換えの注意点を説明
自動車保険の3年契約は満期日までに解約できます。自動車保険を満期日までに解約して乗り換える場合は、解約返戻金や等級を考慮しなければなりません。3年契約は保険料が変わらなかったり等級ダウンの影響を受けないメリットと比較して乗り換えを検討しましょう。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 自動車保険の3年契約から乗り換え時に考えたいポイントとは?
- 自動車保険の3年契約でのメリットとデメリットを確認する
- 自動車保険の3年契約のメリット①:3年間は保険料が変わらない
- 自動車保険の3年契約のメリット②:事故をしても更新まで等級が落ちない
- 自動車保険の3年契約のメリット③:毎年契約手続きの手間が不要
- 自動車保険の3年契約のデメリット:補償を使いすぎてしまうことがある
- 自動車保険の3年契約の乗り換え・解約方法
- 自動車保険の3年契約から乗り換える時の注意点
- 3年契約から他の自動車保険に乗り換えるときには満期日を保険開始日に
- 乗り換えする保険会社が3年契約からの乗り換えに対応しているか
- 解約する日付によって返戻金の金額が変わってくる点に注意しよう
- 保険始期日と年違いの同月同日ならインターネット手続きが可能
- 自動車保険の単年契約に乗り換えるなら・・・
- コラム:自動車保険の乗り換えで一番安い保険料を見つける裏ワザ
- まとめ
目次
自動車保険の3年契約から乗り換え時に考えたいポイントとは?
3年契約の自動車保険で満期前に乗り換えたい場合には、途中で3年契約の自動車保険を解約するか、満期まで待って他の自動車保険に乗り換えるかしなければなければなりません。
3年契約の自動車保険を乗り換えるとどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
そこで、この記事では
- 3年契約のメリットとデメリットとは?
- 3年契約と短期契約の保険料や等級の違いとは?
- 3年契約は満期前に解約できる?
- 解約すると保険料は戻ってくる?
などをお伝えします。
3年契約の自動車保険からより適した自動車保険に乗り換える前に、3年契約のメリットや乗り換えの方法について理解しておきましょう。
自動車保険の3年契約でのメリットとデメリットを確認する
ここでは自動車保険の3年契約のメリット・デメリットを説明します。
自動車保険の3年契約のメリット①:3年間は保険料が変わらない
自動車保険には等級という制度があります。1年間無事故で保険金を請求しなかった場合、等級が上がり、翌年の保険料が安くなります。反対に、保険金を請求すると等級が下がり、翌年の保険料が高くなる制度になります。
等級が上がると保険料が安くなるので、3年間同じ保険料だと損をすると考える人もいます。しかし、3年契約の保険料は、2年目と3年目は等級が上がって保険料が安くなることを想定して3年間の保険料が算出されています。
つまり、3年間無事故で保険金を請求しなかった場合と同じ保険料になります。
自動車保険の3年契約のメリット②:事故をしても更新まで等級が落ちない
しかし、3年契約であれば事故を起こしたり保険金を請求しても、次回の更新までは等級ダウンの影響を受けません。等級ダウン事故を起こしても、契約が終わるまで保険料は変わらないということです。
1年契約であれば、翌年の契約から等級ダウンの影響を受けるため、次回の更新まで等級ダウンの影響を受けないのは、3年契約の大きなメリットです。
自動車保険の3年契約のメリット③:毎年契約手続きの手間が不要
1年契約の場合は、毎年自動車保険を更新しなければなりません。
うっかり自動車保険の更新を忘れてしまうと、万が一事故を起こした場合に補償が受けられなくなってしまいます。
3年契約であれば、3年間は自動車保険を更新しなくてもよいので、短期契約よりも更新の手間がかかりません。
ただし、自動車保険には契約を自動更新するサービスを付帯している保険会社もあります。契約更新の手間だけを考えた場合、自動更新サービスを利用してもいいかもしれません。
自動車保険の3年契約のデメリット:補償を使いすぎてしまうことがある
3年契約のデメリットとしては、補償を使いすぎてしまうことがある、ということが挙げられます。
1年契約の場合は補償を使おうとする際に、「等級が上がってしまい、翌年の保険料が上がってしまうな」と一旦考える方が多いと思います。
一方、3年契約の場合、3年の契約が終わるまで、等級が上がることがありません。そのため、ちょっとした事故でも保険を使う場合もあるかと思います。
しばらくは等級が上がらないから、と3年契約の間に2回、3回と保険を使ってしまうと、次の契約の際に、保険料がかなり高額になってしまう事も考えられます。
