医療保険の10年払いとそれ以外の払い方のメリットとデメリット

医療保険に入っておくのは大切ですが、医療は日々進歩しており加入時の医療保険が必ずしも役に立つとは限りません。そのため医療保険は10年払いにして短期で支払いを終えておいた方がおすすめです。また、10年払いの方が終身払いよりも支払保険料が安く済みます。

10年払いで支払える無理の無い設定の医療保険に加入する

医療保険の中には様々な支払方法があってどれが良いのか迷いますよね。


終身タイプの医療保険の中には「10年払い」と呼ばれるタイプのものがあります。


これは保険料をはじめの10年間のうちに全額支払ってしまうというものです。


月々の保険料は高くなりますが、払込を終えた後は無料で保障してくれます。


このような10年払い保険を活用するためのポイントはどのようなものなのでしょうか。


そこでこの記事では「10年払い医療保険のポイント」について


  • 10年払いタイプをお勧めできる人について
  • 10年払いの貯蓄性の高さについて
  • 終身型の方がお勧めできる理由について
  • 10年払いタイプに加入しなくても良い人について
  • ケガや病気に対するお金は保険と貯蓄の両方が大切なことについて
以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、10年払いの医療保険について自分が加入すべきかどうかより一層の理解ができると思います。

是非最後までご覧ください。




万が一は貯蓄と保険の二本立てで

医療保険に加入したからといってそれだけで医療費対策が完璧とはいきません。


保障内容によっては治療にかかった全額が全額まかなえない可能性もあります。


保険はあくまでも保険金をもらって儲かる・得をすると言うものではありません。


医療保険に関して言えば「高額な治療費に対する経済的な助け」という原則で加入すべきでしょう。


したがって、高額な医療費が必要になった場合のために、別に生活費のための貯蓄を行った方が良いでしょう。


他にも保険金では足りない治療費のための貯蓄も準備していくことが大切です。


貯蓄がある人に医療保険は不要

日本は国民皆保険制度があるため、公的医療保険が充実しています。


一般的な保険治療であれば各自が支払う医療費に上限が決められています。


国が負担してくれる分以外の金額を貯蓄分で補える人は無理をして医療保険に入る必要はありません。


その分貯蓄や投資に回した方がいいでしょう。


保険会社も集まった保険料を使って様々な貯蓄や投資を行っています。


医療保険はあくまで医療費が発生した際に必要なお金を準備できない人が加入すべきなのです。




10年払いの医療保険に加入してはいけないタイプの人

ではどのようなタイプの人が加入すべきでないのでしょうか。


まず、貯蓄が十分にある人です。


こういった人は医療保険が無くてもお金に困ることは無いでしょう。


次に、会社の福利厚生などで医療保障が充実している人です。


このタイプの人も会社が医療保険に加入していると考えても問題なさそうです。


これらの人たちは月々の支払保険料が高い10年払いの医療保険に加入する必要はありません。


一方で貯蓄に余裕のない人や医療保険の治療だけでは不安を感じている人、そして若い人ほど10年払いの医療保険に加入しておくのがおすすめです。


10年払いを定期預金と考える

次に10年払いの医療保険に加入するときのポイントについて解説します。


払込期間は短い方がトータルの支払保険料は安くなります。


また、医療保険の契約内容によっては解約返戻金が貯まっていくタイプもあります。


一般的に解約返戻金は払込終了後から数年たたないともとが取れない設計になっています。


普通に貯蓄するのが苦手な人は医療保険を定期預金と考えて加入するのもいいかもしれません。


解約の決断が自分でできる人

10年払いとは対照的に終身払いには月々の支払保険料が安く済むというメリットがあります。


ただし終身払いは一生涯保険料を支払い続ける必要があります。


老後になっても支払うことに不安を感じる人は10年払いが良さそうです。


一方で一定以上の貯蓄を得た時点でもう医療保険はいらないと判断できる人もいると思います。


そういった人は10年払いの医療保険に加入する必要はないでしょう。


終身払いで契約し、中途解約をしたほうが支払う保険料が安くすみます。


また契約によっては解約返戻金をもらえることもあります。


10年払いの医療保険は貯蓄タイプを選ぶのがおすすめ

人によってライフステージにおいて医療保険が必要な時期があると思います。


高額な医療費が必要になった際にもっとも家計にダメージがくる時期に医療保険に加入しておきたいものです。


