かんぽ生命の学資保険とは?特徴や長所、注意点をご紹介します!

子どもをもつ方は、学資保険に加入することの大切さについて知っているかと思います。そのなかのひとつ、かんぽ生命の学資保険は他の学資保険とは異なるプランや特徴があるのをご存じですか?この記事ではかんぽ生命の学資保険を長所だけでなく注意すべきことも含めお伝えします。

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」はどんなもの?

子どもの学資金を準備するのに、どうすればよいか迷っていませんか?


その一つである学資保険を考えています。


学資保険もたくさんの保険会社が販売しており、どこのものがいいかご存じでしょうか?


絶対倒産しない「かんぽ生命」が安心で第一候補です。


実は、かつては「かんぽ生命」の学資保険が最良だったのですが、今では必ずしもそうではありません。


かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」について、この記事では以下の内容で詳しく解説します。

  • かんぽ生命の「はじめのかんぽ」の基本情報
  • かんぽ生命の「はじめのかんぽ」の特徴
  • かんぽ生命の「はじめのかんぽ」の注意点

この記事を読んでいただければ、かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」について、特徴や注意すべき点を理解できます。


ぜひ、最後までご覧ください。


かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」の基本情報

まず、かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」の基本情報を解説します。


これをしっかり理解したうえで他社の学資保険について調査すれば、その優劣、長所・短所を把握しやすくなります。


基本情報の項目は以下のとおりです。

  • 3つのプランから選ぶ
  • 17歳満期もある
  • 契約者が万一死亡したとき、その後の保険料は払い込む必要がない
  • 出生予定日140日前から加入が可能

以下詳しく解説します。

「はじめのかんぽ」のプランは3つ

学資保険「はじめのかんぽ」には3つのプランがあります。


ひとくちに学資金と言っても家庭の事情により学資金が必要になる時期がことなるため、その受け取り時期を3つの中から選択できるようになっています。


1つ目は「大学入学時の学資金準備コース」で、これは大学入学時前後のいちばん費用がかかるときに保険金が支払われるコースです。


受験料、受験の時の交通・宿泊費、入学金、1年次授業料、アパートなどの敷金、家財道具の購入などに充てるのに都合が良いです。


2つ目は「小・中・高+大学入学時の学資金準備コース」で、大学入学時のみならず小・中・高の入学時にも諸経費が必要であり、それぞれの時期に分散して保険金が支給されるコースです。


