あなたが高度障害状態になってからでは遅い!生命保険の死亡保障とは

突然、生命保険の給付金を受け取るような自体があるかもしれません。考えたくはありませんが、あなた自身が、事故や病気で高度障害状態になってからでは、生命保険について問い合わせをすることはできません。高度障害状態とは?どうやって請求するの?などの疑問にお答えします。

高度障害状態の場合、生命保険はおりる?

保険の種類には、生命保険・医療保険・障害、介護保険・損害保険の4つの種類があります。


生命保険は、もしもの時に備えるための保険であるため、死亡保障の保険です。


家族の誰かが、もしも出勤途中で、もしも仕事中になどとは、考えたくはないものですが、もしもの事態に陥った時、人は、平常心で対応出来るのでしょうか。


もしもの時に、すこしでも落ち着いて対応できるよう、死亡保障に大きく関わる高度障害状態について解説していきます。

生命保険は死亡だけじゃなく、高度障害状態も対象

生命保険へ加入する際、約款・定款という契約、条約などの取り決めが書かれた書面を一読するよう、保険会社から渡されるとおもいます。


約款には、生命保険に加入する際の重要事項が記載されています。


生命保険へ加入している間に、被保険者が亡くなった場合には、死亡保障が支払われ、高度障害状

態になった時にも、死亡保障と同額の保険金が支払われます。


死亡保障か、高度障害状態時か、どちらかの保険金の受け取りとなりますので、いずれかが支払われると契約は終了となります。


約款は、保険会社ごとの取り決めとなりますので、各保険会社によって多少違いがあるかとは思いますが、高度障害状態についての内容は、大半の保険会社が同じ内容を約款にて記載しています。


国が定める身体障害者福祉法や労働災害補償法に定める身体障害の状態とは異なります。


そのため、くわしく高度障害状態についてK社による約款をもとに解説していきたいと思います。

約款に定められている高度障害状態の7つの種類

まずは、約款に記載のある高度障害状態を上げます。

  1. 両眼の視力をまったく永久に失ったもの
  2. 言語またはそしゃくの機能をまったく永久に失ったもの
  3. 中枢神経系・精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を用意もの
  4. 両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用をまったく永久に失ったもの
  5. 両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用をまったく永久に失ったもの
  6. 1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用をまったく永久に失ったもの
  7. 1上肢の用をまったく永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの

以上7項目を詳しく解説していきたいと思います。

1.両眼の視力を全く永久に失ったもの

眼の障害として、「両眼の視力を失ったもの」とありますが、どういう状態をいうのでしょうか。


まず、視力の測定は、万国式試視力表により、1眼ずつ、矯正視力について測定します。


「両眼の視力を失ったもの」とは、視力が0.02以下になって回復の見込みのない場合をいいます。


視野狭窄および眼瞼下垂による視力障害は、視力を失ったものとはみなしません。


視野狭窄とは、周辺や中心から狭くなる状態をいいます。網膜色素変性症、緑内障、網膜剝離など

のほか、視神経路の障害によって起きます。


眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、先天的理由、後天的理由(眼筋疾患・加齢・コンタクトレンズ装用など)により、上まぶたの機能に障害が生じ、まぶたが開きづらくなる疾病の一つのことを言います。

2.言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの

言語またはそしゃくの障害のうち、「言語の機能をまったく永久に失ったもの」とは、次の3つをあげています。

  • 語音構成機能障害で、口唇音、歯舌音、口蓋音、こう頭音の4種のうち、3種以上の発音が不能となり、その回復のない場合
  • 脳言語中枢の損傷による失語症で、音声言語による意識疎通が不可能となり、その回復の見込みのない場合
  • 声帯全部の摘出により音声が不能な場合

口唇音は、マ行音・パ行音・バ行音・ワ行音を言い、歯舌音は、ナ行音・タ行音・ダ行音・ラ行音・サ行音・しゅ・し・ザ行音・じゅを言い、口蓋音は、カ行音・ガ行音・ヤ行音・ひ・にゅ・ぎゅ・んを言い、喉頭音は、ハ行音のことを言います。


「そしゃくの機能をまったく永久に失ったもの」とは、流動食以外のものは摂取できない状態で、その回復の見込みのない場合をいいます。

3.中枢神経系・精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの

「中枢神経系・精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの」とは、どういうことかというとを説明していきたいと思います。


まず、中枢神経の疾患は、脳の機能に原因があると考えられていて、統合失調症やうつ病、不安が強く行動や心理的障害をもたらす不安障害、社会生活や学校生活などに支障をきたす適応障害などがあります。


その他、アルツハイマー型認知症やてんかん、原因が明らかとなってきたパーキンソン病などが挙げられます。


また、胸腹部臓器とは、臓器を指していますので、呼吸器や循環器、腹部臓器として、食道、胃や小腸・大腸、肝臓や胆のう、すい臓などを指します。


上記の内容のいずれかの障害により、終身常に介護を要するものとは、食物の摂取、排泄・排尿・その後始末、および衣服着脱・起居・歩行・入浴のいずれもが自分ではできず、常に他人の介護を要する状態をいいます。

4.両上肢とも手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの

「両上肢とも手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの」のうち、「両上肢とも手関節以上」とは、左右両方の手首以上という意味となります。


