更新日:2019/11/11

自動車保険は納車前でも加入できる？車検証がないと契約できないの？

自動車を買った場合自動車保険に加入しなければなりません。納車前に自動車保険に加入できるのか、自動車保険を契約するタイミングはいつがいいのかなどさまざまなことが気になりますよね。そこでこの記事では納車前に自動車保険に加入できるのかを中心に解説していきます。

この記事の監修者

森下浩志

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険（ペット保険を含む）の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

目次を使って気になるところから読みましょう！

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納車前に自動車保険に加入することはできるの？

自動車を買った場合は、自動車保険に加入しなければいけませんが、納車前に保険に加入できるのか知りたいですよね。

自動車保険に加入するとしたらどのタイミングで加入するべきなのか悩むことと思います。

実は、自動車保険を契約するタイミングによっては、メリットがある場合があるのです。

この記事では

納車前に自動車保険に加入できるのか
自動車保険を契約するタイミング
保険を適応させる時期
自動車保険に加入する２通りの方法

について、詳しく紹介します。

この記事を読んでいただけたら、自動車保険は納車前に加入することができるのかが分かるので、車を購入して自動車保険に入るタイミングを悩んでいる方には、参考になるかと思います。ぜひ最後までご覧ください。

納車前でも自動車保険に加入できる！

納車前に自動車保険に加入することは可能です。

納車後に加入した場合、納車されてから自動車保険の加入手続きが終わるまでの間は、自賠責保険のみの加入状態になります。

この状態で万が一、事故を起こしてしまった場合、自賠責保険には上限があり、補償が対物賠償については対象外となってしまうのです。

そのため、取り返しのつかない状態になり、高額な賠償責任を負うことになってしまうのです。

そうならないためにも、納車前に加入しておくことで、納車日から安心して運転できるように手続きを済ませておきましょう。

車を購入したら納車前から事前準備とリサーチを行い、納車日までに自分たちに合う自動車保険を選ぶことが大切です。

車検証がなくても申し込むことができる

自動車保険に加入する場合には、さまざまな書類が必要になります。

その中でも、一番大切なものが車検証です。

しかし、車検証がなくても、自動車保険に申し込むことは可能なのです。

車検証は通常、新車登録手続きが完了した後、陸運支局で発行され、納車日車と一緒に渡されるものです。

ですので、納車前に車検証は手元にはありません。

自動車保険に加入するには車検証が必須だが、納車前の加入では車検証がないとなると、加入することができないのでは。と考えているのではないでしょうか。

しかし、以下の情報があれば、自動車保険の手続きは可能です。

お車の登録番号（ナンバープレート）
車名
初度登録年月（初度検査年月）
型式
車台番号
車両所有者
車両使用者

基本的に、これらの情報があれば自動車保険に加入することができますが、保険会社によっては、必要なものが異なる場合がありますので、加入する代理店などに直接聞くことをおすすめします。

車検証のコピーをもらえることもある

車検証がなくても、上記の情報があれば、問題なく自動車保険に加入することができます。

納車前に、あらかじめ車を購入した販売店に自動車保険に加入する旨を伝えておきましょう。

その場合、車検証のコピーを貰える場合があります。

車検証がなくても、必要事項があれば加入することはできるのですが、聞き間違いや書き間違いがあった場合、何度も手続きをしなくてはいけなくなるので、スムーズな手続きの為にも車検証のコピーがあったほうがおすすめです。

また、車を購入した販売店に、納車前に自動車保険に加入することを伝えておけば、車検証が発行出来次第、連絡をくれる場合もありますので、相談してみるのも良いかと思います。

自動車保険を契約するタイミングはいつがいい？

自動車保険を契約するタイミングは納車前がベストです。

納車後に自動車保険に契約した場合、納車日から契約完了日の間は自動車保険に未加入の状態になってしまいます。

新しい車で運転に不慣れな時期だからこそ、事故を起こしてしまう可能性があります。

万が一、大きな事故に繋がってしまった場合、高額な賠償責任を負うことになったら、この先の人生を棒に振ってしまうかもしれません。

そうならない為にも、納車前に自動車保険に加入することをおすすめします。

納車前に契約して納車日から保険が適用できるようにしよう！

納車前に自動車保険の契約をし、納車日から補償が適用されるようにします。

そうすれば、納車の当日から安心して運転することができます。

納車前から自動車保険に加入していると、保険料がかかってしまうのでは。と心配になる方もいらっしゃると思います。

しかし、納車前に契約だけ済ませておいて、補償を開始させる日を納車日に設定しておけば、その期間は保険が適応されていないので、無駄に保険料を支払っているということはありません。

