車両保険の金額はどうやって計算されてる?保険料や保険金について徹底解説!

車両保険の保険料や保険金の金額はどうやって計算するのかわからないという方もいますよね。そこで今回は、車両保険の保険料や保険料の計算方法について詳しく解説します。また、保険料を安くする方法や保険金の決め方や設定金額目安はいくらなのかについても紹介するので是非参考にしてください。

車両保険の保険料はどのように計算されているの?

事故や飛び石でできた傷だけでなく、盗難や当て逃げなどの損害による修理費用も補償してくれる車両保険。

そんな車両保険の保険料はどのように計算されているか、また万が一の時に保険金を受け取る場合、その保険金がどのように計算されているかご存知ですか?

今回は、
  • 車両保険の保険料はどのように計算されているのか
  • 受け取れる保険金はどのように計算されているのか
  • 保険金の設定金額の目安はいくらなのか
について詳しく解説します。

また、保険料を安くする方法についても紹介するので、車の購入を検討している方などは是非最後まで読んで参考にしてみてください。

車両保険の保険料の計算基準はどうなっているのか

車両保険の保険料は保険会社が計算しますが、計算の基準となる項目にはどのようなものがあるのでしょうか。

基準となる計算項目は、

  • 車両・用途
  • 形式別料率クラス
  • 等級
  • 運転者限定
  • 年齢条件
  • 保険金額および免責金額
の6つです。

このように車の状態や品質、運転者の範囲や年齢が加味されて車両保険の保険料は計算されるのです。

それでは各項目についてさらに詳しく紹介していきます。

車種・用途・型式別料率クラスの確認

まずは車両保険に加入予定の車の車種・用途・形式別料率クラスの確認をします。


車種のほかに車の年式や形式も確認される場合がほとんどです。

用途とは、その名の通り車の使用目的についてですが、「家庭用」「業務用」といった区分があり、会社で社用車として使用する場合は「業務用」を選択することになります。

最後に形式別料率クラスについて説明します。
これは簡単に言うと「事故を起こしやすい車種かどうかを判別すること」を目的とした基準です。

過去の統計をもとにして、自動車の形式ごとにそれぞれの料率クラス(1~9)を適用します。
事故率の高い車種・形式ほど、料率クラスが高くなり保険料も高くなるという仕組みです。

ご自分の車がどの料率クラスに当てはまるかは、保険会社に問い合わせしてみましょう。

等級によっても保険料が変わる

事故歴に応じて保険料を割引・割増する「ノンフリート等級制度」が適用されます。

等級は1~20までの20等級に分かれ、初めて契約する場合は6級からスタートします。

1年間保険を使った事故がなければ次年度に等級が1級上がるという仕組みで、20級が最も保険料の割引率が高い等級となります。

反対に事故を起こして等級が1~3級まで下がると、割増で保険料を払わなければなりません。

保険会社によって多少異なりますが、等級別の割引率は以下となります。
ノンフリート等級とその割引率

保険会社によって割引率は異なりますので、必ず契約する保険会社にお問い合わせください。

車両保険の保険料をなるべく抑えたければ、事故を起こさないことも重要になってくることを覚えておきましょう。

運転者限定や年齢条件などの特約制度

車両保険の補償内容の中には「運転者限定特約」「運転者年齢限定条件特約」いう特約があり、このような特約によっては保険料が変わる場合もあります。

運転者限定特約とは誰が運転するのかをもとに車両保険の保険料が計算される制度です。


「本人型」「夫婦型」「家族型」という形で、契約する車の運転者をどの範囲まで保険適用するのかを制限します。
  • 契約者本人のみに保険の適用をするのか
  • 契約者の妻(夫)まで適用するのか
  • 契約者の家族(同居、別居、未婚等によっても異なる)まで適用するのか
によって保険料の値段が変わってきます。

当然、保険を適用する範囲が広くなるほど保険料も高くなっていく仕組みになります。

もし車に契約者本人のみしか乗ることがないと事前に判明している場合は、「本人型」の運転者限定特約に加入したほうが保険料を節約できるので、運転者が明らかな場合は最も保険料を抑えることのできるタイプを選びましょう。

また、「運転者年齢限定条件特約」という制度は、運転者の年齢に応じて保険料の値段が変化する仕組みになっており、年齢が若いほど保険料が高くなります。

基本的には
  • 年齢制限なし
  • 21歳以上補償
  • 26歳以上補償
のように、一定の年齢を超えると保険料が割引されるようになっています。

「年齢制限なし」は自動車免許を取得できる18歳以上の方は誰でも保険が適用されますが、その分保険料が高くなります。

これは、免許を取得したばかりの若い世代の事故率の高さなどが加味されて保険料の金額が計算されるためです。

運転者の中に若い年齢の人がいない場合は年齢条件を付け、なるべく保険料を抑えられるように工夫しましょう。

保険金額および免責金額の設定で決まる

契約時に設定する保険金額および免責金額によっても車両保険の保険料は変わってきます。


保険金額とは事故を起こした際に車両保険で支払われる保険金の支払限度額のことで、その金額は新車の場合、契約時の時価相当額で設定されます。

契約する車の車種や年式、型式などから時価の幅が決められ、例えば300万円~350万円の幅から5万円刻みもしくは10万円刻み等によって補償金額を選ぶことができます。

