生命保険の中でも就業不能保険は働く人の家計をカバーする医療保険

病気やケガなどにより、長期の治療・入院が必要なとなった場合は経済的リスクが伴います。そうしたケースで収入減をカバーできる医療保険として就業不能保険があります。就業不能保険は他の生命保険と違い、働く人のリスクを考えた保険です。

働く人のリスクを保障する生命保険・就業不能保険とは

病気やケガに備える保険としては医療保険、またがんの治療に備えるものとしてがん保険があります。 


医療保険は病気やケガの治療のため、がんはがんの治療の備える専門の保険です。


どちらも治療に必要な保障を受けることができますが、治療の間の収入減のリスクや退院後も加療が必要になった場合には、収入減をカバーするための保障が必要になります。


そのひとつが就業不能保険という保険です。

入院通院保障の医療保険だけでは長期療養の生活費は賄えない

病気やケガに備える保険として医療保険があります。 


医療保険は病気はケガなどで入院し、手術を受けた場合に所定の保険金が給付されますが、1回の入院について支払い日数に限度があり、保険の種類により60日あるいは120日が限度で通算の支払い日数にも限度があります。 


医療保険は治療費等をカバーできますが、収入減のリスクまで補うことはできないため就業不能保険の保障でカバーする必要性が出てきます。


がんによる長期療養の場合は

がんの治療も長期の療養を伴います。 


がん保険は支払い日数に限度がなく、以後の保険の支払いも免除される他、まとまった診断給付金をもって専門の医療機関で治療を受けることができますが、医療保険と同じように治療中とその後の収入減に備える保障が必要になります。 


医療保険も、がん保険も、治療を目的にした保障で、これに対して就業不能保険は家計を心配することなく、療養できる保険です。

入院・自宅療養ともに保障する生命保険である就業不能保険

医療保険は入院を前提にしていますが、就業不能保険は入院でも、また自宅療養でも給付の対象となり、この点に大きな違いがあります。


注意する点は長期の保障となるために免責期間が設けられていること、またどんな療養でも給付対象とならないことです。


就業不能イコール、働けなくなった状態が給付条件となる保険が就業不能保険です。

就業不能保険の給付条件をチェック

どのような生命保険でも共通していますが、給付条件を確認することが大切です。


就業不能保険の給付条件は医師の指示で在宅での療養を受け、最低でも6ヵ月以上にわたり就労できない状態を条件としている生命保険です。


いかなる職業でも就業できないという条件もあり、就業不能保険の給付条件は生命保険の中でもハードルは高いと言えます。

就業不能状態に該当する例とは

例えばうつ病などの精神性疾患ではこの条件は当てはまりません。病気で重度の障害が残り働けなくなった場合が条件に当てはまり、具体的には脳疾患などで身体に麻痺などの障害が残り、就労不能になったという例が該当します。


同じ自宅療養でも働ける状態にあるか、どうかにも違いが出てくる生命保険が就業不能保険です。

同じ生命保険でも収入保障保険と就業不能保険の違いは

収入を保障するという言葉から収入保障保険も長期療養をカバーできると思われがちですが、こちらは契約者が亡くなり、残された家族の収入を保障するという死亡保障をもつ生命保険です。


就業不能保険のように働く人の治療や収入減をカバーするという生命保険ではないため、この違いを確認することは重要です。

収入保障保険は残された家族の生活をカバー

収入保障保険は遺族のための生命保険です。 


加入者が亡くなった場合に年金あるいは一時金という形で保険金が支払われます。残された家族の家計を守るための生命保険が収入保障保険で、自分と家族の暮らしを守る就業不能保険とは明らかな違いがあります。 


就業不能保険は自分と家族のためにある生命保険の中の医療保険と言えます。

就業不能保険は働く世代の味方となる保険

収入保障保険に対して就業不能保険は働く人のための生命保険です


 医療保険は病気やケガによる入院・手術を保障する保険、収入保障保険は死亡時に遺族に支払われる生命保険で、就業不能保険は働けなくなった方、家族の暮らしを保障するための保険です。


