更新日:2023/07/13
ドコモの「ケータイ補償サービス」に加入する必要がない理由を解説!
ドコモが提供している「ケータイ補償サービス」は必要ありません。全損が補償対象外であること、1端末のみが補償対象、そして2年目以降は自己負担金がかかることにより必要ありません。しかし保険に入っておきたいという方には、他のスマホ保険を検討することをおすすめします。
- ドコモの「ケータイ補償サービス」を検討している方
- 高価なスマホを買った方、とりわけiPhoneユーザーの方
- 「ケータイ補償サービス」の補償は何回まで使えるかなど詳しい内容について知りたい方
- スマホ保険と比較をしている人
- 「ケータイ補償サービス」はドコモが提供している保証サービスで2種類ある
- 全ての機種に対応していないため「ケータイ補償サービス」はおすすめできない
- 他のスマホ保険と比較して加入することがおすすめ
- 複数端末契約できるスマホ保険もある
目次を使って気になるところから読みましょう!
ドコモの「ケータイ補償サービス」とは?
ドコモの「ケータイ補償サービス」とはNTTドコモが提供している、トラブルが起きた時に安心できる補償サービスがついているスマホ保険です。
iPhoneユーザーもAndroidユーザも加入することはできるのはもちろんですが、格安SIMのahamoも対応して、引き継ぎも可能ですが対応機種が限られているので注意が必要です。
また「ケータイ補償サービス」を使わなかった場合に解約したら、再契約不可であることも特徴です。
この記事では、ドコモの「ケータイ補償サービス」が必要ないといえる理由を詳しく解説します。
iPhone13を持っている方を想定して、料金や補償内容などについても詳しく解説しますので、この記事を読めばあなたにとって必要な保険は何かを見極めることができるようになります。
スマホをよく故障してしまうので不安という方にも安心できる他のスマホ保険についても紹介しますので、どうぞ最後までお読みください。
「ケータイ補償サービス」は2種類ある
まずドコモの「ケータイ補償サービス」には、次の2種類あるという点を覚えておきましょう。
- ケータイ補償サービス
- ケータイ補償サービスfor iPhone & iPad
確認:月額料金や補償内容、補償期間はどのくらい?
ドコモの「ケータイ補償サービス」はの月額料金は初回31日間無料で、363円(税込)~1,100円(税込) と、機種によって値段が違いますが、iPhone13の場合月額825円(税込)です。なお「ケータイ補償サービス(750円コース)」はありません。
補償内容には次のようなものがあり、バッテリーの補償はありません。
- トラブルに遭ったときに交換電話機を提供 (新品と交換ではない)
- 補償内容は水濡れ・全損・紛失・盗難・破損(画面割れ)・故障・購入から1年を超えた自然故障
- 故障時の修理代金を一部サポート(iPhone13は実費12,100円)
- データ復旧時の代金を割引 (実費1,100円)
- 紛失時のケータイお探しサービスが無料 (「iPhone/iPadを探す」がオンになっている場合に限る)
スマホの購入時期によって加入できない可能性がある
「ケータイ補償サービス」は、次のようにスマホの購入時期によってはあとから加入できない可能性があリますので注意が必要です。
- 対象機種の購入日を含め14日以上が経過してしまった
- 対象機種購入と同時に申し込んでいない
- 申し込み機種がすでにトラブルに遭っている
このように「ケータイ補償サービス」に加入するためには、ドコモやドコモ販売店で購入してから14日以内に同時に申し込む必要があります。
中古で購入したり、誰かからもらっても加入できないのはもちろんですが、ドコモで購入しても14日以上経過してしまうとあとから加入することはできませんので、加入するかどうかは購入前に決めておきましょう。
なおドコモからiPhoneやiPadを購入した場合は、ドコモ回線契約をしていなくても加入申込みができますし、すでにドコモを利用していて機種変更で新しい機種に買い替える場合も加入できます。
またドコモで加入している「ケータイ補償サービス」は、ahamoに乗り換えた後も引き継ぎができます。
ドコモ「ケータイ補償サービス」が必要ない理由
このように数々の補償がついて安心のドコモ「ケータイ補償サービス」ですが、よくよく調べるとあえて加入する必要はないといえます。それには次の4つの理由があります。
- 全損の場合補償対象外になる
- 1契約で1台までしか登録ができない
- 2年目以降は自己負担金がかかる
- 「ケータイ補償サービスfor iPhone & iPad」は最新機種のiPhone 14はサービスの対象外となっている
必要ない理由①全損の場合補償対象外になる
iPhone13は実費12,100円で修理してくれるのが魅力の「ケータイ補償サービス」ですが、実は全損の場合は補償対象外です。
公式サイトでは、補償内容が「水濡れ・全損・紛失・盗難・破損(画面割れ)・故障・購入から1年を超えた自然故障」とありましたが、次のような注記がありました。