3つ目は「大学入学時+在学中の学資金準備コース」で、在学中なるべく勉学に集中できるように、あるいは仕送りを減らすために設けられたコースです。


「大学入学時の学資金準備コース」と「小・中・高+大学入学時の学資金準備コース」は17歳満期と18歳満期があります。


早生まれの子どもは18歳の誕生日と推薦入試日などが前後する可能性があり、そのために17歳満期も設けられています。

加入可能年齢と保険料支払い方法

学資保険「はじめのかんぽ」に加入できる子どもの年齢は、0~12歳です。


但し、12歳以前に学資金を受け取る「小・中・高+大学入学時の学資金準備コース」の場合は0~3歳までです。


なお、出生前加入制度があり、出産予定日の140日前から加入できますが、その場合の契約者は被保険者となる子どもの父母に限り、特約の申し込みは出生後になります。


契約者の加入可能年齢は男性が18~65歳、女性は16~65歳であり、保険料を負担する人ですから就業開始年齢から定年までが想定されています。


保険料払い込み方法は子どもの年齢が12歳までと17歳又は18歳までを選べるようになっています。


塾の費用がかかり始める12歳までに払い込みを終えたいケースと月々の保険料を押さえたい後者のケースです。


契約者が万一死亡したときには、その後の保険料は払い込む必要がありませんが、子どもの学資金は当初の予定どおり受け取ることができます。

かんぽ生命「はじめのプラン」の特徴とは

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」の特徴を説明します。


基本は学資金の準備ですが、それにとどまらず子どもの医療保険を特約としてつけたり、祖父母が契約者になることもできます。


また、返戻金がどのくらいあるのか、保険料の払い込み方法によって保険料の割引がどのくらいあるのかについて解説します。

3つの特約と入院初期保険金の有無について

学資保険「はじめのかんぽ」には無配当災害特約と無配当傷害医療特約、無配当総合医療特約があります。

後者2つの医療特約にはそれぞれに入院初期保険金のあり、なしによってⅠ型とⅡ型があります。

無配当災害特約は不慮の事故でのけがで、子どもが死亡または所定の身体障がいとなった場合に、死亡保険金または傷害保険金が支払われます。

無配当傷害医療特約は、子どもが事故でけがをしたときの入院保険金、手術保険金、放射線治療保険金、そしてⅠ型の場合は入院初期保険金が支払われます。

無配当総合医療特約は、子どもが病気事故でけがをしたときの、入院保険金、手術保険金、放射線治療保険金、そしてⅠ型の場合は入院初期保険金が支払われます。

医療特約をつける場合、気をつけるべき点があります。

公的なこども医療費助成制度が利用できる人は、助成内容を確認の上、本医療特約に加入するかどうかを検討すべきです。

なお、こども医療費助成制度の内容は各自治体によって異なりますので、お住まいの市町村役場にお問い合わせ下さい。

加入年齢は65歳まで:孫の学資金準備まで利用できる

契約者の加入可能年齢は前述したように65歳までです。

したがって、子どもの親世代は何かと費用がかかる時期ですので、祖父母が代わって契約者となり保険料を負担する方法があります。

そして払い込みは年金受給生活になる前に終える設定になっています。

前述したように出生前加入の場合は、契約者は被保険者となる子どもの父母に限ります。

短期払いが出来る:返戻率が高くなってお得

払い込んだ保険料に対して受け取る保険金がいくらになるかは大いに気になるところです。


この比を返戻率といいます。式にすると

返戻率=(受け取る保険金同額)/(払い込み保険料総額)x100%

返戻率が100%を超えていれば得をするし、100%を下回ると損をすることになります。


保険料の払い込み方法は、口座払い込みと窓口払い込みの方法があり、それぞれに1か月ごと、3か月ごと、6か月ごと、1年ごと及び全期前納があり、3か月分以上前納払いすると割引になります。


それぞれの払い込み方法による保険料額を比較して示します。


基準保険金額300万円、口座払い込み、0歳~18歳払込済み18歳満期の場合、単位は円    

1か月3か月6か月1年全期前納
前納の場合43、62787,108174,0693,093,950
1か月ずつ払い込みの場合14,64043,92087,870175,6803,162,240

これを短期払いした場合を下表にしまします。


基準保険金額300万円、口座払い込み、0歳~12歳払込済み18歳満期、単位は円

1か月   3か月6か月1年 全期前納
前納の場合64,010127,806255,3973,058,575
1か月ずつ払い込みの場合21,48064,440128,880257,7603,093,120

割引額は金融情勢などにより変動することがあります。


この表からわかることは、1か月ずつ保険料を払い込むより、全期前納の方が安くなり、さらに18年間で払い込むより短期の12年間で払い込む方がさらに安くなることがわかります。


返戻率は18歳満期払い込みの1か月ずつ払い込みの場合、約94.8%です。一方、18歳満期12歳払込済全期前納の場合は約98.1%となります。


払い込み方法によって返戻率が大きく変わることがわかります。

参考:学資保険は解約返戻金の範囲内で貸付制度が利用できる

学資保険「はじめのかんぽ」の契約者は、一時的にお金が必要になったときには、解約返戻金の一定の範囲内でお金を借りることがでる契約者貸付制度があります。


貸付期間は1年で、その間貸付金には利息が付き、2018年10月1日以後に借りる場合の利息は年2.5%ですが、金融情勢などにより変動します。


貸付金の返済方法は、全額返済、一部返済、貸付期間を更新する方法があります。

かんぽ生命「はじめのプラン」の注意点について

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」は良いことだけではなく、注意すべき点がありますので、加入をするときはそれも合わせて検討して下さい。

元本割れが起きる:貯蓄には不向き

かんぽ生命では、前述したように、近年の金融情勢の悪化により「はじめのかんぽ」は返戻率が100%を下回る、いわゆる元本割れが起きます。


そのために貯蓄には不向きです。


途中解約の場合は保険料全額の返戻は不可能

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」を途中解約した場合、保険料が全額返戻されることはありません。


よほどの事情がない限り、保険を途中解約することは避けたいものです。


保険料の全額が返戻されない理由は、払い込み保険料から保険契約時の経費や保険の維持費が引かれたり、保険料免除になった方への保険金の支払いに当てたりするためです。

どのプラン・契約方法が効果的かは問い合わせで確認しよう

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」に加入するときは、

  • 3つのうちのどのコースを選ぶか
  • 満期を何歳にするか
  • 保険料の払込期間をいつまでにするか
  • 返戻率はいくらか
  • 医療特約と公的医療費助成制度の関係は?
  • 一般に学資準備金はどれくらい必要か
  • 誰の生命保険料控除にするか

など多くのことを検討する必要がありますので、疑問な点はぜひ確認をしてから加入しましょう。


問い合わせ先は、かんぽコールセンター電話番号0120-552-950です。


かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ

まとめ:かんぽ生命の学資保険は自分に合わせたプランを

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは、

  • かんぽ生命の「はじめのかんぽ」は、学資金の必要時期に合わせて3つのプランから選ぶことができる 。
  • かんぽ生命の「はじめのかんぽ」には災害特約または医療特約が付けられる。
  • かんぽ生命の「はじめのかんぽ」は保険料を短期払いすると割引となるメリットがある 。
  • かんぽ生命の「はじめのかんぽ」は元本割れが起きるデメリットがある。
以上の4点です。

保険は勧められるプランではなく、自分にあったプランに加入し、お子様とあなたの将来に役立ててください。

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この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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