更新日:2020/11/14
家計簿アプリの危険性とは?セキュリティーや安全性は大丈夫?
家計簿アプリが便利そう!と思って使おうとしても、クレジットカードや銀行の情報とリンクさせることによるセキュリティーの面での危険性を感じている人もいるのではないでしょうか。この記事では、家計簿アプリに本当に危険性や、その機能・安全に使用するための対策をご紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 家計簿アプリの危険性とは?セキュリティーや安全性は大丈夫?
- 家計簿アプリの3つの危険性とは
- 銀行口座や証券会社の口座情報が盗まれる危険性
- クレジットカードの情報が盗まれる危険性
- レシートから個人の生活が漏れる危険性
- 家計簿アプリの危険性を下げてセキュリティーを強化させる方法
- 銀行口座は一つに登録する
- クレジットカードの管理を徹底する
- 家計簿アプリを使用する際は自動ログアウト設定をする
- 参考:家計簿アプリを選ぶ際の対策
- 家計簿アプリの主な機能って?
- 評判の良いおすすめ家計簿アプリを紹介
- Zaim
- moneytree
- 家計簿マネーフォワード
- まとめ:家計簿アプリの危険性を把握して正しくアプリを利用しよう
目次
家計簿アプリの危険性とは?セキュリティーや安全性は大丈夫?
ひと昔前の家計簿をつける方法と言えばノートに記入が主流でしたが、今の時代はスマートフォンの普及で便利な家計簿アプリが登場しました。
しかし、家計簿アプリが便利そうなのはわかっているけれど、クレジットカードや銀行の情報をリンクさせることもあり、情報流出や悪用などの危険性に不安を持っている方も多いかと思います。
「家計を上手に管理したいけれど、家計簿アプリは本当に危険性がないのか」
「危険性に少し不安だけれど、それを上回るくらい実用性のあるアプリなのか」
家計簿アプリを使った事が無い方は、様々な疑問を持つことでしょう。
そこでこの記事では
- 家計簿アプリの3つの危険性
- 家計簿アプリのセキュリティーを強化させる方法
- 家計簿アプリの主な機能
- おすすめ家計簿アプリの紹介
以上のことを中心に解説していきます。
この記事を読んで頂ければ、家計簿アプリの危険性や安全対策、そして家計簿アプリの便利な機能などが分かるようになります。
ぜひ最後までご覧ください。
家計簿アプリの3つの危険性とは
まずは、多くの方が気になっている家計簿アプリの主なリスクについて解説していきます。
オンラインの家計簿アプリは、入力の手間が省けたりと便利な面もありますが、銀行口座やクレジットカード情報を連携させていることで、不正アクセスされるリスクが高まります。
家計簿アプリの危険性を、3つに分けて解説していきます。
- 銀行口座、証券会社の口座情報が盗まれる
- クレジットカード情報が盗まれる
- レシートから個人の生活状況が漏れる
この3つだけを見ると、とても使用する気にはなりませんよね。
しかしアプリ側のセキュリティーはしっかり確保されており、アプリ使用者も管理をしっかり行っておけば情報漏洩の危険性も限りなく低くなりますので、過度に不安になる必要はないでしょう。
とは言え、万が一の時のために、危険性についてはしっかり理解しておきましょう。
銀行口座や証券会社の口座情報が盗まれる危険性
銀行や証券会社の口座の情報が盗まれて一番心配なのは、口座から勝手にお金を引き出されてしまうことです。
銀行や証券会社でお金の振り込みをする際は、ログイン情報だけでなく、振り込みに必要なパスワードや暗証番号、ワンタイムパスワードの入力が必要になります。
しかし、家計簿アプリに登録するのはログイン情報だけなので、もし情報が盗まれたとしても、ログインまでしかできません。
なので、お金が引き出されてしまう可能性は低いでしょう。
ただし、取引パスワードを生年月日や携帯電話番号など簡単に推測できるものに設定していると、危険性は増してしまいます。
アプリを利用するのであれば、パスワードをわかりにくいものにしておくなど、利用者本人も気を付けるようにしましょう。
また、ログインがあったら登録しているメールアドレスにお知らせが来る設定もあり、不正ログインの対策にもなるので、ぜひ登録しておきましょう。
クレジットカードの情報が盗まれる危険性
レシートから個人の生活が漏れる危険性