水濡れ・全損(内部基板の変形・破損)・改造(ソフトウェアの改造も含む)および、ドコモ指定の故障取扱窓口以外で修理した電話機は対象外となります。
全損(内部基板の変形・破損)・改造(ソフトウェアの改造も含む)および、ドコモ指定の故障取扱窓口以外で修理した電話機は対象外となります。」
必要ない理由②1契約で1台までしか登録ができない
「ケータイ補償サービス」は1契約で1台までしか登録ができませんので、スマホを複数所有している方や家族のスマホをまとめて登録したい方にはおすすめできません。
スマホの保険を2台以上登録しておけば万が一の時安心ですし、一台一台登録するのと比べて保険費用が安く抑えられます。
また1台しか登録できないので、使わなかった場合でも一度解約すると同じ端末で再加入することはできず、再加入するためには新たな端末を購入する必要があります。
後ほど紹介しますが複数登録できるスマホ保険はたくさんありますので、複数所有している方は他の保険を検討してみることをおすすめします。
必要ない理由③2年目以降は自己負担金がかかる
「ケータイ補償サービス」が必要でないといえるもうひとつの理由は、2年目以降は自己負担金がかかるからです。
iPhoneの場合の故障時の代金サポート上限は5,500円までとなっていますが、実際修理するときはそれ以上かかる場合がほとんどですので、結局のところ保険に加入していてもお金を払わなければならなくなります。
1年目は自己負担がかかりませんが、これはメーカー保証を使っているだけですので、実はこの「ケータイ補償サービス」に入っているかどうかは関係ありません。
せっかく保険に入っているのに、自己負担金が高いので修理するのをやめてしまうということさえあるかもしれないことを考えるとこの保険が必要かどうかは疑問です。
必要ない理由④ケータイ補償サービスfor iPhone & iPadは最新機種のiPhone 14はサービスの対象外
「ケータイ補償サービスfor iPhone & iPad」は、2019年5月31日までの申込みが対象となっていますので、最新機種のiPhone14はサービス対象外となっていますので必要ありません。
ドコモで保険に加入したいなら代わりに「smartあんしん補償」に加入することができます。
「smartあんしん補償」の補償内容は「ケータイ補償サービス」と同様の内容ですが、次のように利用中の機種以外でも補償の対象となるのが魅力の保険です。
- 利用中のスマートフォンだけでなくタブレットなどの機器のトラブルも補償
- 自宅で利用しているデジタル機器の破損・故障も補償
- QRコード決済などのスマホの不正利用のトラブルも補償
- 腕時計やカメラなどの外出先での持ち物の破損も補償
逆にiPhone13以前を所有している方も「ケータイ補償サービス」ではなく、こちらの「smartあんしん補償」に加入したいと思うかもしれません。
しかし「smartあんしん補償」は2022年9月15日以降に発売した対象機種を購入しているのが、加入条件となっています。
ドコモの「smartあんしん補償」について詳しく知りたい方は別の記事で解説をしているので、是非ご覧ください。
保険が無いと不安な方は他のスマホ保険がおすすめ!
このようにデメリットが多く必要ないと感じるドコモの「ケータイ補償サービス」ですが、それでも保険が無いと不安という方は他のスマホ保険をおすすめします。
なぜなら今まで解説した「ケータイ補償サービス」のデメリットが、他のスマホ保険で解消できる可能性があるからです。
スマホ保険には次のような補償があるものがあります。
- 全ての機種に対応していて誰でも加入が出来ること
- 契約端末数が複数可能
- 家族のスマホをまとめて登録できる
- 紛失や盗難など、ユーザーの過失によるケースも対象となる
- スマホの買い替えや、中古商品、格安SIMでも加入できる
- 自分に必要な補償のみを選べる
- 自己負担金0円で保証をしてくれる保険がある
おすすめは「モバイル保険」
ここではおすすめの「モバイル保険」を一例として紹介します。「モバイル保険」はさくら少額短期保険が提供しているスマホやWi-Fi端末向けの保険になっています。
モバイル保険の特徴は以下になります。
- 月額700円の保険料で最大10万円までの補償
- 1契約で3端末を同時に補償できる
- 外装破損から盗難まで補償の幅が広い
まとめ
今回はドコモの「ケータイ補償サービス」が必要ないと言える理由について解説しましたが、いかがだったでしょうか。
iPhoneも対象とはいえ、しっかり補償してくれるのはメーカー保証の効力がある購入後1年のみで、修理には制限や自己負担金がかかること、また複数の契約ができないなどさまざまなデメリットがあることがわかりました。
現在スマホ保険にはいろいろ種類がありますので、調べればよりあなたにあった保険が見つかる可能性があります。
毎月お金を払っているのに、いざという時には全然補償が効かなかったということにならないように、その保険が本当に必要といえるかどうかしっかりと確認するようにしておきましょう。