「その用を全く永久に失ったもの」とは、完全にその運動機能を失った場合をいいます。


左右両方の手首以上を失うか、またはその運動機能を失った場合の状態とは、厚生労働省の定める身体障害者1級に相当する程度となります。

5.両下肢とも足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの

「両下肢とも足関節以上で失ったかまたはその用をまったく永久に失ったもの」のうち、「両下肢とも足関節以上」とは、左右両方の足首以上という意味となります。


「その用を全く永久に失ったもの」とは、上記の内容と同じく、完全にその運動機能を失った場合をいいます。


左右両方の足首以上を失うか、またはその運動機能を失った場合の状態とは、両上肢と同じく、厚生労働省の定める身体障害者1級に相当する程度となります。

6.1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったか、またはその用を全く永久に失ったもの

「1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったか、またはその用を全く永久に失ったもの」のうち、「1上肢」、「1下肢」とありますが、「1上肢」とは、左右どちらかの片方の腕、「1下肢」とは、左右どちらかの片方の足をさします。


左右どちらか片方の腕の手首以上を失い、かつ、左右どちらか片方の足の足首以上を失うか、または、完全にその運動機能を失った場合をいいます。

7.1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの

「1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの」のうち、「1上肢の用を全く永久に失い」とは、左右どちらか片方の腕の3大関節(肩関節・ひじ関節および手関節)の完全強直で回復の見込みのない状態、もしくは、完全運動麻痺状態をいいます。


左右どちらか片方の腕の運動機能を失った状態で、尚且つ、左右どちらか片方の足首以上を失った状態をいいます。


高度障害状態の保険金受け取りの注意点

身体障害等級1級でも高度障害状態に該当しない限り対象外

上記の内容より、身体障害等級1級の内容を含む高度障害状態がありましたが、厚生労働省の定める身体障害等級1級とは、関係なく、加入された生命保険の約款に記載があるものが、高度障害状態となります。


厚生労働省の定める身体障害者福祉法における身体障害等級に関しましても、平成26年4月から、今まで1級に統一されていたペースメーカーの方への認定が、1級、3級、4級へ変わるなど、医療の発展と共に、変化が見られます。


このことより、生命保険に関しましても、障害に応じて日常生活の制限が医療の力を借りて変わることができれば、高度障害状態に関しても変化が生じる可能性はあります。


このことを踏まえて、加入された生命保険、現在、ご検討中の生命保険に関しても、上記の限りではありませんので、必ず、ご担当の保険会社へご確認ください。

生命保険の保険金を受け取ることができる条件を知ろう

では、生命保険の保険金を受け取ることのできる条件とは、どのような内容なのでしょうか。


まずは、K社による事例では、契約加入後に脊髄小脳変性症によって全身の機能が低下し、終身常に介護を要する状態で、回復の見込みのない場合としています。


これは、上記の内容の「終身常に介護を要する状態」となります。


約款所定の高度障害状態に当てはまらないときには、支払いができないということです。


それに加え、「回復の見込みのない場合」という条件も重要になります。


終身常に介護を要する状態が継続することも条件になるいうことです。


そして、「契約加入後に」とありますので、生命保険に加入し、責任開始以後に発病または、不慮の事故による障害をうけた場合となります。


すべての条件を満たす必要があるため、仮に、ペースメーカー埋め込みをし、身体障害等級1級で身辺の日常生活が極度に制限されるものであっても「約款所定の高度障害状態」に該当しないため、高度障害給付金は支払われないということになります。


K社による事例となりますので、上記の内容の限りではありませんが、高度障害給付金のお支払いには、条件がありますので、ご注意ください。

指定代理請求制度を活用しよう

もしも、被保険者が給付金を請求できない状態の場合は、どのようにして給付金を請求すれば、良いのでしょうか。


その場合には、指定代理請求制度というものがあり、受取人に代わって、あらかじめ指定した指定代理請求人が、給付金などを請求することができます。


指定代理請求できる場合は、高度障害状態のように、障害や疾病などにより、給付金などを請求できる意思表示ができないとき、がんなどの病名を知らされていないため、給付金などが請求できないときなどがあげられます。



まとめ

高度障害状態とは、とても細かい内容が約款には記載されています。


これは、やはり、本人が請求できる状態にない場合が多いため、指定代理請求制度を利用することになることや、死亡保障と同等の扱いがあるため、高額の給付金が支払われることが理由として挙げられます。


高度障害状態についても、免責事由があり、支払事由に該当しても保険金を受け取ることができない場合があります。


もし、仮にご家族に誰かが、高度障害状態になった時、介護されていいる家族の方は、精神的にも、経済的にも追い詰められ、とても息苦しい状態で生活をしなければいけなくなるかもしてません。


高度障害状態の今、生命保険の給付金が支払われればと、頭をよぎるかもしれません。しかしながら、条件に満たない部分があり受け取れない状況です。


色々なことを考えてしまいますが、被保険者や死亡保険金受取人の故意が発覚した場合、免責事由に該当すると、高度障害状態であっても給付金が受け取れない事態が起こります。


生命保険に加入し加入することで、保険会社とのつながりができます。


地域に住むことで、管轄の市役所や、福祉事務所が決まり、

公的機関とのとのつながりができます。


生命保険も、公的機関の利用も、人と人が助け合うためにできたサービスです。


生命保険についても、むずかしいと思わずに、一歩踏み込んでよいサービスを受けられるように情報を耳に入れることは、大切なこととなるでしょう。

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