アウトランダーの月・年間維持費はいくら?維持費を下げるコツも解説

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アウトランダーは三菱が2005年から販売しているミドルサイズのSUVで、一番人気のアウトランダーは、欧州ではさらに日本国内よりも人気の車種です。アウトランダーの月・年間の維持費や年間の維持費を6つに分けた内訳、維持費を下げるコツについてを詳しく解説します。

アウトランダーの維持費はいくら?

三菱自動車が販売しているアウトランダーの維持費がどのくらいかかるか知りたい方は多いのではないでしょうか。 


アウトランダーの現行モデルである「アウトランダーPHEV」は、エンジンと電気モーターの2つを利用したハイブリッド燃料が売りの車種です。


一体どれくらいガソリン代がかかるのか気になるところですよね。


まずアウトランダーPHEVの平均的な年間維持費を見てみましょう。


・アウトランダーPHEV 2000cc(GG2W)モーター 4WD

維持費内訳月間年間
ガソリン代5,904円70,850円
自動車税 3,291円39,500円
車検1,741円20,900円
任意保険料 6,198円74,380円
合計 17,134円205,630円

※ガソリン代は140円/Lで計算

※実燃費は19.76km/Lで計算

※年間走行距離10000kmで計算


これ以外にも自宅に駐車スペースがないと駐車場代もかかります。

駐車場代の全国平均は約8,000円と言われていますから年間だと10万円ほどです。

また、オイル等消耗品の交換費用も追加で負担となるでしょう。


以上から、年間維持費は30万円程度と見込まれます。 


低燃費によりガソリン代は安くできても、それ以外で、「思っていたより維持費が高いな」、「維持費を減らす方法はないものか」と思われた方もいるかもしれません。 

 

しかし、維持費について詳しく知ることで削減できる費用もあります。 


そこでこの記事では、

  • アウトランダーの維持費の内訳
  • アウトランダーの維持費を抑える方法

について解説していきます。 

アウトランダーにかかる4つの維持費の内訳を徹底計算!

アウトランダーには年間で4つの維持費がかかります。 


具体的には以下の4つです。

  • ガソリン代
  • 自動車税
  • 車検
  • 任意保険

上記の中には、金額が固定の維持費もありますが、減らせる維持費もあります。 


先ほど試算した平均年間維持費が高いなと感じている人はぜひこの機会に維持費について学んでおきましょう。 


この章では維持費の内訳について詳しく解説していきます。

①アウトランダーのガソリン代

ガソリン代は、年間の走行距離や車の燃費性能等によって増減する費用です。 


アウトランダーの燃費から想定される年間のガソリン代をシミュレーションしてみましょう。 


・アウトランダーPHEV 2000cc(GG2W)モーター 4WD

走行距離/型式・実燃費GG3W(19.76km/L)
3000㎞~5000㎞以下21,255円~35,425円
5000km~10000km以下35,425円~70,850円
10000~15000km以下70,850円~106,275円


参考までにアウトランダーの旧式モデルのガソリン代も見てみましょう。


・アウトランダー 24G 2400cc(GF8W)CVT 4WD

走行距離/型式・実燃費GF8W(11.20km/L)
3000㎞~5000㎞以下37,500円~62,500円
5000km~10000km以下62,500円~125,000円
10000~15000km以下125,000円~187,500円

※ガソリン代は140円/Lで計算


年間走行距離によってガソリン代が大きく増減しています。

両者を比較すると、アウトランダーPHEVのハイブリッド燃料による燃費の良さがわかりますね。 


また、普段あまり長い距離を走らない場合は、低燃費によって比較的高い車体価格の元を取るまでには年数を要するかもしれません。


年間どれくらい走るかわからない人は、平均年間走行距離と言われる約10,000kmを参考にしてみてください。

 

ガソリン代を節約するには?

