医療保険に加入する目的とは何か。医療保険を選ぶ基準を調査

医療保険に加入しようか迷っている方、また、医療保険とは何だろうと思っている方もいるはず。ここでは、医療保険に加入する目的と医療保険の内容を説明していきます。入院の時に安心できる医療保険を考えるとき、まずは医療保険に加入する目的から考えていきましょう。

医療保険の目的について考えよう


医療保険には①公的な医療保険と②民間が運営する医療保険とあります。

ここで取り上げていく医療保険とは②の民間が運営している医療保険を取り上げていきます。

ケガの治療には様々なリスクを伴います。お金に関する「経済的負担」生活や家族の事を考える「精神的負担」があります。

そのような負担を軽減する事を目的とし、治療にも専念できるようにする事を目的として医療保険に加入します。

公的医療保険の対象外となる費用の保障という目的

まず、公的医療保険を管理する団体は、全国健康保険又は健康保険組合になります。そして国民健康保険を管理しているのは市区町村になります。

以上を”保険者”と呼び、加入している人たちを”被保険者”と呼びます。

わかりやすいのは、サラリーマンは健康保険に加入。

自営業を営む方、年金を受け取っている方が加入しているのが国民健康保険となります。

公的医療保険の主な特徴は


  • 医療費の自己負担は1~3割負担
  • 高額療養費制度
  • 傷病手当金(国民健康保険ではこの制度はありません)
  • 出産育児一時金
が、主な特徴となります。一見、十分な保障のようにも見えますが、公的医療保険の対象外となる項目があります。その特徴が

  • 差額ベット代
  • 入院にかかる治療費以外の費用
になります。

差額ベッド代とは?

入院する部屋は、様々あります。

大部屋(6人以上)の部屋があったり、その他にも2人部屋、個室に特別室と様々です。

大部屋はベット代を徴収されることはありませんが、大部屋以外の部屋はベット代を徴収されます。

この徴収されるベット代の事を”差額ベット代”と言います。

差額ベット代には一つの、基準があり”一人当たりの広さが6.4㎡以下ならば差額ベット代は発生しません。それ以上の広さで差額ベット代が発生するのですが、差額ベット代に基準は無く、病院によって様々です。

最近では、プライべートを大事にされる方も多いです。

もし、個室の病室を求めると、差額ベット代が発生します。病院で違いますが、高い所になると個室で2~3万円の所もあるようです。

差額ベット代は公的医療保険では保障されないことを覚えておきましょう。

入院生活費や、交通費など入院中にかかって来る費用

まず、入院となっただけでお金が必要です。それは、入院するのに準備しなければならない物の費用です。

パジャマや、タオル、お風呂道具など。入院日数によって準備する物も多くなってきます。

もし手術となればさらに、必要な物は増えていくことでしょう。

入院中にも、テレビカードは現金で買うことはご存知の方が多いと思いますが、その他にも雑誌を買ったり、お菓子を買ったり。見舞いに来る家族の交通費など、細かく言えば他にもあるでしょう。

これらの費用は、すべて公的医療保険の対象外の費用となりますので、実費となります。

収入が減るという事への対処という目的

ケガ、病気の場合、仕事を休まなければなりません。会社との契約や社員、非社員、パート、アルバイトと契約内容は違うと思いますが、仮に社員で基本給は保障するという雇用契約内容だとしても、それに付帯していた、交通費、残業、家族手当などは支給されません。

したがって、収入は減ります。

そして、奥様がパートやアルバイトだとしても、旦那さんの看病や、見舞い、洗濯などの周りの世話で、当たり前に働くことが出来ないことも考えられます。収入が減る事は間違いありません。

安心を買うという目的

保険に加入していないと万が一の時に心配ですし、不安になります。

それを取り除いてくれるのが保険です。

保険に加入することにより、もしもの時に自分も助かりますし、大事な人に迷惑や負担などをかける心配も少なくなります。

病気や事故からの不安を解消すること、保険に加入することは”安心を買う”という目的もあります。

医療保険加入の目的を明確にして保険を検討しよう

医療保険の加入について、なぜ加入したかと聞くと「必要なのかなと思って」「知り合いに頼まれた」「保険屋さんに進められるまま」など、医療保険に加入する目的が曖昧な方もいらっしゃるはず。

これから医療保険に加入しようと思っている方、既に加入している方も、医療保険の加入の目的を明確にしなければなりません。

それでは、医療保険に加入する目的を調べていきましょう。

誰の為の保障なのか

保険に加入する事を目的として、考える時に重要になる項目です。

独身の方は、「自分の為」に医療保険に加入します。

しかし、独身の方は大きな保障は必要ないでしょう。保障が上がれば保険料も上がります。特に20代の方は給料もそれほど高くないはず。自分を助ける目的で加入したはずの保険なのに、保険料に苦しめられたら本末転倒です。

既婚者の方は、「家族の為」に医療保険に加入します。

一家の大黒柱が、働けないとなると、少なからず給料に影響が出ます。奥様も看病の為に仕事を休まなければならない事も出てくるでしょう。

小さなお子様が入ればさらに大変です。

どのくらいの期間保障が必要なのか

どの医療保険でも保障してくれる期間を選ばなければなりません。これを支払限度日数と言います。

保険会社にもよりますが、多いのは「30日、60日、120日」です。

長い保障がついている保険に加入すれば良いのではとも思いますが、保険料が上がってきます。

では、どの支払限度日数の医療保険に加入すれば良いのか。


しかし、「病気・人・医療機関」によって入院期間というのは大きく変化します。この期間で大丈夫という選択肢はないと思います。

短いもので日帰りでの入院から長いものだと年単位の入院生活を送らなくてはいけないこともある。それらのどの期間になったとしてもしっかり保障してくれることが目的である。


平均は60日前後と言われていますが、自分にあった期間を選択することが望まれます。わからない場合には医師・保険会社に相談するようにしましょう。

どれくらい保障が必要なのか

独身の方は日額3,000円の保障、保険料の支払いに余裕があれば日額5,000円の保障で良いでしょう。

しかし、家族がいらっしゃる方はそういう訳にはいかないようです。

独身の方に比べて、支払いが多く、収入が減った場合の補填分、家賃や住宅ローン、細かく言えば、家族がお見舞いに来る時の交通費も必要です。

家計と保険料のバランスも必要ですが、できることならば日額10,000円の保障を付けることができれば安心です。


また、平均的に入院すると、1日あたり20,000円前後の費用が必要になることが多いとされています。日数としては一度入院するとだいたい2~3週間はかかるので、計算すると1回の入院でかかる費用は20~30万円とされている。

仮に60日保障の保険で考えた時に、

日額5,000円ならば、60日×5,000円=30万円

日額10,000円ならば、60日×10,000円=60万円

となります。

入院にかかる費用が20~30万円と入院時の家計の損失分を計算すれば1日いくらの保障を付けるか目安になります。

まとめ

いかがでしたか

医療保険に入る目的がわかったでしょうか。

中には、医療保険は不必要と言われる方もいます。

しかし、たとえ公的医療保険と高額医療費制度を活用したとしても、自己負担金があることはわかりました。

保険料により、生活が圧迫してはいけませんが、自分を守る目的、家族を守る目的でも、貯蓄をしながら医療保険をしっかりと考えて見たいものです。

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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