卵巣がんと診断されたら保険には入れない?転移や再発はする?

卵巣がんは卵巣で発生する女性特有のがんです。初期症状がほとんどないことから早期発見が難しく、自覚症状が出始めた頃には進行してしまっている可能性も。そんな卵巣がんはどのような検査や治療を行うのでしょうか。卵巣がんの特徴と、卵巣がんでも入れる保険をご紹介します。

内容をまとめると

  • 卵巣がんは、子宮の両側にある卵巣で発生するがん
  • 卵巣がんは早期発見が難しい
  • 卵巣がんを発見するには直腸診・エコー検査・MRI検査などを行う
  • 卵巣がんは手術や化学療法で治療する
  • 卵巣がんは再発や転移をしやすい
  • 引受基準緩和型保険や無選択型保険なら卵巣がんでも入れる可能性がある
  • 卵巣がん以外にも下腹部が張る病気がある
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卵巣がんと診断されたら保険には入れない?転移や再発はする?


女性には子宮や卵巣など、女性特有の臓器があります。

よって女性は常に女性特有の疾病が発生するリスクと隣り合わせです。

中でも早期発見が難しいとされている病気が卵巣がんです。

そんな卵巣がんにはどのような特徴があるのでしょうか。

本記事では主に、

  • 卵巣がんはどんな病気?
  • 卵巣がんの検査方法
  • 卵巣がんの進行度別治療方法
  • 卵巣がんは転移や再発をするのか
  • 卵巣がんでも入れる保険
  • 卵巣がん以外に下腹部が張る病気一覧

に関して解説します。

がんになると保険に入れないかも……とお考えの人向けに、卵巣がんでも入れる可能性のある保険も紹介しています。

ぜひ最後までご覧ください。

妊娠中の疾患・女性特有の病名一覧

卵巣がんはどんな病気?

卵巣がんは、子宮の両側にある卵巣で発生する、女性特有のがんです。


卵巣がんの発生率は、国立がん研究センターの『地域がん登録 全国推計値:がん罹患データ(1975年~2015年)』によると、40代から急増し、50代〜60代前半が最も多いです。


発生には複数の要因が関係しているとされていますが、


  • 生活習慣
  • 排卵回数
  • 遺伝


などが主な要因として挙げられます。


少しでも早く卵巣がんを発見するためには、日頃からの検査が大切です。


ここではそんな卵巣がんに関して、


  • 主な症状
  • 初期症状の有無


を解説します。

下腹痛・腹部膨満感・不正出血・便秘などがみられることも

卵巣がんの症状としては、

 


  • 下腹痛 
  • 腹部膨満感
  • 不正出血 
  • 便秘

    
 


などがみられる場合があります。

 


下腹部にしこりを確認できる場合もありますが、この状態になると既に症状が進行していることも少なくありません。

 


また進行して他の臓器に転移をすると、腹部全体の張りや息切れなどの症状が現れます。

 


卵巣がんは発生部位によって

 


  • 上皮性 
  • 胚細胞性 
  • 性索間質性

    
 


などに分けられますが、卵巣がんのうち9割近くが上皮性です。

 


治療方法としては手術抗がん剤が一般的です。

 


女性であれば誰でも起こる可能性のある病気のため、定期的な検診や日頃からの予防を心がけましょう。

発見までの初期症状はないことが多い

卵巣がんは初期症状らしいものがほとんどありません。 


よって卵巣がんは


  • 婦人科検診
  • 他の臓器に転移し症状が出る

    
 


などの経緯で発覚しやすいです。

 


発覚時には進行済みの可能性も


 


自覚症状が少ないため早期発見が難しく、卵巣がんだと発覚した時には、既にがんが進行してしまっている可能性があります。

 


早期発見をするためには、体の不調に関係なく定期的に検査を受けることが大切です。

 


また卵巣がんは遺伝的な要素が10%程度関わるとされているため、母親や姉妹などに卵巣がん発症者がいる場合は特に、検査を受けておいた方が良いでしょう。

 