例えば子どもの養育期間などは医療保険のカバーが欲しいものだと思います。


そういった考えの人は10年払いの掛け捨て医療保険でも良さそうです。


さらに保険料を支払ったからにはもとを取りたいと思っている人もいるかもしれません。


そういった人は支払保険料は高くなりますが貯蓄型を選ぶことをおすすめします。


貯蓄型は早く払い終わった方が得

貯蓄タイプの医療保険は解約返戻金の積立があります。


そのため月々の支払保険料が高くなります。


しかし払込満了後時間を置いて解約したときに、支払額以上の金額を受け取ることができます。


保険は使わなかった時の方が幸せなのだという考え方があります。

しかしお金を払ったからにはある程度のリターンが欲しいという考え方もあるでしょう。

加入した医療保険を一度も使わなくても損をしないためには貯蓄型を選ぶのがいいでしょう。


貯蓄を考えてから医療保険を選ぶ

終身保障タイプの医療保険は古くなればなるほどニーズに合わないものとなっていきます。


医療技術の発達や制度の変化に古い契約内容では保障が十分できないことがあるのです。


また公的医療制度が充実している日本では貯蓄を切り詰めてまで医療保険に加入する必要はありません。


したがって保険金が少なくても10年払いの貯蓄性のある医療保険に加入するのがおすすめです。


この方が貯蓄もでき、さらに中途解約してその時に状況に適した医療保険に乗り換えることもできます。




掛け捨て型の医療保険はリスキー

医療保険は10年払いで払い込みを早く終わらせるのがおすすめです。


終身型なら払い込みが終わっても一生涯保障を持ち続けられます。


掛け捨て型であれば同じ10年払いでも終身型より安い保険料になります。


しかし10年後更新しないと保障が消えます。


さらに更新するたびに保険料が上がっていくので年齢を重ねるごとに負担が大きくなっていきます。


掛け捨て型は保険料が安い分をしっかりと貯蓄できる人向きだと言えます。


一方で貯蓄に自信のない人は終身型にされることをお勧めします。


10年払いの医療保険は貯蓄性を重視

月額支払保険料が高い10年払いをおすすめできるのはどのようなタイプの保険でしょうか。


まずオススメできるのは「解約返戻金がある終身保障型」の医療保険です。


医療保障と保険を使わなくても損をしなくて済むこのタイプがお得でしょう。


ただし、貯蓄性を求めていない人や限りなく安い保険料を求める人には必要ない保険です。


そのような人たちは、終身払いにした方が保険料が安くなります。


10年払いは保険料を先払いして、その分を保険会社に運用してお金を増やしてもらうタイプなのです。


必要な費用だけを用意する

医療保険は病気や怪我をした際の保障です。


必要になるかわからないものに過度な保険料を支払う必要はあまりないでしょう。


まず公的保障や医療費に崩してもいい貯蓄を計算しましょう。


そして足りない分を医療保険でまかなうという考え方で加入するのが望ましいです。


もしもの時に備えてと保険料を払いすぎて、家計が圧迫されていては意味がありません。


保険とはあくまでも「確率は低いけどあったら困ること」に対して経済的な保障を行うものだと考えたほうが良いでしょう。




まとめ:10年払いの医療保険について

10年払いの医療保険について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは


  • 医療保険は公的な保障では足りない部分を保障するもの
  • そのためには保険と貯蓄の両方で行った方が良いこと
  • 自分での貯蓄に自信のない人は貯蓄性のある医療保険が良いこと
  • 10年払いの医療保険であれば先払いした分を貯蓄できるタイプがあること
  • 掛け捨て型より終身型の方が後の保険料は安くつくこと
  • 終身タイプで契約し、保障内容が時代遅れになれば乗換えたほうが良いこと
です。

保険は貯金するという意味では銀行預金や投資信託と同じです。

皆さんの大切なお金を誰にどのような条件で預けるかの違いだけです。

10年払いの医療保険にも様々なメリットやデメリットがあります。

他の貯蓄法と合わせて皆さんにとって最適な保険を契約できることを願っています。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

医療保険の選び方が知りたい方はこちらの記事もご覧ください
この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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