「Xperia ケアプラン」は本当に必要か?バッテリー交換補償はある?

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こちらの記事では、Sonyの「Xperia ケアプラン」が本当に必要か、概要、デメリット、おすすめな人とおすすめできない人から解説しています。「Xperia ケアプラン」が自身にとって必要かどうか迷っている方はこちらの記事を参考にしてください。

▼この記事を読んで欲しい人
  • XperiaをSonyストアで購入予定の人
  • 「Xperia ケアプラン」について詳しく知りたい人
  • 「Xperia ケアプラン」が本当に必要か知りたい人
  • 他のスマホ保険と比較検討している人

▼この記事をまとめると
  • 「Xperia ケアプラン」はSonyのSIMフリー端末のみに提供される保証サービス
  • 機種によって「交換サービス」の料金が異なることはデメリット
  • バッテリー交換、水濡れは補償対象外
  • 月額300円から入ることができるスマホ保険もある
  • モバイル保険が補償の幅が広くおすすめ
「モバイル保険」がおすすめな理由を知りたい方は、「モバイル保険がなぜおすすめなのか?」からご覧ください。
スマホ保険について詳しく知りたい方はこちらから!

「Xperia ケアプラン」とは



Sonyストアで購入したXperiaのSIMフリーにのみ提供されているサービスで、「修理」と「交換」2つのサービスを利用できます。


Sonyオリジナルの保証サービスで、対象となるのはケアプランを契約したときに購入したXperiaのスマホ1台のみです。


複数台のXperiaのSIMフリーをSonyストアで購入しても、それぞれに対して契約することになります。


Sonyストア以外で購入されたものは対象外となるので、「Xperia ケアプラン」を検討している人は、Sonyストアで購入するようにしましょう。


また、規約には個人の利用者を対象としているので法人契約の携帯電話には適用されません。


法人契約でなくても、仕事上で使われると思われる機種も対象外となります。

Sonyが公式に提供しているメーカー保証

万が一の時のために加入する保証サービスですが、メーカー保証とキャリア保障、民間のスマホ保険があり、「Xperia ケアプラン」はメーカー保証に当たります。

Sonyという端末メーカーが公式に保証しているので、携帯キャリア会社や大型量販店のようなスマホ保険とは異なり独自の保証内容となっています。

メーカー保証の「Xperia ケアプラン」は、民間のスマホ保険とは異なりSonyストアで購入したときに入れるものです。

そのため、購入時には契約せず後から申し込むことはできません。携帯電話を注文すると同時にサービスの利用を開始することが必要です。

民間のスマホ保険であれば、購入して時間が経過していても加入できるものもあるので、購入時に「Xperia ケアプラン」に加入しなければ今後の加入ができないといったところが、大きな違いといえます。

必要かどうか迷った場合は、とりあえず加入しておくのもアリかもしれません。

補償内容、保険料、加入条件

「Xperia ケアプラン」はどのようなトラブルに対して補償されるのか、また保険料や加入条件について詳しくみていきましょう。


「Xperia ケアプラン」は修理と交換のサービスがあるので、まずは修理についての補償内容を紹介します。


【補償内容】

「Xperia ケアプラン」の概要に、「自然故障 破損・全損 水没など、思わぬトラブルが発生したとき、「交換」と「修理」の2つのサービスであんしんをお届けします。」と記載されています。

引用元:SONY Xperiaケアプランについて


※修理や交換サービスの対象外となる事象

携帯電話の使用に問題のない傷や汚れ、また商品を使用していくうちに発生する消耗やさびやカビ、ムレなど。


携帯電話本体と付属品が対象となっていますが、電池のさびなども補償の対象には入りません。


修理の上限金額は5,500円で何度でも利用できます。ただし、製品付属の補償サービスがあり場合は製品付属の保証書が優先となり、「Xperia ケアプラン」は、補償帆のサービス外となったものに適用されます。


また乱暴に扱ったことによる故障や 分解や改造したものも含まれません。またウイルスによる故障は対象外となるので気をつけましょう。


ウイルスバスターのアプリやサービスを利用して未然に防ぐことが大事です。


補償対象外となっている大きなサービスとしては「バッテリー交換」「水濡れによる故障」が挙げられます。


【保険料】

保険料は年払いでは5,500円(税込)で5月払いの場合は550円(税込)です。


【加入条件】

「Xperia ケアプラン」のみでの利用はできないので、Xperia購入時に加入するかを決める必要があります。 加入する際には、My Sony ID、交換の支払いに必要な有効なクレジットカードを登録することが条件です。

