車検は何ヶ月前から受けられる？損しないベストな車検の予約時期は？

一般的な車では、2年に1度車検を受けるなど、定期的に受けることが義務付けられている車検。車が安全に走行できるかを検査する大事なものです。しかし、受けるタイミングがいまいちよく分からない、という方も多いのではないでしょうか。

では、車検は何ヶ月前から受けられるのでしょうか？また、何ヶ月前がベストなタイミングとなるのでしょうか？

ここでは、

• 車検は何ヶ月前から受けられるのか
• 2ヵ月前でも受けられるのか
• 早めに車検を受けるメリット・デメリット
• 車検を受けるベストなタイミングは何ヶ月前か
• 車検時期による次の車検時期への影響

についてご紹介します。

この記事をお読みいただければ何ヶ月前から車検が受けられるのか、ベストなタイミングはいつなのかがお分かりになるかと思います。また、一緒に自動車保険の見直しについてもご紹介しています。ぜひ最後までお読みください。

車検を受けること自体に制限はありません。ただし、何ヶ月前に受けたかによっては継続車検とならず、残っていた車検有効期間が無駄になってしまう場合もあります。 

では、損をしないためには何ヶ月前がいいのでしょうか。 

車検を受けるのは、 車検の満了日から1ヶ月前以降がおすすめです。それ以上前になってしまうと、有効期限が余る状態となり、損をしてしまいます。 

もっと前に受けられないの？と思う方もいるかもしれません。そのような場合、指定整備工場を利用することで少し期間を伸ばすことができます。指定整備工場は同じ工場で整備も検査も行うことのできる場所です。

指定整備工場では車検場に書類を提出するのに15日間の猶予があるのです。書類提出期限ギリギリの15日後に書類を提出してもらえば、最長で45日前以降に車検を受けることができる、ということになるのです。

車検は受けること自体は、2ヶ月前でも、何ヶ月前でも、大げさに言うと1年前でも大丈夫です。

しかし、1ヶ月より前に受けるときは気をつけましょう。あまり早く受けると継続車検とみなされず、前の車検の満了日までが無駄になってしまいます。

満了日が5月15日だった場合、1ヶ月前の4月15日に車検を受けた場合、継続車検とみなされ、車検の有効期限は2年後の5月15日、ということになります。

一方、2ヵ月前の3月15日に受けた場合、継続車検とはなりません。そのため、2年後の3月14日が車検満了日となるのです。

2ヶ月前など、1ヶ月よりも前の場合、満了日まで車検の有効期間を延ばすことができないため、損をしていることになってしまいます。

車検を受けるのは予約することもできます。では、何ヶ月前から予約を取ればいいのでしょうか？

一般的には1週間前から1ヶ月前に予約を受け付けている業者が多くなります。車検を予約することにメリットはあるのでしょうか？

車検を早めに予約するメリットとしては、

• 忙しい時期でもスムーズに車検が受けられる
• 業者によって早期割引を受けることができる

などになります。

車検を受けるのにも混雑している時期とそうでもない時期があります。特に2～3月は車検を受ける人がかなり多い月になります。この時期に車検の満了日がある場合、予約をしておくことでスムーズに車検を受けることができます。

また、予約することで、業者によっては早期割引をしてくれる場合もあります。予約を取ってしっかりと車検を受けるようにしましょう。

車検を早く受けるデメリットには、

• 前回の車検代が前倒した分無駄になる
• 重量税の還付は無い

などが挙げられます。

先ほども少しご紹介しましたが、早すぎる車検は継続車検ではなくなってしまうため、前倒した期間分の前回の車検代が無駄になってしまう事になります。

どうしても1ヶ月以上前に車検を受けたいという場合は、前回の車検費用が少し無駄になってしまう事を覚悟してください。

また、重量税も損をしてしまう形になってしまいます。早めに車検を受けた際に2年分の重量税を収めます。しかし、前回収めた重量税が数か月分残っていると言っても、還付されるわけではないことを覚えておきましょう。

このように、車検は何ヶ月前でも受けられますが、早すぎると車検費用や重量税が無駄になるデメリットがあるのです。

何ヶ月前でも受けられる車検ですが、ベストなタイミングがあります。車検を通すベストなタイミングを知るには、満了日を知る必要があります。満了日は何に記載されているのでしょうか？フロントガラスに貼ってあるシールは関係あるのでしょうか？

