医療費を全額保障する実費保障型医療保険のオモテとウラをご紹介!

入院の際にかかる一切の費用を保障するという実費保障型医療保険があります。これは保障金額内という制約がかかるものの必要なものを必要な分だけ保障してくれる保険です。しかし、完全な医療保険はありません。実費保障型医療保険の長所と短所は何かをご紹介します。

医療費の実費分を保障する医療保険がある

自分や家族が病気やケガで入院したとき、どれくらいのお金がかかるのか気になりますよね。


でも多くの場合、健康保険を使っての入院なので極端に多額の治療費にならないと言われています。


ところが、入院するとなると健康保険の範囲を超えた様々なことにお金がかかる可能性があることをご存知でしょうか。


そして、そういった出費もすべて請け負ってくれる医療保険があることをご存知でしょうか。


そこでこの記事では入院時の費用を全額保障する保険について


  • 入院費用を全てカバーする「実費保障型医療保険」について
  • 入院にかかる様々な費用について
  • 実費保障型医療保険のメリットについて
  • 実費保障型医療保険のデメリットについて
以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、実費保障型医療保険の内容とメリット・デメリットについて十分な理解を得られると思います。

そして皆さんにとって適切な医療保険の選択に役立つと思います。

ぜひ最後までご覧ください。



実費保障型医療保険とは

医療保険の中には様々なタイプのものがあります。

その多くは入院や手術に対する一定額の給付を行うものです。

実際に支払う医療費すなわち実費よりも少ない場合もあれば多い場合もあります。

そのため、一般的な医療保険に加入する方はできるだけ保険金が多いプランを選びもしもの時に備えようとします。


しかし、保険金が多いということはその分だけ多額の保険料が必要となり必要のないプランに加入する恐れもあります。


そうなると保険料だけ高くなって、家計を苦しめるものになるかもしれません。


実費保障型医療保険はこうしたことが起こらないよう実費に応じて保険金を支払う医療保険です。


イメージとしては領収書をもらって会社に経費として支払ってもらうというイメージでしょう。


この医療保険では実費に対しての保障ですので対象となる病気は幅広くあります。


そのため万が一の場合に備えるという目的に適うものとなっています。


そもそも実費負担ってなに

実費に応じて保険金を支払う実費保障型医療保険ですが、この実費には一体どのようなものが含まれるのでしょうか。

保険証を使っての入院の場合、支払限度額と言うものがあります。

この制度によって一定額以上の負担は発生しません。

しかし入院中にはその対象とならない支出が生まれる可能性があります。

個室に入った時の差額ベッド代、入院生活での様々な備品、他にも治療やリハビリのために実費で購入を勧められるものが出てくることがあります。

それから先進医療など保険外の治療も選択肢に出てくるかもしれません。


医療保険に加入する際に気をつけなければならないのはその保障内容です。


では、実費保障型医療保険ではどこまでが実費に当たるのでしょうか。


入院にかかった全ての費用

実費保障型医療保険では入院にかかった費用を全て保障するのが原則です。

一般的な医療保険では主治医の診断書をもとに医療保険は契約内容の範囲内で保険金を契約者に支払います。

このときに実費の計算や保険金の査定はしません。

なぜなら最初から「どんな病気」や「入院した日数」にいくらの金額を支払うかは決まっているからです。

ところが医療保険では食事代や個室ベッド代、そして入院時の交通費など諸々の費用が保障されません。


また薬の副作用による脱毛対策のウィッグ(かつら)や自宅復帰用の住宅改修や福祉機器の購入も保障対象外です。


しかし、実費保障型医療保険ではこれらすべての費用が保障内容となります。


つまり入院に行きから帰りまでの費用はすべて実費保障型医療保険で賄われるということです。




実費保障型医療保険のメリット

それでは実費保障型医療保険というのは完璧な医療保険なのでしょうか。

いいえ、誰にでも完璧な医療保険はどこにも存在しません。

必ず何らかのデメリットが存在しています。

その内容がメリットでカバーできればお得というだけでありすべてを任せることはできません。

また加入する人のその時の状況によってもメリットにもなるしデメリットになるものです。


では実費保障型医療保険にはどのようなメリットがあるのでしょうか。


この章では実費保障型医療保険のメリットについてさらに考えてみましょう。


保障金額内ならかかった費用分全て保障される

実費保障型医療保険の保障適用範囲は入院からかかった実費すべてです。

その実費額に応じて医療保険会社から保険金が支給されます。

ただし、これは保障金額があらかじめ決まっています。

その限度額内であればすべての入院費用が保険会社から支払われる仕組みとなっています。

実費保障型医療保険の保障内容


次に示すのはある保険会社の実費保障型医療保険です。