対象機種

Sonyストアで購入したスマホならどれでも対象となるのか気になるかもしれません。

「Xperia ケアプラン」の対象となる機種は、SIMフリーのものです。


現在販売されているXperiaの機種を紹介します。

機種価格
Xperia 1 IV(XQ-CT44)174,900 円 (税込)
Xperia 5 III(XQ-BQ42)99,000 円 (税込)
Xperia PRO-I(XQ-BE42)159,500 円 (税込)
Xperia 5 II(XQ-AS42)69,300 円 (税込)
Xperia 1 III(XQ-BC42)119,900 円 (税込)
Xperia 5 IV(XQ-CQ44)
2023年2月1日発売予定
119,900 円 (税込)

Sonyストアで販売されている次の機種「Xperia PRO(XQ-AQ52)229,900 円 (税込)」は、プロのクリエイター向けに開発されたもので、業務用としての区分のため「Xperia ケアプラン」の対象外です。

「Xperia ケアプラン」のデメリット



ここまで「Xperia ケアプラン」のサービス内容について紹介してきました。保険の内容は分かったものの、実際に必要かといった契約する段階で迷う人もいるでしょう。


月額の保険料が安く補償内容も手厚いので、保険料を抑えて最低限必要な補償内容の保険を考えている人にはおすすめのものといえます。


しかし、「Xperia ケアプラン」は人によってはデメリットとなる点もあります。そのひとつとして、修理時には代替品の携帯が届かないということです。


交換サービスには新しい携帯電話が届くのに対して、修理の場合は修理したい携帯電話を送っても、その間に使用できる携帯が手元に届きません。


修理期間中は手元に携帯電話がない状態となるので注意しましょう。修理中に携帯電話がないと困るという人は、交換サービスを利用する方法もあります。

①交換サービスの料金が機種により異なる

自然故障や水没といったトラブルに見舞われたとき、「Xperia ケアプラン」で携帯電話を交換する場合、料金は機種によって料金が異なるので注意が必要です。

機種交換価格
Xperia 1 / Xperia 57,700円(税込)
 Xperia PRO-I 22,000円(税込)
Xperia 1 IV / Xperia 5 IV18,000円(税込)
 Xperia 1 III16,500円(税込)
Xperia 1 II / Xperia 5 II / Xperia 5 III11,000円(税込) 


なお、交換費用はクレジットカードでの支払いとなります。支払い時に発生する手数料はメーカー負担となるので、上記の金額のみで交換できるということです。


1年間に2回まで交換サービスを利用できる仕組みなので、1年間に3回の交換を行いたいときは、3回目の交換は次の年になるまで保険料で交換できないのですべて自己負担となります。


携帯電話の使用回数や使用場所によっては、交換する回数も多くなることもあるでしょう。交換回数が多くなるようでしたら、「Xperia ケアプラン」とスマホ保険について考えてみるといいかもしれません。

②「Apple Care+」にはあるバッテリー交換補償がない

メーカーが公式に保証をしているサービスとしてほかに「Apple Care+」がありますが、こちらはバッテリー交換補償がついいることが魅力です。一方で、「Xperia ケアプラン」には、バッテリーが故障した際に交換できる補償サービスがありません。



バッテリーの調子が悪くなかなか充電できず携帯が使えないこともあります。交換補償サービスがないので、バッテリー交換時に費用がかかってしまうことが弱点です。


バッテリー交換補償サービスを重視している人には、他の保険商品を検討するのもいいかもしれません。


バッテリーだけを交換できなくても有料機種を交換できるので、バッテリー交換費用とこれからの使用する時間を考慮すると自然故障のような状態では機種交換をしたほうがいい場合もあります。


