80歳以上になったときの医療保険の必要性と今できる対策は?

健康寿命が延びてきているとはいえ、健康リスクが高く、不安も大きいのが80歳以上です。80歳以上になったときにも安心して過ごすことができるように、医療保険の必要性を、把握して、自分に必要な医療保険に加入しておくようにしましょう。

80歳以上になったときに医療保険の必要性を判断するために

80歳以上になると、入院をしたり、通院をしたりする人が大変多く、入院や通院が長期間にわたる場合も増えてきます。


健康寿命が延びてきているとはいえ、病気や体の不調が起こりやすい年代になり、医療費がかさむと家族に迷惑をかけるのではないかという心配があるので、80歳以上になったときにかかる医療費や医療保険の必要性を把握しておくことは重要です。

医療保険 80歳以上 必要

医療保険 80歳以上 必要

80歳以上になったときの健康保険

仕事を退職すると、公的な健康保険に加入することが一般的です。公的な健康保険制度は、現在75歳以上になると後期高齢者医療制度に移行することになっています。


つまり、80歳以上の人の多くが、公的健康保険の後期高齢者医療制度により、後期高齢者医療保険に加入しているということになります。

80歳以上の人の医療費

80歳以上になると国民健康保険から後期高齢者医療制度に移行している場合が多いため、医療費の支払いには、月々の上限額と年間の上限額が定められています。


年金をはじめ、個人の収入によって上限額は異なりますが、1ヶ月に何十万円もの医療費がかかるという心配はなく、収入に応じた支払い額になります。

80歳以上になったときの医療保険の必要性はどのくらいか

80歳以上になったときには、公的な健康保険の後期高齢者医療制度の適用を受けることになるため、保険適応の治療を受けている場合には、支払い額が一定以上になることはありません。


また、窓口支払いの負担割合も、現役の時よりも下がることが多いため、医療保険の必要性は、現役の時に比べて低い可能性があります。

80歳以上になったときに必要な医療費

80歳以上になったときに必要な医療費の上限額を知ることで、医療費の概算を算出することができます。


医療費には、診察にかかる費用や投薬にかかる費用、手術などが含まれており、収入に応じた上限額を越えることはありません。窓口での負担割合も下がることが多いので、現役の時よりも負担が減る人が多くなります。

80歳以上の人の医療費以外の支出

病気やけがの治療に直接かかる医療費の上限は定められていますが、入院や通院をすると、医療費以外にも、交通費や食費、病衣代などが必要になります。


個室を利用する場合には、差額ベッド代が加算されたり、家族がお見舞いに来る交通費やスリッパや歯ブラシなど細かなお金がかさむことが予想されます。

80歳以上になったときに必要になる医療保険の考え方

80歳以上の人が医療保険の必要性を考えると、医療に必要なお金と医療費以外にかかるお金を貯蓄で賄うことができれば必要がなく、不安があるなら必要となります。


生活費の不足分を貯蓄で補うことになる場合には、医療保険の必要性は高くなり、医療費と医療費以外の支出の一部でも医療保険で補うことができると安心です。

80歳以上の医療保険

80歳以上になると、新規で医療保険に加入することが大変難しくなります。加入することができる医療保険がとても少ない上に、保険料が高額になる場合が多いからです。


また、加入することができたとしても、補償される内容が制限されていることが多く、現役の時と比べると保険料に対する補償内容が少ないことが一般的です。

80歳以上になったときに必要な医療保険

80歳以上になったときに必要な医療保険に入るためには、掛け金が高くなってしまうため、新規で加入することはおすすめしません。


新規で加入するなら、その分のお金を病気の治療にかかるお金や万が一の時のための備えとして、貯蓄しておくことをおすすめします。80歳以上になったときに必要な医療保険は、若いうちに考えておきましょう。


70歳以上の医療保険についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

80歳以上になったときに必要な医療保険への備えは

後期高齢者医療制度に移行している80歳以上になったときに必要な医療保険は、現役世代の時に備えておくことがとても大切です。


医療保険の保険料が安い若いときに、終身型の医療保険に加入しておくことをおすすめします。若いころからこつこつと準備をすることが老後の安心を支えます。

80歳以上になったときのための備えは

80歳以上になると、若いころから準備をして終身型の医療保険に加入していたとしても、補償内容が制限されることが多いため、貯蓄もしておくことをおすすめします。


ライフステージに合わせて、子供が独立したら、高額な生命保険を見直し、その分を貯蓄にまわして備えるなど、安心して長生きできるようにするために計画的に備えておきましょう。

80歳以上になる前の医療費も重要

60歳くらいになると退職を迎える人が多く、退職後には貯蓄をすることが難しくなるので、貯蓄を切り崩しながら生活することになります。


健康リスクが増えて、入院や通院をする人が多い60代から80代までの長い期間の医療費がかかる場合が多いため、必要な医療保険に加入しておくことで、出費を減らすことができ、80代以上になったときの備えを減らさないようにすることが可能です。


65歳以上の医療保険についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

まとめ

80歳以上になると、公的な保険制度が現役世代の時よりも手厚く医療費をサポートしてくれるので大きな医療保険は必要ありませんが、貯蓄が少なくなってきている世代になるので、若いうちから準備をすることや退職後に安心して医療を受けることができる医療保険に加入しておくことをおすすめします。医療保険と貯蓄のバランスを考えておくことも重要なポイントです。

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この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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