ガソリン代を節約するには、なるべくガソリンを使わず、電気だけで走るEVモードで走り、充電代も抑えることが必要になります。


アウトランダーPHEVがEVモードのみで走行できる距離は最大で60kmほどです。 

毎日の通勤や買い物などで遠出しない場合は、なるべくEVモードで運転することにより節約できるでしょう。  


充電の仕方によって電気代の節約も可能であり、主に以下の方法があります。

  • 夜間時間帯の充電で電気代を抑える
  • 無料のEV充電ステーションで充電する 

安い夜間料金で充電できるかは、電力会社のプランや地域にもよりますので、電力会社に確認することが必要です。


充電ステーションについては、公共で提供しているところもあれば、メーカーで提供しているところもあります。

また、場所によって、有料もあれば無料もあり、価格も様々です。

できるだけ電気代を節約するならば、無料のEV充電ステーションを利用したほうがよいでしょう。


三菱自動車は充電サービス「電動車両サポート」を提供しています。

充電サービスの詳しい料金体系や設置場所等については下記リンクをご参照ください。


三菱自動車 電動車両サポート

②アウトランダーの自動車税

自動車税は、毎年4月1日時点において、自動車の所有者が支払わなければならない税金です。 

自動車税の金額は排気量を基準として決まりますので、金額は固定です。


アウトランダーPHEV(GG2W)の排気量は2000ccですので、自動車税は39,500円になります。


自動車税は、年度末である翌年3月31日まで税金を、5月末日までにまとめて支払うことになっています。 

自動車税を払わないと車検を通せないので忘れないようにしましょう。

③アウトランダーの車検

車検は保有している自動車が保安基準を満たしているか確認するための検査です。 

新車で購入した場合は3年、それ以外は2年ごとに受けます。 


まず、車検は以下の3つの法定費用がかかります。 

  • 重量税
  • 自賠責保険料
  • 印紙代

エコカー減税の適用も考慮して計算に入れつつ、具体的な法定費用を以下の表で確認しましょう。 


法定費用エコカー減税ありエコカー減税なし
重量税20,000円32,800円
自賠責保険料27,840円27,840円
印紙代1,800円1,800円
合計49,640円62,440円

重量税がエコカー減税の適用で若干安くなる以外は変動のない維持費です。


重量税はエコカー減税適用可

重量税車両の重さを基準として課される税金です。

重量税は車両重量を基準に課税され、通常は0.5トンごとに4,100円ずつ増加します。


アウトランダーPHEVはエコカー減税対象車です。

エコカー減税の適用によって重量税は10,000円となり、車検時に2年分の20,000円を支払います。



自賠責保険料の契約期間は長く設定しよう

自賠責保険は、すべての車の所有者に加入が義務付けられている強制保険であり、加入しなければ車検は通りません

一般的には車検に合わせて契約期間を設定します。 


自賠責保険は契約期間が長いほど保険料が安くすむのです。  


具体的に、自家用乗用自動車の一般的な自賠責保険料を契約期間ごとに見てみましょう。

自賠責保険契約期間 保険料 
12ヶ月15,520円
13ヶ月16,380円
24ヶ月25,830円
25ヶ月26,680円
36ヶ月35,950円
37ヶ月36,780円