 生活習慣を整えよう 


 卵巣がんを予防するためには、生活習慣を整えることが大切です。 


 そのためまずはバランスの良い食事や十分な睡眠、禁煙などを心がけましょう。 


また、排卵回数が多いと卵巣がんになりやすいとされていますので、 


  • 低用量ピル 
  • 妊娠・出産 
  • 閉経 


などで排卵回数を抑えることも、卵巣がんのリスクを低下させることにつながります。


定期的に検診を受けることも、予防や早期発見の上で大切です。

卵巣がんの検査方法

卵巣がんは初期症状がほとんどないことから、早期発見をするには定期的な検査が重要です。


検査方法は複数ありますが、どれを選択するかによって確認できる内容が異なります。


そのためより詳細に知るためには、いくつかの方法を試すことが大切です。


卵巣がんの検査方法としては、


  • 直腸診・内診
  • エコー(超音波)
  • MRI・CT

などが一般的です。

それぞれの検査方法の特徴を解説します。

直腸診

直腸診では肛門から指を入れて、直腸やその周辺に異常がないかを確認します


また内診では膣から子宮や卵巣がどんな状態になっているかを確認します。


内診では、


  • 卵巣の大きさ
  • 腫れの状態


などが判明します。


ただし内診や直腸診による早期発見率はあまり高くありません。


よって早期発見をしたい場合は、別の検査方法と組み合わせましょう。

エコーでの検査

エコー(超音波)検査は、体に超音波を当てて、臓器から返ってくる反射を確認する検査方法です。


検査方法としては、より卵巣に近い膣に器具を挿入して超音波を当てるのが一般的です。


性体験のない人や、膣への器具挿入に抵抗のある人は、お腹の上から超音波を当てることもできます。


エコー検査では腫瘍の大きさや種類まで推測可能です。



がんは基本的には増大していく病気ですので、一度の検査で問題なかったからといって、全く問題ないと言い切れません。


そのため定期的にエコー検査を受けることが大切です。

MRIによる検査

MRI検査では、磁気を利用して体内の状態を確認します


MRI検査では


  • 腫瘍の大きさ
  • 腫瘍の状態
  • 他臓器への影響


など、より詳細な情報を確認できます。


なおMRI検査はペースメーカーなどを使用している人は利用できません。


また貴金属を身につけたり、化粧したりした状態でも利用できないため、MRI検査時は病院側の指示にきちんとしたがってください。


なおMRI検査の他にはCT検査もあります。


CT検査の場合はX線による検査方法で、卵巣から離れた位置への転移の有無も確認できます。

卵巣がんの治療方法は進行度によって変わる


卵巣がんの場合は、


  • 手術
  • 化学療法(抗がん剤治療)


以上が主な治療方法です。


しかし進行度次第で、手術の範囲などが変わります。


卵巣がんの進行期は、I期〜Ⅳ期に分けられます。


詳細については後述の「卵巣がんの進行度」をご確認ください。


I期の場合は、手術で切除や摘出をします。


病状次第では妊娠機能を残す治療も可能です。


なお進行状況次第ではその後、抗がん剤による化学療法をする場合もあります。


Ⅱ期ではより幅広い箇所の切除や摘出を行った後、化学療法をします。


Ⅲ期で怖いのが、がんがお腹全体に散らばる腹膜播種という状態です。


腹膜播種は全て切除することが難しいため、腫瘍減量が必要です。


そのため基本的にⅢ期は腹膜播種を抑えることを最優先とします。


Ⅳ期は体の各所に転移した状態ですので、ケースバイケースで手術と化学療法、どちらを先にするかを決めます。


なおⅢ期Ⅳ期はがんが広がってしまっている状態のため、治療しても半数以上が転移や再発を起こします。

卵巣がんの進行期


卵巣がんの進行期は、大きくI期〜Ⅳ期に分けられます。


進行度内容
I期腫瘍が卵巣内のみに限局している
Ⅱ期腫瘍が骨盤内に限局している
Ⅲ期後腹膜リンパや骨盤外への転移
Ⅳ期胸水への悪性細胞を確認
遠隔(腹腔外臓器)への転移


進行度に応じて5年生存率が異なります。


5年生存率はI期なら約90%、Ⅱ期なら約70%と高めです。


一方Ⅲ期Ⅳ期になると、5年生存率が30%以下になってしまいます。


つまり5年生存率を上げるためには、早期発見が何よりも重要です。


しかしI期Ⅱ期では自覚症状を感じ辛く、発見することが困難です。


お腹の張りなどの自覚症状が出る頃には、既にⅢ期に入っている可能性があります。


そのため早期発見をするためにも、定期的な検査が大切です。


なお早期発見をして治療できたとしても、再発の可能性があるため注意しましょう。

卵巣がんは転移・再発しやすい?

卵巣がんは治療できても、転移や再発をする可能性が高いです。


特にⅢ期Ⅳ期の場合は半数以上が2年以内に転移や再発をします。


よって治療後1〜2年はほぼ毎月、その後も定期的に経過観察や検査を受けなければなりません。


転移や再発をすると、


  • 腹膜播種
  • リンパ節転移
  • 遠隔転移

といった形で現れることがあります。

また卵巣を摘出したことでホルモンバランスが崩れ、更年期障害のような症状が出る可能性もあるため注意が必要です。

なお再発をした場合は、基本的に化学療法による治療をします。

使用する薬は時期によって異なり、6ヶ月以内に転移・再発をした場合は、前回と異なる化学療法を用います。

卵巣がんでも入れる保険はある?告知は必要?