もう1つの危険性については「レシートから個人の生活が漏れてしまう」事があります。
家計簿アプリの便利な機能の1つに、買い物レシートを写真でアップロードすることで、アプリ上に自動で反映される機能があります。
直接手で金額を入力する手間が省けるなどの便利な機能ですが、アプリに不正アクセスされることで、レシートの情報が漏れてしまう危険性があります。
レシートの情報が漏れてしまうこと自体には、直接の危険性は低いと考えられますが、どこでどんなものを買ったのかが見られてしまうため、生活状況がある程度分かってしまいます。
危険性は低いと言ってもレシートから生活状況が分かってしまうのは、あまり心地よい事態とは言えません。
こういったリスクがあることも覚えておくとともに、利用するユーザーがしっかりと対策を行う必要があるでしょう。
家計簿アプリの危険性を下げてセキュリティーを強化させる方法
家計簿アプリはとても便利なものですが、その便利さの裏にはいろんな危険性が潜んでいます。
この危険性をゼロにすることはできませんが、アプリの利用者がセキュリティーを意識することで、危険性を下げ、セキュリティーを強化させることができます。
では、具体的に何を意識すればセキュリティー強化につながるのでしょうか。
ここでは、
- 銀行口座の登録は1つだけ
- クレジットカードの管理を徹底
- 自動ログアウトの設定
銀行口座は一つに登録する
家計簿アプリに登録する銀行口座は、1つだけにしましょう。
貯蓄用と給与口座を両方お持ちの方は、給与口座だけの登録をおすすめします。
月々の収入を把握するために、銀行口座の情報を登録するので、収入がわかる給与口座だけを登録しておけば特に問題ありません。
もし、不正アクセスされてしまったとしても、登録していたのが給与口座だけであれば、被害を最小限に食い止めることができます。
また、貯蓄用の口座は閲覧するだけで、家の資産状況が把握できてしまいます。
不正アクセスで貯蓄用の口座を閲覧されてしまうだけでも十分危険なので、貯蓄用の口座は登録しない方がいいでしょう。
他の銀行口座の収支を記録したい場合は、手動入力で対応しましょう。
家計簿は、生活に必要な最低限のお金の流れさえわかれば十分なので、登録する情報は最小限にしておきましょう。
クレジットカードの管理を徹底する
家計簿アプリでクレジットカード情報を登録する場合は、クレジットカードの管理を徹底するようにしましょう。
定期的にクレジットカードの会員ページにログインし、自分以外のログイン履歴がないか確認しておきましょう。
また、ログインした際に、登録してあるメールアドレスにメールが届くように設定しておくことをおすすめします。
自分がログインする度にメールが来るので、鬱陶しく思う方もいるかもしれませんが、ログイン確認はとても大事なことなので、ここは我慢しましょう。
不正利用のリスクは低いとはいえゼロではないので、クレジットカードの利用履歴を確認しておくことも大切です。
日ごろから、自分がいつどこでいくらクレジットカードで支払ったのか覚えておくようにし、すぐ忘れてしまう人は会計時に受け取ったレシートを保管しておくようにしましょう。
家計簿アプリを使用する際は自動ログアウト設定をする
参考:家計簿アプリを選ぶ際の対策
家計簿アプリは金融機関との関わりが強いため、セキュリティーには力を入れています。
大手であれば、どの家計簿アプリでも基本的にセキュリティー面で心配することはありません。
今では当たり前となった個人情報保護に関しても、家計簿アプリでは特別厳しく強化されています。
中でも「TRUSTe(トラストイー)」の承認マークがついているアプリは個人情報保護は問題ないと思っていいでしょう。
「TRUSTe」とは個人情報の取り扱いに関して厳しい審査をする団体で、基準をクリアした業者は「TRUSTe」の承認マークの掲載が許されます。
つまり、アプリやwebサイト上に「TRUSTe」のマークがあれば、個人情報は問題ないと言えます。
そして個人データなど重要な情報の暗号化や、不正アクセス防止の二段階承認などといった対策も施されています。
アプリによってはログイン時に指紋認証を取り入れているものもあり、不正ログイン防止の強みにもなっています。
このように、アプリ側でのセキュリティーはほぼ問題ないと言えますので、後はユーザーがアプリの管理をしっかり行っていくかが問題です。
家計簿アプリの主な機能って?
