車両保険の一般型とエコノミー型ではどちらがおすすめ?違いを解説!

車両保険には一般型とエコノミー型の2種類あることはご存知でしょうか。一般型とエコノミー型では保険料や補償内容に大きな違いがあります。どちらがおすすめか気になりますよね。この記事では、車両保険の一般型とエコノミー型の違いやどちらがおすすめかについて紹介します。

車両保険は一般型とエコノミー型どちらがいい?

みなさんは車両保険に「一般型」と「エコノミー型」の2種類があるのをご存知でしょうか?


名前を聞いたことがあるけど保障内容や違いを詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。


そこで今回の記事では

  • 車両保険の一般型とエコノミー型の違い
  • エコノミー型に向いている人とは
  • 車両保険を安くする方法
以上の点を中心に解説していきます。

これから車両保険に加入する方にはもちろん、すでに加入している方にも保険料を安く抑えることができる情報を記載していますので参考になる記事です。

ぜひ最後までご覧ください。

車両保険の一般型とエコノミー型の違いとは


一般型エコノミー型の違いは、一般型は補償範囲が広く、エコノミー型は補償範囲を限定しています。


また、その範囲により保険料ももちろん変わってきます。

一般型では保険料は高く、エコノミー型では保険料は安くなります。


それでは、2つのタイプの違いを保険料と補償内容から見ていきたいと思います。

一般型とエコノミー型の保険料の違い

それでは、一般型とエコノミー型の保険料は年額にするとどれくらいの差があるのでしょうか?保険会社の保険料シュミレーションにて計算していきます。

まず、車両タイプは2000ccクラスで製造が2015年、保険加入が初めてという設定です。


契約者はゴールド免許保持者の30代男性とします。


補償によりフルカバーできる一般型の場合、年間の保険料は60,420円となります。


エコノミー型プランのうち、車両保険付きで相手が確認できる他人の車との衝突や接触事故、自然災害による車両の損害を補償するプランでは保険料は44,440円となります。


後者のプランでは、「相手が確認できる」場合にのみ補償が受けられますので、当て逃げや単独事故では補償を受けられません。


そして、車両保険が付いていないタイプの保険料は31,000円となります。


このように一般型とエコノミー型では保険料が1.5倍程、なしとありだと2倍程度違うことになります。

一般型とエコノミー型の補償範囲の違い

一般型エコノミー型の補償内容を表にしてみました。
補償内容一般型エコノミー型
自動車以外との衝突×
当て逃げ×
転覆、墜落×
車対車の事故
火災、爆発
盗難
台風、洪水、高潮
窓ガラスの破損
イタズラ
物体の飛来、落下
地震、噴火、津波×× 

共通している部分は地震・噴火、津波の損害、無免許、飲酒・薬物を使用して運転したときの事故は補償されない部分です。 


ただし、地震、噴火、津波による損害は特約を付加することにより一部補償が受けられます


加えてエコノミー型では車対車の事故を補償していますが、当て逃げは対象外です。


理由としては単独事故の場合は本人しかわかりませんので当て逃げをされたのか、自分が当て逃げをしてしまったのか証明するのが難しいためです。


補償内容の違いを把握してご自身が必要とする方を選ぶことをおすすめします。


表をみてわかるように一般型の方が補償内容が充実しています。しかしその分保険料も高く設定されています。


しかし安いからと言ってエコノミー型にすぐ決めてしまうのはおすすめしません。次の項目からどちらがおすすめなのか解説していきます。

一般型とエコノミー型どっちがおすすめ?


一般型とエコノミー型について、補償内容や保険料についてお話してきました。

保険料だけを見ると、エコノミー型車両保険の方がお得ではありますよね。


しかし、実際に事故や損害が起きたときにきちんと補償されるのでしょうか?


そして車両保険のタイプ別の加入率はどうなっているのか?解説していきましょう。

一般型とエコノミー型の加入率を比較

2017年3月に保険会社の調査によって発表された加入率とは、車両保有者全体のうちおよそ71%となっています。

そのうち、一般型に加入している割合は68.3%、残りの31.7%はエコノミー型の保険に加入しています。


この一般型車両保険に加入と言っても、盗難対象外・水災対象外・盗難と水災対象外に加入している方も含みます。


また、エコノミー型プランでも車との衝突のみ補償、車対車+A(自然災害)を補償するプラン、車対車+補償でも盗難、水災は対象外になるなどのプランに加入している方も含みます。

基本的には一般型の車両保険がおすすめ!