(例)
車両保険金額保険料
300万
18,420円
310万18,470円
320万18,530円
330万18,590円
340万18,640円
350万18,700円

表のように補償金額が上がるほど、支払う保険料も高くなる仕組みです。

また、免責金額とは事故発生時に保険会社が保険金を支払う場合に、契約者側が自己負担する金額のことです。

例えば事故によって30万円の修理費用が必要な場合、免責金額を10万円に設定していれば10万円を自己負担し、残りの20万円が保険会社から補償されるという仕組みです。

免責金額を設定すると保険会社の負担が減りますので、免責金額を高く設定するほど保険料が安くなる仕組みになっています。

事故を起こしてもある程度は自己負担する余裕があるという方は、免責金額を高めに設定しておき少しでも保険料を抑えることをおすすめします。

以上のような要素を基に車両保険の保険料が計算されているのです。

車両保険の保険料を安くする方法はあるのか

車両保険の保険料を安くする方法はあるのでしょうか?


車両保険の保険料を安くするには、

  • 運転者を限定する
  • 年齢を制限する
  • 免責金額を高く設定する
  • 一般型ではなくエコノミー型にする

などが挙げられます。


運転者は範囲を狭めると、年齢は全年齢よりも範囲を制限することで保険料が安くなります。また、免責金額は高く設定することで保険料を安くすることができます。


車両保険には補償範囲の広い一般型と呼ばれるタイプと、補償範囲の狭いエコノミー型があります。エコノミー型を選ぶことで、補償範囲は狭くなりますが、保険料を安く抑えることができます。


これらの安くする方法を試すとどれほど保険料が変わるのか、一度保険料を計算してみるといいかもしれません。


また、代理店型の自動車保険に加入している場合、ダイレクト型の自動車保険に乗り換えることで、保険料をかなり安くすることができます。興味のある方は一度無料一括見積などを利用してみて下さい。

車両保険の保険金額は車の時価額で決まる?

上記したように、車両保険で補償される保険金額は契約時の車種や形式、年式を考慮した時価で決められます。

車の使用年数が増えるにつれて時価は当然下がっていきますので、設定できる保険金の額も低くなっていきます


保険料の計算方法を学び支払いをいかに安くするか考えることも大切ですが、事故が起きた際に補償してもらえる金額にも注意して車両保険の契約を行うようにしましょう。

車両保険の保険金の設定目安はどのくらい?

では、車両保険金額の設定は、どれくらいを目安に設定すればいいのでしょうか?


先述したように、設定金額が高いと保険料は上がります。しかし、それほど保険料に差が出るわけではありません。決め方などはあるのでしょうか?


新車の場合は、車両保険の保険金は上限に設定しておくことをおすすめします。もし全損の事故を起こしても、上限に設定しておけば車の買い替え費用にすることができます。


2年目以降でも保険金額の範囲内ならば、上限に設定することも可能です。しかし、保険金額を上限にしても、事故を起こしてもらえる金額は車の時価額が上限となります。決め方としては、車の時価額を調べ、その金額を目安に車両保険金額を設定しておくといいでしょう。


カーナビなどの付属品がある場合、その分の金額も含めて計算するようにしましょう。

1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?

皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?


もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。


  • 加入してから一度も自動車保険を見直していない
  • 車を購入する代理店で加入した
  • 会社の団体割引で自動車保険に加入している

が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。

心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。


以下のボタンから簡単にシミュレーションできるので、ぜひどうぞ!

まとめ

いかがでしたか?ここでは車両保険の保険料がどのように計算されているのか、についてご紹介しました。


ここでご紹介したことは、

  • 車両保険の保険料は、車両・用途・形式別料率クラス・等級・運転者限定・年齢条件・保険金額・免責金額によって計算される
  • 車両保険の保険料を安くしたい場合、運転者限定や年齢条件を狭く、免責金額を高く設定する
  • 車両保険の保険金額を設定する場合、車の時価額を目安にする

になります。


車両保険の保険料がどのように計算されているのかを知ることで、保険料を安くするポイントがお分かりになったかと思います。条件を指定することで保険料は安くなります。一度無料見積もりなどで計算してみることをおすすめします。


ほけんROOMでは他にも自動車に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。

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