要チェック!医療保険の保険料は一括払いと平準払いのどちらが良い?

医療保険に加入している方の多くは月払いにしているかと思います。それでは損をしてしまうので一括払いか平準払いを勧められます。そもそも二つの違いがよく分からない方も多いでしょう。そこで今回は医療保険における一括払いの長所と短所を交えてご説明します。

終身医療保険の一括払いはお得なのか?

一生涯の保障が約束される終身医療保険には主に2つの支払方法があります。一括払いと平準払いです。一括払いに関してはその名前から想像がしやすいですが平準払いというのは想像がしにくい言葉かもしれません。

平準払いというのは別名「ステップ払込方式」とも呼ばれています。イメージとしては階段を想像してもらえれば大丈夫です。一定期間ごとに保険料が高くなる仕組みであり、加入当初が一番安くなり段々と高くなっていきます。


一定期間内においては保険料が変わらず固定費として考えて置くことができますので短期的な将来を見やすくすることができます。


では、平準払いと一括払いではどちらの方が良いのでしょうか。一括払いも平準払いと同様にメリットを備えていますので確認しておきましょう。

一括払いには、一時払いと全期前納払いがある

一括払いか平準払いかを選択する前に一括払いの種類について触れておかなければなりません。

一括払いの中には一時払いと全期前納払いというものがあります。


一時払いというのは医療保険料のすべてを一括で支払ってしまうことを指します。一気に費用が発生するわけですからまとまった資金が必要になることは言うまでも無いでしょう。


一方、一括払いの内、全期前納払いというのは医療保険料を一括で医療保険会社に支払う点では同じですが厳密には預けているだけの状態を指します。

医療保険会社は預けられた保険料を定期的に徴収し運用します。反面、その医療保険料は預けられているだけですので、契約者が解約を依頼した場合は解約返戻金や死亡保険金とは別に徴収していない金額分だけ返納されることになります。



終身医療保険を一括払いする2つのメリット

終身医療保険について一括払いするには一時払いと全期前納払いという方法があるのだということが分かりました。全期前納払いの方がもしもの時に返納される金額が多くなる可能性があります。

ただし、一括払いにする方が医療保険を扱う保険会社としてはうま味が大きいです。

一時払いにしろ全期前納払いにしろ一気に多額の費用が必要になることは同じです。一度に多額の出費が行われるということはその分家計に負担をかけることになります。そうまでして一括払いをするメリットはどこにあるのでしょうか。

メリット1:平準払いよりも保険料が安い

一般的には平準払いにするよりも一括払いにする方が保険料が安くなります。一括払いの内、一時払いの方が保険料は安くなる傾向があります。

なぜ保険料が安くなるかというと、保険会社は医療保険の保険金および返戻金を確保するために投資・運用を繰り返します。投資・運用には資金が必要であり、しかも継続的に資金を投入していかなければなりません。よって資金の確保というのは保険運用において死活問題ともいえる重要事項なのです。


一括払いにすることで資金問題が解消されるため、保険会社としては機会ロスがなくなり投資・運用を効率的に行うことが可能になります。ゆえに一括払いにすることで保険料を安くすることができるのです。

メリット2:相続税対策として有効

一括払いの内、一時払いで支払われた保険料はすべて保険の運用のために使われることになります。このとき保険料の返納はできないため、相続財産ではなくみなし相続財産として処理されることになります。

みなし相続財産として処理されることにより非課税枠(500万円×法定相続人の数)が設けられることになります。つまり課税対象となる遺産を圧縮することにつながります。


また、医療保険による死亡保険金や返戻金に関しては保険金受取人の固有財産となり契約者本人が選べることになっています。


さらに、一括払いの終身医療保険では告知義務に関しておおらかになっていることが多いです。そのため90歳まで加入可能という商品もあります。遺産相続上でも有利に働ける一括払いには税制優遇だけでなく加入についても優遇されます。

終身医療保険を一括払いする3つのデメリット

ただし、終身医療保険を一括で支払うことはデメリットつまりリスクも考えなければならないでしょう。遺産相続、加入制限、保険料の3つの観点から優遇されている一括払いに関しては保険会社がさせたい理由があります。

基本的に医療保険を取り扱うものと被保険者の間は利害が対立します。一括払いに関しても、何の見返りもなければ被保険者および契約者は資産を一気に減少させてまで医療保険に入ろうとは思いません。しかし、医療保険を取り扱うものとしては資金の確保のために一括払いを推奨したいとなれば互いのメリットを底上げしていくことになるでしょう。


メリットの底上げというのはデメリットがあるからするのであって、何もないときに行うものではありません。つまり隠されているリスクに気づく必要があります。

デメリット1:一時払いの場合、途中解約すると未払い分の保険料が返ってこない

一時払いでは支払保険料として認識されることになりますので、支払われた医療保険料に関しては返納はできません。これは前述した通りです。

保険の中で怖いものが途中解約です。すでに十分な保険料を支払ってもらえていればまだマシですが、加入後5年も経過していないのに解約されることになると運用において大きなダメージが来ます。


保険の運用は長期で図っておかなければ失敗してしまいます。ゆえにどのくらいの契約者が継続してくれるのかというのは深刻な問題なのです。

デメリット2:一時払いの場合、支払った年のみ生命保険料控除の対象

一般的な生命保険および一般的な生命保険に準ずる保険商品に関しては支払生命保険料に対する税制優遇を受けることができます。具体的に申し上げれば所得税や住民税に対して減額措置を行うことも可能です。

生命保険料によって控除される場合は年間の支払保険料を見ます。ゆえに支払っていない年の控除は望めないことになっています。全期前納払いのように医療保険会社が預かって徴収する場合は年間を通じて保険料を支払っていることになりますので控除が望めますが、一時払いはその年にしか保険料を支払っていませんので、該当年にしか控除は発生しません。

デメリット3:保険の見直しがしずらい

また、支払った保険料が返されないということから考えて、見直しというのはお金をドブに捨てるようなものですので難しいと言えるでしょう。

もし、見直しをしてしまうとすでに支払った保険については解約という扱いになることがあります。

メットライフアリコの一時払い終身医療保険の保障内容

メットライフアリコが販売している一括払い型終身医療保険には医師の診査が扶養にもかかわらず満6歳から満80歳まで加入が可能な保険となっています。

一時払いによる費用は年齢によって変わってきます。例えば満60歳で入院一時金日額10000円、一度の入院限度日数が60日の女性であれば7,292,400円となっています。死亡保険金は一時払い金と同額の7,292,400円となっており、解約返戻金は80%となっています。


ただし、告知義務がありますので深刻な病気を抱えていらっしゃる場合では契約できない場合もあります。

まとめ

医療保険に費用というのは細かく分けてコツコツと支払うものというイメージが強いかもしれません。実際には一括払いをする方の多くは退職金などで支払われる方が多いです。

老後の資金作りというよりは遺産や税務のために医療保険を活用してみるのも一つの手です。

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