「Apple Care+」について詳しい内容を知りたい方は、「Apple Care+について」からご覧ください。

③修理の場合、水濡れが補償対象外

「Xperia ケアプラン」の補償内容には、交換サービスと修理サービスの、補償対象となる事例が記載されています。


修理の場合は、「水濡れ」「水没」といったトラブルは対象外としています。


携帯電話を洗濯機で洗ってしまった、またお風呂やトイレ、外では水たまりや池、海で落とすという人も多くいると聞きます。 


 日常生活で水に関する携帯電話のトラブルは思った以上に多く、水濡れトラブルを経験したことがある人にとっては水濡れの修理サービスが欲しいといったところでしょうか。


水濡れで修理を出したいときに、保証の対象とならないときは交換サービスの利用を検討するのもいいかもしれません。


交換サービスは1年に2回まで可能なので、水濡れで携帯電話の調子が悪いときは、新しくしてみるのもいいでしょう。 

「Xperia ケアプラン」は本当に必要か?

「Xperia ケアプラン」の補償内容やサービスのメリット・デメリットを見てきました。ここで本当に「Xperia ケアプラン」が必要かどうか迷われている人もいるかもしれません。


 月々の金額は550円とお得なのですが、自分が求めている保証サービスが含まれていない、あるいは不要なサービスが含まれている場合には「Xperia ケアプラン」よりもほかのスマホ保険の方が向いているかもしれません。


 それでは、「Xperia ケアプラン」がおすすめの人と、あまりおすすめできない人にはどのような特徴があるかを紹介します。 

「Xperia ケアプラン」の加入がおすすめな人



「Xperia ケアプラン」への加入を検討している人で、加入前に他のスマホ保険と照らし合わせている人は、何を基準にして加入の決意を決めればいいのか知りたい人もいるでしょう。


「Xperia ケアプラン」への加入をおすすめする人をまとめてみたので紹介します。


また複数の携帯を所持している人は本当に必要かどうかも気になるかもしれません。複数の携帯を所持しているとスマホ保険に加入している人も多いでしょう。


新たにSony ストアでXperiaを購入する人も参考にしてください。


「Xperia ケアプラン」に加入する際に迷われている人のために、途中解約で違約金がかかるのかなども紹介します。

①機種変更の頻度が低い人

スマホ本体の購入価格が昔と比べて高額なものが多くなり、気軽に機種変更をしない人が増えてきています。


そのため、短いスパンで機種変更を行わない人は1年に2回まで割安で利用できる「Xperia ケアプラン」がおすすめです。


参考までにドコモのスマートフォンの修理代は次の通りとなっています。


■Xperia 10 III SO-52B(5G)の場合

  1. ディスプレイ修理・・25,960円
  2. 内蔵電池交換・・・・11,110円
  3. 基板修理・・・・・・29,150円
  4. 機種交換・・・・・・12,100円

■4GのXperia XZ3 SO-01Lの場合

  1. ディスプレイ修理・・41,140円 
  2. 内蔵電池交換・・・・11,000円
  3.  基板修理・・・・・・34,320円
  4. 機種交換・・・・・・8,250円

※ドコモケータイ補償加入の場合は、上限3,300円です。


修理代を考慮すると「Xperia ケアプラン」に入っているほうが安心できるといえます。


ドコモのsmartあんしん補償のサービスは月額330円~990円(税込)で機種によって金額が変わります。ハイスペックモデルほど高額となるので、ハイスペックモデルでも月額550円の「Xperia ケアプラン」は安心です。

②補償内容に満足している人

Xperiaの補償内容に自分の求めるものがあれば、他のものにする必要もありません。


月額550円とスマホの保険としては最安値ではありません。


ですが、修理を何度も行えること、1年に2回まで有料ですが交換できること、ハイスペックモデルでも月額保険料が変わらないことに満足であるなら、Xperiaのサービスに加入することをおすすめします。


「Xperia ケアプラン」に入れるのは、携帯を購入したときのみなので補償内容に満足していれば契約したほうがいいでしょう。


契約をしてから1か月単位、1年単位で更新されるので解約もスムーズにできます。もし途中で解約したくなったときは更新せずに解約すればいいのです。違約金もかかりません。


ただ、同じ機種で再加入はできないので、解約するときは少し慎重に考えるといいでしょう。

「Xperia ケアプラン」の加入がおすすめできない人


「Xperia ケアプラン」は保険料に対して、カバーしてもらえる補償内容が充実しているが、バッテリー交換や水濡れした時の修理ができないなどといった点がが気になる人もいるでしょう。