一般的な保険の場合は、健康状態や病歴などを告知する義務があります。


卵巣がんになった場合、一般的な保険ですとこの告知で引っかかる可能性あります。


しかしだからと言って、虚偽の申告をしてはいけません。


告知義務違反をすると、


  • 契約解除
  • 契約取り消し


などのペナルティを受けます。


取り消しになると解約返戻金もなく、支払った保険料は全て没収です。


さて、それでは卵巣がんになってしまうともう保険には入れないのでしょうか?


実はそんなことはありません。


  • 引受基準緩和型保険
  • 無選択型保険


以上の2つのタイプの保険については、卵巣がんになった経験があっても加入できる可能性があります。


それぞれについて解説します。


なおいずれのタイプもデメリットがあるため、一般的な保険に入れる可能性が少しでもあるならば、一般的な保険への加入を検討することがおすすめです。

告知の緩い引受基準緩和型保険

引受基準緩和型保険は、告知内容が少ない保険です。


よって過去に卵巣がんになっていても、加入できる可能性があります。


ただし引受基準緩和型保険は一般的な保険と比較すると、


  • 保険料が高い
  • 支払い削減期間がある


といったデメリットもあります。


加入後一定期間は保険金が少なくなるため、十分な保険金がもらえない可能性があるため注意が必要です。


また現在卵巣がんの治療を行っている場合は、加入ができません。


一般的には治療から5年以上経過しているかどうかが目安です。


治療から時間が経過している人は、検討してみても良いかもしれません。


詳しく知りたい人は、下記関連記事を参考にしてみてください。

告知のほとんどない無選択型保険

無選択型保険は、健康告知が不要の保険です。


健康状態を問わないため、卵巣がんの治療中であっても加入できます。


ただし無選択型保険は、


  • 保険料が高い
  • 保障額が保険料を下回る可能性がある


などのデメリットが生じます。


また加入前や加入直後の病気については免責対象です。


つまり卵巣がん治療中に加入した場合、卵巣がんや卵巣がんによって起きる合併症などは保障されません。


よって治療中の卵巣がんの治療費を目的とした加入は避けましょう。


詳しく知りたい人は、下記関連記事を参考にしてみてください。

卵巣・子宮以外が原因のことも!下腹がはる病気一覧

卵巣がんの症状である下腹部の張り。


しかし下腹部が張る病気は卵巣がんだけではありません。


主な病名は以下の通りです。


病名概要
胃がん胃の内側の粘膜に発生するがん。男性の発症率が高い。
ピロリ菌感染の他、偏った食生活や過度な飲酒などの生活習慣も原因になる。
肝臓がん肝臓にできるがん。
初期は自覚症状がほとんどなく、進行してから気づくことが多い。
急性胃炎胃の内側の粘膜がただれ、腹痛や吐き気などを起こす。
生活習慣やストレスが原因になることが多い。
子宮肉腫子宮体部に発生する悪性腫瘍。40〜60代に多く発生する。
良性の子宮筋腫との判別が難しい。
白血病血液のがん。
慢性白血病の場合は初期に自覚症状が少ない。
潰瘍性大腸炎大腸の内側の粘膜に炎症が起き、びらんや潰瘍ができる。
腹痛や下痢などを起こす。
肝硬変肝臓に慢性的な炎症が起きた結果、肝臓が硬くなってしまう。
ウイルス性のものや、アルコールの過剰摂取が原因のものなどがある。
月経前症候群(PMS)月経前に起きるイライラや落ち込み、体調不良など。
ホルモンバランスの変動が主な要因とされている。
子宮外妊娠受精卵が子宮内膜以外に着床し、発育が進んでしまっている状態。
早期に発見しないと母体の臓器を傷つけてしまい、生命の危険を伴う。


この他にも下腹部が張る病気は色々あります。


よって下腹部が張るからといって、必ずしも卵巣がんとは限りません。


そのため自覚症状がある状態であれば、ひとつの病気にこだわるのではなく、色々な可能性を考えて検査を受けることをおすすめします。

まとめ


卵巣がんや、卵巣がんでも入れる保険について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

最後に本記事の内容をまとめたいと思います。

  • 卵巣がんは、子宮の両側にある卵巣で発生するがん。
  • 卵巣がんは早期発見が難しい
  • 卵巣がんを発見するには直腸診・エコー検査・MRI検査などを行う。
  • 卵巣がんは手術や化学療法で治療する。
  • 卵巣がんは再発や転移をしやすい。
  • 引受基準緩和型保険無選択型保険なら卵巣がんでも入れる可能性がある。
  • 卵巣がん以外にも下腹部が張る病気がある

卵巣がんは早期発見の難しい病気ですので、必ず定期的な検診を心がけましょう。

ほけんROOMでは、この他にも様々な女性の疾病に関する記事を数多く掲載しているので是非ご覧ください。

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