満了日は車検証に記載されています。車検証の「有効期間の満了する日」が満了日になります。

この日付の1ヶ月前以降からが車検を受けるベストなタイミングとなります。

フロントガラスに貼ってあるシールに書いてある、と思う方もいるかと思います。確かにこのシールには車検の有効期限が書いてあります。しかし多くの場合、書かれているのは年月までになります。

中にはシールの裏面に書かれている場合もありますが、日にちが無い場合も多くあります。

日付が分からないとうっかり満了日を過ぎてしまう場合も出てきます。車検切れとならないよう、車検証を見て確認するようにしましょう。

1日でも満了日を過ぎた場合、車検切れになります。車は公道を走れなくなるため、余裕をもって車検を受けるようにしましょう。

車検を受けたタイミングによっては、次回の車検の時期に影響がでます。継続車検になるかどうかがポイントです。

継続車検となるのは満了日から1ヶ月前以降に受けた場合に限ります。1ヶ月前以降を1日でもさらに早く受けてしまうと、その分次回の車検の時期が早まるのです。

例えば車検の満了日が5月15日だと、4月15日以降の車検であれば継続車検となります。この場合の満了日は2年後の5月15日です。車検を受けるのにおすすめの時期は2年後の4月15日から5月15日ということになります。

しかしそれよりも前、4月14日など1日でも早い場合は継続車検とはなりません。満了日が2年後の4月13日となり、次の車検を受けるおすすめの時期は2年後の3月13日から4月の13日までとなるのです。たった1日でもタイミングが違うと、次の車検の時期に差が出るのです。

有効期限を余らせないためにも、ギリギリに車検を受けた方がいいのかもと考える方もいるかもしれません。しかし、満了日1ヶ月前以降ならば、有効期限に差はありません。

また、車検をギリギリに受けたからと言って、特別なメリットはありません。期限が迫ってから受けようとした場合、車検業者が忙しく受け付けてもらえず、車検切れを起こしてしまう可能性もありデメリットの方が強いように感じます。

車検をギリギリに受けても継続車検となる期間ならば有効期限が変わらず、さらにメリットもないため、車検を受けるときは早めに受けるようにしましょう。

車検で車のチェックを行うタイミングで、自動車保険の見直しを行ってみるのはいかがでしょうか？自動車保険の見直しを行うことで、保険料を安く抑えることができるかもしれません。

運転者年齢制限や運転者限定を見直すことで、保険料が安くなる場合があります。

車両保険を付けている場合、車両保険金額がどれくらいになっているのかチェックしてみましょう。車両保険金額は年々下がっていくのが一般的です。古い車の場合、車両保険を付けていてもあまりメリットが無いくらいまで下がっている可能性もあります。

また、代理店型で自動車保険の契約をしている場合、ダイレクト型の自動車保険にするだけで、かなり保険料が安くなります。インターネットで無料で一括見積を行うことができるので、気になる方はぜひ一度利用してみて下さい。

いかがでしたか？ここでは車検を受けるのは何ヶ月前からがいいのか、についてご紹介しました。

ここでご紹介したことは、

• 車検は満了日前の何ヶ月前でも受けられる
• 受けるのは何ヶ月前でもいいが、1ヶ月前以降がおすすめ
• 車検の予約も可能
• 何ヶ月前でも受けれるが、余った有効期限分損をする
• 車検の満了日は車検証で確認する
• 車検を何ヶ月前に受けるかによって次の車検の時期が決まる
• 1ヶ月前以降ならばいつ受けても有効期限に違いはない
• 車検と一緒に保険の見直しも

になります。

車検自体は何ヶ月前でも受けることはできます。しかし、早すぎると残った有効期限がそのまま消えるため損をしてしまう事になります。

受けた時期が何ヶ月前かによっては、次の車検の時期に影響が出ます。有効期限を余らせたくない場合は1ヶ月前を目安に受けるようにしましょう。

車検を受けるのに何ヶ月前などの制限は無いのですが、満了日を1日でも過ぎてしまうと公道を走れなくなってしまうため、余裕をもって受けることをおすすめします。

ほけんROOMでは他にも自動車に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。