就業不能保険とはどのような保険でしょうか。加入の必要性は?

就業不能保険とは、どのような保険であるか。また加入する必要性はどこにあるのか、考えてみました。もし、長期療養となったときに不安があるのであれば、就業不能保険を検討しまししょう。不安とは、どんなものか。収入が減ると困る、という感覚があることです。

就業不能保険とはどのような保険?

就業不能保険ってなんでしょう。


最近の生命保険会社の主流の売れ筋商品となっています。


売れ筋といったのは、「テレビCMで色々な会社が広告を打っている商品]」であるから、「力を入れて販売しようとしている商品」となります。




病気やケガなどで働けなくなったときに保障される保険

まず就業不能保険は、病気やケガで働けなくなったときに活用される保険です。

これだけの話だと、医療保険と同じ働きをする保険の様にも思えます。

しかし、医療保険は長期療養には対応ができていません。


また、生命保険でも「重度後遺障害」のより保険金が支払われる保険があり、そちらともよく似た保険のように思えます。

しかし、重度後遺障害を持たなくても、働くことができない状態となれば、保障の範囲から外れてしまいます。


しかし就業不能保険は、生きることをリスクとしないために、医療保険では対応できない範囲や重度後遺障害が出ていなくても、保障できる範囲を持った保険として設計されています。


そちらを説明していきます。

就業不能保険の加入率

就業不能保険の加入率は、海外であれば30%近くと高いのですが、日本ではまだ1%にも満たない加入率となっています。

日本のほうが傷病手当金など公的保障が充実していることが原因となっているのでしょう。

就業不能保険の加入条件とは?

加入条件は、基本的には以下の条件が必要となります。

  1. 年齢
  2. 職種、職業
  3. 年収

年齢は20歳以上となっている保険会社が多いようです。


職種については、加入できない職種が区分されています。


  • 無職
  • 資産による生活者
  • 年金による生活者
  • 学生

イメージ的には、勤労所得がない方の加入はできません。

働けなくなったらの保険なので、当たり前ですね。


年収は、保険金額を決定する上で重要となります。

保険会社により若干の違いがあるようですが、年収100万円以上といった条件が設定されています。

就業不能保険の支給条件とは?

支給には条件があります。


保険会社により若干異なっていますが、基本的な話をします。


現在は、以下に記載するタイプが主流となっています。


病気やけがなどで、長期療養となった場合に支給をする契約。

これは、病気や怪我で仕事ができない状態で、待機期間(60日など)を過ぎても仕事に復帰することができない状態となります。


なかでも、支給条件が多いものがあります。


  • 入院
  • 在宅療養
  • 障害等級1級、または2級該当

保険は後発の会社の条件が比較的よいものとなっています。


この条件だと、入院をして物理的に会社に行けない、ということだけでなく、自宅療養の状態でも、医師の診断があれば保険金が支給されることとなります。


また、障害により仕事に就くことができない状態となっても支給対象となります。


特定の病気(5疾病)による長期療養で就業不能となった場合を保障している保険もあります。


特定の病気とはどんなものでしょうか。


  • がん(悪性新生物)
  • 急性心筋梗塞
  • 脳卒中
  • 肝硬変
  • 慢性腎不全(ステージによります)

特定の病気により働けなくなった場合となりますので、これ以外の病気では適用となりません。


さらに保障となる病気の範囲を狭めたものでは、3大疾病に特定した保険も存在します。


3大疾病とは、がん、急性心筋梗塞、脳卒中となります。


40歳以上の主な死因となりますので、非常に保障範囲を絞った保険といえるでしょう。


保険会社による支給条件が異なっておりますので、契約するときには、自分によって一番よい保険を選ぶ必要があります。

60日~180日ほどの免責期間のあることに注意

就業不能保険には、60日から180日の免責期間があります。


免責期間とはどんなものでしょう。


どうして、就業不能保険はすぐに支払いが始まらないのかについて解説します。


この就業不能保険は、長期に渡る就業不能状態について保険金を支払います。もともとすぐに支払ができる保険ではありません。


「どのくらい働けなくなったか」が重要です。


ですので、働けなくなって60日から180日というような条件をつけています。


60日の免責期間(待機期間)は、サラリーマンにはちょうどよいかもしれません。

理由は有給休暇という制度があることです。

有給休暇がなぜ影響するのか。


有給休暇は何日支給されるでしょうか。

年間で20日間、2年間留保されます。

夏休み等で利用された方でも、おそらく35〜36日くらい残っているでしょう。

 