キャリアの補償サービスやスマホ保険といったサービスも多く存在する中、「Xperia ケアプラン」でなくてもいいのではと思う人もいるかもしれません。


ここでは「Xperia ケアプラン」以外のものがおすすめと思われるケースを紹介します。

①他の保証と検討中の人

万が一の時に備えて提供される保険には、メーカー保証のほかにもキャリアの補償サービスと民間のスマホ保険があります。


それぞれ特徴があるので、ゆっくり考えてから選びたい人も多いでしょう。


「Xperia ケアプラン」はSonyストアで購入したときにしか加入できません。他のスマホ保険が気になる人は無理に購入時に「Xperia ケアプラン」に加入しなくてもいいかもしれません。

②他にも端末を持っている人

Xperiaのほかにも端末を所持している人は、既にスマホ保険やキャリア保証サービスを利用しているので新たに「Xperia ケアプラン」に加入しなくてもいい場合もあるでしょう。


しかし、複数台の携帯電話を所持していて一本化したい場合にはデュアルSIM対応であるXperiaは電話番号をふたつ持っている場合にもおすすめできます。


1台の携帯電話に2枚のSIMカードを入れることができるので、2つの電話番号を利用できるので、発信時にはどちらを使うか切り替えができたり、同時に2つの番号を着信することも可能です。


2台の携帯電話を一本化して「Xperia ケアプラン」を利用したい人は検討の余地があるかもしれません。


ただ、契解除の手続きは大変なことも多く、複数の端末を所持している人は「Xperia ケアプラン」でなくてもいいのかもしれません。

おすすめできない人にはスマホ保険がおすすめ!



スマホ本体は高額であるため、できるだけ少ない保険料で手厚い補償サービスを受けられることを望む場合は、スマホ保険もおすすめです。機種にもよりますが、月々の保険料は機種によって変わり月額300円ほどで提供しているサービスもあります。


スマホ保険が向いている人とはズバリ次のような人です。

  • 複数の携帯を所持している人
  • 携帯端末をすでに購入している人


複数の携帯電話を所持している人は、XperiaがデュアルSIM対応とはいっても、別に持っていたい人もいるでしょう。すでに別の携帯電話の方でスマホ保険に加入している場合、複数の携帯も保証サービスの対象となっている商品もあります。そのような保険に加入していれば、新たに「Xperia ケアプラン」にわざわざ加入する必要もありません。


そして、既に端末を購入している場合は、SonyストアでXperiaを購入したとしても加入できないので、保証サービスを受けたいときはスマホ保険に加入することとなります。


スマホ保険については、以下の記事で詳しく解説しているのでそちらをご確認ください。

スマホ保険について詳しく知りたい方はこちらから!

モバイル保険が一番おすすめ!

こちらでおすすめするスマホ保険は「モバイル保険」です。こちらはさくら少額短期保険が提供しています。信用できる保険会社であるため安心して加入することができます。


「モバイル保険」は多くの特徴やメリットがあります。ここでは厳選して3つ紹介します。

  • 月額700円で最大10万円まで補償可能
  • 1契約で同時に3台まで補償することができる
  • 10万円の範囲内であれば自己負担金は0円

こちらをご覧になって「Xperia ケアプラン」よりも魅力的な補償内容であると感じた方はいるかと思います。

まだ分からないことがあるからもっと詳しく知りたい方のために、「モバイル保険」のデメリットも含めて詳しく解説している記事があるのでそちらをご覧ください。

まとめ

SonyストアでXperiaを購入するときに「Xperia ケアプラン」に加入することができます。ハイスペックモデルでも月額550円の保険料なので、少ない掛け金で手厚い補償を受けられるといった印象です。


ただし、バッテリー交換ができないことや水濡れによる故障の修理ができない点があるのが難点です。しかし、補償内容に満足している人や、機種変更を短期間で行わない人にとってはありがたいサービスといえましょう。


一方で、すでに端末を購入している人や複数の携帯電話を所持している人で複数のスマホを補償対象としている保険に加入している人にとってはあまり必要でないかもしれません。


スマホ保険と「Xperia ケアプラン」、キャリアの補償サービスで迷っている人は、ご自分の携帯電話の使用する状況に合わせて選ぶことをおすすめします。

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