同じ生命保険で似た商品名ですが、保障の形態はまったく違います。

公的保障から就業不能保険の検討を考える

公的保障とは健康保険や労災保険、公的年金から支給される給付金です。この公的保障を考える前提に会社員であるか、あるいは自営業者であるかで大きな違いが出てきます。


どのような公的保障が受けられるのか、金額はどれぐらい出るのか確認することで就業不能保険で必要な保障額が大きく違ってきます。

会社員は健康保険等の所得保障制度を活用

会社勤めの場合は健康保険に加入していますが、この健康保険には所得補償の制度があり、そのひとつが傷病手当金というものです。


傷病手当金は被保険者が病気やケガなどで会社を3日以上休み、給料が支払われなくなった場合に4日目以降から最長1年6ヵ月間、支給されます。


支給期間に限度がありますので、この期間以上に治療が必要になった場合などは就業不能保険などで必要な保障をカバーする必要があります。

業務上の場合は労災保険から支給も

業務上や通勤途上で病気・ケガあるいは死亡した場合には労働者災害補償こと労災保険があります。


アルバイト・パートタイマーを含め、すべての労働者が加入しており、給付額は病気やケガなどで休業した場合に4日目から給付基礎日額の60%が支給されます。


また、障害が残った場合には会社員であれば障害厚生年金の支給を受けることができます。

まとめ

生命保険をはじめ就業不能保険を考える上でポイントは公的保障です。 


会社勤めの場合であれば傷病手当金など公的保障もありますが、自営業者の方は傷病手当金はありません。


また専業主婦の方も収入がないため長期療養となった場合にどれぐらいの家計のリスクが出てくるのか想定する必要があります。


公的保障の有無によって大きな差が出てきますので、その点も視野に入れて検討するとムダなく必要な保障を生命保険で準備することが大切になります。

ランキング

  • まだ間に合う!健康リスクが急上昇する定年からの医療保険の必要性
  • 「18歳の子供が医療保険には入るべきか否か」という問題について。
  • 20代で医療保険に加入することの是非とその必要性を考えること
  • 公務員の医療保険の必要性と人生設計を見据えた賢い選び方について
  • 独身男性に適しているのは、医療保険なの?それとも死亡保障保険?
  • 公的な保険が充実する日本で、民間の医療保険の必要性を解説します
  • 医療保険は条件によっては加入する必要なしという可能性もあります
  • 医療保険が必要な人ってどんな人?その特徴や必要な理由を徹底解説!
  • 自分にとって保険の優先順位を見極めて医療保険を選びましょう
  • 学生でも医療保険を理解すべき?学生のための総合共済を知ろう
  • 医療保険は子供にとって必要なの?様々な方面での補助を確認しよう
  • 民間の医療保険のメリットは一体何!?わかりやすく解説します!
  • 新入社員に医療保険ってホントに必要?みんなはどうしてるの?
  • 収入が比較的少ない主婦でも医療保険は必要になるのかをチェック
  • まずは母子家庭で医療保険が必要かどうかについて考えてみよう
  • 医療保険に加入する際女性特約は必要なのかじっくり考えてみましょう
  • 女性なら気になる医療保険の女性特約について徹底解説!女性特約とは
  • 専業主婦も医療保険に入る必要性ある?オススメの保険プランを解説!
  • 独身女性が医療保険に加入するメリットを詳細に解説します!!
  • 医療保険って独身男性、女性に必要なもの?選び方のポイントとコツ
  • 民間の医療保険でも不妊治療が保障可能に!特徴と注意点を徹底解説!
  • 全労済の共済と医療保険の女性特約を比較してみると違いがわかる
  • 20代女性の方必見!リスクの高い病気と女性のための医療保険の選び方
  • 医療保険で後悔したくない。自分に合った医療保険の選び方のポイント
  • 医療保険の加入申込時と保険金請求時に必要な書類と注意点を把握する
  • 医療保険の賢い選び方とは?2つのタイプの医療保険を徹底比較!