車両保険の自己負担額は自分で決められる!保険料が安くなることも!

車両保険には免責金額と言われる自己負担額があります。自己負担額は0円から10万円の中から自由に設定することが出来ます。設定金額によっては保険料が安くなることもあるんです。車両保険を安く済ませるポイントともなる自己負担額について見ていきましょう。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

安くなるかも?車両保険の自己負担額(免責金額)について

車両保険には免責金額と呼ばれる自己負担額があります。

自己負担額の設定によって保険料が安くなることもあるので賢く設定しましょう。

免責金額とは保険金が支払われる際の自己負担額のこと

免責金額とは、車両保険の自己負担額のことです。

例えば、保険金額が200万円、免責金額が10万円で、100万円の修理費がかかったとします。


この場合免責金額の10万円が自己負担額になります。車両保険からは残りの90万円が補償されるというシステムです。

車両保険の自己負担額の範囲

車両保険の免責金額は、0円から10万円の範囲で自分で設定することが出来ます。自分が支払える範囲内で自己負担額を決定しましょう。

自分でいくらまで払えるかを決められる

免責金額は、1回目の事故と2回目以降の事故の場合の自己負担額を自分で決定します。1年間で2回以上保険を使うケースもあるため、1回目と2回目以降の場合を設定します。

1回目は5万円、2回目は10万円というように金額を替えても構いませんし、両方とも5万円でも構いません。


0円という設定もできますが、5万円から10万円に設定する人が多いです。それは設定金額によって保険料に違いが出てくるからです。自己負担額を上げて保険料を安くする方法については後半でご説明します。


自己負担額を負担しなくてもよいケース

車両保険には免責金額がありますが、必ず自己負担額が発生するという訳ではありません。

免責金額を負担しなくてもいいケースが大きく分けて2つあります。

全損として扱われた場合

1つは全損になった場合です。全損というのは、修理不可能の場合、もしくは修理費が車両保険の補償額を上回った場合です。

車両保険の補償額の上限が150万円で損害が200万になってしまったとします。この場合は免責金額なしで150万円まるまる支払われます。といっても差額の50万円を支払輪なくてはいけないので、免責金額はないですが自己負担額0とはいいがたいですね。

相手からの損害賠償金を修理費等に充てて自己負担学がゼロになる場合

もう1つは車同士の事故で相手に過失がある場合です。

相手に過失がある場合、相手の自動車保険の対物賠償保険から損害賠償金が支払われます。損害賠償金は免責金額から先に充填されていきます。


損害賠償金額は過失の割合によって変わります。車両保険の補償額の上限が200万円、免責金額が10万円、修理費用が100万円のケースを見てみましょう。


損害賠償金は

  • 相手の過失が10%のとき:100×10%=10万円
  • 相手の過失が50%のとき:100×50%=50万円
  • 相手の過失が90%のとき:100×90%=90万円

支払われることになります。相手の過失の方が大きい場合だけでなく、自分の過失の方が大きい場合でも損害賠償金が支払われます。


免責金額は10万円ですのでこの場合はいずれのケースでも自己負担額はなくなります。相手の過失の割合や、修理費によっては自己負担額が発生するケースもありますがなくなる可能性もおおいんですね。


ちなみに、残りの金額は車両保険の補償額に充填されます。上記のケースで相手の過失が90%の場合

  • 相手からの損害賠償金:90万円
  • 自分の車両保険の補償額:10万円
  • 修理費:100万円

ということになります。車両保険を使うと次年度以降の保険料が上がります。このケースの場合補償額が10万円なので自分で支払った方が得かもしれません。詳しくは後半でご説明します。


車両保険の自己負担額を変更して保険料を安くする方法


冒頭でもお話しした通り、免責金額の設定によって保険料を安くすることが出来ます。免責金額0円というのは魅力的に感じますが、金額を設定しておいた方が得かもしれませんよ。

自己負担額を引き上げると保険料が安くなる

自己負担額の割合によって、車両保険の保険料が割引になります。割引率は一般型かエコノミー型かによっても異なりますが、以下のような割合になっています。

1回目-2回目一般型エコノミー型
0円ー0円100%100%
0円-10万円88.9%92.8%
5万円-10万円80.9%87.8%
10万円-10万円73.9%82.9%
割引率は保険のプランによっても違いがあるのであくまで参考にしてください。


一般型で保険料が10万円だった場合、0円-0円なら10万円ですが、10万円-10万円にすると73,900円です。26,100円もの差が出てくるので大きいですよね。


新車で購入した人などは特に、社会保険のプランを手厚くして自己負担額を引き上げることで保険料を安くする人が多いです。


すぐに事故を起こしてしまった場合手元にお金がないという人はせめて2回目だけでも5万円、10万円に設定してみてはいかがでしょうか。


自己負担額の引き上げが不安な場合は、車両保険の種類の見直しを

自己負担額を上げてしまうと実際に事故を起こしてしまった時に支払えるかどうか不安、という人もいるかもしれません。

その場合は車両保険の補償範囲を下げて保険料を安くするという手もあります。一般型はやめエコノミー型にすることも検討してみてはいかがでしょうか。保険会社によって様々なプランがあるので検討してみましょう。

注意!修理費が高額でない場合は保険を適用させない方がよいことも

免責金額を0円にしておけば、自己負担額0円で修理をしてもらうことが出来ます。ですがそれが必ずしも得だとはいえません。

保険を使って修理をすれば確かに修理費は浮きますが、その後の自動車保険料に影響があるからです。

保険を適用させて等級が下がると自動車保険料が上がる

自動車保険にはノンフリート等級という制度があります。1等級から20等級さらに「事故あり」「事故なし」に分類されていて保険料が64%プラスから、63%マイナスまで変わってきます。

はじめは6等級からスタートし、1年間で

  • 保険の使用なし:1等級上がる
  • 自分に過失のある事故で保険を使用:3等級下がり3年間事故あり割引率になる
  • 自分に過失のない事故で保険を使用:1等級下がり1年間事故あり割引率になる

というシステムです。


等級が下がり、しかも事故ありになってしまうと保険料が上がります。3等級下がる事故の場合3年間保険料も上がります。その途中でまた保険を使用すれば等級は下がり、事故あり割引率の期間も延長されます。


ですから、修理費用が安い場合保険料の差額が修理費用を上回ってしまうこともあるんです。これでは損をしてしまいますよね。車に損害が出てしまった時もすぐに保険を使用するのではなく、保険料がどう変わるのかをしっかり検討してから使用を決定することをおすすめします。

1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?

皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?


もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。


  • 加入してから一度も自動車保険を見直していない
  • 車を購入する代理店で加入した
  • 会社の団体割引で自動車保険に加入している

が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。

心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。


以下のボタンから簡単にシミュレーションできるので、ぜひどうぞ!

まとめ

車両保険には免責金額と呼ばれる自己負担額があります。自己負担額は1回目と2回目以降をそれぞれ0円から10万円の範囲で設定します。

0円にしておけば修理費の負担はありませんがその分、保険料は高くなります。反対に自己負担額を引き上げることで保険料を安くすることが出来ます。ですから保険内容を手厚くして免責金額を上げて保険料を安くする人が多いです。


また、自己負担額を設定していても

  • 全損の場合
  • 相手に過失がある場合

などは免責金額を支払わなくてもよくなります。そのことも考慮して自己負担額を決定してみてください。


また、自己負担額0円に設定しているからと言ってすぐに保険を使うと保険料が上がってかえって損をしてしまう場合もあるので注意しましょう。


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