医療保険はいつ乗り換えるのが正解?大事なタイミングと注意点

病気やけがに対する保障として医療保険に加入している方いると思います。医療保険も日々進化しているので、何十年も前に加入したものよりも新しい保険の方が内容が優れている場合もあります。今回は乗り換える時のタイミングや注意点についてお伝えします。

医療保険を乗り換える


何年か前には最新の医療保険であっても、新商品が出てそれが魅力的だなと映ることがありますよね。

たとえばCMで新しい商品が発売されたのを見た時、雑誌やネットでも新しい保険の医療保険の情報は入ってきます。


そして、一番多いと思われるのが、ご自身の周りで大きな病気にかかった方がいる時に、自分の保険はきちんと治療に対応しているのかどうか、と考える人がいるのではないでしょうか。

医療保険を乗り換えるべきタイミング

医療保険を新しいものにするタイミングとしては、いろいろ考えられます。

例えば、10年や15年といったような更新型の医療保険に加入している場合、更新のタイミングでご自身の保険を見直すことができますね。

更新型の医療保険の場合、加入してから何年間かは安い保険料で保障が持てるものが多いのですが、更新後は同じ保障でも保険料が高くなるということが一般的です。


今までと同じ保障で保険料がとても高くなるのであれば、もう少し安い保険料で保障が持てるものがないか、と探す人が多くなるのかと思います。


さらに、実際にご自身が病気やけがによって入院された際、給付金を請求したけれども自分が思っていた通りの保障が得られなかったという人もいるかもしれません。


骨折をして通院したけれども、今の医療保険には何日か入院した後の通院でないと給付金が下りないタイプであったり、4日間入院をしたけれども、自分の保険は5日以上入院をしないと給付金が受け取れなかったり…そんな時に、きちんと保障が出るようなものを選びたいと考える人もいるようです。

ライフスステージが変わった

また他の考え方として、加入時とはライフステージが変わったということも考えられます。

・今までは独身だったので、病気に対する保障を最低限にしていたが、家族が増えたことで、大きな病気にかかった時に収入を補てんするものとしてもう少し大きなものにしたい。


・今までは子供が小さかったので医療保険を大きな保障にしていたが、子供も独立したため、もう少し小さい保障にしてもいいかもしれない。


・仕事を定年退職して、これから病気にかかるリスクが増えるのでもう少し充実した内容の医療保険に入りたい。


・医療費負担が3割から1割になる年齢が近づいてきたので、年金生活の中でもう少し保険料の負担が少ないものにしたい。


このように、医療保険の考え方はライフステージによって、そして人それぞれで変わってくるのです。

より魅力的な医療保険が登場した

そして3つ目は、より魅力的な医療保険が登場したから、自分にあったものを選びたい。そんな方もいらっしゃるでしょう。


例えば今まではがんに対しては保障をつけていなかったけれども、ご自身の親せきでがんにかかってこんな治療をして、こんな治療費がかかった。もしくは会社やお友達でこんな病気にかかって入院した、ということを聞きますと、自分の医療保険もしっかりと見直しをしなければならないなぁと考えるタイミングになるかもしれません。

医療保険の乗り換えで注意すべきポイント

先ほどは今までの医療保険を新しいものに乗り換える一般的なタイミングというものをお話しましたが、その乗り換えも注意点がいくつかありますので、順に見ていきましょう。

現在の医療保険を解約することで損をしないか

現在加入している医療保険が、例えば払い込みが60歳で終わって、その後も一生涯保障が続くとなる場合、途中で解約するのはもったいないという考えもあります。

乗り換えの医療保険が払い込みが一生涯だった場合、保障はずっと続くけれども払い込みもずっと続くわけですから、場合によっては前者を続けていたほうがいいということもありますよね。


保障が一生涯続くタイプは、もともと保険料が高い傾向にあります。これは更新型とちがって、保険料が更新の時に変わらないことを前提に保険料が設定されているからです。中には、健康お祝い金など少しの貯蓄機能も合わせているものもありますので、そういったプランにご加入の方は途中で解約した場合、損をすることも考えられるということを覚えておきましょう。

無保険状態にならないか

今までの医療保険を解約した後に、新しい保険に乗り換えた場合、保険の無い状態がないように心がけましょう。

保障のない時に病気で入院しても、給付金はおりませんし、そんな時に限ってケガをすることも考えられますので、できるだけ保障をしっかりと続いたまま乗り換えができるように、解約、加入の手続きはしておきましょう。

現在の健康状態で新しく保険に入れるのか

今までは加入の際の告知で何の問題もなく加入できていた保険も、年齢とともに体のいろいろな箇所が悪くなっていく場合もありますよね。医療保険は健康の診査が必要になってきますので、これだ!と思った保険があったらまずは新しい保険に入れる健康状態なのかを確認したほうが良さそうですね。


例えば現在の保険に加入中に病気やケガで入院、または手術して給付金をもらっていればその通りに新しい医療保険の診査用紙に記入をする必要がありますし、会社の健康診断で要検査や経過観察などがあれば、その通りに書く必要があります。


健康状態によっては、新しい保険に乗り換えられないケースも考えられます。つまり順番としては、新しい保険の契約をしてから、古い保険の解約をするということを忘れずにしましょう。

現在の医療保険を減額、増額で対応できる場合もある

保険料の負担が大きい場合、保険会社によっては保障を減額できるということもありますし、反対に増額することもできるという方法もあります。

現在の医療保険を乗り換えなしに、今のご自身のライフスタイルにあった方法も考えられるというわけです。

増額や減額というのも、いつでもできるというわけでなく、保険会社によって一定の決まりがあるので、もし現在の保険を使う場合は、担当者もしくは窓口に相談してみるのもよいと思います。

まとめ

今回は医療保険の乗り換えについてご紹介しました。

まずは現在ご加入されている保険が、例えばどんな病気にかかった場合に一時金としていくら出るのか、入院をしたら一日目からいくら出るのか、手術金や通院についてもどのくらいの金額が出るのかなどをしっかりと把握しておくことが大事だと思います。


新しい保険は魅力的かもしれません。ただ現在の保険の払い込みや保障の期間を考えると、今までの保険をベースに新しい特約を付加したり、減額するというのも1つの方法です。


さらに、大きな病気にかかった時に、一時金として何百万も出るような医療保険に入った場合、最新の先進医療の特約などと同じような役割をするものもありますので、一つずつ考えてみるのはいかがでしょうか。


ただ数十年も前に入ったものにずっと加入している場合、例えば入院した時に一日目から給付金が下りなかったり、最近の治療法にあった給付金が受け取れないことも考えられます。そういったときは、改めて新しい保障を考えるということもいいかもしれません。


医療保険の乗り換えには、健康告知や診査が必要になってきますので、乗り換えをする際は、必ず新しい保険の契約がきちんと始まってから、今までの保険を解約することをお勧めします。


年齢とともに、病気になるリスクは高くなってきていますし、体も昔のように健康が続いているとは限らないため、普段からの健康には心掛けたいところですね。



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この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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