更新日:2023/09/26
ソフトバンクのあんしん保証パックプラスは必要か?スマホ保険と比較
ソフトバンクが契約者に対して、加入を勧めているのが「あんしん保証パック」です。しかしこの保証が必要かという意見が多くあります。こちらの記事では「あんしん保証パック」の概要やどういった方が加入するべきなのかに加え、他の保険と比較することについても記載しています。
- ソフトバンクの「あんしん保証パックプラス」を検討している方
- 高価なスマホを買った方、とりわけiPhoneユーザーの方
- 他のスマホ保険と比較して加入を検討している方
- 「あんしん保証パックプラス」とはソフトバンクが提供するキャリア保証
- スマホ、ケータイだけでなくスマートウォッチにも対応している
- iPhoneユーザーの方は修理代金がPayPayポイントで返ってくる
- iPhoneユーザー以外は他のスマホ保険の方が補償内容が充実している
- 複数端末を同時に補償できるスマホ保険もある
目次を使って気になるところから読みましょう!
- ソフトバンクの「あんしん保証パックプラス」について
- あんしん保証パックには6つの種類がある
- あんしん保証パック with AppleCare Servicesの料金や保証内容
- あんしん保証パックプラスの料金や保証内容
- あんしん保証パックライトの料金や保証内容
- あんしん保証パックネクストの料金や保証内容
- あんしん保証パックミニの料金や保証内容
- あんしん保証パック with AppleCare ServicesとApplecare+の違いって何?
- ①「あんしん保証パックプラス」は修理の際、PayPayポイントが付与される
- ②Apple Care+に直接加入した方が安い
- 「あんしん保証パックプラス」は必要か?
- iPhoneの場合は加入してもいいかも
- iPhone以外のスマートフォンを利用している方は必要が無い
- 加入を迷っているのなら他のスマホ保険がおすすめ
- 中でも「モバイル保険」がおすすめ!
- まとめ
目次
ソフトバンクの「あんしん保証パックプラス」について
ソフトバンクの「あんしん保証パックプラス」は、通常の「あんしん保証パック」のサービスがさらに「プラス」されたスマホ保険です。
スマホはもちろんその他身の回りのデジタル機器のトラブルが起きた時に、電話サポート、遠隔サポート、出張サポートで対応する「ケータイなんでもサポート」が無料で利用できます。
iPhoneユーザーの方も、iPhone以外のスマホや携帯を持っている方も対応する保険ですが、保証内容は機種によって違います。
この記事ではソフトバンクの「あんしん保証パックプラス」が本当に必要かどうか、iPhone14を持っている方を想定して、料金や補償内容などについても詳しく解説します。
スマホをよく故障してしまうので不安という方にも安心できる他のスマホ保険についても紹介しますので、どうぞ最後までお読みください。
あんしん保証パックには6つの種類がある
「あんしん保証パック」は次のように、いくつか種類があります。それぞれの種類と対応機種は以下の通りです。
種類 | 対応機種 | 保険料 | その他 |
---|---|---|---|
あんしん保証パックwith ApppleCare Services | iPhone、iPad、Apple Watch | 715円/月~ | Apple製品専用 |
あんしん保証パック(i)プラス | iPhone、iPad | 715円/月~ | 受付終了 |
あんしん保証パックプラス(あんしん保証パック) | Android携帯、スマホ等 | 550円/月~ | |
あんしん保証パックプラス b | Android携帯、スマホ等 | 550円/月~ | |
あんしん保証パックライト | みまもりケータイ、フォトビジョン等 | 330円/月 | |
あんしん保証パックネクスト | シャープ製スマートフォン 2022年11月29日(火)以降に購入 Google Pixel(スマートフォン) 2022年5月24日(火)以降に購入 | 990円/月 | |
あんしん保証パックミニ | Google Pixel Watch | 550円 | Google Pixel Watch専用 |
参照:Softbank「機種ごとに利用できるサービス」
このようにいくつか種類があるとはいえ、基本的にはiPhoneなどのApple製品は「あんしん保証パック with ApppleCare Services」、Androidスマホは「あんしん保証パックプラス」になるでしょう。