週休2日の方であれば、7週から8週間残っていることになります。

休日まで

含めると、35日+16日となり51日間の休みとなります。


その間は有給休暇ですので、給料の支払いがあります。

本当に無給となるのは、有給休暇を使い切ってからとなります。


有給休暇を使い切ってから、欠勤となりますが、欠勤でも減額した給料の支払いをする企業はごくわずかです。


病気になってから1年6ヶ月は、健康保険にある「傷病手当金」の支給がありますが、収入を完全に確保できるものではありません。


長期療養となった場合に、自分がいつから無休になるのか、あるいは、収入が減るのか、を理解した上で契約を検討する必要があります。


うつ病など精神疾患では保障されないことが多い

うつ病の支払いができる就業不能保険はほとんどありません。

うつ病は、精神的なバランスを崩した病気です。


仕事もできなくなる方が非常に多い病気でもあります。


働けなくなった理由は、メンタルヘルスが40%以上といわれていますが、就業不能保険に関しては、保障がありません。


うつ病等は、他覚的な知見が出しにくい病気であり、モラルリスクの温床となる可能性があります。

就業不能保険とその他の保険との違いを紹介

すでに生命保険は色々入っているから、大丈夫だ、という声が聞こえてきそうです。

でも、契約している色々な生命保険は、すべてを保障できるのでしょうか。


保障できる範囲とできない範囲を考えみましょう。

就業不能保険と医療保険との比較をしたときのメリット・デメリット

就業不能保険と医療保険を比較し、就業不能保険のメリットとデメリットを考えてみましょう。

支給までの期間

医療保険入院をすれば1日目(契約条件により異なる)から支払いが行われます。
就業不能保険働けなくなってから60から180日後

支給までの期間を考えると医療保険のほうがよい保険であるといえます。


支給期間

医療保険契約で決められているが、60日から1000日程度。ただし、1000日は、古い契約に多く、最近んお契約は60日から90日となっています。
就業不能保険免責期間を超えてから、就業不能期間を保障します。

支給される期間に関しては、就業不能期間は非常に長い保障となっています。


契約の目的

医療保険入院時の費用を「入院日額」や「一時金」といった保障により、軽減を図る目的で加入する
就業不能保険働けなくなったときの、収入が減少しないようにするため加入

もともとの目的を考えると、長期にわたり就業不能状態となることを心配するなら、医療保険+就業不能保険という形態で加入するとよいでしょう。

就業不能保険と傷病手当金との比較をしたときのメリット・デメリット

傷病手当金とはどのような制度でしょうか。

これは、健康保険で用意されている制度となります。


同じ病気を原因として、3日からを超える場合に対象となります。


この制度では、4日目以降から、昨年の年収の日額の3分の2を保証する制度となります。


条件としては無給であること、となります。


最長で1年6ヶ月間を保証します。


傷病手当金だけでは、収入の減少をとめることができません。


では、就業不能保険の機能を重ねてみましょう。


就業不能保険は、60日から180日の待機期間があります。


前述しましたが、サラリーマンは有休制度があります。

無給となるのは、およそ60日後です。


無給となり、傷病手当金が支給されるようになったところに、就業不能保険の支給が開始される、というようにできたら、収入の減少を防ぐことができます。

就業不能保険と収入保障保険との比較をしたときのメリット・デメリット

似たような言葉の生命保険で、収入保障保険があります。

この収入保障保険とは、どのような保険でしょうか。


収入保障保険は定期保険(一定の期間を保障する)の一種となっています。


生命保険は、いくらかけておけば良いのかわからない、という声をよく聞ききます。

それを簡単理解しやすく、しかも保険料の支払いを抑えられるようにしたのが、収入保障保険です。


収入という言葉からもわかりますが、被保険者に万一があったときに、毎月いくらの収入を保障してほしいですか?、それはいつまであればいいですか?という保険になります。


具体的には、35歳の被保険者が毎月20万円の保障を60歳までと契約をする。

35歳のときの保険金額は、20万円×12ヶ月×30年となり、7200万円となります。


この金額は、毎年240万円ずつ下がっていきます。


60歳までの収入を確保した契約です。


契約によっては、重度後遺障害となった場合には、被保険者の死亡まで保障を行うものもあります。


就業不能保険とは、似たところにある部分があります。

それは、重度後遺障害の状態であれば、保障されることがあります。


働けなくなったときのために保険なので、一部似た保障となっています。

就業不能保険に加入する必要のある人、不要な人とは?