これを元にどのような状況が考えられるのかを想定しましょう。


  • 契約可能年齢:満20歳~満69歳 
  • 保障期間と保険料払込期間:5年(満80歳まで自動更新)
  • 公的医療保険の保険給付の対象となった入院中の診療報酬点数×3点 1か月につき 20万円(1入院につき120万円・通算720万円限度)
  • 入院時差額ベッド代 差額ベッド代を負担した入院 1日6000円または1万2000円(1入院につき180日・通算1095日) 
  • 入院時諸費用 入院1日 1000円(1入院につき180日・通算1095日) 
  • 先進医療 技術料と同額(通算2000万円)

この場合、診療費用が実際に30万円かかっています。


したがって差額の10万円を支払わなければなりません。


※ただし医療保険内の治療であれば支払限度額が決まっているのでほとんどの場合20万円を越えることはほとんど無いでしょう。


また一日にタクシーを使うのであれば1000円以内であれば入院時諸費用として負担できるということになります。


また多くの方が心配される先進医療による治療では2000万円までの治療が受けられることになります。


したがって実費保障型医療保険は入院に関わる費用のほとんどを心配する必要がなくなるというメリットがあるのです。




実費保障型医療保険のデメリット

それでは実費保障型医療保険にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

実費保障型医療保険の特徴は保障金額内の費用であれば入院に関する費用をすべて保険会社が支払うというものです。


この章では実費保障型医療保険のデメリットについて大きく3つをあげてみます。


  1. 終身保険が存在しない
  2. 更新ごとに保険料が高くなる
  3. 入院のみの保障で通院は保障されない
一般的に実費保障型医療保険はその保障が充実しているため通常の医療保険よりも保険料が割高になります。


また実際に治療を受けてからでないとどのくらいの保険金が下りるのかは分かりません。


そのため保障金額を常に意識して治療を受けなければならない保険となっています。


ここからは紹介したデメリットについてさらに考えてみましょう。


終身保険が存在しない

実費保障型医療保険というのはいわゆる定期タイプの保険に属します。

そのため期間限定の保障しかされない保険です。


定期タイプの保険は基本的に保険料が安くなると言われています。


しかし実費保障型医療保険は定期タイプの割に保険料が高額になります


では、終身タイプの実費保障型医療保険は無いのかというと今のところ販売されていません。


終身タイプの様に期間が長くなると、その間に医療技術健康保険制度の変化があった時、保険として機能しなくなるリスクがあるのです。


したがって実費保障型医療保険は掛け捨て型にならざるを得ないようです。


5年更新でどんどん保険料が上がって行く

定期タイプである実費保障型医療保険は5年更新のものが多いとされています。

この更新のたびに年齢と健康状態を踏まえて保険料を上げていく仕組みを採っています。

ただし、それは形式的なものに過ぎず一般的には5年ごとに保険料を上げることが決まっています。


それは人間の健康が年齢とともに減退していき、そのために入院の可能性が高くなります。


また、それにともなって必要となる費用が多くなるためです。


これは保険というビジネスの仕組み上、受け入れざるを得ないデメリットだと言えます。


入院が条件なので通院は保障されない

一番重要なデメリットは「入院の保険」であるということです。

つまり実費保障型医療保険では通院に対する保障は何もないということです

これは入院をしてから通院すればよいのかというのではなく、入院中にかかる費用のみを保障するというものです。

基本的な医療保険では主契約に入院保障と手術保障があり、その上に特約としてがん治療や先進医療に対する保障を加えます。


また、通院保障も特約に入ります。実費保障型医療保険はこの主契約での保障となるため通院のことは始めから換算されていないのです。




まとめ:実費型医療保険のメリットデメリット

実費保障型医療保険の内容とメリット・デメリットについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは


  • 実費保障型医療保険は入院での様々な費用を保障してくれること
  • 入院には治療費のほか入院生活や退院の準備のために様々なお金が必要なこと
  • そのような費用も実費保障型医療保険ではカバーされること
  • 実費保障型医療保険は原則定期保険であること
  • 保険の更新ごとに保険料が高くなること
  • 入院保障のみで通院には保障がきかないこと
です。

入院に必要なお金についてあれこれと思い煩わせることを考えると、非常にメリットのある保険だと言えますね。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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