なおソフトバンクの「あんしん保証パック」と、ワイモバイルでスマホを購入した時に加入できるワイモバイルの「故障安心パックプラス」は全く違いますので間違えないようにしましょう。
次から各保険の料金と補償内容を紹介します。「あんしん保証パック(i)プラス」については受付がすでに終了しているので具体的な紹介は割愛します。
また「あんしん保証パックプラス」と「あんしん保証パックプラスb」は名称の違いのみで補償内容は同じになるのでまとめて紹介します。
あんしん保証パック with AppleCare Servicesの料金や保証内容
「あんしん保証パック with AppleCare Services」の料金や保証内容を、iPhone14を例として紹介します。
まず月額料金は機種によって715〜1,600円(税込)と違いがありますが、iPhone14の場合は1,280円 (税込)、iPhone 14 Plusは1,450円(税込)、 iPhone 14 Pro Max, iPhone 14 Proは1,600円(税込)です。
補償内容 | 自己負担額(税込価格) |
---|---|
故障 (配送交換) | 12,900円 |
紛失・盗難 (配送交換) | 12,900円 |
自然故障 | 無料 |
物損 (修理) | 画面故障(画面割れ):3,700円 その他故障の場合:12,900円 |
メモリーデータ復旧サポート | 5,500円 |
修理受付終了機種割引 | 会員価格 |
テクニカルサポート (アップル製品の電話・チャットの優先サポート) | 無料 |
ケータイなんでもサポート (周辺機器全てのサポート) | 無料 |
補償期間は解約するまで続きます。なお後ほど詳しく解説しますが、Apple製品は自己負担額が実質無料になります。
あんしん保証パックプラスの料金や保証内容
続いて、「あんしん保証パックプラス(あんしん保証パック)」と「あんしん保証パックプラスb」の紹介をします。
先ほども記載したようにこの二つの保証は名称の違いだけで補償内容は同じになります。そのためここでは「あんしん保証パックプラス」として紹介したいと思います。
月額料金は「あんしん保証パック」の場合、550円、「あんしん保証パックプラス」の場合は、715円になります。
この二つの違いは対応している端末に違いがあります。「あんしん保証パック」はタブレットや、ガラケー、モバイルデータ通信が対象です。「あんしん保証パックプラス」は、スマートフォン(iPhoneを除く)、あんしんファミリーケータイが対象になっています。
Xperia 1 6 Ⅳを例として補償内容と自己負担金を紹介します。
補償内容 | 自己負担額(税込価格) |
---|---|
故障 | 0円 |
破損 | 1,650円 |
水濡れ・全損 | 5,500円 |
内蔵型バッテリー修理交換 | 1,650円~4,950円 |
盗難・紛失 | 店舗により異なる |
オンライン修理受付割引 | 5,500円から20%オフ |
メモリーデータ復旧サポート | 0円 |
修理受付終了機種割引 | 店舗により異なる |
ケータイなんでもサポート | 0円 |
配送による機種交換 | 8,250円 |
故障の際の自己負担金が0円となっていますが、機種によって自己負担金が異なることに注意してください。
あんしん保証パックライトの料金や保証内容
次に、「あんしん保証パックライト」の紹介をします。
「あんしん保証パックライト」の月額料金は330円です。こちらの保証は子供が使用する「みまもりケータイ」などが対象となっています。
補償内容 | 自己負担額(税込価格) |
---|---|
故障保証サービス | 0円 |
破損保証サービス | 2,200円~3,300円 |
水濡れ・全損保証サービス | 5,500円~8,800円 |
盗難・紛失保証サービス | 機種・店舗により異なる |
電池パック無料サービス | 0円 |
内蔵型バッテリー交換修理割引サービス | 3,300円 |
破損保証サービスについては、機種によって自己負担額が異なります。また、水濡れ・全損保証サービスについては外装交換があるかないかと機種によって自己負担額に違いがあります。
あんしん保証パックネクストの料金や保証内容
次は、「あんしん保証パックネクスト」の紹介を行います。
「あんしん保証パックネクスト」の月額料金は990円です。こちらの保証は対象が限定的で、2021年以降に発売されたGoogle Pixcelのスマートフォンかシャープ製のスマートフォンが対象となっています。