契約期間が長いほど保険料が割安となっていくことがわかりますね。 


以上から、自賠責保険は契約期間が長いほど保険料が安くなるので、車検更新に合わせて契約期間を設定することにより、負担を最大限減らすことができます。


法定費用以外に点検整備費用がかかる

法定費用以外の費用としては、点検整備費用があります。 


法定費用の額はどの業者へ依頼しても変わりませんが、点検整備費用は業者によって差があるのです。


車検の方法は以下の通り複数あります。

  • ユーザー車検
  • 代行車検
  • 車検専門店 
  • カー用品店
  • 民間車検場
  • ディーラー車検


このうちユーザー車検は法定費用を負担するだけなので一番安いです。  

ユーザー車検以外は、実際の業者の見積もりにもよりますが、ディーラー車検費用が高い傾向にあります。


不要な修理や部品交換の見積もりによって、高額な費用を請求してくる悪質な業者は避けなければなりません。 


悪質な業者の対策としては、複数の業者へ見積もりを依頼して、しっかり整備をしてくれて、安い車検費用を請求してくれる業者を選びましょう。


なお、車検時に消耗品の交換をパスしたり、自分で消耗品を調達したりして、点検整備費用を抑えることもできます。

④アウトランダーの任意保険

任意保険は、自賠責保険で保証されない部分をカバーする保険です。 


自動車保険への加入は強制ではありませんが、万が一の事故のために加入することが一般的でしょう。 


任意保険料は、契約者の年齢や等級走行距離などにより保険料が変わってきます。 


「年齢と等級」、「走行距離」別に平均的な保険料を表で確認しましょう。


年齢・等級別保険料


等級(年代)月間保険料年間保険料
7等級(20代)13,470円154,080円
13等級(30代)6,500円74,380円
18等級(40代)4,980円57,030円

20代の保険料が他の年代と比較してみると突出して高くなっていますね。


20代の事故率が高いので、保険会社としても保険料を高くしなければならないのです。


次に、年間走行距離と保険料との関係について見てみましょう。  


年間走行距離別保険料


年間走行距離年間保険料
3000km以下61,000円
5000km以下64,400円
9000km以下72,900円
11000km以下76,100円
16000km以下89,100円
無制限92,700円


年間走行距離が長くなるにつれて保険料も高くなっていますね。  


年間走行距離が「3000km以下」と「無制限」を比較すると、3万以上も保険料が高くなっています。 


「任意保険が家計に大きな負担となっている」、「任意保険を安くできないかな」と悩んでいる人も多いでしょう。


この任意保険料の見直しこそが車の維持費削減のポイントになります。


任意保険料を安くするコツは?


任意保険料の負担をなるべく抑えたい場合は、ネット型自動車保険の検討をおすすめします。 


「どうせどこの保険会社で契約しても任意保険料は同じ」と諦めていませんか?
 

任意保険料は年齢や等級などの条件が同じであっても、契約する保険会社によって異なります。 


任意保険の見直しによって、平均で3万5千円、最大で5万円安く下げることができたという事例も報告されています。 

ネット型自動車保険は、保険会社と契約者が直接契約するので、代理店の手数料等がかからない分安くなるからです。 


しかし、保険会社は全部で30社以上あり、その中から最も自分に適した自動車保険を選ぶのは時間的にも難しいですし、何よりも面倒ですよね。 


ですが、自動車保険の一括見積サービスを利用すれば、スマホやPCで簡単に5分で自動保険見積もりができ、その中から自分に最も適した自動車保険を選ぶことができるんです! 


ちなみに利用料は無料、見積もりだけでもOK!多くの方々が利用し自分の愛車に適した自動車保険を最大で5万円もお得に利用しています。    


任意保険料が高いなと感じる方はぜひ見積もりをしてみてください。

まとめ:アウトランダーの維持費とお得に乗るためのコツ

アウトランダーの維持費と維持費削減方法について解説してきましたが、いかがでしたか。 


今回の記事のポイントは、

  • アウトランダーの維持費として主にガソリン代、税金、保険がかかる
  • アウトランダーのガソリン代はEVモードで走行して節約
  • アウトランダーの充電代は夜間充電や無料EVステーションを利用して節約
  • 自賠責の費用は車検更新時期に合わせ長く設定することで節約ができる
  • 車検は複数の業者へ見積もりして点検設備費用を抑える
  • 複数の保険会社に見積もり依頼して任意保険の見直しができる

現在アウトランダーを所有している方も、購入を検討している人も維持費について知ることでその負担を抑えることができます。 


特に任意保険の見直しは手軽に、かつ簡単に行える維持費の削減方法です。

複数の保険会社への見積もりはネットでできますので、維持費を削減したい方はぜひ試してみてください。


ほけんROOMでは、ほかにも保険に関する役立つ記事を多数掲載していますので、ぜひご覧ください。

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