ここでは、家計簿アプリの主な機能、
- 自動入力機能
- 共有機能
- 連携機能
について、わかりやすく説明していきます。
まず、家計簿アプリで重要なのは、入力のしやすさです。
入力操作が面倒な家計簿アプリは、使い続けられないケースが多いです。
自動入力機能があるアプリなら、レシートを撮影するだけで、自動で入力することができ、入力の手間を減らすことができます。
また、共有機能では、1つのアカウントを複数人で共有できます。
夫婦で家計を別々にしている場合は、1つのアカウントでお互いに支出を記録する方が便利です。
お互いに支出を見られているので、使い過ぎに注意するようになります。
連携機能は、口座やクレジットカードの情報を家計簿アプリと連携させることで、自動的に収入や支出を記録します。
公共料金を口座引き落としにしている人や、クレジットカードでの買い物が多い人にとっては、支出を記録するのに便利な機能です。
評判の良いおすすめ家計簿アプリを紹介
多くの方から支持されている人気家計簿アプリ、
- Zaim
- moneytree
- 家計簿マネーフォワード
の3つを、詳しくご紹介していきます。
使用方法も簡単なので、「これから家計簿アプリを使ってみよう」とお考えの方には、ぜひおすすめです。
それぞれの特徴を見比べて、自分に合った家計簿アプリを選んでみてください。
また、どの家計簿アプリでもセキュリティー面はしっかり対策されていますが、やはり危険性はゼロではありません。
家計簿アプリを使用する際は、利用者自身もセキュリティー強化を意識することを忘れないようにしましょう。
Zaim
- 800万ダウンロードされた信頼性の高さ
- 支出のカテゴリ分けが15種類と充実している
- 暗号方式を利用したセキュリティーの高さ
moneytree
moneytreeの特徴は、
- 口座連携の多さ
- 高額の引き落としがあった際は自動アラートでお知らせ
- 「TRUSTe」を取得
です。
2,600以上の銀行や証券、クレジットカードと連携しており、取引明細を項目ごとに仕分けしてくれます。
連携機能が充実していることで、銀行の口座残高やクレジットカードの確定・未確定、リボ払いの支払い残高、貯まったマイルやポイントの期限など、様々な情報が簡単に把握、管理することができます。
また、自動アラート機能があり、高額な引き落としがあった際はプッシュ通知かメール通知で知らせてくれます。
セキュリティー面では、国内で初めて「TRUSTe」を取得しており、安心して使用することができます。
家計簿マネーフォワード
家計簿マネーフォワードの特徴は、
- 2,600以上の口座連携力
- 家計診断機能で家計をサポート
- 最高水準の暗号方式でセキュリティー面を強化
です。
moneytreeと同等の口座連携力があり、2,600以上の銀行や証券、クレジットカードと連携できます。
また、投資や証券などの情報を無料でチェックすることもできます。
FPが監修した「理想的な家計」を元に、家計を診断してくれる機能もあります。
予算機能で今月使えるお金をチェックできたり、家計の管理や改善のサポートしてくれるので、積極的に節約をしていきたい人にはおすすめのアプリです。
セキュリティー面では、最高水準の暗号方式を取り入れ、データは暗号化し保存されているので心配いりません。
まとめ:家計簿アプリの危険性を把握して正しくアプリを利用しよう
家計簿アプリの危険性や対策、そして便利な機能についてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事のポイントは
- 家計簿アプリのを使用する際には、3つの危険性を理解する
- 利用者が意識することにより家計簿アプリの危険性を下げ、セキュリティー強化することができる
- 家計簿アプリの主な機能には自動入力機能・共有機能・連携機能がある
- 初心者にもおすすめな家計簿アプリを3つを紹介
でした。
家計簿アプリの危険性に不安を持っている方は、今回の記事で多少の不安は取り除けたかと思います。
もっと家計を改善していきたいのであれば、家計簿アプリは強い味方になってくれることでしょう。
ほけんROOMでは、他にも読んでおきたいマネーライフに関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。