補償内容 | 自己負担金額(税込価格) |
---|---|
故障 | 0円 |
破損 | 0円 |
水濡れ | 0円 |
全損 | 0円 |
バッテリー交換 | 0円 |
配送交換 | 8,250円 |
メモリーデータ復旧サポート | 0円 |
ケータイなんでもサポート | 0円 |
補償内容の故障、破損、水濡れ、全損、バッテリー交換については1年間に2回まで無料で行うことができます。
また修理した機器に故障や破損などが生じた場合に、配送交換もしくは割引価格で機種変更が可能な「修理受付終了特典」というサービスもあります。
あんしん保証パックミニの料金や保証内容
最後は、「あんしん保証パックミニ」の紹介をします。
「あんしん保証パックミニ」の月額料金は550円です。対象機器はスマホでなく、Google Pixcel Watchのみが対象の保証になっています。
補償内容 | 自己負担金額(税込価格) |
---|---|
交換修理割引 | 0円 |
故障、破損、水濡れによる有償の交換修理を1年間に2回まで無料で新品同様の製品と交換が可能な保証になっています。
申し込みはソフトバンクで製品を購入する際に同時に加入する時だけに限られているので注意してください。
あんしん保証パック with AppleCare ServicesとApplecare+の違いって何?
「あんしん保証パック with AppleCare Services」は、「AppleCare+」と基本的なサービスは同じですが、「AppleCare+ 」同等の保証に加え、ソフトバンクオリジナルの以下のサポートが利用できます。
- 修理代金が100%PayPayポイントで返ってくる
- 自宅まで新品同様の交換機を配達してくれる
- ケータイなんでもサポート無料(月550円相当)
- メモリーデータ復旧サポート無料(5,500円相当)
「あんしん保証パック with AppleCare Services」と「Applecare+」の違いの中で、特に注目したい次の2点の違いについて詳しく解説します。
- 「あんしん保証パックプラス」は修理の際、PayPayポイントが付与される
- 「Apple Care+」に直接加入した方が保険料は安い
①「あんしん保証パックプラス」は修理の際、PayPayポイントが付与される
「あんしん保証パックプラス」にあって「AppleCare+」にはない最大の特徴は、修理の際、PayPayポイントが付与されることです。
修理代金がそのままPayPayポイントとなりますので、実質修理代金が無料になり、ここまで補償してくれるスマホ保険は他はなかなか見当たりません。
しかもiPad と併用している Apple Pencil 1本、Apple製 iPad キーボード 1台も、「あんしん保証パック with Apple Care Services」の保証対象になります。
ただし、一部PayPayポイントは次のように付与対象外がありますので注意が必要です。
故障の種類 | 自己負担額 | PayPay付与ポイント |
---|---|---|
画面故障 (画面割れ) | 3,700円 (iPad:4,400円) | iPhone:3,700円相当 (iPad:4,400円相当) |
背面ガラス故障 | 3,700円 | 3,700円相当 |
背面ガラス故障+画面故障 (iPhone12以降のみ) | 7,400円 | 7,400円相当 |
その他故障 | 12,900円 ( iPad:4,400円) (Apple Pencil:3,700円) (Apple製 iPad キーボード:3,700円) | 12,900円相当 ( iPad:4,400円相当) (Apple Pencil:3,700円相当) (Apple製 iPad キーボード:対象外) |
また物損による修理代金の割引は、iPhone の場合1年ごとに最大2回まで、iPad の場合2年ごとに最大2回までとなっています。
②Apple Care+に直接加入した方が安い
あんしん保証パック with AppleCare Services | AppleCare+ (月払い) | AppleCare+ (2年間) |
---|---|---|
1,280円 | 1,180円 | 23,400円 (月当たり975円) |
1,450円 | 1,350円 | 26,800円 (月当たり1,117円) |
1,600円 | 1,480円 | 29,800円 (月当たり1,242円) |
「あんしん保証パックプラス」は必要か?
