保険料負担を少なくしたい!終身型医療保険を安い金額で備えるには

終身型医療保険と定期型医療保険の違いや、それぞれのメリットやデメリットに触れています。若いうちはどちらの保険が安いのか、医療保険の終身タイプはどうすると保険料が安いのかどうかなどを具体的な数値、具体例を用いて、説明しております。

終身医療保険の保険料は安い、は嘘?

よく終身タイプの医療保険は一般的に保険料が安いと言われています。しかし、それは本当にそうなのでしょうか。

今回は終身型医療保険と定期型医療保険の違いについて、お話していきます。

そもそも終身型と定期型の違い

そもそも終身型医療保険と定期型医療保険の違いとは何なのでしょうか。



それは大きく分けて『保障期間』と『保険料』です。

終身型医療保険は名前の通り一生涯続く保障で、契約当時の健康状態、年齢などをみて保険料が決まり、その後の保険料は一生涯変わりません

それに対し定期型医療保険は、『10年間』や『70歳まで』といったようにある一定の期間のみ保障がなされる医療保険です。例えば10年の期間を満了し、改めて同じ保険を準備したいとなった場合、その時の健康状態や年齢で保険料が見直されます。そのため、30歳の時に契約した保険より、40歳で契約した保険料はたとえ健康状態に問題がなくとも年齢の関係で保険料は上がってしまいます


■終身型医療保険の特徴まとめ

  • 保障が一生涯
  • 保険料が上がらない
  • 基本的に一生涯支払う必要がある


■定期型医療保険の特徴まとめ

  • 契約時に決めた一定期間の保障
  • 更新ごとに保険料が上がる
  • 一定期間の保障に限定することで保険料が安い

若いうちは定期型のほうが保険料は安い

ここまで、終身型医療保険と定期型医療保険の違いを見てきました。

では、やはり年齢が若く保険料が安いうちに終身型の保険に入ったほうが良いのでしょうか。

いえ、実は終身型医療保険よりも定期型医療保険のほうが毎月の保険料自体は安いのです。

なぜなら、契約時の年齢や健康状態で保険料が決まるのは終身型と同じなのですが、終身型と違い保障期間が限定されているので、月々の保険料は終身型より安いのです。

そのため、若いうちは定期型医療保険のほうが断然、保険料は安いです。

ただし、そんな定期型医療保険にも注意点があります。

定期型の場合、更新ごとに保険料が高くなる

最初の方でもお話ししたように、定期型医療保険の場合、期間が満了し、更新するごとに保険料が高くなってしまいます。それは、どうしても年齢が上がれば病気やケガのリスクも上がってしまうためです。そのため、若いうちは定期型医療保険の方が保険料が安いのですが、更新ごとに年齢を重ねていくと定期型医療保険のほうが保険料が高くなってきてしまいます。

定期型と終身型の医療保険の保険料の比較

それでは、どのくらい保険料が違ってくるのか、安い金額になるのか、そしていつ保険料負担の逆転が起こるのかを見ていきましょう。

終身型医療保険を準備した場合と、保障期間が10年の定期型医療保険を更新していく場合の毎月の保険料を比較してみます。

ちなみに、今回はメットライフ生命保険株式会社の商品で比較を行います。


■条件

  • 加入時30歳の男性が79歳まで生存
  • 入院給付金5000円/日、先進医療2000万円まで保障、通院保障なしのプラン


■実際の保険料負担(終身型)

  • 30~39歳:1,577円/月・・・189,240円/10年
  • 40~49歳:1,577円/月・・・189,240円/10年 
  • 50~59歳:1,577円/月・・・189,240円/10年 
  • 60~69歳:1,577円/月・・・189,240円/10年  
  • 70~79歳:1,577円/月・・・189,240円/10年

トータルで 946,200円の支払いになります。


■実際の保険料負担(定期型)

  • 30~39歳:1,097円/月・・・131,640円/10年
  • 40~49歳:1,437円/月・・・172,440円/10年
  • 50~59歳:2,257円/月・・・270,840円/10年
  • 60~69歳:3,287円/月・・・394,440円/10年 
  • 70~79歳:5,307円/月・・・636,840円/10年
トータルで1,606,200円の支払いになります。


検証の結果、終身型医療保険のほうが安いと分かりました。ちなみに、59歳で定期型が終身型の払い込み保険料を超えましたね。若いうちは定期型が安いのですが、50歳代になると急激に定期型医療保険の保険料が上がってしまったのが原因です。

総支払保険料額を安くするなら、終身医療保険の短期払い

先ほどの検証結果より、79歳まで生存した場合で総支払保険料額をみるならば、終身医療保険のほうが安いと分かりました。

では、さらにもっと総支払保険料を安い金額にする方法は無いのでしょうか。その方法を次に見ていきます。

終身医療保険には終身払いと短期払いがある

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、終身医療保険には終身払いと短期払いがあります。

終身払いは生きている間、毎月ずっと保険料を支払い続ける必要があります。

それに対し短期払いは、毎月の保険料を少し多めに支払うことで、支払い期間を『60歳まで』といったように短くすることができる仕組みになっています。もちろん、短期払いでも保障は一生涯です。

短期払いのほうが総支払保険料額は安い

ちなみに、短期払いにすると総支払保険料額が安い金額になる可能性があります。

今度はオリックス生命の商品を例に見ていきましょう。


■条件:30歳での契約で79歳まで生存と仮定

■保険料負担額

  • 60歳払い・・・2,276円/月、総支払額は約82万円
  • 終身払い・・・1,582円 /月、総支払額は約95万円


このように、今回の条件下においては短期払いのほうが総支払保険料額は安い金額になります。

ただし、やはり毎月の保険料が高くなるのがデメリットでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

毎月の固定費ですから少しでも保険料は安い金額に抑えたいですよね。今回の記事がそんな皆さまのお役に立てれば幸いです。ご自身の状況やライフスタイルに合わせて、保険の設計をしてみてくださいね。

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