エコノミー型の保険は、保険料は一般型より安く加入できるため、選択して加入する場合には補償の範囲をよく理解し、納得した形で契約をする必要があります。

保険というのは起こりうるリスクを補償するものです。


特に車は高額なうえに長い期間動かして使う分、非常にリスクの高いものといえます。


しかし、せっかく車両保険に加入していても補償されない事故や損害が起きた場合、補償内容に納得していたとしても不満が出ることもあるでしょう。


エコノミー型の車両保険に加入していて、いざ保険金が出ないケースにあうと、「何とかしてよ」という人も少なくありません。


そして「保険料が高いけど一般型に加入しておけばよかった。」という人もいます。


限定型では、当て逃げ被害は他車との衝突・接触ではありますが、相手車両のナンバー、運転者または所有者が確認できないと補償はされません。


一般型では相手がわからない事故でも補償を受けられます。


このようにエコノミー型では事故の加害者が不明の場合補償が受けられない場合もあるなど、さまざまなリスクを想定して保険を検討することをおすすめします。

では逆にエコノミー型でも十分な場合はある?

一般型に加入している方がほとんどですが、逆にエコノミー型でも十分な場合もあるのでしょうか。


答えはあります!どのような場合には十分なのか説明します。


1つ目はご自身の運転に自信があって事故を起こさないと言うのであれば補償内容の少ないプランでも心配ないでしょう。


2つ目は保険金を高く設定できない中古車や購入から時の経っている車の場合でも補償の少ないプランで十分な場合もあります。

任意保険の保険料を安くする方法を紹介

保険料を安くする方法をご紹介します。

  • 免責金額を高く設定する
  • 運転者を限定する
  • エコノミー型の車両保険に加入する
まず「免責金額」とは簡単に言いますと「自己負担する金額」のことです。

免責金額を高く設定しますと保険会社側がその分保険金を支払いませんので保険料が安くなります。

しかし免責金額を高くしてしまいすぎると肝心な事故などの時に保険金が受け取れないなどのケースも出てきますので、よく考えてから設定することをおすすめします。

運転者を限定することで「運転者限定特約」による割引を受けることができます。

そのため運転者が本人のみの場合は運転者限定特約をつけましょう。

一般型よりも補償内容は見劣りしますが、それでも構わなければ割安な限定型への加入でもいいかと思います。

補足:車両保険のエコノミー型にはいくつか種類がある

エコノミー型の車両保険の中には、保険会社によって車の保管状態や使用状況などの条件を基に補償内容を細かく分け、さらに補償を限定して選択できる車両保険を設けています。

保険会社では、車対車と自然災害を補償範囲とする『車対車+A』プラン、または『車対車のみを補償する』プラン、また『車対車+A』プランであっても、盗難を対象外とするものや水害などを補償対象外で契約するなど、さまざまな種類の保険があります。


エコノミー型は保険会社によって名称が異なります。


共通しているところは、補償範囲を限定しているので、限定という文字が入っていることが特徴となります。


以下が名称の例となります。

  • 車対車+限定A
  • 限定補償
  • 限定カバー
  • 車対車限定特約

以上のように呼び方がいろいろあります。


一見してもわからないこともありますので、見積もり時や契約の際には、よく説明を聞き、確認することをおすすめします。

1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?

皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?


もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。


  • 加入してから一度も自動車保険を見直していない
  • 車を購入する代理店で加入した
  • 会社の団体割引で自動車保険に加入している

が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。

心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。


以下のボタンから簡単にシミュレーションできるので、ぜひどうぞ!

まとめ:車両保険の一般型とエコノミー型ではどちらがおすすめ?

いかがでしたでしょうか。


今回の記事では

  • 車両保険の一般型とエコノミー型の補償内容
  • エコノミー型の種類
以上を中心にまとめていきました。

車両保険は加入しておくと万が一の事故の時に保険金を受け取ることができますので、安心できます。

基本的には一般型の車両保険がおすすめですが、エコノミー型の車両保険でも様々なプランがありますのでよく調べてみるとご自身に合ったプランを見つけることができるかもしれません。

いずれも車両保険に加入する際はご自身の事故を起こすリスクや所有車の年数・状態をよく考慮してください。

他にもほけんROOMではみなさまのお役に立てる記事を用意しておりますので、ぜひご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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