「あんしん保証パックプラス」は必要かどうかは、お使いの機種によるということが結論です。
なぜなら月額料金の割には補償内容が充実していますので、修理代が高額になる高い機種の場合かなり格安で修理してもらうことになるからです。
一方機種が安いとその分月額料金も安くなるとはいえ、2〜3年たつと月額料金が本体代を超えてしまうことがあるからです。
いずれにしても、iPhoneかiPhone以外の携帯かでサービス内容はかなり違いますので、この観点から考察していきましょう。
iPhoneの場合は加入してもいいかも
iPhoneの場合は、「あんしん保証パックプラス」に加入するのはアリです。
なんといっても、「あんしん保証パック with AppleCare Services」は、修理の際にpaypayポイントの付与があり実質無料だからです。
多くのスマホ保険はiPhoneは補償対象外としている項目がたくさんありますが、「あんしん保証パック with AppleCare Services」は修理してくれるだけでなく実質無料です。
月額料金は少し高いとはいえ、解約も気軽にできますし、自己負担額を心配することなく修理に出せるというのはかなりお得であるといえるでしょう。
iPhone以外のスマートフォンを利用している方は必要が無い
一方iPhone以外のスマートフォンを利用している方は「あんしん保証パックプラス」はいらないといえるでしょう。
なぜなら修理の際にpaypayポイントの付与があるのはApple製品のみなので、その他の補償内容は他のスマホ保険で十分足りる上、回数制限があるからです。
また月額料金は715円なので、2年間17,160円、3年間で25,740円の費用がかかることを考えると、よほど運が悪く何度も故障しない限り、この値段以下のスマホの場合は買い替えた方がお得になってしまいます。
iPhone以外のスマホ保険は補償内容が非常に充実しているものから、回数制限がないもの、月額料金がかなり安いものがありますので、まずはそれらを検討してみることをおすすめします。
加入を迷っているのなら他のスマホ保険がおすすめ
iPhoneユーザーの方も、Androidユーザーの方も、「あんしん保障パックプラス」への加入を迷っているのなら他のスマホ保険を検討しましょう。
他のスマホ保険には次のような特徴があるものがあるからです。
- 月額100円から加入できる保険もある
- 1契約で複数端末登録が可能な保険がある
- 補償期間に制限が無い
- 自己負担金0円で保証をしてくれる保険がある
中でも「モバイル保険」がおすすめ!
ここではおすすめの「モバイル保険」について少し解説していきます。「モバイル保険」はさくら少額短期保険が提供しているスマホ保険になります。
「あんしん保証パックプラス」にはないメリットがこちらの「モバイル保険」にはあります。「モバイル保険」のメリットは以下になります。
- 月額700円で3台まで同時に補償される
- 補償金は最大10万円まで
- スマホ以外の端末も補償可能
まとめ
今回はソフトバンクの「あんしん保証パックプラス」について解説しましたがいかがだったでしょうか。
iPhoneは少し値段は高いとはいえ、無料のバッテリー交換などがあるAppleCare+の保証内容にプラスして、修理代金が実質無料になりますので価値があります。
一方でiPhoneユーザー以外の方は、月額料金と保証内容を考えると他のスマホ保険のほうがお得なので、いらないといえるでしょう。
保険があれば安心ですが大事なのはいざという時に本当に役に立つ保険かどうかという点です。
現在スマホ保険にはいろいろ種類がありますので、iPhoneユーザーの方も、それ以外の方もまずはどんな保険があるのか調べてみることをおすすめします。