20代が医療保険への加入を検討するときに気をつけるべき点について

20代で医療保険は必要なのかどうかを考えます。日本には充実した公的医療保険があるなか、あえて20代で民間の医療保険に加入する意義はどこにあるのか、もし加入するのであればどのような点に気をつけなければいけないのかについても紹介しています。

20代に医療保険は必要?不要?

20代に医療保険が必要か不要かについては、それぞれの価値観によるので意見が分かれるところです。とりわけ20代の独身の方々からは、どんな医療保険に入ればいいのかわからない、そもそも医療保険に加入する必要性がないというような意見が多く見受けられます。ただし、病気やケガはいつ誰にでも起こりうることであります。何かが起こったそのときのために備えがなされているかどうか、医療保険に加入するか否かを含めて考える必要はあります。

医療保険の保障内容とは?

医療保険は病気やけがをして病院に入院して所定の手術を受けたとき、あるいは通院をする際にかかった費用を保障してくれます。国民健康保険などの社会保険に加入している場合、一定の保障を受けることができますが、病気やケガの種類によっては保険が適用されないこともありますし、先進医療には適用されないといったこともあるので、それでは不充分だと考える人もいます。そのため任意で民間の生命保険会社が扱っている医療保険に加入する人が多く見受けられます。

20代の医療保険の加入率はどのくらい?

生命保険の加入率になってしまいますが、20代の生命保険の加入率は男性が52.4%、女性が56.8%となっています。(2013年生命保険センター「生活保障に関する調査」)ピーク時だった1980年代後半の加入率は男性も女性も7割程度だったのに比べると大幅に減少しています。

 ひと昔前は生命保険の勧誘が多かったのですが、現在ではそのような勧誘は少なくなりましたし、また頻繁に日々の生活が大変で生命保険料の支払う余裕がないなどの理由で保険に加入する20代が減少していることがいえます。

20代のうちに医療保険に加入したほうが良い3つの理由

理由1:保険料が安く、払込保険料合計金額が少ない

20代の方は30代・40代以降の世代に比べて病気やケガをするリスクは低いといえます。リスクが高いとその分だけ保障を手厚くしなければならないので必然的に払い込む保険料は高くなりがちです。また月々に支払う保険料が一生上がらないタイプの医療保険も多くあるので、20代のうちに医療保険に加入したほうが保険料が安くなるということもあるのです。

理由2:告知があっても心配がなく健康なうちに加入できる

医療保険に加入するときには、「申込み」「告知または診査」「第1回保険料の払い込み」が必要となります。


診査の場合は生命保険会社が指定した病院で医師の診察を受けたり、健康診断書の提出が必要ですが、告知は自分の健康状態をそれぞれの生命保険会社所定の用紙に記入するだけになります。告知については、直近3ヶ月の間にどんな薬を使ったのか、過去5年以内に入院・手術をしたかなどが問われます。あくまでも正直に記入する必要があり、もし虚偽の記入をしたときには「告知義務違反」となり、給付金が支払われなくなってしまいます。





理由3:20代女性の場合は、妊娠中の病気や女性特有の病気に備えられる

20代女性については、健康なうちに医療保険に加入したほうがよいでしょう。

なぜならば、妊娠や女性特有の病気である乳がんや子宮がんにかかってからでは医療保険に加入することができなくなってしまうからです。


あらかじめ医療保険に加入していることで妊娠中に病気をして入院をしたり、出産のときに帝王切開になった場合は保障をうけることができます。医療保険の主契約に特約として女性特有の病気に備えた保障をつけることができます。

20代には医療保険に加入する必要のない3つの理由

理由1:そもそも20代は病気になりずらく、公的医療保険や高額療養費制度で十分

20代は上の世代に比べると病気やケガになる可能性は低いといえます。特に会社員は社会保険に加入している場合が多いので、公的医療保険を利用することができます。公的医療保険の主なものとして、傷病手当金や高額療養費制度をあげることができます。


傷病手当金は、会社員の方が病気やケガで仕事を休んで給料をもらえなかったり、減額をされたときにもらえるお金のことです。また、高額療養費制度は、医療機関で支払った医療費が1か月間で一定額を超えたときに、その超えた金額が戻ってくる制度です。


そのため、20代のうちは必ずしも民間の医療保険に加入する必要性はないといえます。

理由2:医療が進歩して、現在の医療保険では将来役に立たないかも

医療保険の保障は、加入した時点で適用されている病気やケガに対応しています。そのため医療が進歩して今時点で適用されている病気やケガが将来保険を使わずに治療が可能になることもあり得ます。

そうなると掛けている医療保険が意味のないものになってしまう恐れがあるのです。また古い保険は先進医療に対応していない場合もあるので注意が必要です。

理由3:特に独身の20代の方は貯金に回した方が良い

掛け捨て型の医療保険について、病気やケガをしなかった場合は保障を使うことがないため、支払う保険料は文字通り掛けて捨てることにになってしまいます。お金を捨ててしまうぐらいなら、その保険料の分を貯金に回したほうが有意義であるという考え方もあります。


結婚して家族が増えると住宅や子供の教育費がかかるため、貯金はしにくくなるため、独身の20代の方にとって、20代という期間はむしろ貯金がしやすい時期でもあります。貯金があれば、万が一病気やケガをしてもその貯金で治療費をまかなうことができますし、一時的に仕事を休まなければならなかったとしても貯金から生活費に充てることができるといえます。

医療保険の加入を検討している20代は、自分に最適な保険を選ぼう

20代の方が医療保険の加入を検討するときには、毎月どのくらいの保険料であれば支払うことができるのかを念頭に置いて考えるといいでしょう。

必要とする保障は人それぞれ異なるため、自分にとって本当に必要な保障は何か、また将来必要となり得る保障についても若いうちに保障をつけたほうが支払う保険料が安くなる場合もあるため、よく検討したうえで自分に適した保険を選ぶことが重要といえます。

公的医療保険などだけでは不安な20代の方は、終身医療保険がおすすめ

公的医療保険の他に民間の医療保険への加入を検討している20代の方には終身医療保険が適しています。終身医療保険のメリットとして以下のことが挙げられます。

  • 解約しないかぎり医療保障が一生続く
  • 保険料が加入時のまま一生上がらない

また、生命保険会社の多くは終身医療保険の販売を押し出しているので、保険料が安くなる傾向にあります。

現在手厚い保障の保険に加入したい20代の方は、掛け捨て型の医療保険

医療保険には積み立て型と掛け捨て型がありますが、今の時点で手厚い保障がされている保険に加入したいと考える20代の方は掛け捨て型の医療保険への加入が適しています。


積み立て型は解約返戻金がありますが、月々の保険料は高く設定されています。掛け捨て型は支払った保険料は戻ってきませんが、20代の場合は保険料そのものがもともと安く設定されており、場合によっては1000円未満で手厚い保障を受けられる保険商品もあります。

まとめ


20代の方が医療保険の加入を検討するときには、現在の貯蓄状況や自分にとって本当に医療保険が必要なのか、必要だと考えるのであればどんな保障が必要なのかをよく考えることが大事です。

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