就業不能保険に加入したほうがよい人、不要な人はいるのでしょうか。

健康保険などの社会保険制度との関係も含めて検討してみましょう。

会社員の方は、いらない人が多いが、自営業の方にはおすすめ

会社員の人には不要かという話があります。

修行不能保険とは、働けなくなったときに保険ですので、働いている人は加入することが可能です。

では、なぜ、会社員なら不要といわれるのでしょうか。


会社員の健康保険では、この文章の中でも数度出てきていますが、「傷病手当金」という制度があります。


サラリーマンは、給料が支払われない状態となっても、健康保険から傷病手当金の支払いがあり、無給にはなかなかなりません。


それに対し、自営業の方は、働けなくなった時点で無給となります。

60日間のたくわえがあれば、就業不能保険からの支給を受けることができます。


住宅ローンがある人

住宅ローンがある人は、この保険が必要でしょうか。

住宅ローンを借りるときに、団体信用生命保険に加入をしています。

団体信用生命保険とはどのような保険でしょうか。


簡単に言えば、ローンを借りた人に万一があった場合、借入金を保証するための生命保険です。


特約により3大疾病になった場合を保障することもできます。特約がついていない場合は、病気になっても住宅ローンを支払い続ける必要があります。


収入は、減るが支出に変化がないという状態となります。


こういう方は、契約をしておくほうが安全といえます。

貯蓄がなく、働けなくなったら収入減で困ると予想される人

貯蓄がなく、働けなくなったら収入源となる人がいます。

こういう方は、加入したほうがよいでしょう。

理由は、簡単です。収入がなくなったときに、どうしようもないからです。


ただ、一点いえるのは、待機している期間は有休で過ごせるのか、それともそのくらいは貯蓄ですこせるのか、を確認しておく必要はあります。



就業不能保険の月額保険料はいくらくらい?

就業不能保険の月額保険料はいくらくらいでしょうか。

生命保険会社により、保障の範囲が異なります。


支払ってもらえる可能性が高い(保障範囲が広い)ものは保険料が高くなります。

支給までの期間が長いもの、特定の病気の場合だけを保障しているものは当然安くなります。

いえるのは、思っているほど高くない、ということです。


ほとんど掛け捨てという保険ですので、保険料は意外と抑えられています。

多くの就業不能保険は掛け捨て

就業不能保険は掛け捨てという方式になっています。

積立をするような契約ではないといえます。


ただ、最近の保険は、掛け捨てといいながらも「無事故戻し金」といった制度を持っています。

無事故で満期を迎えたときに、支給の1回分程度を契約者に返戻するという方法です。


契約者へ少しでサービスをするものとなっています。

おすすめな就業不能保険を紹介

就業不能保険には、特約で設定できるものを含めて沢山の保険があります。

テレビコマーシャルで有名なところをあげると


瑛太さんが出演している「ワンアップ」、渡邊直美さんが出演している「給与サポート」、生田斗真さんが出演している「ライフ」などあります。


今回は、テレビコマーシャルには出ていない保険をご紹介します。

チューリッヒ生命の就業不能保険「くらしプラス」はうつ病などの精神疾患も保障してくれる

うつ病は保障されていない契約が多いのですが、ここでは、うつ病を保障している、チューリッヒ生命保険の就業不能保険「くらすプラス」です。

「くらすプラス」とはどのような保障になるのでしょうか。

「プラス」という言葉がありますが、特約となっており、単体での契約はできません。


医療保険か収入保障保険に付帯する契約となります。


保障される範囲は、

  • 5疾病により就業不能となり、60日を超えて継続している場合
  • ストレス性疾病により入院し、かつその日数が60日を超えて継続している場合。

となります。

ストレス性疾病とはなんでしょう。

  1. 気分障害(うつ病)
  2. 神経性障害、ストレス関連障害、身体表現性障害
  3. 摂食障害
  4. 更年期障害
  5. 統合失調症
  6. 非器質性睡眠障害
  7. 胃潰瘍
  8. 十二指腸潰瘍
  9. 潰瘍性大腸炎
  10. 過敏性腸症候群

となります。

入院日数が60日を超えることが支給の条件となります。


またうつ病が保障されますが、単体での契約ができません。

ライフネット生命の就業不能保険「働く人への保険2」は女性に優しい

ライフネット生命の就業不能保険「働く人への保険2」はどのような特徴があるのでしょうか。

「働く人への保険2」とは、

  1. インターネットで申込可能
  2. 主婦、アルバイト、パートも申込ができます。
  3. 給付金月額の年収制限が緩和しています。
  4. 支払い対象期間を60日、180日で選択可能
  5. 高度障害該当時に給付金、払い込み免除あり
  6. 給付金の受取が選択できる。(2パターン)
  7. 精神疾患は給付できない

といったところでしょうか。


女性に優しい特徴とは

2、の特徴を確認してみましょう。

主婦でも給付金が10万円を上限に加入可能となっています。


4、の特徴を確認してみましょう。

高度障害になった場合に、給付金(一回限り)を支払い、それ以降の保険料の払い込みが免除されます。


「働く人への保険2」の就業不能状態とは

入院している状態だけではなく、在宅療養中も保障の対象としています。

まとめ

就業不能保険とは、ということで、いくつかの例を挙げました。

免責(待機)となり期間の違いや、就業不能状態の違いなどが各社によって異なっています。


単体での契約とはならずに、特約として扱っている生命保険会社も存在しています。


就業不能保険を検討するには、まず自分がどのような病気で働けなくなったら、という想像をしてみましょう。

そのうえで、ご自分の健康保険等の社会保険は、自分になにをしてくれるのか。


そこに不足があるときに、就業不能保険を検討してみましょう。

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