また、3年契約の自動車保険は代理店でしか契約することができません。そのため、インターネットなどでも契約のできる1年契約と比べると、手続きが大変、ということも1つのデメリットになります。
さらに、保険期間中に補償内容を拡充する改定があったとしても、補償内容の変更が反映されるのは次の契約のときになります。契約期間中にはその恩恵が受けられないということもデメリットの一つと言えるでしょう。
自動車保険の3年契約の乗り換え・解約方法
長期契約に加入することができる大手損害保険会社の解約の情報についてまとめました。
ご自分が解約・乗り換えをする際は参考にしてください。
保険会社 | 途中解約 | 解約手続き | 解約返戻金(違約金) |
---|---|---|---|
損保ジャパン日本興和 | 可能 | 取り扱い代理店に連絡し、書面での解約 | 月割りで返還 |
あいおいニッセイ同和損保 | 可能 | 取り扱い代理店に連絡 | 不明 |
三井住友海上 | 可能 | 取り扱い代理店に連絡 | 保険の開始日と同じ日付ごとに変化 |
東京海上日動 | 可能 | 取り扱い代理店に連絡 | 不明 |
自動車保険の3年契約から乗り換える時の注意点
自動車保険の3年契約から乗り換える際の注意点について解説します。
まず、前提として考えなくてはならないのは、基本的に自動車保険は満期日に乗り換えるものだということです。
満期日でないと保険料的にも等級的にもあまりお得でないことが多いです。途中で解約をするのはよほどのことがない限りやめるのが賢明でしょう。
3年契約から他の自動車保険に乗り換えるときには満期日を保険開始日に
3年契約から他の自動車保険に乗り換える場合は、乗り換える自動車保険の保険開始日と3年契約の満期日を合わせることが大切です。
満期日と保険開始日に空白期間があると、空白期間の間は補償が受けられません。
空白期間の間に事故を起こしてしまうと、治療費や損賠賠償を自費で負担しなければならないので注意しましょう。
乗り換えする保険会社が3年契約からの乗り換えに対応しているか
3年契約を解約する前に、乗り換える保険会社が3年契約からの乗り換えに対応しているかを確認しておきましょう。
解約する日付によって返戻金の金額が変わってくる点に注意しよう
解約返戻金は月単位で支払われることが多いため、解約する日付によっては解約返戻金が少なくなってしまう可能性もあります。
また、解約返戻金は解約日から満期日までの保険料が全額戻ってくるわけではありません。
解約返戻金は保険会社が定めた短期率で計算されるため、解約日から満期日までの保険料よりも少ない金額が戻ってきます。
3年契約の自動車保険を解約する場合は、解約返戻金で損をする金額も考慮して乗り換えるかどうか検討しましょう。
保険始期日と年違いの同月同日ならインターネット手続きが可能
例えば、2000年1月1日に加入した保険から乗り換えたい場合には、2001年1月1日や2005年1月1日といったように、年違いの同年同日が対象です。
年違いの同年同日に乗り換える場合は、乗り換える保険会社が保険始期日として指定した日を加入している自動車保険の解約日としなければなりません。
解約日を合わせて解約する手続きを忘れないようにしましょう。
自動車保険の単年契約に乗り換えるなら・・・
現在3年契約の自動車保険に加入しているけど、次から単年契約に乗り換えたい、と考えている方もいるかと思います。
3年契約などの長期契約の自動車保険は代理店型の保険会社でしか取り扱いがありませんが、単年契約の自動車保険は代理店型、ダイレクト型の保険会社で取り扱いがあります。注目したいのがダイレクト型の自動車保険です。
ダイレクト型の自動車保険は代理店を経由していないため、中間コストが発生しません。そのため、保険料を安く抑えることができます。
しかし、ダイレクト型の自動車保険にも種類がたくさんあります。一個ずつ比較していくのはとても大変ですよね。そこでおすすめなのが自動車保険の一括見積です。是非利用してみてください。
コラム:自動車保険の乗り換えで一番安い保険料を見つける裏ワザ
自動車保険を乗り換える際、少しでも安い保険に加入したいと思いますよね。
ただ、保険会社の数は20社以上あるので、全ての会社で見積もりをするのはかなりの時間がかかりますし、大変面倒です。
そんな時に役に立つのが自動車保険の一括比較見積もりサービスです!
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まとめ
3年契約の自動車保険を満期日までに解約すると、解約返戻金は保険料の残額よりも少ない金額しか返ってこないというデメリットがあります。
3年契約の自動車保険から乗り換える場合は、満期日まで待って乗り換える方が良いでしょう。
満期日までに乗り換える場合は、解約返戻金や等級ダウン事故の有無を考慮してメリットがある場合のみ乗り換えるようにしましょう。