ですので、保険始期日（補償を開始される日）を、納車日に設定して契約するのが良いでしょう。

納車日当日に契約すれば問題ないと思うかもしれませんが、自動車保険は当日に契約しても即日適用されません。

また、加入し忘れたと当日に焦って契約すると、自分が必要な保険に加入し忘れるといったことにもなりかねません。

そうならない為にも、余裕を持って自動車保険を検討し、自分に合う保険への加入をおすすめします。

納車前に契約することで割引される場合もある

自動車保険は、「早期割引」といって、保険開始日の1か月以上前に契約すると、自動車保険料が割引になる制度があります。

早期割引が適応される保険会社の一例

	保険始期日	割引額
おとなの自動車保険	50日前	600円
チューリッヒ	45日前	500円
イーデザイン損保	45日前	500円
セゾン自動車火災保険	50日前	600円

これらが適応されるには、インターネットで予約する等の条件が必要なものもありますが、その条件を満たすことができれば、割引が適応されます。

同じ保険に加入するなら、少しでも保険料がお得になる方が嬉しいですよね。

自分の身を守るためにも、自分に合った保険を検討し、早めに自動車保険を契約することをおすすめします。

自動車保険に加入する２つの入り方！

自動車保険に加入するには2種類の入り方があります。

代理店型
通販型

以上の2つの方法があります。

代理店型とは、担当者と相談をしながら保険を検討し、契約することができる対面式です。

通販型とは、インターネットや電話を利用して、契約することができるダイレクト型です。

また、それぞれ加入後のメリットとデメリットが存在します。

保険料がお得になったり、万が一の事故に遭った時の示談交渉などにも違いがあります。

1. 代理店で申し込む

以下は、実際に代理店で自動車保険に加入するまでの流れです。

見積もり
見積もり提案
申し込み
契約完了
補償開始

代理店で申し込む際のメリットとしては、保険に詳しくない場合に自分で判断するのが難しい方は、代理店で相談しながら決められるのでおすすめです。

保険に詳しくない方は、どの条件のどの特約に加入すれば良いのかが分かりにくいので、代理店で直接サポートをしてもらいながら、保険の契約をすると万が一の時にも備えられるからです。

また、代理店型保険であれば、担当者がその人に合う保険プランを提案してくれるので、無駄な保険料を払う必要もありません。

万が一事故に遭った場合にも、必要な書類などを用意してくれたりと手間も省けます。

2. インターネットで申し込む

以下は、実際にインターネットで自動車保険に加入するまでの流れです。

見積もり
申し込み
契約完了
補償開始

インターネットで申し込む際のメリットとしては、コストが抑えられるということ。

代理店で申し込むと中間手数料が保険料に反映されてしまいうので、割高になってしまうのですが、ダイレクト型の場合は、直接自分で電話やインターネットを使って申し込むので必要ありません。

また、インターネット割引や、走行距離によって割引がうけられる商品もあるので、コストを抑えたいという方にはおすすめです。

また、不明なところがあった場合にも、電話やメールなどで問い合わせができるので、分からないまま申し込むといったこともなく安心できます。

まとめ：自動車保険は納車前に契約しよう！

自動車保険は納車前でも加入できるのか、車検証がなくても契約できるのか。について詳しく解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事のポイントは

納車前でも自動車保険に加入できる
車検証がなくても契約できる
自動車保険に加入するタイミングは納車前
自動車保険に加入するには代理店型とダイレクト型の2種類

自動車保険に加入するのは、早い方が割引もされるので保険料がお得になります。

また、自動車保険は会社によって内容が違ってくるので、前もって検討している方が、自分に合った保険を検討する時間もあるので無駄な保険料を払ってしまうというミスも少なくなります。

自動車保険の加入方法に代理店型とダイレクト型とありますが、どちらから加入しても事故時の示談交渉力に影響することはないのでご安心ください。

それは、すべての保険会社から過去の事故事例などをもとに過失割合を決定しているからです。

そのため、「インターネットで申し込んだから」や「規模の小さい会社で申し込んだから」といって示談に弱いということもありません。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧になってください。